スーパートゥイーター導入の可否について
先般スーパートゥイーターの話題が出てきて、心が動いてきました。
以前Brook10C3(2A3PP)というアンプを使っていましたが、なにぶん70歳のアンプで
一寸ハムが出るようになり、使用に不安が出てきたので、面白い音でしたがリタイア(修理も難儀そう)させました。
今はTecnics SU-C01+SE-C01(+SAEC1803)という石のアンプを使ってます(ほかの手持ちの旧い
アンプを試しましたがこれが一番ましだったので)。
ダンピングがよく効いて、またインピーダンスがあってないのか、フラットでは
低音足らず(ボンつき一切なし)高音過多で、トーンコントロールでいっぱい補正してます。
モノラルオートグラフでかけるのは20KHz以上は入ってないCDだけです。
いじってはいけないという心と、音が良くなるのならやってみたいという気持ちで
葛藤してます。(スーパートゥイーター何を買って良いのかわからないのとアンプ、スピーカー
とも細いケーブルしか使えない仕様なのも踏ん切りが言い訳ですが)
どなたかアドバイスいただければ幸いです。
KANさん
おかげさまでふっきれました。
TANNOYとJBLの音色の違いの判らない、且つものぐさな私としてはいじらない方がよさそうです。
すごい音にしたいと思うすけべ根性が首をもたげたようです。現状優しい音です。
ありがとうございました、よいお歳を。
1台だけさんへ
私が返信するのが適切か迷いましたが、これまでの経験してきたことから感じている、あくまでも私見を書かせて頂きます。スーパーツイーターの追加は、必ずしも良い結果を生むわけではないと思っています。私はTANNOY RHR/Nを使用していますが、アッテネーターnormal位置でも16~18kHzが試聴位置で-7db程度に収まっています。ここに20kHz以上、90dbのリボンツイーター(PT-R4)を付けているわけですが、音質を考えた時これの有る無しでどちらが良い音質かと迷うことが多々あります。単体では統一感があり、中~高域の音色には深みがあると感じます(表現が分かり難く申し訳ありません)。PT-R4を付けた時は明らかに音場が縦横に広がり、柔らかで高域の抜けが自然となります。でも音の深みでは少し落ちていると感じることもあります。この辺は個人の好みで選ぶしかないと思います。もう一つスーパーツイーター追加の問題点は、波長のとても短い超高域を扱いますので、位置の調整を間違うと簡単に逆相になってしまうことだと思います。現実に、PT-R4は20(18?)kHz~50kHz以上までをほぼ平坦に出していますが、その位置を少し動かすだけで結構効果が変わります。これは逆相の位置になった時には、RHR 本体の高域(16~20kHz)とPT-R4の出す高域が逆相で打ち消しあう可能性があるためと想像しています(JBLのある機種ではこれを利用してツイーターとスコーカーのクロストーク部をわざと低下させ歪み感を減らしてるようです)。今回のPT-R4導入では、本体から切り離す・付けるを30mmの間で5mm毎に位置を変えながら1週間程度試して現在に至っていますが、音場の広さでは明らかな改善ですが、正直今もある無しのどちらが良い音質・彫りの深さか迷うことがあります。それから選ぶスーパーツイーターの形式によっても音質は変わるようです。ドーム型のST-200をつかった時の音質とリボン型のPT-R4の音質では、極端に言えば前者はやや粗め、後者は滑らかと感じますが、音の深みなどを考えると選択に迷います。ついでですがTANNOY ファンの皆さんには申し訳ないのですが、ST-200 は内部の大切なユニットを耐久性の無い接着剤で付けており、私の場合これら全て剥がれ落ち何度も問題を起こして自己修理しました。影なびく星さんも以前のご投稿で同様に故障が多いとの御指摘をされていました。この点は中古購入を考えられるときには特に注意が必要と思っています。最後に、私はST-200 をArden MKIIに付けていましたが、この時のArdenの高域は試聴位置で概ね14~16kHz以上で急激に下がっており、ST-200 (発表はないのですが帯域のピークは16~8kKz?)を付けた時の効果は高域の抜け、音質ともにとても良い印象でした。この辺を考えると本体のスピーカーの周波数帯域がどのようなものかによってもスーパーツイーターの効果は変わるのだと思っています。
以上、取り留めのないお話になってしまいましたが、私がスーパーツイーターに関して感じているところです。ご参考になれば幸いです。
皆さん、良い年末・年始を過ごされますよう祈っております。