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2月14日♡

万里様♡
バレンタインデー&部室のお誕生日おめでとうございます!
途中から参加の私ですが、とってもとっても楽しませていただき、本当に感謝しております♪
もう、19年目なんですね!来年は成人式ですね(´∀`*)ウフフ
今後とも、末永くよろしくお願いします☆

そして、去年のクリスマス妄想〜STORYへのUPありがとうございますm(__)m 
やっぱりなんか、嬉しいです(^^♪

Twitterの優し気な眼差しの龍も素敵です♡
視線の先には…いますよね?


たまおさん♪
クリスマス&飲んだくれ、お付き合いいただきありがとうございました(*^^)v
ハッピーエンディングに出来てよかったです♡

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万里さん 部員の皆さま おはようございます!

万里さん♪
なんと 19年目なのですね!
わ〜い\(^^)/おめでとうございます‼

このHPがなければ 今もわたしは悶々としてたと思います‼
万里さん 皆さまの素敵作品のおかげで楽しい妄想ライフが送れ
ホントに感謝しております
ありがとうございます(*^-^*)
今後ともよろしくお願いします☆

こりすさん♪
飲んだくれ妄想楽しかったです〜
あるある あるよねこんなこと(*^^*)

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こりすさん♪
たまおさん♪

ありがとうございます!
温かいお言葉…♡‬
こんなに長く続けてこれたのは、こうして遊びに来て一緒に妄想してくださる皆様のおかげです!
もう、心から「ありがとう」と!これしかないです。
(いつも言ってますが何度でも言わせてください(≧∇≦)
大切な宝物もたくさんいただいて、本当に幸せです。HP作って良かった…( *´︶`*)

ところで、

19年目に入りますーと書いたんですが、
よくよく数えたら丸19年経ってました!
2000年オープンですので、
20年目に突入…です。もう長すぎて自分でも分からなくなってたり ^^;
来年は20周年。20歳。
ついに連載終了時の遊ちんと同い年になります。ヒィィ〜Σ(⊙ω⊙)

どうぞ、今後ともよろしくお願いします(//∇//)

あ、
>視線の先には…いますよね?
ええ!いますとも!(笑)

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万里部長はじめ部員の皆様、ご無沙汰してます。
不義理してしまってまことに申し訳ございません(五体投地で土下座)

ちゃんと定期的に部室は覗いているんですが、ミーティング(書き込み)にはなかなか参加できなくてすみません(>_<)
でも!幽霊部員っぽいけど確かに存在してます。
ちゃんと読んでます!イラストも見てます!
その度、ニヘニヘと不気味な笑いを満面に浮かべてハタから見ると怪しい人です。

龍・俊コンビのサシ飲み会話とか「それな!」状態で楽しみました。
マウント合戦、最高か!(≧▽≦)
ツイッターの龍みて心臓がトゥンク♡(不整脈ではない)
(劇場版C.H. 私も見に行きたーい!!)
リアタイで感想書きたくても、なんだか最近歳のせいか文章書く気力が…。
そしてタイミングを逃して幽霊になっている…。
いやもうホントにすみません💦

歳といえば・・・
そうですか、こちらのサイト、もう来年二十歳の成人式なんですね。
割と初期のころからお邪魔してますが、私もそんだけ歳取ってるってことだわー。
この部室は私のオアシスです。生きる糧です。

ありがとうございます。

皆さんとの出会いに感謝です。
今後もよろしくお願いします。┏○))ペコッ

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シャナさん♪

わー(≧∇≦*)ご無沙汰です!
いえいえ、良いんですー。覗いてくださってチェックしてくださるだけでもありがたやー です。
>その度、ニヘニヘと不気味な笑いを満面に浮かべてハタから見ると怪しい人です。
わはは、正しい部活動ですね(笑)

まったりサイトのここも20年…長いお付き合い、本当にありがとうございます。
歳を重ねることによる身体の変化をヒシヒシと感じる今日この頃ですが(;^ω^)私にもこの場所は心のオアシスです!
今後もよろしくお願いします♡

(あ、劇場版C.H. 凄く良かったですよーオープニングからエンドロールまでファンが見たかった「C.H.」でした!もう、見たかった物が全部入り!って感じでしたよ〜また行きたい♡)

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観ましたよ〜(*≧▽≦*)
観たい…けど、どうしようかな〜と、迷っていたところ、万里様のカキコに背中を押される感じで行ってきました!

