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スレッドNo.158

高尾山のムサシアブミ(武蔵鐙)

 久しぶりの投稿です。

 初夏から秋口にかけて、里山でひと際異形を放つ野草にマムシ草がある。
 毒々しい見た目から、人気が高いとは言えない野草だ。その仲間に同じテンナンショウ属のムサシアブミ(武蔵鐙)がある。
 かの伊勢物語にも名前が登場する、地味だが奥ゆかしい野草だ。茶道の茶花としても使われるらしい。本物を見た事はなかった。
 ネット情報で、この時期高尾山で見る事が出来る事を知った。
 蛇滝ルート上、見つける事が出来た。鮮やかな色彩で咲く花でもないので、探せば見つかる程度だ。でもやはり美しい。

 余談だが、日本の美学の巨星、千利休と古田織部のこんな贈答歌がある。

 武蔵鐙 さすかに道の 遠けれは
 とはぬもゆかし とふもうれしし

 返し

 御音信 途絶え途絶えず 武蔵鐙
 さすがに遠き 道ぞと思えば

 勿論、本歌は伊勢物語である。

 
 

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 高尾山彷徨山行 その2

 高尾山中某所、表参道から少し外れた場所、草生した古い石碑の前、ミヤコワスレの群生があった。
 誰かが植えた後、年を経て増えたのだろうか。かの順徳院の故事に習い。京の都を追われた貴人の鎮魂の為に。
 他愛も無い想像が膨らむ。
 そんなこちらの感傷等何も知らないところで、美しく咲いている。
 
 高尾山もひと度メインルートを離れれば、いたって静かな山だ。鳥の囀りと木々を抜ける風の音しか聞こえない。 
 遠くでホトトギスが鳴いている。

 徒然て 都忘れて 棲む身にも
 日は昇リたり 時鳥鳴く

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先日の事〜宇和島城の登城路で見渡す限りムサシアブミの群生を見てきました〜滅多にお目にかかれなかったのにビックリしました!

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 宇和島城のムサシアブミ、初めて知りました。
 城内に残る貴重な野草として、有名なようです。
 元々自生していたものなのか、「アブミ」「サスガ」等の名前に因み、城内馬場近くに古人が植栽したものが増えたのか、定かではありませんが、一度見てみたいです。

 5月下旬から6月中旬にかけて上高地で、ムサシアブミと同じテンナンショウ属の固有種、上高地テンナンショウ(上高地天南星)が見られるようです。
 梓川ほとりの林床に笹に隠れて自生しているようです。背丈も20cmほどなので、笹が伸びると見つけられないようです。
 この時期に上高地に行く事はまずないのですが、いつか小梨平辺りを幕営基地にして、上高地散策山行も悪くないと考えている次第です。

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 ホトトギス追記

 母見送りしその日の夜半、奇しくも時鳥の鳴き渡るを聞きて

 山路にても 道しるべせよ 時鳥
 三界久遠に 棲む家無しとて

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