>丘の上から見た港には軍艦が停泊していた。
サンディエゴはサンディエゴ海軍基地とミラマー海兵隊航空基地がある映画「トップガン(TOPGUN)」の舞台になったアメリカ太平洋艦隊の基地ですから、最新ジェット機が蠅のようにぶんぶん飛び廻っており、軍事施設の周りにはハイテク企業が群がるので世界的なIT企業のヴェンチャー会社が密集し、わたくしもヴェンチャー企業との提携先と仕事をしていたので何十回となく訪問しましたが、運転を任した部下がホテルへの道を間違えてミラマー海兵隊航空基地に突っ込んだ時は機関銃を持った海兵隊に囲まれて往生しました。驚いたのは検問に詰め寄ってきた軍人が小麦色の肌の美人で一瞬撃たれてもいいなと思いましたが眼光の鋭さは豹のようでした。
ラップマン腦味噌飛ばすクリスマス 猫
紺碧をFA16飛ぶクリスマス 猫
確かNOV.30-DEC.10, 2003に詠んだわたくしの横書吟はサンディエゴでの句だったと記憶します。何というベイ(湾)だか忘れましたが、全米からこのベイの寿司屋に来る日本人の店があり、日本人の主人の話だとここの雲丹が余りに甘くておいしいので引っ越して来たとか。おいしいうえに、日本だったら目の飛び出るようなフルコースが5000円も行かない安さに吃驚しました。最後に食べた雲丹のお茶漬けは腰を抜かすほど旨かった。アメリカ人は行列を作る店は避けるのですがこの寿司屋だけは例外で長蛇の列でしたね。ニューヨークの知人を見かけたのでなぜここにいるのと驚いたら休暇がとれたのでここの寿司を食いたくて飛んできたとか。片道7時間のフライトを!もう20年近い昔の話だから店があるかと調べると、あったよ「太田寿司」、4529 Mission Bay Dr, San Diego!!!そうそう「ミッション・ベイ」でした。あるんだ。あるよ(TVドラマ「Hero」のギャグね)。
句念庵さんはどこで何を食べたのかな。灯台の形をしたハーバー何たらとかいった何でもありのボリュームたっぷりレストランかしら。まぐろのカルパッチョ頼んだらどーんと本鮪の赤身が塊で出て来て、これで10$!値段間違えてると取り返しに来る前にみんなでばくばく食べました。名物スパニッシュ・コーヒーは飲めたのかしら(笑)。メキシコのそばだからコロンボ刑事の好きなイタリアの豆料理、チリ・コン・カルネ(“Chili con Carne”)がスパイシーで美味しかったので夜食に隣の食堂に毎晩のように食いに行くと、またチリコンカンが来たとお婆さんのウェイトレスがあきれていましたがクラッカーは多めに置いて行くのでナイス。もう死んでるだろうな。
メキシコ料理もおいしかったですね。しっとりとやわらかいトルティーヤという薄焼きパンでボリュームのある具材を包んだ「ブリトー」にわたくしはまりまして、チキンスープを頼むと洗面器にチキン半分ぶった切ったスープが来て。生のサルサソース(三種類くらい辛さに合わせて置いてある)とトルティーヤ・チップスは只で食い放題だから、とても一人では食べきれず半分はホテルで夕食代わりになったほどボリュームたっぷりだが、毎日食べても飽きなかった。関係妄想症だから自動的にずるずる出て来るのでもうやめよう。(*^▽^*)ゞ。
あ、調べたら「ブリート」の写真ありました。見よ、このヴォリューム♪
きっこさん、みなさん、こんにちは。
昔、ニュー・ビジネスのフィジビリテイスタデイの爲、地域の七社会の皆さんと
一度サンジェゴにも立ち寄ったことがありますが、丘の上から見た港には軍艦が停泊していた。
多分爆弾も積んでいたことだろう.怖!(笑)
サンディエゴ郊外のラ・ホヤLa Jolla海岸はスペイン語で「宝石la joya」という意味だそうだが、黄昏の海が本当に燃えるような息を呑む夕焼の豪華さや夜のセレブが行き来する高級店(馬具の店などあの銀の鞭で打たれてあのブーツの銀の拍車で蹴られたいという銀細工が惚れ惚れするほど美しかったし店員もゴージャスだった)や海に張り出たレストラン(魚料理はマヒマヒなど大雑把な味でさほど旨くはない)とか「スパニッシュ・コーヒー」だけは絶対味わったほうがいいコーヒーとリキュールと生ミルクを混ぜて青い火でアルコールを飛ばす演出も幻想的なカクテルとか、絶対にカミサンは連れて来られない高級店がぞろりと並ぶ全米一の高級リゾート地でハリウッドのビバリー・ヒルズよりも地価は高い。