きっこさん、ハジメ2018さん、皆さんこんばんは。猫髭さん、ハイヒール句会のアップありがとうございます。今はお見かけしない懐かしいメンバーのお名前が並んでいますね。そのうち杜人の名前が出てくるのではないかと期待?しております。平成17、8年頃お仲間に入れていただいたと記憶しております(^^)。
今日はやっとこの快晴で、午前中の仕事を終えて洗濯と冬物へ「更衣」、って今頃。そうなのよ、めんどくさがりで、というのが大方の理由だが、自転車で走り回るし、車椅子を二時間押し捲る介護もあるしで、結構体を使うから着膨れると汗掻くのでヘルパーの衣替えは夏は早めで冬は遅めになりがちで、俳人は季節は肌で感じるもんだ、エアコン、ケッ夏は暑いし冬は寒いの当たり前、冬が暑いかバッキャロウ、暖房つけて冬の句詠めるか芭蕉が呆れるぞとばかりに痩せ我慢を通して来たが、俳句世間のしがらみからおさらばして早や五年、すっかり普通の老人になって、昨日のように朝晩の外気が4℃近くに冷え込むと室内も10℃を切るから、17℃がセーターを着るのに適温というのを思い出してセーターを探せど、積んどくだけだからどこの行李に入っているのかわからず、とりあえず防寒着が出て来たからそれを着て、TVドラマ、北大路欣也の車椅子の鬼塚一路警部補がいい『記憶捜査3』、『相棒』、『科捜研の女』、中井貴一がいい『トラベルナース』、『孤独のグルメ』を見る。リバイバルで『終着駅』シリーズや『必殺仕事人』『JIN-仁』も見る。『JIN-仁』は原作の漫画も全部買って読んでて面白かったが、TVドラマもTBS80周年記念だったかで豪華絢爛で武田鉄也の緒方洪庵がミスキャストだった以外は素晴らしい演技で、特に花魁の野風は絶賛だったのでもう正続10回以上見ているが何度見ても野風はいいなあ。映画は本と違って見てるだけでいいから楽。本はページをめくる手間と字を読む手間がある。まあ、それがしみじみとしていいから、また今日も句集やミステリーなど古本屋へ注文してしまった。電子本は生理的に駄目です。やっぱ紙と本の装丁でないと読んでる気がしない。その意味では映画は映画館の大画面で見るのが一番だが、前の奴の頭が邪魔で、一人で煙草を吸いながら酒を飲みながら35インチのディスプレイで見る自由で満足である。
わたくしの辞書には「飽きる」ということがない。十代の終りに家業の倒産というどん底に落ちて「飽きる」という贅沢な生き方が出来ず、板金工という肉体労働者として休みなく働き通しだったので、トンネルを抜けたら三十歳の中年だから、何かに入れあげると「飽きる」ことを知らないからずっと入れあげたままで、気が付いたら白髪のお爺さんで、御覧の通りである。
例えば、きっこさんに『ホトトギス雑詠選集』だけをずっと読みなさいと言われると、朝日文庫と角川文庫を買って来て半年だったか読んで、しかし、元になる大正四年から虚子が選び続けた全44巻の『ホトトギス雑詠全集』を全巻日本中の古本屋からコレクションして、なぜ虚子が膨大なホトトギス雑詠投句の中から精選したのかを辿ると、正直、「客観写生」だ「花鳥風詠」だのお題目や俳論などどうでもよくなる。良い俳句に出会う喜びに勝るものはないという作品だけが残る。きっこさんの指導を受けてわたくしがたどり着いたのはそういうひろびろとした場所である。そこにはこの写真のような美しい自然が微笑んでいてくれるかもしれない。
ハイヒール句会を第5回までアップしたが、つらつら考えてみるに、考えて見なくても、これひとりでやるなんてどう考えても人間業じゃないよね(笑)。なんか落語の「死神」みたいで命の蝋燭が燃え尽きるのとアップし終えるのとどっちが先よと思わんでもないが、編集し直していると淡々とやっているにも関わらず、きっこさんの情熱が蝋燭の炎をぽっと明るくするような瞬間があって、思わず手を止めて読み入ってしまうし、投稿者たちの当時はわからなかった思いも見えてくるようで、人生の実相鏡にかけて見る如しのようにも思えて面白いのが励みになる。ほぼ20年前の記録だから自分が年を取って経験した時間が見えることと失った若さ、と言ってもわたくしは52歳で御自由に生きようとたまたま仏壇に入る前に俳壇に立ち寄ったという本当に偶々に暑中見舞いに俳句の一句でもと鈴木茂雄さんの俳句のアンソロジーを見つけて、引用の許可をお願いしたのが「ハイヒール山」へ登る俳句の初山踏みだったから、今から二昔前の偶然とはいえ、死に時が近づいているのは火を見るより明らかなお年頃なので、これはもう宿命というか、腐れ縁というか(笑)、わたくしがやるしかないのだろうと観念した。「なくなったブログが蘇るなんて芸当は誰でもできるもんじゃない」と誰かさんが言っていたが(蘇らせたのは茂雄親方に撫子司書にsuzume一羽なんだけどねえ)、チャット句会や掲示板も12年分保存したのはわたくしだし、さっき見たら句会のBBCも残ってる回があったから、どこかで断捨離しながら進めないといけませんが、まあ、やれるところまで掘り進むしかないねえ。
いずれにしても、ハイヒール俳句秘密結社(だっけか)の会員にとって、ハイヒール図書館は最高の道標であることは間違いありません。現代版『俳句大要』と言えるでしょう。楽しんで自分らしい俳句を詠めるよう精進しましょう。
きっこさん、ハジメ2018さん、皆さんこんばんは。今日高速を使って無事に茨城の家に帰ってきました。兎波さん、彦根に回られたんですね。国宝彦根城には小生も行ったことがあります。その時は琵琶湖の周囲をぐるりと車で回りました。旅は心に栄養を蓄える手助けをしてくれます(^^)。