面白かった〜(^^♪最初から最後までニマニマしっぱなしでした。
懐かしさともどかしさでキュンキュンしてしまいました(もしかしてツボ、近い…?)

原作、ちゃんと読んだことなかったけど、読んでみよう!と思いました。
また、しばらく楽しめそうです♪(*^^)v
万里様ありがとうございました♡

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こりすさん♪
わー!観にいかれたんですねっ(≧∇≦*)
や、ツボ、近いというか同じ…?♡

キュンとする所もあるしアクションシーンも凄く良かったですよね〜
カウントとって打ち込むトコとか!
舞台は現代の新宿で時代背景は変わっていて…でも違和感を感じなかったのは当時のままの音楽の力が大きいかもなぁと思ってます。
私、もうどの曲も好きすぎて、わー、ここでこの曲なんだ!わー(>ω<〃)〜♡と、心の中で大騒ぎでした(笑)

原作、ぜひぜひ!アニメには出ていないキャラや、エピソード、良いですよ。終盤には二人の距離もぐぐっと近寄りますし。
アニメはアニメで、オリジナルエピソードの神回があるし(100.101話の前後編とか特にヤバい萌え転がる…)良いですね♡
今、GYAO!で無料配信されてますよー(//∇//)

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万里様♡♡
Twitterのラフ画♡視線が、喉ぼとけが、色っぽい〜てか、エロいっ(//∇//)
きゃあ〜どうしましょう(//∇//)UPが楽しみすぎます♡
(どういうシチュエーションなのか、めっちゃ妄想広がります♡)

&C.H無料配信情報ありがとうございます!
神回…エンドロールでもちょっとだけ出てきましたよね(^^♪あのお話はアニメオリジナルだったんですね。

私も音楽を聴きたいから劇場版観たい…がそもそもの動機でした(*^^)vもう、青春ですよね〜
音楽もそうですが、「声」も当時と同じなのがすごいなあ…と。
原作もちょっとだけ読み始めました。ヤバい暫くハマるかも…?♡

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C.H.ネタを引き伸ばしてすみません。(;'∀')

えっ( ゚д゚) 万里さんてば、3回も見たんですね。
そーかー…迷ってたんですけど…
1年もすれば金ロー@日テレでやるだろうからそれまで待とうかと思ってたんですけど…
うわーっ、俄然、見に行きたくなりました!Φ(≧0≦)Φ
でも一番近くの劇場では上映してないんですよ。
ちょっと足伸ばしたところではやってるけど。
どうしよー。でも来週は無理だな。再来週までやってれば行っちゃおうかな。

原作もいいですよね。
単行本持ってたけど、かなり昔に処分しちゃった(>_<)
でも最終巻だけは手元に残しました。
リョウ&香の絡みが好きだったので、パラレルといえどもA.H.はどーーーしても受け入れられず、3巻くらいまでは買ったけどハマれずにリタイアしました。

アニメの前後編の神回と言ったら、アレですよね、アレ!!
確認しなくても分かります。
「いいぜ、撃てよ」の回ですよね!?
あれもGet Wildの入り方に震えたわ〜〜(*>ω<)キャー

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新年☆

万里様♪皆様♪
明けましておめでとうございます。(もう1月半ばですが^^;)
平成も終わりだというのに、まだ昭和は強し!と年末の紅○を見ても思いました(*'▽')

まだまだ、今年もまったりと、よろしくお願いいたしますm(__)m


ぺこさん☆
年末の飲んだくれ俊〜楽しく読ませていただきました♪
ありがとうございますヾ(≧▽≦)ノ
いや、かなり、イメージ近いですよ!