わたくしたちのチームは応援したヴェンチャーが大儲けしたのでVIP待遇で招待されたのだが、ドレスやタキシードに交わっての時間は正直窮屈だったので、翌朝カリフォルニア大学のサンディエゴ校のそばの海岸を皆で散歩したのだが、あれがエリザベス・テイラーとリチャード・バートンが共演した映画『いそしぎ』の磯鴫だと教えながら、風も強くなったしモーテルに帰ろうかと公園を横切った途端、何かが落ちて来てバシッと弾けたのでびっくりすると、なんと片手に余る大きさの松ぼっくりで、しかもずっしりと重く、これが直撃したら眉間が割れるどころではないと全員一斉に降下爆弾の中を逃げ帰った。アメリカはナスやキュウリが馬鹿でかいが、まさか松の木があんなに高くて松ぼっくりがあんなにでかくて重いとは知らなんだ。
>『誹風末摘花』
ちょっと誤解があるようなので付け加えると『誹風末摘花』ではなく、玉石混交の川柳から江戸時代の庶民の姿や暮らしをまざまざと見せてくれる註解の岡田甫の『川柳末摘花註解』(第一出版社、1951)が凄いのです。ノーベル文学賞をなぜやらないのかと書誌学者の谷沢永一がいきどおっていたのもむべなるかなの名著で、粋人、通人と言われた人物のバイブルでもあった。小津安二郎の映画『秋日和』の寿司屋の客で出てくる鎌倉の通人菅原通済のセリフは『川柳末摘花註解』を読んでいないとわかるめえで、猫髭嘘は言わない。千円のうちに『川柳末摘花註解』(第一出版社、1951)は買って読むべし。家宝になります。
昔きっこさんが朝日文庫の『ホトトギス雑詠選集』春夏秋冬全四巻だけ読んでればいいと言い切って、以来19年『ホトトギス雑詠全集』全44巻収集したのでいちいち丸の内の「ホトトギス」まで行く必要がないのは、きっこ師の言われたことだけやるのではなく言われた以上のことをやるのが弟子としては当たり前だったからで、口をすっぱくして子規の『俳諧大要』岩波文庫、山本健吉『季寄せ』文藝春秋二巻、『ホトトギス雑詠選集』朝日文庫全四巻は三種の神器だと言い続け、朝日文庫は絶版だったから、当時セットで千円から二千円前後で古本屋で買った句友たちは、今一冊9000円するのに(セットで3万6千円!)驚くだろう。買わなかった人は是非なし。
実は角川文庫から旧字旧仮名で同じ四冊本が出ていて、昔は二束三文だったが、朝日文庫の新字新仮名よりもわたくし個人は好きなのだが、まだ古本屋で1500円から2000円で一冊手に入るかも知れないから(5000円と足元を見ているところもあるが)安いうちに揃えるか、図書館で借りてコピーするなり、生きているうちに読んだほうがいいでしょう。読まなくても俳句は詠めるが読まないと深い俳句は読めないと思う。そうそう、『新歳時記 虚子編』(三省堂)は『ホトトギス雑詠全集』の合本のようなものだからこれも俳句の聖典のひとつでしょう。『ホトトギス雑詠選集』文庫版を買えなかった人には強くお薦めします。学ぶことに時と時節は関係ない。学びたいと思った時がその時です。
皆さん、おはようございます。
きっこさんのお話しを伺って、『誹風末摘花』が早速メルカリであったので購入しました。s41年、文庫版かな〜?サイズはわかりません。
皆さん、こんばんは。
>初芝居斬られて紅き紐を出す 茂雄
思わず「巧いな~」と思った句ですが、あたしはへそ曲がりなので、巧いだけの句には高得点はあげません。
この茂雄さんの句は、「初芝居」の「初」と「紅」との響きあいに新年のおめでたさが表われていること、そして「斬られて」いるのに「おめでたい」という「故意か無意識か分からない不条理ワールド」が秀逸だったので、迷わず「きっこ特選」にいただきました。
今、読み直しても、これは素晴らしい作品です♪
猫髭さんの言っている『誹風末摘花』は、オリジナルに準じた4巻のものは目の玉が飛び出るほど高額ですが、4巻すべてをまとめた文庫版なら、猫髭さんの言う通リ、ネットの古書店でもユーズド品が1000円前後で買えます。
あたしの持っている文庫版は、中野の古書店で300円で買ったものです。
すごく面白いので、興味を持った人は高額の品物に飛びつかず、ネットの古書店などで文庫版を探してみてくださいね♪
きっこさん、皆さん、こんにちは🌤
初芝居斬られて紅き紐を出す 茂雄
茂雄さん、きっこ特選句で遊んですみません(笑)とても好きな御句です。
岐神のお話とても面白かったです。