またまたすみません。
いちいち言い訳めくのは嫌なのですが、書き込み通知のメール、今度は日常使用のメーラーのspamファイルに行っていました。通常、どなたであっても1週間以上放置するということはないので、返信がなかったら何かの自己と考えてご容赦ください。
さて、生徒指導の場において、若い教員が何かにつけて手探りで、仕事になっていないというお話、とても理解できるところです。私も、生徒指導だったら何とかやり過ごしますが、現代に生きていて、まだ若くて独身だったら、恋愛問題で大いに躓くだろうな、と思ったりします。
心惹かれる女性がいても、うっかりデートに誘って、
「オマエが誘うのはセクハラなんだよ」
とか、
「顔がセクハラなんだから声をかけるな!」
とか言われたら二度と回復できそうにありませんから、絶対に声をかけたりできないのです。
最近のニュースで、職場結婚の復権、全体の25%とか言っていましたが、テロップのすぐ隣に「婚活アプリ25%」と同率であって、「ああ、職場で4年5年とたっぷり時間をかけてプロポーズするか、婚活アプリで全手札を晒し、前もって『変なことさえしなければ、基本的に顔だけでセクハラとか言いません!』と保障を手に入れないと、結婚への第一歩が踏み出せない時代が来たのだな」と思ったりしました。
学校は間違えるところ、子どもはもっと間違いを犯していいなどという人がいますが、その間違いを正したり、誤りっぱなしにならないように支える仕組みが生きていないと、安易に間違えさせることもできません。
もはや誰とも分かりませんが、世の中を動かしていこうとする人たちは、社会をどこに導いて行こうとしているのか、ほんとうに不安です。
学校を昭和に戻すなんてことはできないに決まっている――という面はあるにしても、教職員を増やすか仕事を減らすしかない二者択一で、もはや人間を増やす方向はなくなっています。つい先ごろまでは《これだけの赤字財政で、予算を増やすことは絶対にできないから》というのが理由でしたが、そこに加えて《教員になってくれる人がいない》と言う事情が被さってきましたから絶望的です。
あとは仕事を減らす話しかないのに、いま挙げられているのは部活の外部への移行、運動会や文化祭など歴史も定評もある行事の縮小ばかりです。形骸化した全国学テや教員評価・学校評価、誰も見ないキャリア・パスポート、道徳や総合的な学習の評価欄、結局、中学校英語の学力と生徒の意欲を下げるしか効力のなかった小学校英語、ChatGPTに絶対勝てないレベルのプログラミング学習。そうしたものをなくそうとする動きがまったくないのには驚かされます。
生徒指導も令和は令和らしく、学校で扱うのは勤務時間内として――などといいますが、じゃあ児童相談所や警察は《学校が手を引く令和》にふさわしく、担当者を4倍~5倍に増やしているかと言うと、そんなことはありません。
学校が手を引けば空隙ができるだけです。
平成時代に増やしに増やした学校の仕事を昭和程度に減らし、部活や生徒指導の問題は「変動労働時間制」で凌ぐしかありません。今の制度では不可能みたいですが、部活顧問と生徒指導担当者は、長期休業はすべて代休にして一日も出勤しなくていいようにすればいいのです。もちろん長期休業中も部活や生徒指導はありますが、これはすべて休日出勤の対象として、普通の地方公務員並みの残業手当を出します。
そうでもしないと(部活が死に果てるならいいかもしれませんが)、今より酷い中途半端なまま学校に残されかねません。
と相変わらず私は怒っています。