そして、脳内引き出しから、こんな会話も出てきました〜





《飲んだくれ俊 その1》


俊:「あんたさ、遊にひっぱたかれた事…あるか?」

龍:「お前もあるのか?あいつの平手打ちは結構効くよな〜」

俊:(…やっぱり、あるのかよ。)
  「…あんた、遊に何したんだよ。」

龍:「まあ…いろいろ。でも、強烈なやつは2回だけだぜ。
それより、…お前こそ。」

俊:(2回もかよ?)
「…言いたくない。」

龍:「……」

お互い、気になりながらも、それ以上踏み込めず酒をあおる。




《飲んだくれ俊 その2》


俊:「そういえば、あんた昔『好きな子がいる』っていってたじゃんかよ。
そのコとは、どうなったんだよ?」

龍:「…いつの話だ?」

俊:「あんたが、まだロンドプロに居た頃さ」

龍:「…あー、あれね。
……オレさー、“運命の女”ってヤツに、会っちまったんだわ」

俊:「は?」

龍:「そういや、この話、“火鷹”にしかした事なかったな。…聞きたいか?」

俊:「……」

龍:「あれは…そうだな、あいつがデビューしてくる前だ。
インペリアルホールの前で泣いてる女がいてさ、声かけたら
  “一年以内にここに立つ”なんて言うから、思わず笑っちまったら、そのコにグラサンとられちまってさ。」
  
俊:「―――!」

龍:「…ま、いわゆる一目惚れってヤツ?
あんなコト言ってたから、そのうち会えんだろ、って呑気に構えてたんだけど、一向に現れないもんだから、ずっと気になってたんだよな。
…ま、今考えたら大馬鹿だよな。よりにもよって、唯一そのコト話した相手が、本人だったなんてさ。」

俊、テーブルにうつ伏す。

俊:「―――くそっ。何だよっ…!
それじゃあ、はじめから…。そんなのってありかよっ…!」


暫くの沈黙。


龍:「…俊、ありがとな。ずっと、あいつを支えてくれて。」

俊:「あんたに…礼言われたって、嬉しかないよ。」

龍:「…悪い。けど…ありがとう。」

俊:「……」


俊、そのままふて寝してしまう。


↑こんな会話もあったはず〜
…どちらにしても俊、ちょっと可愛そうですが。


おまけの新年妄想でした(*^^)v

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明けましたねー(°▽°)
万里さま、みなさま!
ゆるーり、ほんわか、時には萌えつつ今年も宜しくお願いします!!

こりすさん♪
昭和は強し、といえば
先日たまたまYouT○beで明菜ちゃんの唄をまとめた動画を観まして。
あの貫禄、あのカリスマぶりでまだ10代なんだよな〜〜〜!?と改めて
昭和アイドルの奥深さに、妄想汁が溢れました笑

俊と龍のサシ飲み!無限にバリエーション出てきそうで面白い!!
こりすさんの平手ネタチョイスいいですね(*≧∀≦*)
笑いのなかに「そういえばそうだったな」と感心も紛れていて
私も(飲み屋?の)隣のテーブルで聞き耳たてながら
それをつまみに飲みたいです♪ヽ(´▽`)/

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こりすさん♪
ぺこさん♪
明けましておめでとうございます〜・:*+.(*´︶`*)/.:+
19年目に入る今年も、のんびりペースで妄想していくかと思います。
今年もどうぞ!よろしくお願い致します!

こりすさん
わー新年妄想♡龍に「ありがとう」なんて言われたら俊もふて寝するしかないわー(笑)
イヤ、俊にも幸せになってほしいですよね。

ぺこさん
はい!はい!私もー
YouT○beで(しかもわりと最近)明菜ちゃん観てました!
あらためて歌姫…すごいよ〜と観てた所ですよーヾ(〃゚ω゚)ノ

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ぺこさん☆万里様☆
実は私も明菜派でしたよ〜ヾ(≧▽≦)ノ
実はひそかに、部員の皆様はきっと明菜派に違いない!と思ってました。
いえ、聖○ちゃんも、今でこそいいな〜と思うのですが、当時は断然…でした。
ただのアイドルじゃないっていうか、影というか、貫禄というか、何か、ありましたよね(*´▽`*)


新年飲んだくれ妄想、楽しかったですー(*^^)v
ぺこさんの飲んだくれ俊に触発されて、するするっと書けました。
遊ちんには「何、人をサカナに飲んだくれてんだよ!?」と怒られそうな二人ですが(笑)

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万里さま 部員のみなさま
…めちゃめちゃ遅刻致しましたぁぁぁm(__)m

万里さま♪

ラフもカラーも素敵なイラストありがとうございます。
凛とした綺麗な大人の女性の魅力にずっきゅーん
そして 耳たぶには もしや
これはプレゼントですよね?

