孤独死による空き家の売却
父が一人で暮らしていた実家が空き家になっています。私は遠方に暮らしているため、そろそろ売却を考えているのですが、実は父が室内で亡くなっていて、4日後に近所の方が気づいてくれました。梅雨時期のことだったので特殊清掃をしてもらい、それから3年経っていますが、売るとなると自然死でも孤独死ということで事故物件や心理的瑕疵の扱いになるのでしょうか。わざわざ告知しなければならないのは少しツライです。
ミナト様
こんにちは。
早速ですが、自然死でも発見が遅れれば孤独死となり事故物件扱いになると理解してください。
亡くなったのは自然でも発見は自然ではない。こんなイメージを持たれると良いかと思います。
そして、事故物件(心理的瑕疵)は時間が解決するのではなく、
それなりの時間を自然に過ごせたから告知する必要がなくなるというイメージを持ってください。
3年経過すれば大丈夫や10年経過すれば大丈夫という声も良く耳にしますが、
その話を後から聞いて相手方がどう思うかを考えてみてください。
事故物件を気にされない方もいますから、
相手の立場に立って隠し事はしないという意識でいると良いかと思います。
一言で言えば、事実に反することは自分が当人であれば不快と感じる。
と思えば仮に10年以上自然に過ごせたとしても伝える意識を持たれる方が良いです。
今回に関しては特殊清掃する状態だったことからも、
消費者契約法を勘案しても選択の機会の確保を与えるという考えから正直にお伝えするべきと思います。