乗鞍岳は紅葉真っ盛り
やせてもかれても3000m峰である。紅葉が山全体を覆い、はえまつの緑と混ざり、パッチワークのように見事であった。九月下旬が最盛期らしいがまだまだこれからも見どころである。観光化がすすみ、日本で一番手軽に3000m峰に登れるこの100名山は、なんと紅葉期も絶景であった。スキーの季節に登山で登頂したことはあったが、景色は別物である。頂上の小屋や奥社は今日は開いていた。登山客も多く、予約なしではバスに乗れない。曲がりくねりの山道を50分、標高2500mまで登る。日本一高い標高のバス停であるらしい。下の街の民宿に泊まったが、何処も温泉は素晴らしい。泊まったK松荘はコスパも素晴らしく、9000円の宿代で一泊2食付きの料理が堪能できる上にカンビールが280円となんとも良心的な価格。高騰の波にのまれている山岳地域の多い中、ここも北アルプスの南である。追加で前日散策した3つの滝がなかなか傑物、一見の価値ある滝と書き加えておきたい。