猫髭さま、「ににん」の春号94号、楽しみに待っております♪
今日は和裁の集まりの日。金蠅が着物上級者さんから頼まれた雪袴を完成させていました。写真は試着した金蠅。上級者さん、一本歯の下駄を履いて、着物をからげて雪袴を穿き、野山を闊歩されます。袴に遠州木綿を選ぶとは素晴らしい。丈夫で軽くてしなやかであります。
巣箱より高きところに住んでをり 雪我狂流
日曜日は半袖半ズボンが闊歩する29℃という気象庁始まって以来の三月の真夏日とか。冬布団で寝ていたので夜中の三時半ごろ汗びっしょりで目覚めて何事かと思ったら室内が25℃もある。桜も一気に開花。わたくしの住んでいる杉並区は近所の造園の園丁と顔なじみなので、今は一本の木から赤と白の花を咲かせる花桃が盛りである。白と赤のほかに絞り咲という斑入りの花も見られ、実際は三色の花があるように見える。枝垂れて咲くため「源平枝垂れ」とも呼ばれているとか。これは梅と桃を鑑賞する中国原産の花である。
そうそう、わたくしが参加した「ににん」の春号94号が今日発売されました。と言っても書店には出ないので、まだわたくしにも届いていないので、届いたら皆さん宛に送ります。
夕べは外の路地を歩く旅人が、倉敷格子の奥で演奏されるジャズに立ち止まっていました。小さな茶房ですが、マイクを使っていたのでかなり聴こえたかと(笑)。
山ざくら石の寂しさ極まりぬ 加藤楸邨
倉敷の茶房にて、ジャズの小さな小さな発表会。ピアノ教師の金蠅を連れてゆく。生演奏はいいですね。店主のめぐちゃんのレースの手袋が可愛くて♪
春宵千金くすしとてジャズうたふ お吟
猫髭横書吟行April 5~10 2004、今も読んで新鮮ですね♪
昨日行った隣町も我が町の山々も、どうしたことかいつの頃からか、ミモザに凌駕されています。山全体が黄色にけぶっています。我らがお茶人からいただいた「さくら過ぐる」という銘の練切り。土筆の干菓子も添えられています。倉敷と姉妹都市のカンザスシティーから訪問団が30名来るので、茶会でおもてなしするそう。その茶菓子が手づくりなんて、素晴らしい。桜の紋様は焼き印ではなく、クリップを伸ばしてさくらのかたちに捩じって、ぽんぽんと押しただけ♪
新しき檜の風呂や山桜 長谷川櫂
アメリカのアリゾナ州の日本の本州がすっぽり入るほど大きいソノーラ砂漠の中に作られた州都で、砂漠の中にありながら米国有数の工業都市で、カルフォルニア州のシリコンバレーに対してシリコンデザートと呼ばれ、一年中暖かく気候が良いので観光都市としても有名で、1966年にグレン・キャンベルの歌「恋はフェニックス(By The Time I Get To Phoenix)」で大ヒットしたのでわたくしの世代なら覚えている人もいるだろう。ただし、これは「君が起きる時には僕はフェニックスに着いているだろう。ドアに僕の書置き「僕は出てゆく」を見て、君は信じないで笑ってすませるだろう。今までも同じようなことがあったから」と、おそらくカリフォルニアからフェニックスを抜けてニューメキシコも抜けてオクラホマに逃避行する女々しい歌でフェニックスは最初の通過点に過ぎないので「恋はフェニックス」は日本のレコード会社が付けた売らんかなの邦題である。わたくしはサンディエゴからフェニックスまで飛行機で行ったので、二時間弱だと思ったが、車ではかなりかかると思うので実に情けないロードソングだが、当時はヒッピーのうろうろ放浪が流行ったので大ヒットになったが、タイトルだけだとフェニックスというリゾート地で有閑マダムとよろめきましたという雰囲気だが、歌詞は情けない逃避行である。ただ、フランク・シナトラが歌うと実にぐっと来るトーチソングに聞こえるから不思議である。
Frank Sinatra - By The Time I Get To Phoenix
で、フェニックスの郊外の一角はミモザがどこの家にも道にも植えてあって中央分離帯がサボテンというのがフェニックスらしい。この件は『三畳の猫髭』の「猫髭贅言」の「 猫髭横書吟行April 5~10 2004」に書いてある。もう20年が経つのだ。
http://web575.art.coocan.jp/page060.html#%E8%B4%85%E8%A8%80
ああ おまえはなにをして来たのだと・・・・・・
吹き来る風が私に云う 中原中也「帰郷」
