トロイダルトランスについてⅡ
レスが満杯になったので折り返しますね。
ポール牧さんからサークルトロンが却下になったので、それなら島田式は如何でしょうか?
ただしOPTが四つ必要ですが、廉価なトランスなのでそれほど負担にはならないと思います。
むしろ実装面で、シャーシ上に見た目良く並べる為には二段重ねに出来ると都合が良いです。
もっとも、「どうしてもCSPPにするなら。」という条件付きの案で、
私としては先のレスのようにSRPPかSEPPで
マッチングトランスとして使うのが良いと思っています。
ところで美人も良いけど、というか大好きですが、めのさんの為に今は花の絵を送りたい気分です。
と言う事で、今が盛りと咲く皐月の花です。これも近所のお寺で撮りました。
菊地さま、
>ポール牧さんからサークルトロンが却下になったので、それなら島田式は如何でしょうか>
却下いたしまして申し訳ない、なにせ子供のころよりワガママでしたから・・・
ところで島田式ですが、自分での制作はありません、が、気になる要素は見受けられません、
負帰還アンプはポイントだけで無く全体を考える事をお勧めいたします、
菊地さんお得意の「出たとこ勝負」、面白いですが打率が低いと思われます、
かくゆう私も昔はその傾向がありましたから偉そうな事は言えないですね。
>出たとこ勝負
これで上手く動いた時の感動は、もう病み付きになりますよん。
先の島田式にしても私が試作機を組もうとした時に過去の作例を探してみたのですが、
追試の記事はネット上にも技術雑誌にも一つもありませんでした。
それで、回路図集に載っていた島田先生の回路図一枚だけを見て組み立てて見たのでした。
その時は私も回路動作の正しい理解は出来てなかったので、
不適切な定数のままで何とか音を出した、という状態でした。
しかし、これが正しく動き始めるとプレート側から出力を取っても、カソード側から取っても
特性は変わらないという、DEPPでの常識がひっくり返るような動作をしたのでした。
http://www.asahi-net.or.jp/~CN3H-KKC/claft/6bq5_simada3.htm
初めは「出たとこ勝負」で始めて徐々に改良していく過程は、その時間の経過こそが
楽しい趣味の時間だと思いますね。一瞬で終わってしまったら面白くも何ともないですから。
以前三極管には帰還がかかっているということで、計算してみました。添付表です。
2A3は、12.31dBということで、6dBNFBで、実質約18dBのNFBに相当します。
WE300Bは、12.93dBということで、6dBNFBで、実質約19dBのNFBに相当します。
つまり、5極管では、18dBのNFBが必要となるわけです。
昔の5極管アンプで、18dBNFBは、困難でしょう。KNF、UL併用でなんとかというレベルでしょう。
三極管神話と言うものがありますが、この表で見れば、無帰還でも大体10dBくらいのNFBがかかっていたのです。5極管アンプで10dBNFBは困難だったでしょう。
こんなこと言うと、怒られるかもしれませんが、三極管神話と言うものは、高帰還アンプの代名詞だったわけです。
まあ、そんなこんなで、無帰還三極管アンプも、CSPPアンプも皆高帰還アンプで、仲良くなれるのであれば、めでたしめでたし。みんな、高帰還を目指していたというオチですね、めでたしめでたし。
まるくなった、
はちべえさん、かっては論客の風雲児というイメージでしたが、
何~あんか、まるくなりました、
>まあ、そんなこんなで、無帰還三極管アンプも、CSPPアンプも皆高帰還アンプで、仲良くなれるのであれば、めでたしめでたし。みんな、高帰還を目指していたというオチですね、めでたしめでたし。
うまくまとめますなあ~、歳と野良仕事の影響かしら?
高帰還では、Vp-Ip特性は、いわゆる三極管特性で、トランジスタも、MOS-FETも、まあ、半導体アンプも真空管アンプもみんなおんなじで、めでたしめでたし。
物理学に先駆けて、オーディオの大統一理論か・・・・
オーディオが、ひとつになれれば、めでたしめでたし。
オワコンオーディオに、新しい世界が開けるかもしれません・・・・
シミュレーションですが、5Wとれます。(A級PP)
このトランスをVPT18-1390の1.2KPPにすると、電源70Vで、バイアス120mAで、8W(A級PP)取れる計算です。
バイアス電流を揃えるために定電流源を使っています。Cでバイパスしているので、定電流源の高域特性は関係ありません。
半導体には、トランスは要りませんが、あえてトランスをつかえば、こうなります。
菊地さま、
島田式CSPPの出力トランス(春日無線)、私はこのトランスは見事に勘違いいたしました、
減衰カーブが見事だったので、購入してデーターを取ったところ、初段の特性がそのまま表示されておりました、
ポールの配置が逆でありました、
しかし、スタガー比は十分確保されておりますから、負帰還は20dB程度大丈夫と思います、
現状では、準急行・並帰還ですから、音質は捨てたものではない筈です。
私の意見は、電圧増幅のカットオフ周波数を高く設定し、トロイダルトランスに変更すると、
ポールの配置は理想的となります、トロイダルトランスのカットオフは30KHzですから比較的難度は低くなります、
可能性大ですね。
はちべえさん、
Mos-FETは面白そうです、バイアスがソース側ですから、出力トランスの電磁結合の不具合はP1,P2,と電源の間に
小抵抗を挿入するのが手っ取り早いです、藤井氏のアイデア、μモード接続風です、(藤井氏は定電流)
>物理学に先駆けて、オーディオの大統一理論か・・・・
オーディオが、ひとつになれれば、めでたしめでたし>
また、壮大なるスケールの発想、生きている間に体験出来るでしょうか?
