数理的トリックを持つトランプマジックの構成
[現象]
52枚の赤、黒のカードが一見バラバラである状態をリボンスプレッドし客に
どの位置でも構わなく、赤と黒のカードをそっくり入れ替えてもらい
その2つのカードの名をしっかり覚えてもらう。
(赤カードがあった位置に黒カードを入れ、黒カードがあった位置に赤カードを入れること。)
カードを閉じて、裏向きで積み重ねてもらう。
そのデックを受け取り何気にトップの3枚の順番を逆にし、そのまま3枚をボトムに回す。
そしてテーブルに
1 2 3 4
5 6 7 8
の位置にその順番でカードを一枚ずつ裏向きで置いていく。
同じことを次の8枚も繰り返し、各山を2枚ずつにする。
次は置いていくカードの3枚目が3の山に置くことさえ守れば、1,2,4枚目は
1,2,4の山のどこに載せてもよい。(但し各山1~4は3枚ずつのカードが置かれることになる。)
同じく下の段も,これから配る4枚のカードの3枚目だけが7の山に載せれば、他の3枚は自由。
この3枚目だけにこだわる上段、下段への配り方を手持ちのカードが4枚になるまで繰り返す。
残った4枚の1,3番目を左手、2,4番目を右手にとり、右手は3の山、左手は7の山に載せる。
(=最後の4枚は7,3,7,3の山に順番に配る。)
配り終えたら3と7に出来た山をそっくり入れ替える。
上段の4個の山を合わせて一つの山とし客に渡す。
下の段4個の山も合わせて演者が持つ。
それぞれが持ったパケットを思う存分シャッフルする。
客のパケットを受け取り、合わせたデックを演者は自分だけが見えるようにして広げてみる。
(何が起こっているかはやってみれば自ずから理解できます。)
その2枚を首を傾げながらテーブルへ出す。
客に覚えたカードの名を言ってもらってから、テーブルの2枚を表にしてやる。
この作業で客が選んで入れ替えた赤と黒のカードがピタリと当たる数学的構造を構築できます。
客からは数理的トリックで当てているとは、とても考えられない手順なので(特に客にシャッフルさせることも含む。)かなり驚かせる事が可能です。
そのためにはスタートでのトランプの配列が決め手になります。
そのトリックを見破って下さい。
まつたくの当てずっぽうです。
フィボナッチ数列と関係ありますか?
ヒントをいただきたく存じます。
お詫びと訂正
昔やっていた記憶で手順を記述していましたが、調べ直してみたら記憶に間違いがあり
改めて修正したものを、載せております。
申し訳ありませんでした。
フィボナッチ数列とは全く関係しません。
ただ赤、黒をどの様な配列にしておけば良いかを考えて下さい。
ヒントは
一見バラバラである状態
の言葉にあります。