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スレッドNo.246

深海魚と人間

Jackieです。続けて書き込みさせていただきます。

「原作のオスカルとアンドレの関係がチョウチンアンコウみたいだ」と思った件につきまして・・これは以前、ある原作ファンのサイトで、「アンドレはオスカルに包含されているようなもの」というような記載を見たことがありまして・・。率直に言って、「ある人間が他の人間に包含されている」というようなことがあり得るのか?と疑問に思いました。(ちなみにこの原作ファンの人はアニばらをあまりよく思っていないようでした。)
もちろん、原作の二人の関係について、「チョウチンアンコウと完全一致」というわけではないと思います。チョウチンアンコウの雄は物理的に雌を守ることはできないはずですし、原作オスカルはアンドレのことをそれなりに意識しているはずですから(多分)。

それでも、「男女関係」、あるいは「人間同士の関係」として、原作の二人の関係には、ちょっと違和感を感じる部分があるのですよね。実は私、チェリブロ旧掲示板の「原作オスカルはアンドレに向き合っていない」という書き込みがかなり印象に残っているのです(腑に落ちる部分があった、といったほうがよいかもしれません)。
一方がもう片方に包含されているような関係であれば、互いに「向き合う」必要はないでしょう。しかし、二人の関係がそうした「特別な関係」に帰着されてしまうのであれば、関係性の変化を云々するまでもなく「はい、以上」になってしまうと思います。
一つ前の書き込みとも関連しますが、私個人としては、ストーリーテリングの方法としてキャラクターの葛藤や対立は重要なもの(むしろ不可欠なもの)と考えています。この点に関してアニばらでは、アンドレが「生まれてくるずっと前から、オスカルは自分のことを愛していた」ということを確信していたとしても、「特別な関係」という万能カードを切らなかった。これは個人的には高く評価するポイントです。

それと、「原作におけるアンドレとは、スーパースターであるオスカルが光り輝くためのアイテム」。これについては、私も同様の印象です。それだけではなく、原作では「フランス革命」という歴史上の大事件ですらも、オスカルを輝かせるための舞台装置になっているような印象を受けます(といいますか、原作ファンがそのような捉え方をしているような感じです)。このあたりもアニばらと大きく違いますよね。

一方で、アニばらのアンドレは常に女性に都合よく動くわけではないですよね。これはアンドレだけでなくアラン等、他の男性キャラクターにもいえることですが。オスカルの側も男性陣に対していつも都合よく動くわけではないと思います(特に後半、アンドレに対して冷たい・・みたいな意見をちらほら聞くのですが)。自分としては、男女がお互い都合よく動かないのは、むしろ当たり前のように思うのですが、「ベルばらはそれじゃ嫌」という人もいるのでしょうね。

それから・・ものすごく初歩的なことですみませんが、実はベルばら界隈での「OA」という表記が気になってまして・・。あまり二次創作等には詳しくないのですが、異性愛のカップルについては、(男尊女卑というわけではなく慣例として)男性の名前が先に来ることが一般的なようなのです。なのでカップリングの表記として「AO」とか「アンオス」とかが通例にかなっている気がするのですが・・。「AO」表記も一応見たことはあるのですが、「OA」の方が多数派であるような気がします。(なお、「オスカルとフェルゼン」や「オスカルとジェローデル」の組み合わせについては、「FO」や「GO」の表記を見たことはありますが、「OF」や「OG」は、覚えている限り見たことがありません。)
さらに調べてみると、「異性愛の場合は男女の身体的な差がはっきりしているので、男女どちらの名前を先に出しても大きな違いはないが、『女性がリードしている』という意味合いが出すために女性名を先にする場合がある」そうです。ということで、「OA」という表記には「オスカルの方がアンドレに対してリードしている」という意味合いがあるのでしょうか?あるいは、宝塚の「オスカルとアンドレ編」というタイトルに倣っているためにこういう表記になっている・・など、何か背景があるのでしょうか?

・・極端な場合ですが、「OA」表記の理由として、もし「男の側が女の付属物であるというレベルの女性優位の関係を表している」というようなものだとしたら、チョウチンアンコウへの道が開けているような気がしてしまいます(本当にすみません)。

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