サークロトロンは回路のシンプルさから、(アンプ回路としては)CSPPのなかで一番完成度が高いと私は考えています。
CSPPの交流動作はみな同じですから、マッキントッシュは良くて、サークロトロンはダメ、なんてことは考えにくいです。
現状、サークロトロン向きの市販のトランス類が存在しないため、その本質を理解している人はほとんどおられないと思います。
私は何作かの製作を経て、その高みを知ることができましたが、それはトランスを自分で巻くことができたからだと考えます。
今もこれからも、サークロトロンは知る人ぞ知る存在であり続けるでしょう。それで良いかと。
トロイダルコアトランスが、生かせるんだったら、サークロトロンでどうでしょう。
菊地様も、Arito様も、おすすめなら、私としては、それはぜひお願いしたいですね。
負荷の並列合成を、マッキントッシュタイプはバイファイラー巻きの高結合度によって、
狭義のCSPPはコンデンサによって行っていますが、サークロトロンはそもそも負荷は一つですので、
介在するものがありません。そのぶん精度が高いような気がします。
問題は電源なんですよね。フローティング電源は文字通り浮いているので、いろいろと厄介な問題が
ありまして。その問題を解決するのが結構大変なんです。
これを解決するのにずいぶん時間が掛かりました。
私が、電源に使っている東栄変成器の絶縁トランスZ-1は、線間電界シールド、磁気シールドがついています。
https://toei-trans.jp/?pid=122892819
これなんかどうでしょう?
Eと巻き線間容量は大体100pFです。
あれ、随分値上がりしたなあ・・・・
昔買った未使用の手持ちは、あと3つくらいあります。
https://toei-trans.jp/?pid=91217214
こっちのほうが200vなので、使いやすいかな?
でも、随分値上がりしたなあ・・・・
6BQ7A10パラ無帰還アンプはこれを使いました。
4つのフローティング電源を、それぞれ一つのトランスで賄う場合は、ほとんど問題は生じません。
スマートに作ろうとして一つの電源トランスで多数のフローティング電源を作ることが問題の主な原因です。
かつさんのアンプの電源回路を参考にしてください。
http://www.gem.hi-ho.ne.jp/katsu-san/audio/7044.html
Arito様、おはようございます。
7000円以上の絶縁トランス4個より、2400円代の絶縁トランス4個のほうがましですね。
https://toei-trans.jp/?pid=91217211
電源トランスとすれば、そんなもんでしょうね。あとヒータートランスと・・・・
でも、10VAのトランスで容量的に小さいのでは?
島田式より安いかも・・・・
サークルトロンの電源を安くあげるのなら以下の方法がピカイチでしょう。
http://www.za.ztv.ne.jp/kygbncjy/tubeamp/petitOTL/6C19P_petitOTL.pdf
ただOTLでは使える球の種類が限られ、さらにパラにしたりとか大げさになるので、
やはりマッチングトランス式の方が回路的には簡潔になると思います。
菊地様、おはようございます。
ポール牧様が、ウイリアムソンがかんたんに作れると見つけたトランスなので、ウイリアムソンが一番でしょう。
トランス巻線帰還のCSPPでは、更にトランスがいるなど、また、サークロトロンでは電源の多重化など、CSPPでは、メリットはありません。
OTLのインピーダンス変換もあまり価値が見つかりません。
お好きなかたは、
>サークロトロンは知る人ぞ知る存在であり続けるでしょう。
ですか? 名前がいいですねえ~、なにか加速器の親戚みたいで・・・・
(はちべえさんは逃げ出してしまった、解らないでもありません)
好みでない私は・・・
解る人は解る、っです、 SENSEの違いでしょうか?
http://phase.main.jp/speed/sen/index.html
ウィリアムソンのオリジナルって、1960年頃は不安定なアンプの代表であり悪評の嵐です、
高域は初段の積分補正で凌ぎ(最悪)
低域時定数は三段、更にポールの配置は最悪、
北野進、武末数馬、両氏より、その欠点を壮烈に指摘されました、(発振アンプの代表)
しかし、見方を変え、欠点の処理を施すと高速・高負帰還に都合の良い骨格であります。