こんばんは。
第8回全日本実業団女子駅伝予選会in宗像・福津2022が、今日在所で行われました。市からの要請により今年もボランテイヤで交通整理係をしてきました。世界遺産の古墳群が真近に見える場所が私の配置場所でした。沿道にはコスモスが咲き乱れ、田園は秋晴れで暑いくらいでした。
選手を目の前の至近距離で見ますので彼女等の息づかいが直に感じられます。手脚はほっそりしていてあれでよく持てるな―と感心してしまいます。日頃から鍛えているので無駄な筋肉はきっとないのでしょう(^^)
でも今年も最終のアンカーランナーがあと一キロのところで倒れて動けなくなり失格になってしまうアクシデントがありました。お気の毒としか言いようがありません。前回にも転倒事故がありましたので、それだけ選手にとっては過酷な戦いなのですねー。次回にはその悔しさをバネに是非雪辱を期してもらいたいものです。
晩秋は一番好きな季節で、秋小寒の蒲団に入るときの熟睡を約束される寝心地の良さが一番丁度良いのである。ただ、服装で調節できる晩秋の少し寒い感じの季語は一杯あって竪題だけで「そぞろ寒」「漸寒(ややさむ)」「肌寒」「うそ寒」四つあり、傍題も入れると十三もあり、みな「秋も半ばから晩秋にかけて少し感じるほどの寒さ」の謂(いい)なので、その時の感じで使い分ければ良いということになるが、きっこさんに「やや」という副詞だけは一生に一度使うか使わないかだと言われると「絶対使っちゃ駄目」ということだから禁じ手ということになるが、なぜ『源氏物語』にも使われている由緒正しい言葉を忌諱するのかわからなかったが、これは当時安易に「やや」が使われていたせいだったと記憶する。今は時代がかって古臭い言い方になるから若い人が使うことは先ずないから使ってもいいと思うと、ふと一番季語が多いので「吟ぶらの友」として愛用している角川学芸出版の『角川季寄せ』を見ると、
そぞろ寒兄妹の床敷きならべ 安西敦
やや寒と思ひしときの旅疲れ 稲畑汀子
肌寒や生家といへど夕まぐれ 中村汀女
うそ寒の口にふくみて小骨とる 飯田龍太
が例句に並んでいたので安西敦の後塵を拝して忌諱する理由はこれかと合点がいった(なわけねえだろ)。
その点、「朝寒」や「夜寒」は時間が定まるのできっぱりと物語が生まれる。
朝寒の人各々の職につく 高浜虚子
あはれ子の夜寒の床の引けば寄る 中村汀女
殊に汀女の句の座五の「引けば」が母で「寄る」が子に変わる瞬間は、けだし圧巻の名句たる由縁だろう。
「ハイヒール図書館」の「きっこ俳話集」を完成して暫くお休みをいただきました。腰掛仕事で根を詰め過ぎたせいか腰がびだまって(茨城弁で「へたばること」)整骨院で電気マッサージ治療を受けており、やっとシャッフル・ダンスでリハビリしたら走れるようになったので「鑑賞のお部屋」の「波多野爽波編」再スタートいたしました。ヒール役の猫髭も参加者増加で一応客寄せの使命は果たせたと、ヒール仮面変身~♪で本来の「猫髭感賞」スタイルに戻しました。今月中に「波多野爽波編」を完成させる予定です。
ハイヒール図書館「鑑賞のお部屋」 https://bbs1.rocketbbs.com/Kikkokanshou
>基本手に「動詞」は「説明」なので、俳句ではできるだけ使わないようにしましょう。
「基本手に」はきっこさんが言うと、囲碁の指し手のように俳句にも「基本手」という言葉があるのかと信じそうになるが、「基本的に」のタイポだと思う。(*^▽^*)ゞ。
柿が鈴生りのこの時期、冷え込むと金木犀の匂いがきつくなる。昔オートバイで夜帰宅時に家の近所で金木犀の匂いが強くなった途端目に何か入ったのか火花が散るような激痛でパニックに陥ったことがあり、すぐ近くの公園で目を洗って落ち着いたが、原因がわからず翌朝現場を見ると金木犀の花が散って道が金色になっていたことから金木犀の花がヘルメットの下の隙間から入ったのではないかと推測するしかなかった。あれだけ便所の芳香剤として強い香りがするのだから目に入ったら滲みるだろうと、以来それまでフルフェイスのヘルメットは夏など暑苦しいので、フランス製のシールド付きジェットヘルを愛用していたが、秋から冬場は危険なのでフルフェイスを着用することになった。今でも金木犀の季節は車椅子介助でも金木犀とは離れて押している。風のある日などお客の目に入ったらエライことになるので、晩秋は参天製薬の点眼型洗眼薬「ウェルウオッシュアイ」を常備して歩いている。
きっこさん、みなさんこんばんは。
>落鯛やきりりきりりとドラグの音(ね)
きっこさん、添削ありがとうございます。
本当に鯛とのバトル臨場感が出ますね。
ドラッグも確かに一般的な言葉ではないようです。
もう一度きっこ俳話集『第一話 猫と魚釣り』をかみしめたいと思います。