2025/10/28のC/2025 A6 レモン彗星
日没後、晴れていた西空に雲がかかり始め、ダメもとで山元町まで観測に出かけました。
現地に到着すると雲が地平線5度の高さまで低くなり、これはいい天気になったと思いました。
急いで機材をセットし、撮影を始めると、10分後には雲が高く動き出し、そのまま全天を覆うように広がり始めました。雨まで振り出し、大急ぎで機材をしまい、車内でダーク画像の撮影だけ続けて終了しました。
運よく、撮影したコマを使って画像処理をすると、肉眼で見た通り、ダストの尾がこれまでより太くはっきりわかり、イオンの尾も7度まで伸びていました。明るさはぎりぎり3等台かと思われます。肉眼では月もあり見えませんでした。画像のリング状の被りは、明るく輝いていた月の明かりがフードなどに反射して写ったもののようです。我慢してご覧ください。データは画像に張り付けました。