こりすさん♪
たくさんの妄想ありがとうございます!

クリスマスのペアプレゼント遊ちん とってもかわいらしいです〜
そしてしあわせなラストににんまり(*^-^*)
やはり ちゃんと完結していただかないとね〜

そして飲んだくれ妄想に笑わせていただきました!
そうそう 遊ちんとの最初の出会いはかなり強烈だったはず…

ぺこさん♪

飲んだくれ俊 強烈なノロケにニマニマしちゃいました(*^^*)
ご馳走さまです〜
私も隣の席で聞き耳たてたいです‼

みなさま 本年度もよろしくお願いします☆

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たまおさん♪
こんにちは〜そしてあけおめですっヽ(´▽`)/
イラストにずっきゅーん、ありがとうございます!
ボーイッシュにしつつ、こっそり龍からのプレゼントをしてるって妄想も、イイですね!
今年ものんびりupとなりそうですが、どうぞよろしくお願いします( *´︶`*)

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今年もありがとうございました!

万里様☆
今年も本当にありがとうございました&お世話になりましたm(__)m
Red roseシリーズ東京編をがっつり最後まで書くことが出来、その上イラストリクエストまで叶えて頂き(しかもイメージ通りに!)もう思い残すことはございません。

UP作業等も本当に本当にありがとうございました!


ぺこさん☆
お礼、遅くなりましたが、クリスマスver.読んでいただきありがとうございました(*^-^*)
“酔って龍に絡む俊”は長年脳内妄想引き出しに入っていて、今回ようやく引っ張り出すことができました。
本当に、俊にも幸せになってほしいですね(*´▽`*)


それでは、万里様、皆様、良いお年をお迎えください。

2019年が素敵な年となりますように。

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『あんたが失踪してる間、遊がどんなにあんたの事、心配してたか、
あんたは何にも知らないだろ。
…オレは知ってる。ずっとそばにいたからな。
ずっと…いたのにさ、結局、遊はオレには見向きもしなかった。
彼女の心には、ずっと、あんたしかいなかった。』

龍:「…………。」

俊:「ただこれだけは言わせてくれ。
遊の心はずっとあんたのモノだったかもしれないけど、
あの頃、戦場で遊の身体を守っていたのはマネージャーの俺なんだ。」

龍:「…ああ。そうだな。」

俊:「いくら負けん気は強くても
それを支えているのが華奢な身体だと知ってたのは俺だけだったし、
だからこそ俺はずっと細かい配慮を欠かずにいた。」

龍:「…………。」

俊:「そうさ。
遊の機嫌が悪い時に、ひょっとしてあの日かな?なんて
気遣いが出来るのも事情を知ってる俺の特権だったし、
わざと直接それを口にして、
真っ赤な顔した遊を見るのはとても楽しかった。」

龍:「桂木。」

俊:「そもそも、初めての出会いはすごいよ?
ノーブラで白シャツを着た遊が落ちた噴水から出てきた所を
ご対面さ。第一印象は正直、顔より胸の記憶だよね。」

龍:「桂木。もう飲むな。…そしてそれ以上喋るな。」




↑飲んだくれる俊こんな感じでしょうか、こりすさん(絶対違う)
お陰様でまた妄想が広がっちゃいました笑
素敵なラブストーリーに横槍入れてすみません(>_<)

万里さま、皆さま、今年も1年お世話になりました!
来年もまたゆったりまったり宜しくお願い致します(*^^*)

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こりすさん♪
Red rose東京編、ラストまで書き上げてくださり、クリスマスまで楽しませていただき&萌転がらせていただき!一年を通してありがとうございましたヽ(´▽`)/
こりすさんワールドを堪能した一年♡イラストリクエストも楽しく描きましたよー。
本当にありがとうございました。

