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スレッドNo.137

新作映画観てきました

こんにちは、新参のアニばらファンのJackieです。
初めての方、どうぞよろしくお願いいたします。

件の新作映画、数日前に見てきました。
個人的に点数をつけますと、少々甘めで100点満点中30点くらいでしょうか。。
サクランボ様のレポート、色々な部分で激しく同意しながら拝見いたしました。
以下、私個人の感想です。(やや厳しめになってしまうので、お気を悪くされる方がいらっしゃったらすみません)。また、ネタバレを含んでおります。

まず、全体的に登場人物の心理、特に葛藤の描写が不足しているため、心情の流れに説得力が乏しく、唐突感を感じることが多かったです。このあたりは尺の都合上仕方ない部分もありますが、だからこそ演出面を工夫して欲しかったと思います。キャラクターはよく喋りますが、表情や構図で見せることができていない、と思いました。(主要人物の心情演出に関しては、アニばら20話がいかに素晴らしかったかを身に染みて感じました。)

オスカルとアンドレの関係についても、双子の魂?のような描かれ方がされてますが、前半アンドレがほぼ不在のため、説得力が乏しい。。また、いわゆるブラビリにあたる場面がないため、恋愛面のフィジカルな側面が書かれておらず、出動前夜のラブシーンも違和感がありました。(正直、無くてもよかったのでは・・)

さらに個人的にがっかりした点は、バスティーユ後のアントワネットとフェルゼンのエピソードが無いことです。当初はアントワネットにフォーカスしている映画だと思っていたので、この部分は期待していたのですが・・。(サクランボ様のおっしゃる通り、制作側の信念とは・・)

あとは、少し違った視点から・・。衛兵隊編での兵士たちとの信頼関係の構築が、かなり雑に感じました。(この疑問点は原作時点から存在し、アニばらで大幅に改善されたポイントだと思います。)兵士が銃を売り払った場面で、オスカルが兵士をビンタする必要はあったでしょうか?確かに銃を売るのは良くないですが、生活の困窮という理由があったし、さらに原作と違って兵士たちはブイエ将軍に嫌がらせもしていません。このあたり、個人的にはかなり意味不明でした。また出動前日、兵士たちは市民に銃を向けたくないというのですが、オスカルの答えは、「貴族だから苦しまなかったとでも言うのか、とにかくついて来い」・・。ここは原作通りなのですけど、答えになってないと思います。(原作漫画では勢いで押し切れた?部分の違和感が露呈してしまったような気がします)

それから、これはこの映画というよりも原作に対する違和感というものなのですが、やはり、貴族であり軍人であったオスカルが突然市民代表?のように振る舞うのはちょっと・・という気がします。(この点は断然アニばら支持です)

不満点ばかり並べてしまいましたが、良い点としては、宮殿や屋敷ののグラフィックはかなり力が入っていると思いました。(もしかすると制作に一番注力した部分では?)

全体的に・・アニばらファンであるものの、特に原作ファンとはいえない自分としては、楽しめる作品ではなかったです、すみません。
ただ、この映画がきっかけで、アニばらや原作漫画に興味を持つ人が増えるのは、いいことだと思います。

引用して返信編集・削除(編集済: 2025年02月05日 09:40)

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