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スレッドNo.52

異郷の地で分布を広げるカンサイタンポポ その2

今回は国道439号、旧吾北村小川西津賀才の高岩トンネル北口に根を下ろしたカンサイタンポポを紹介します。
最初に確認したのは2014年4月24日です。株数について、はっきり数えた記憶がありませんが、写真では1株です。その時は、カンサイタンポポは単独生活は無理なので、すぐに消えるだろうと考えました。しかも生えているのはアスファルトとコンクリートの隙間で、カンサイタンポポの本来の生育地とは全く違う環境でした。
2019年の調査で再度訪れると、5株に増えていました。また、個体も大きくなり1株で68個の頭花(開花済みのものを含めています)をつけていました。環境に適応した数少ない個体が、1個体あたりの花を増やすことによって集団を維持していこうというパイオニアの熱意みたいなものを感じました。
先日(4月11日)に調査に出向くと18株に増え、道路のアスファルトとコンクリートの間に列をなしていました。
多分このまま、分布を広げることができるのではないかと考えています。

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このタンポポがどうしてここにいるかについて考えてみました。
周辺を調べてみると、トンネルの出口と旧道との間に、3角形の空き地があり、現在は廃墟になっているものの、パーゴラやベンチが設置され、藪になっている植物も植栽されたものと見ました。トンネルの開通は1991年のようです。
トンネル開通時に利用者のために設置された園地の整備に伴って、タンポポがこの地に来たものの、園地の荒廃によって住みづらくなり、道路に逃げ込んだというストーリーを考えてみました。

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