ぺこさん♪
うおー、飲んだくれ俊が〜
いちいちワードがひっかかるぅ〜(笑)
「顔より胸」って!(でも分からなくもないw)
言葉少なでいる龍の最後の一言が怖い〜(真顔で言ってるんですよね、きっとw)
今年も一年、お付き合いいただきありがとうございました(//∇//)

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Promise(Red rose Christmas Story)

クリスマスイブの夜。

共に暮らすマンションに、二人が帰って来たのは、間もなく日付が変わろうとする時刻だった。



「今夜のライブ、最高だった。」


彼女は、未だ興奮冷めやらぬ様子で、キッチンから顔をのぞかせる。

「ああ、…サイコーだ。」

龍は、安堵感と、心地よい充実感をソファに預けて、呟いた。






セントラルレコード所属アーティストが一堂に会した初となるクリスマスコンサート。

企画自体は随分前からあったのだが、クリスマスシーズンの目ぼしいホールは、全て大手レコード会社かプロダクションに押さえられていて、新参者であるセントラルレコードが入り込む余地は無かった。
東京以外での開催も検討されたが、出演者全員のスケジュール調整が難しく、今年は断念せざるを得ない状況だった。


しかし突如、とある会場が、キャンセルされたとの一報が入った。

長年、ロンドプロが押さえていたホールで、龍自身も、そこでクリスマスライブのステージに立った経験があった。

それは、今のロンドプロに、あのホールを満員にできるアーティストが不在であるということを意味していた。


これは、またとないチャンスだった。


準備期間を考えれば、ギリギリの決断だったが、龍と矢崎の素早い交渉で、何とかクリスマスライブの開催に漕ぎつけることが出来た。


大谷龍、ヒノユウをはじめ、FLUIDITY、桂木俊…


今の音楽シーンを席巻するアーティストが総出演とあって、チケットは即完売。
普段から気心の知れたメンバーでのセッションは、息もぴったりで大いに盛り上がった。



「…また、絶対やりたい。」

彼女の横顔が微笑む。

「ああ。来年もあそこ、使わせてもらえそうだしな。
それと…今、考えてんだけど、夏フェスもいいかなってさ。野外とか…盛り上がるぞきっと。」

「ホント!?」

「ま、野外は雨降ったら大変だけどな。」

「あはは、そうだね。」

ずぶ濡れになった、秋の歌謡祭のことを二人して思い出して笑いあう。


「でも…あんたと歌えるならどこでだっていいよ。」


彼女は少し照れたような笑顔で。

二人分のコーヒーをテーブルに置いてから、また、キッチンの方へと消えていった。



ふと、思い出す。



昔、今と同じような言葉を、“火鷹”に言われたことがあった。


『そのために、インペリアルホール立てなくなったって、かまわないよ。』


そう言ったあいつの、車のガラスに映った切ない表情に気付いて、
これ以上、あいつを巻き込めないと思った。


だから、あいつの前から姿を消した。


あの時の自分の選択を、間違っていたとは今も思っていないけど。

一度、酔っぱらった桂木に、絡まれたことがあった。


『あんたが失踪してる間、遊がどんなにあんたの事、心配してたか、あんたは何にも知らないだろ。
…オレは知ってる。ずっとそばにいたからな。
ずっと…いたのにさ、結局、遊はオレには見向きもしなかった。
彼女の心には、ずっと、あんたしかいなかった。』




