なめたらあかん天理岳の天理尾根の下りでした。
低山登山も快適さを増してきた平日、人気ルートの両神山、日向大向の駐車場に車を止め、バリエーションルートから天理岳の周回コースを回って来た。以前の裏コースでの登山経験から比較的容易に考えて、ロープやシュリンゲの対策を怠っていました。つれの友人にも4時間程度の行程と言っていましたが結果5時間を過ぎました。登りのバリエーションは想定どうりの経過時間とルート状況で最後の鎖の急登をこなして頂上へ到着、両神山の全景が良く映える展望に満足しました。あとは降りるだけと気のゆるみもあったかもしれません。バリエーションルートとの分岐を見定め天理尾根へと向かいました。なめたらあかん、左右落ちている急降下の尾根で石車のアクシデント、尻餅のはずみで尾根筋に転落か。幸いにも左側松の木に引っかかることが出来事なきをえたが、動揺を隠しきれず同僚の一旦休憩コールに焦りが落ち着いた。ここから尾根下りの難易度はあがり、しばし躊躇するルート判断と下降を余儀なくされた。さらに下部ルートでは森林伐採のため、いたるところ登山道が遮断されていて方向が判らなくなっていた。GPSを頼りなんとなく下降し、はっきりわかる林道に出でて確認するこことなった。登りより降りる時間の方が長かった登山となった。やれやれの登山の駐車場は車も2、3台しかなく、そのせいか駐車有料に気が付き500円を両神荘の置きボックスに収め、山の神社に無事の帰路を感謝してから温泉に浸ることができました。どんな山も準備は万全に、心の空きは足にでる。