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スレッドNo.228

海外の人にも響く!アニばらの魅力

サクランボ様、皆様、こんばんは、Jackieです。
アニばらに関してのトピックについて、以下コメントさせていただきます!

■海外でのアニばら受容について

海外、特に西洋の多くの国では、漫画よりもアニメが浸透していて、その国の方はまずアニメ版から入ることがほとんどだと思われます。よって、海外の人が「ベルばらが好き」と言った場合は、まず「アニばら」を好きになっているものと考えて差し支えないと思います(原作漫画を読んでいるケースもあるでしょうが、それほど多くないと思われます)。
特に、西洋でアニばらが放送された1980年代は、それらの国に「少女漫画」の文化は存在していませんでした。(同じ時期に、西洋でキャンディ・キャンディがヒットしましたが、現地の人曰く、人気が出たのは「少女漫画的」だからではなく、視聴者、特に主人公と同じ年齢層の子供が共感しやすい内容だったから、とのことです。)実際これまでに、イタリアのファンの意見の中から、「アニメが原作漫画と同じような日本の『少女』的なものだったら、これほど即座に人気にはならなかった」「出崎監督の映画的演出によって、西洋の視聴者にも理解しやすいものになった」という主旨のものを何度も見ました。

■男女関係の描かれ方について

「女はただついてくるだけの男は好きにならない」はい、これには凄く同意します。「その人と一緒に生きていく」という段階になったとき、相手の意見は聞かなくてもよい、または相手が考えなしでも一向に構わない、ということがあり得るのかな、と個人的には思います。
この「男女関係」の件について、海外の方の意見は・・イタリアのファンの間では、「アニメ版のオスカルとアンドレの関係の方が、漫画版よりも対等である」とおおむね認識されています。「漫画では、オスカルが主導権を持ち、アンドレは基本的に従属するだけ。一方、アニメでは、二人が互いに影響し合う。女性の地位が低かった70年代の日本では、漫画での男女関係が魅力的に映ったかもしれないが、西洋では男女平等の意識が比較的進んでおり、アニメでの関係の方が自分達にとっては自然」というコメントも読みました。
また、38話の(原作ファンが忌み嫌う)「アンドレに従おうと思う」という発言についても、イタリアのファンの大半は肯定的な反応をしており、「男尊女卑ではなく、アンドレへの愛情からの言葉」と捉えられています。
ちなみに私自身は、「誰に従うも従わないもオスカルの自由だ」と考えているので、38話の発言自体が問題であるとは思いません。日本でも、原作リアルタイムよりも下の世代の視聴者は、この発言をあまり問題視していないように思います。よって、「より男女平等が進んだ国や世代の人の方が、アニばらでの男女関係の描写を肯定的に(あるいは問題なく)受け止めている」傾向があるように思います。

なお、原作後半のオスカルの心情の流れについて、私もよくわかりませんでした。。この点について纏めてみたところ、かなりの長さになってしまったので、また改めて書き込みさせていただきたく思います。

そろそろジェローデルの季節・・ということですが、アニメのジェローデルは私も好きです!

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