あの頃から、彼女は何も変わっていない。

変わったのは……



龍はポケットに忍ばせた、彼女への贈り物の存在を指で確認する。


ふと、時計をみると、すでに日付は替わっていた。





彼女自ら作詞・作曲した新曲は、発売されるやいなや大変な話題となり、瞬く間に今年のシングルのトップセールスを記録した。

各テレビ局の音楽賞レースでは、“ヒノ ユウ”は既に一度、“火鷹遊”としてデビューしていたことが問題視され、新人賞の候補からは外されてしまった。


『よっぽど、新人賞には縁がないんだな。』


彼女は、そう言って全く残念ではなさそうに笑った。




しかし予想外の事が起きた。


彼女の新曲が、秋に発売されたばかりであるにもかかわらず、大賞を軒並み受賞するという事態となったのだ。

セールス・話題性・人気…どこをとっても申し分ないのだから受賞は当然なのだが。


残すは年末の最も大きな歌謡賞のみだが、これも間違いなく獲れるだろう。



もう、坂巻にも誰にも、彼女の勢いを止められるものは無い。


彼女は自らの実力で、この戦いを制したのだ。


そのことが、龍にはとても頼もしく、誇らしかった。





けれど…


もはや、誰の目にもこの上なく魅力的な彼女は、常に男どもの好奇の視線の的だった。

時には公に交際を宣言している龍本人に面と向かって、彼女に関する卑猥な質問を投げかけてくる輩もいて、


「お前、そんなこと言ってっと、共演NGにするぞ。」


怒りを抑えて、できるだけ軽い口調で釘を刺したつもりだったのに。


「お、おい、そんな怖い顔すんなよ。軽い冗談じゃねぇか。」


真顔でそう言われて、はっとなった。

…要は、感情のコントロールが効かなくなっているのだ。


彼女の事になると、冷静さを保てない。


彼女を閉じ込めてしまいたいわけじゃない。

だけど…彼女を見る、男達の目に我慢がならない。


そして、気付いてしまった。


―――これは、独占欲だ。






突然、龍の背後から、暖かい何かが、ふわりと抱きついてきた。


「な、なんだ?」


「クリスマスプレゼント。
知らなかった。カシミヤ?っていうの?こんなにあったかいんだね。」


遊の腕とともにまとわりついてきたのは、マフラーだった。

彼女の吐息が首筋にかかって、心臓の音が早くなる。

「ああ…あったかい。」

(あったかいのは、お前だ。)

冷静さを装って、そのクリスマスプレゼントに触れ、
その柄を確認して、龍は気付く。

「あれ、これって…」

色違いなので一見、分かりにくいが、同じ柄のものを彼女が身に着けているのを、龍は思い出した。

「う、うん、そうなんだ。この前、希代美ちゃんとデパート行ったときにさ、自分の選んでたら、すごく良くて、聞いたら男物もあるっていうから…。
だから、別にお揃いにしたってわけじゃ…」

遊は龍に抱きついたまま、言い訳した。


―――照れた顔が見たい。


龍は、首に絡みついた彼女の腕をやさしく引きよせ、正面に来るよう促した。


「いいじゃん、言えよ。『お揃いにしたかった』ってさ。」

真っ赤になって俯く彼女が、ソファに座る龍の前に跪く格好になった。


「うん、ホントはね、ちょっといいかなって…思った。」

あまりに可愛すぎる恋人の反応に満足しながら、彼女の胸元に光るものに、龍は手をふれた。


「これ、いつも着けてるな。」


それは、今年のホワイトデーに龍が贈ったものだ。


「うん、いつも…衣装で着けられない時も…持ってる。」


「何で?」


「何でって…。お守りっていうか…。あんたが、側にいてくれてる気がするから。
一緒に戦ってるから…何があっても大丈夫だって…思えるから。」


「……」


無言になった、龍の反応をどうとらえたのか。

「な、なんだよ。
…けっこうデリケートなんだからな、これでも。」

遊は、少し剥れて、プイっと横を向いた。


文字通りトップアーティストとなった彼女へ向けられる嫉妬や羨望が生半可なものでははいということは、龍も十分承知していた。
もちろん彼女も負けてはいないから、彼女の数々の武勇伝は遊のマネージャーをはじめ、各方面から伝え聞かされてはいた。

けれど…悔しい思いは数えきれないほどしているだろう。
そして、彼女が、本当は人一倍傷つきやすいことも…


「…ああ、わかってるよ。」

そういって、その頭をポンポンと、やさしくなでると、
彼女は俯いた唇をきゅっとかみしめた。


決して弱音を吐かなかった彼女が初めて見せた表情に、龍は心を決める。


「おっし。じゃあ、おにーさんが、もう一つ、お守りをやろう。」


その言葉に、遊が真っ直ぐに顔を上げる。

「手、出して。目を瞑って。」

すると、彼女は両手のひらを上に向けて、ちょこんと龍の膝の上に置き、期待に紅潮した頬でギュッと目を瞑った。

(何…貰えると思ってんだ?こいつ。)

