また、お久しぶりです。
T先生、ご無沙汰しています。
昨年は、希望通りに異動でき、いきなり担任になりましたが、生徒にも恵まれて穏やかな日常を過ごしています。
と書こうとしていましたが、年始からバタバタしています。
虐待案件です。
どんなことが起こったか、虐待の様子を聞かされ、それがまさに数十年前に自分が母親から受けた仕打ちと酷似していて、固まってしまいます。
あの時は、周囲に話したところで誰も保護するなんて思いつきませんでしたが、時代は変わりました。
父がこの世を去って3年、もう実家に顔を出すことも、母の顔を見ることもないな、と思いながら対応しています。
発達障害を抱えながら、それに本人自身が気付けないばかりに虐待をしてしまう親世代(私たちの世代)がいる一方で、子どもの世代には、物心ついた時から診断が付いていて、自分を客観的に分析できる子ども世代(高校生)がいます。
我が子も高校生と中学生ですから、この子達が小さい頃から急速に「発達障害」という言葉が広まったことは、よく覚えています。
「早期発見」は、こうやって身を結ぶのだなと実感しています。
さて、少ししんどいですが、自分にも整理をつけて、今週も頑張ろうと思います。
ありがとうございます。
医学的にどう定義されているのかは分かりませんが、
・発達障害で他者を傷つける人は、目の前にいる人が心に痛みを感じているかどうかが分からない(センサーが機能していない)ので、あとで自分が傷つけたことを知ると、ひどく落ち込む。または、心の痛みという概念自体が分からない。
・人格障害の人(を疑った生徒)は、相手が痛いと感じていることは分かるが、傷つけることを悪いと思っていない。むしろそれを利用する
というふうに見えます。
盲目の人が、目が見えないことに気づかずに車を運転しているか、ただの当たり屋か。
外しているかもしれませんが。
今回の件は、第三者の手が入って、本当に良かったと思います。
私もそうしたかった。
元気でやっておられるようで何よりです。
「血は水より濃い」という言葉は、ほんらい家族のきずなの強さを表すものですが、しがらみの強さという意味でも使えないこともないでしょう。普通の人間関係なら簡単に断ち切れるものも、親子兄弟だと容易に切り離せない場合が少なくありません。実際の、空間的距離を取ること以外に解決の方法がない場合もあります。ネルさんの場合もそうなのでしょう。いずれにしろ平和は保たれなくてはなりません。
虐待の問題は私にとって最も理解しにくいものです。先日も「うさぎの島」として有名な大久野島で、ウサギ77匹が不審な死を遂げ、25歳の会社員が蹴り殺したものとされています。私の家にもウサギが居ましたからとても信じられない話ですが、それが人間の子ども、しかも実の子に対して行われるというのは1mmも理解できるものではありません。
「大人の発達障害」はその外見上の答えのひとつですが、最近、私の中で「大人の発達障害」と「人格障害」の違い、あるいは関係が、分からなくなってきています。
もちろん原因が分からなければ解決できないというものでもありませんし、原因追及に時間をかけるよりもいま目の前で起きていることに対処することの方がはるかに重要だとおも思うのですが、県警機関への通報以外に有効な手段も思いつきません。
なんとも苛立たしい話です。