オオジシギ?幼鳥?
マイフィールドの水田の畔でジシギ類を見つけました。
3羽ないし4羽いたうちの1羽だけ撮影できましたが、画像を確認すると一般的なタシギではないように思えました。肩羽の形状、嘴基部の太さ感、嘴基部から目までの距離感、過眼線上の白い部分の広さ感等からオオジシギかなと考えています。ただしオオジシギにしては色合いが濃いようにも思えますので幼鳥かな?とも思えます。
ならば、北海道あたりからオーストラリア方面への渡り途中で休憩に立ち寄っているのかな?撮影は8月24日です。
識別可能な方からのご教示をお願いいたします。
太郎の父さま
あいかわらず鮮明な写真ですね。どうしたらこういう写真が撮れるのでしょう? ポンコツの私には不思議でなりません。
さて、ジシギは全く自信がありませんが、わかることをお知らせして、皆さんの議論のたたき台としたいと思います。失礼ながら、画像に加筆しました。まず年齢ですが、見えている中雨覆の模様が幼羽のものなので、この個体は今年生まれの幼鳥です。
肝心の種類ですが、尾羽を見ると、大きな橙色がある中央2-3対の羽の外側に、少なくとも5枚の尾羽が見えています。ハリオシギはこの部分がとても多く、10枚くらいあるはずなので、ハリオではありません。チュウジは6-8枚、オオジは5-7枚のことが多いようです。外側尾羽の色がわかれば、チュウジは黒っぽく、オオジは白っぽく見えることが多いです。
もし成鳥であれば、オオジとチュウジは換羽様式が異なるので、風切を見ると種類の検討を付けられる場合があります。また、群馬県での渡来時期はよく分かっていませんが、おそらくオオジが9月上旬頃までチュウジが9月上旬頃からなので、時期的にもオオジシギっぽいです。
ということで、私もオオジシギに1票です。
ヨタカさん、いつもありがとうございます。
オオジシギのぱっと見の印象は白っぽい感じと思っていましたので、この鳥は色が濃く感じたので単純に幼鳥かな?と考えました。中雨覆の模様が幼羽とは私の識別能力の中にはないことでした。
それから飛来時季についても、オオジシギが9月始め頃まで、チュウジシギはそれからというのも合点がいくところですね。
本当は尾羽が良く確認できれば一番ハッキリするのですが、草の陰に入っていることが多くて難儀しました。
追加画像をありがとうございます!
この個体は、雨覆が成鳥タイプのようです。見えている初列風切は、この画像では微妙ですが、周りの換羽した雨覆の黒味に比べて、褪色した褐色であるようにも見えます。関東における秋の成鳥は、オオジは初列を換羽せず、チュウジは換羽しているのが普通だそうです。とすると、この個体もオオジとして矛盾しません。なので、この個体もオオジシギに1票です。
幼鳥と成鳥というわけですね。恐らく3羽か4羽いたと思います。多分4羽。もしかすると家族?
何となくスッキリしました。ありがとうございました。