そんな突っ込みを入れたくなりながらも、お預け中の子犬のように可愛いその姿を、暫く眺めてから、ポケットに忍ばせていたそれを取り出し、彼女の左手の甲を上にそっと返して。


それを薬指にするりとはめた。


一粒の輝きを曲線が包み込む、シンプルに見えて実は繊細な細工が施されたそれは、遊の指に、吸いつくようにぴったりで、龍は満足気にその手に口付けた。

「りゅ、う…?」

お許しが出るのを待ちきれず目を開けた遊が、驚きの表情で自分の指にはめられたそれに見入る。

そして、みるみる、その表情が歓びに輝いて。


龍は、自身の心配が、杞憂であったことを思い知る。



「ずっと…しててほしいと思って、選んだ。
だけど…それは、オレの我儘かも知れないって…気付いた。
お前はオレのものだって、お前に“しるし”を付けたいだけなんじゃないかって…。」


彼女のしなやかな指を自分のそれに絡めながら、龍は偽りない迷いを呟く。

すると、遊は輝くように微笑んで、龍に覆い被さるように、ふわりと抱きついた。


彼女の温もりに丸ごと包まれる。


「…馬鹿だな。もうずっと、あたしはあんたのものなのに。
“しるし”が欲しかったのは、あたしの方だったのに。」




…ああ、こうして全部溶かされていく。



「一緒に…居よう。ずっと…。」



「うん…、うん…。」


腕の中で彼女が何度も頷く。



それは、決して破られることのない約束。


(もう、この手を離したりしない。)


抱きしめる腕を強くすると、彼女もそれに応えて、深く温もりを分け合う。



そしてふたり、いつまでも同じ思いを重ねあっていた。








END

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万里様♡
美少年遊ちん、ありがとうございます!
カラーもラフも素敵です(*≧▽≦*)

イケメンだけど、女性として見ても、すっごく綺麗…なのがツボです♡


そして、書いてしまいました〜
Red rose クリスマスバージョン。
遊ちんの戦いは続いているけどラブラブだから大丈夫!
&独占欲丸出しなプレゼント交換(笑)なお話でした。

皆様、よいクリスマスを!

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こりすさん♪
イケメン遊ちん、見ていただき!ありがとうございます〜(*´︶`*)♡

そしてそしてっ!
うわ〜いっヽ(*´∀`)ノ クリスマスプレゼントが来たぁ〜・:*+.+
新人賞すっとばして、大賞受賞おめでとう〜♪遊ちん♡
独占欲丸出しで悶々とする龍。でも遊ちんも同じ気持ち。
ていうか、マフラーを照れながら渡すとことか目をギュッと瞑って手を出すとか…どんだけ可愛いんだぁ〜
幸せラブラブな二人のクリスマス、ありがとうございました〜♡
(近いうちに部室にもupさせていただきますね。)

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万里様♪
わ〜い☆ ありがとうございます(*^_^*)
そういえば、クリスマスは押さえてなかったな〜と、二人のラブラブクリスマスを妄想してみました♡

上手く盛り込めず割愛しましたが、最優秀アルバム賞は僅差で龍が総ナメにしている…という裏設定もあります。

そして、クリスマスライブで一番嬉しそうだったのは、遊ちんと共演が実現した俊でした←それを見ていた龍の独占欲に火が…(笑)


遊ちんにラブラブあったかクリスマスを過ごさせてあげたい!と願いを込めました☆

引用して返信編集・削除(未編集)

万里さま♪
Twitterで拝見していたあのラフに、いつの間にか色が…!
ブルーのシャツのインパクトと涼しげな視線が
パッと見遊ちんをボーイッシュに魅せるんですが
ふっくりした唇といい、華奢と健全が混在したうなじといい、
これは『出したい相手の前だけで色気出すタイプ』の女性ですな!!
まあ、龍の前で可愛くなったり綺麗になったりするのは、
遊ちん的にはきっと無意識なんでしょうけどね(°▽°)

こりすさん♪
ぬおお、二人のクリスマスverストーリーありがとうございます(*^^*)
プロポーズ!!!
クリスマスに!!
揃いのカシミア!
共演NG!!
独占欲!!
ニヤニヤするワード達に心躍りながらも、
俊が地味?にセントラルレコードで頑張っていることや
酔って龍に絡んでいたことに、しみじみ( ;∀;)
坂巻以外の登場人物には全員幸せになって欲しいですね!!

