南天の星雲 タランチュラ星雲
4月にメルボルンで学会があり、学会終了後にメルボルンからブリズベン空港に飛んで、レンタカーをかりて、3時間運転し、バランディーン(Ballendean)というところにあるTwinstar Guesthouse & Observatoryと言う日本人の方が経営されているゲストハウスに3泊して天体写真を撮ってきました。
月齢が大きく、8~9時ごろには明るい月が登ってくるのを、雲の多い日もありましたが、概ね満足な成果が得られましたので、久しぶりに投稿します。
ターゲットは、タランチュラ星雲、コールサック(この2天体は月が登る前にLRGBHaで撮影して合成)、エータカリーナ、走るニワトリ星雲、ほ座の超新星残骸の3天体は月が登ってから、ナローバンド(Ha, S2, O3)で撮影したものをSHO合成しています。
まずはタランチュラ星雲 Tarantula Nebula NGC2070
2025年4月18日18時36分〜19時38分(オーストラリア東部時間(UTC+10))
L 露出60sec x 16フレーム、RGB 露出60sec x 各8フレーム、Ha 露出120sec x 8フレーム(HaはLとR chにブレンドしています)
撮影機材はレンズ:Carl Zeiss (カールツァイス) APO Sonnar T135mm F2 ZE(絞り 2.8で撮影)、カメラ(冷却CMOS)ZWO ASI294MM Pro(Gain 0 offset 30)、赤道儀 Rainbow Astro RST-135、APTで制御、 フィルターはLがSTC社製 Astro-Multispectra、他はBaader planetarium社製、画像処理はPixInsightとFlataide Proです。
画像はサイズ(解像度)画質を少し落としてあります。