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冬紅葉小さき目の玉小さき耳

こんにちは。

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冬紅葉小さき社の小さき額

おはようございます😃

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電飾のコード絡まる冬木かな

おはようございます(^^)

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伸び代のまだありさうな冬木立

きっこさん、兎波さん、皆さんおはようございます。

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冬木立中に一本常緑樹

こんばんは。

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シモーヌの毛の中にある冬木立

萩原朔太郎と中原中也は全集を座右に置いているぐらい好きだが、一番衝撃を受けたのは大手拓次の『藍色の蟇』で、朔太郎は二番煎じのような印象を最初は持っていた。それと堀口大學の訳したフランスの詩人レミ・ド・グールモンの詩集『シモーヌ』だった。この二冊はエロチシズムの強烈さで未だに忘れがたい。シモーヌの毛というのはグールモンの『シモーヌ』中最も知られた「毛(Les cheveux)」という詩に出て来るフレーズで、その冒頭が

  Simone, il y a un grand mystère シモーヌ、不思議なことだらけだ
  Dans la forêt de tes cheveux.  おまえの毛の森の中は

ではじまるのだが、続いて

  Tu sens le foin, tu sens la pierre おまえは干草の匂いがする、
  Où des bêtes se sont posées ;   獣が寝そべっていた石の匂いがする ;

と延々シモーヌの毛の匂いを列挙してゆく。なめし皮の匂い、小麦の匂い;薪の匂い、朝の麺麭の匂い、木の匂い、廃墟の壁ぞいに咲いた
花の匂い、ブラックベリーの匂い、雨に洗われた蔓の匂い、夜の墓場で摘まれる藺草や羊歯の匂い、苔の匂い、生垣の陰に落ちた赤茶けた枯葉の匂い、イラクサや仔馬の匂い、苜蓿やチーズの匂い、ウイキョウやアニスの匂い、胡桃の匂い、熟れた果実の匂い、柳の匂い、花盛りのライムの匂い、蜜の匂い、草原を行く人の汗の匂い、大地と川の匂い、そして

  Tu sens l'amour, tu sens le feu. おまえは愛と火の匂いがする

最後は最初のフレーズの繰り返し、すなわちルフランrefrainで終わる。

  Simone, il y a un grand mystère シモーヌ、不思議なことだらけだ
  Dans la forêt de tes cheveux.  おまえの毛の森の中は

子ども心にこれは髪の毛ではなくモディリアニやデルヴォーの描く陰毛のことかと当たりはついて興奮したが、勿論チンの毛がまだ生えそめし頃だから想像上で悶々していただけで、古稀になってわかるのは陰毛は陰毛だがただの陰毛ではなく体臭も含んだ匂いだということで、ナポレオンは寝ている時にチーズが匂うと「ジョセフィーヌ、今夜は疲れてるから勘弁してくれ」と寝ぼけて言ったというジョークがあるから、ジョセフィーヌは「チーズの匂い」という体臭なのだろうとフランス人は妄想したのだろう。吉行淳之介の『光の束』という短編に、ホテルの入口で擦れ違った女性の体臭が昔の女の体臭を想起させて連れ子は自分の子かと危惧するスリリングな名作があったが、これは「朝の麺麭の匂い」だったと記憶する。「毛」という詩はグールモンにとっての「シモーヌ」が特定の女性ではなく自分が関係したすべての女性の匂いの理想像であるような気がする。岡本かの子の名作『老妓抄』にも男の理想像を搔き集めて男を作るというくだんがあって、感銘は受けたがかなわんなあと色の道は御法度にしたように思う。

わたくしの時代にはレミ・ド・グールモンの「毛」を知らない奴はいなかったくらい有名だったが、今は知る人ぞ知るかと思い、中也と朔太郎が出たついでに猫髭贅言として書いておこう。あ、訳は堀口大學の本を探すのが面倒なので猫訳です。

写真は近所の木守柿。本当にどこも収穫したり剪定しても一個から二個切らずに残しているので感心した。

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冬木立後ろの影は朔太郎

おはようございます😃

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中也の詩の一行のごと冬木立

おはようございます(^^)

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林立を楽しむごとし冬木立

きっこさん、ハジメ2018さん、皆さんこんばんは。

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連れ立ちて家族参加の聖夜劇

おはようございます。

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