クリスマスプレゼントありがとうございました〜(  ̄▽ ̄)

引用して返信編集・削除(未編集)

ぺこさん♪
twitterにupしてから色付けるまで時間がかかってしまいましたが、やっとup出来ましたー
今回はイケメン・ボーイッシュ遊ちん♪ということで、ムダにはだけたり脱がせたりはナシ〜(笑)と始めたんですけど、やっぱり隠しきれない色気も…って感じでああなりました。
確かに♡龍の前では色っぽさ全開になりつつも、遊ちんは無意識、無自覚なんでしょうね(//∇//)

引用して返信編集・削除(未編集)

めっちゃ遅刻しました!!

万里さま、皆さま、御無沙汰しております!
下↓のトピックスにレスしようとしたのですが、30日以上経過したら
締め切られてしまう(知らなかったー!)模様で新たに失礼をばをば。

こりすさん♪
シリーズ最終話ありがとうございます(遅くなりすみません)!!
雨に濡れる龍、さぞかしエエ男っぷり全開やろな〜っと
野外ステージの二人を想像しちゃいました!きっと絵になる!
桜の野外(原作)もそりゃ〜絵になりますが
霧雨の野外ステージも生き生きと輝きそうですよねっ。
水もしたたる幸せいっぱいな二人を
坂巻は薄いグラサンにしかと焼き付けるがいいさー(*^-^*)

あ、ちなみに。
FLUIDITYって「流動性」とか「変わりやすい」って
意味でしたよね?セントラルからロンドプロに寝返る彼らの歩みを
見越したバンド命名なんでしょうかね、原作は…。

↑いつも思っちゃう事過ぎて
既に掲示板で発言したことがある内容かもしれませんが(^-^;

でも、龍と遊ちんの絆は変わらないから!!
と信じさせてくれる最終話でしたv

引用して返信編集・削除(未編集)

ぺこさん♪
わー、こんにちは〜(*´︶`*)ご訪問ありがとうございます♡

> 下↓のトピックスにレスしようとしたのですが、30日以上経過したら
> 締め切られてしまう(知らなかったー!)模様で新たに失礼をばをば。
すみませーん(;^ω^)そんな設定になってましたね。(←規定がそうなってるようでした。変更可能っぽいので設定いじってみようかなー)

> 雨に濡れる龍、さぞかしエエ男っぷり全開やろな〜っと
イヤもう、そりゃあエエ男っぷり全開ですよね〜
シャツが身体に張り付いて、それがまたヤバいくらい色っぽい感じが…!
妄想所ですねっ!

あ、FLUIDITY…確かに彼ら流されての移籍でしたね。
今まで私、あんまり気にしてなかった所です!
なるほど☆そうかー狙ってつけたんですかね、やっぱり。

引用して返信編集・削除(未編集)

ぺこさん♪

ありがとうございます〜ヾ(≧▽≦)ノ
Red roseから始まるお話、お陰様でようやく完結することが出来ました。
このお話を書くきっかけになったのは、入院中、
ぺこさんの妄想の続きを読まなきゃ死ねない→生きてて読めてよかった→でも後悔しないように自分も長年の妄想を形にしたい→とりあえず書いてみよう!
と、思ったことでした。
なので、ぺこさんには本当に感謝でございます!

何かもう、本当に出し尽くした感じです。(とは、いいながらクリスマス小噺とか貼り逃げしたいと密かに思ってたりしますが)
本当はもっと坂巻を懲らしめたかったのですが、ここはあえてロンドプロ衰退の予兆(歌謡祭出演1組だけ)を書くに留めました。

そして、水も滴るイイ男な龍!
やはりラストシーンは原作のラストシーンを意識しました。

やっぱり龍と一緒のステージが、遊ちんの幸せですね♡

そうそう、「FLUIDITY」私も辞書で調べて、「そうか〜何かカッコイイから?」とぼんやり思った記憶だけが残ってて、すっかり忘れてましたが、「流動性」って意味だったんですね〜。今回の妄想では、わりと活躍してくれた彼らでした☆

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