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スレッドNo.244

落鳥した夏鳥たち


南に帰る前に前橋市内で無念の死。いずれもガラスなどにぶつかっての衝突死だと思われます。この時期このような事故で命を落とす夏鳥たちは少なくないと思われます。残念ですね。

10月5日 富士見町 エゾムシクイ? 
近所のFさんから自宅の窓ガラスにぶつかったらしいとLINEで画像が送られてきました。

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10月5日 文京町 キビタキ♀幼鳥? 
会員のSさんが建物の窓がない廊下で見つけたそうです。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年10月11日 15:52)

10月8日 南橘町 ノゴマ♂ 
知人のAさんが団地内で見つけたと、家まで届けてくれました。

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ノゴマ2

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ノゴマ3

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せきれい様
 事故死した鳥には申し訳ないですが、死体(直接触れるのは避けてください。紙や割りばし、ビニール袋などを使うといいです)からわかることもたくさんあります。
 死体が乾燥する前であれば体重を量れますし、胃内容物が残っていることもあります。なにより希少種の場合もあるので、今後も機会があれば画像を撮って鳥だよりに投稿していただけるように、Fさん、Sさん、Aさんにもお伝えいただければ幸いです。種類がわからなければ、同定は請け負います! 死体は大きさが分かるように物差しと一緒に撮影し、表と裏(上面と下面)を撮っておいていただくと画像だけでも同定できる可能性が高くなります。ちなみに、今回のムシクイは脚が淡色ではないのでエゾムシクイではなさそうです(頭がつぶれて変形し、頭央線が見えているように思えたのでセンダイムシクイか?と思いましたが、見直したら淡色の眉斑みたいですね。訂正します)。確証はないですが、メボソ系(メボソやオオムシクイなど)ではないかと思います。キビタキは第一回冬羽の幼鳥(外見から性は識別できません)、ノゴマは第一回冬羽の幼鳥雄ですね。
 さらに、もし嫌でなければ、ビニール袋を二重にして冷凍し、機会があれば博物館に寄贈すると貴重な標本になると思います。その際、端紙でいいので、発見した年月日、詳しい場所、発見時の状況、発見者名と連絡先、可能であれば体重を測って、紙に書いて一緒に入れておくといいです(標本はこのデータが命です)。冷凍庫内は乾燥する(水分が昇華する)ので、ビニール袋に氷をひとかけら入れておけば完璧です(移動の際は氷を捨てます)。県立自然史博物館は予算の関係で着払いで送るのはダメかもしれませんが、事前に連絡してから持参すれば受け入れてくれると思います。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年10月11日 21:18)

群馬鳥類目録 様

ノゴマは博物館でお仕事をしている会員のSさんに送付したほうがいいかどうかお聞きしました。死んで間もない感じでしたので、夕方遅くでしたが、そのままその日のうちに自然史博物館に送りました。

ムシクイはセンダイムシクイかどうか迷いましたが、嘴の下面がオレンジ色ではないので、エゾムシクイかなと思いました。同じ町内の方からの連絡でしたので、引き取ればよかったですね。

キビタキは幼稚園の廊下(窓のない)で発見とのことです。園長先生の話では以前にも同じようなことがあったとか。この時期渡りに慣れない幼鳥たちの事故が多いようですね。

体重を計測したりのデータをとっておく必要性は考えもしませんでした。HPに鳥の死体を拾った場合の対処の仕方の案内があるといいかもですね。普通種や今回のような夏鳥などの扱いなど、多くの人は迷うかもしれません。

冷凍で思い出しましたが、昔衝突死したオオコノハズクを預かったことがあり、何重にもして家族に内緒で(^-^;、家の冷凍庫に保管したことがありました。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年10月11日 21:42)

せきれい様
 ノゴマは博物館に収蔵されたのですね、よかったです。体重の計測は少し難しいかもしれませんが、日付と場所などの情報は非常に重要です。たとえば、県内で保護された後に死亡したと思われるウミスズメの本剥製が県立自然史博物館に収蔵されていますが、肝心のデータがないため素性を確認できず、ウミスズメは今も群馬県の記録種になっていません。標本はデータが命です。保護個体(鳥を生かすため)と 拾得死体(記録を活かすため)の扱いについて、HPに掲載するのはとてもいいと思います!
 ムシクイですが、確かに下嘴がオレンジ色ではないですが、エゾの脚は淡い肌色系です。死んでやや変色しているようですが、エゾだと多分こういう色にはならないと思います。一方、センダイだと下尾筒がレモンイエローがかっている個体が多いので、その点でこの写真はセンダイっぽくないです。嘴と脚の色は死後に変色しますが、羽色は裸出部のような変色はしません(ただし撮影時の露出の関係で色がとんでいる可能性はあります)。ちなみに、死体が手元にあれば、各部の羽色や計測値から種を同定できることが多いです。メボソ系だとしても、メボソかオオムシクイかコムシクイかがわかる場合もあります。新鮮な死体なら、費用がかかりますがDNAから種を特定することも可能です。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年10月12日 22:35)

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