おはようございます(^^)
猫髭さん、
「鑑賞のお部屋」のアップお疲れさまです。
晩秋は一番好きな季節で、秋小寒の蒲団に入るときの熟睡を約束される寝心地の良さが一番丁度良いのである。ただ、服装で調節できる晩秋の少し寒い感じの季語は一杯あって竪題だけで「そぞろ寒」「漸寒(ややさむ)」「肌寒」「うそ寒」四つあり、傍題も入れると十三もあり、みな「秋も半ばから晩秋にかけて少し感じるほどの寒さ」の謂(いい)なので、その時の感じで使い分ければ良いということになるが、きっこさんに「やや」という副詞だけは一生に一度使うか使わないかだと言われると「絶対使っちゃ駄目」ということだから禁じ手ということになるが、なぜ『源氏物語』にも使われている由緒正しい言葉を忌諱するのかわからなかったが、これは当時安易に「やや」が使われていたせいだったと記憶する。今は時代がかって古臭い言い方になるから若い人が使うことは先ずないから使ってもいいと思うと、ふと一番季語が多いので「吟ぶらの友」として愛用している角川学芸出版の『角川季寄せ』を見ると、
そぞろ寒兄妹の床敷きならべ 安西敦
やや寒と思ひしときの旅疲れ 稲畑汀子
肌寒や生家といへど夕まぐれ 中村汀女
うそ寒の口にふくみて小骨とる 飯田龍太
が例句に並んでいたので安西敦の後塵を拝して忌諱する理由はこれかと合点がいった(なわけねえだろ)。
その点、「朝寒」や「夜寒」は時間が定まるのできっぱりと物語が生まれる。
朝寒の人各々の職につく 高浜虚子
あはれ子の夜寒の床の引けば寄る 中村汀女
殊に汀女の句の座五の「引けば」が母で「寄る」が子に変わる瞬間は、けだし圧巻の名句たる由縁だろう。
「ハイヒール図書館」の「きっこ俳話集」を完成して暫くお休みをいただきました。腰掛仕事で根を詰め過ぎたせいか腰がびだまって(茨城弁で「へたばること」)整骨院で電気マッサージ治療を受けており、やっとシャッフル・ダンスでリハビリしたら走れるようになったので「鑑賞のお部屋」の「波多野爽波編」再スタートいたしました。ヒール役の猫髭も参加者増加で一応客寄せの使命は果たせたと、ヒール仮面変身~♪で本来の「猫髭感賞」スタイルに戻しました。今月中に「波多野爽波編」を完成させる予定です。
ハイヒール図書館「鑑賞のお部屋」 https://bbs1.rocketbbs.com/Kikkokanshou
>基本手に「動詞」は「説明」なので、俳句ではできるだけ使わないようにしましょう。
「基本手に」はきっこさんが言うと、囲碁の指し手のように俳句にも「基本手」という言葉があるのかと信じそうになるが、「基本的に」のタイポだと思う。(*^▽^*)ゞ。
柿が鈴生りのこの時期、冷え込むと金木犀の匂いがきつくなる。昔オートバイで夜帰宅時に家の近所で金木犀の匂いが強くなった途端目に何か入ったのか火花が散るような激痛でパニックに陥ったことがあり、すぐ近くの公園で目を洗って落ち着いたが、原因がわからず翌朝現場を見ると金木犀の花が散って道が金色になっていたことから金木犀の花がヘルメットの下の隙間から入ったのではないかと推測するしかなかった。あれだけ便所の芳香剤として強い香りがするのだから目に入ったら滲みるだろうと、以来それまでフルフェイスのヘルメットは夏など暑苦しいので、フランス製のシールド付きジェットヘルを愛用していたが、秋から冬場は危険なのでフルフェイスを着用することになった。今でも金木犀の季節は車椅子介助でも金木犀とは離れて押している。風のある日などお客の目に入ったらエライことになるので、晩秋は参天製薬の点眼型洗眼薬「ウェルウオッシュアイ」を常備して歩いている。
きっこさん、みなさんこんばんは。
>落鯛やきりりきりりとドラグの音(ね)
きっこさん、添削ありがとうございます。
本当に鯛とのバトル臨場感が出ますね。
ドラッグも確かに一般的な言葉ではないようです。
もう一度きっこ俳話集『第一話 猫と魚釣り』をかみしめたいと思います。
皆さん、こんばんは。
>落鯛のきてドラッグを締める音 suzume
suzumeさん、釣りのやりとりの醍醐味を面白い視点で詠んでいますが、リールのスプールの締め付けシステムは、日本では一般的に「ドラグ」と言います。
「ドラッグ」でも間違いではありませんが、釣りをしらない人には「薬」と間違われてしまうので、ここは「ドラグ」としたいですね。
また、「鯛が針に掛かったのでドラグを締めた」という因果関係が丸見えな読み方は、ちょっと工夫か足りなくて短絡的です。
魚が釣り針に食いついたから「釣り竿を煽った」「リールを巻いた」などと同じで、一句が平坦で立体的な景が見えて来ません。
それは「落鯛のきて」の「きて」という「言わなくてもいい説明」が一句を台無しにしているからです。
たとえば、次のように詠んだらどうでしょうか?
落鯛やきりりきりりとドラグの音(ね)
魚が釣り針に掛かったことは言っていませんか、suzumeさんが発見した「ドラグ」の音だけで、緊迫する鯛とのやりとりがリアリティーを持って立ち上がってくると思います。
俳句にも動詞が必要な場合はありますが、基本的に「動詞」は「説明」なので、俳句ではできるだけ使わないようにしましょう。