はありますか?家族が
最初適応障害の診断で抗うつ薬、眠剤を処方されましたが、それを内服続け1.2年ほど、途中イライラするような状態がでて躁転といわれ、気づけば診断名は双極性障害となっていました。
今では複数の内服薬を内服しており、薬のせいで悪い方に言っていないか心配しています。抗うつ薬を飲み続ける方で躁転することはありますか?躁転と医師はいっていますが、エピソードとしてはイライラ感がでて家族に当たることや、お金を少し無駄遣いする程度(もともと無駄遣いすることはあったので)で躁とまで言えるか家族としては疑問です。躁はハイテンションで調子が良くなるとネットで読みましたがそういう様子はありません。
それなのに、抑える方の薬を内服していて大丈夫なのか、と色々心配になります。
No.259ゆま2023年11月15日 23:15
こんにちは、投稿ありがとうございます。
適応障害から双極性障害ですか・・
全く違う診断ですが、本当に双極性障害(躁うつ病)なのでしょうか?
躁うつ病の人が抗うつ剤を飲むと、躁鬱のサイクルが早くなり、
躁転することはありますが、普通の人が抗うつ剤を飲んでも、躁状態にはなりません。
抗うつ剤は不安や緊張やこだわりには効きますので、
多少の気分高揚はあるかもしれませんが、躁うつ病の躁状態のようなことにはなりませんよ。
抗うつ剤は飲んで効果発現まで、8週間かかりますので、
内服を中断しても脳内には残っており、薬が抜けるまでも8週間くらいかかります。
それゆえ長期に服用しても薬物依存になることはありません。
但し、SSRIというセロトニン系の抗うつ剤に関しては、
服用中止後 24時間くらいで頭がシャンシャンする、
ふわふわするといった離脱症状を認めることがあります。
この場合は1日おきに服用すれば回避できますよ。
躁うつ病(双極Ⅰ型)の診断で一番大事なのは数か月単位での気分の波であり、
経過中 数か月の安定期があることです。
躁うつ病の躁状態の時には、全く抑制が効かなくなりますので、
警察沙汰になることが多いですよ。
躁鬱の期間が数時間から数日という短いスパンで起こる
重篤な躁状態を認めないものを「双極Ⅱ型」と呼んでいます。
これは厳密には躁うつ病ではなく、性格ベースに発達障害や境界型人格障害 ACなどを
持っている人がほとんどです。貴方にもありませんか??
躁うつ病でも性格の波であっても、気分安定剤は効果ありますので、
服用していても大丈夫ですが、予後が全く違います。
躁うつ病は徐々に振幅が小さくなり、最後は寛解しますが、
性格の場合は重篤な躁状態やうつ状態になることが無いかわりに
今後もストレスや気温 気圧などで症状は細かく変動すると思われます。
その場合は頓服で抗不安薬を使うと良いのですが・・・
貴方も色々と自分で調べて下さい。
解らないこと 不安なことは、どんどん主治医に聞いて良いですよ。
No.263dr2023年11月18日 19:40
https://x.com/tyomateee/status/1724081535438241909?s=20
SNS巡りというか偶然添付の動画を見かけました。穴ぼこ=心の傷に対して回転する=時の流れを表現していて、1巡2巡では穴ぼこ=心の傷跡は埋められない。だが、何巡=幾時の流れは穴ぼこを埋めてくれる。
私は動画をそう解釈しました。
私も苦しみ悲しみ傷はいっぱいありますが、10年単位で”乗り越えよう(完全に乗り越えてはいません)”と今もしています。タイムスリップ現象やフラッシュバックを時たま起こしながらですが。
相談内容は心の傷の癒す時間はどれほど必要なのか?ケースバイケースとは思いますが先生の今までのご経験からどれほどかかるのかの目安や目途が気になりました。
また、私自身の考えは【傷ついていない・発達とかウツが無い人たちは癒す時間を人生を謳歌する時間にしていたのかな・・・】と”癒す時間はタイムロス時間”と感じています。その認知や認識についてもご意見をいただきたいです。
No.258コロナ世代2023年11月14日 09:30
こんにちは、投稿ありがとうございます。
不思議な動画ですね、何かを作る機械でしょうか?
私はそちらに興味を持ちました。
一般的にストレスで気分障害や情緒障害、不安 緊張などの
症状をきたすものを「急性ストレス反応」「外傷性精神障害」「心因反応」「適応障害」などと呼んでおります。
簡単に言えば、震災や犯罪被害 ペットロス 失恋 仕事の失敗などで、鬱になったり、
精神不安定になったりすることですが、
充分にストレスを受け入れ、感情を吐き出し、ストレス環境から回避することで
大体3~6か月くらいで、改善すると言われております。
稀に暴露後ストレスを受け入れられない、認めない、感情を我慢する 自責的になると、
症状が遷延し、半年以上症状が続くことがあります。
これを「外傷後ストレス障害」いわゆる「PTSD」と呼ぶのですが、
通常はゆっくりストレスを再体験して感情を吐き出すと改善すると言われております。
以上のことは定型発達の人に言える事であり、
発達障害が性格ベースにあると全く違います。
発達障害の人は嫌な記憶を忘れることが出来ません。
何年も前のことでも、昨日の事と同じくらいの鮮度で記憶しておりますので、
記憶が薄れることがありません。ゆえに時間が解決することは無いんです。
(一生覚えていると思います)
まあストレスが無く生きてきた人というのは世の中に居ませんので、
嫌な記憶が消せない発達障害の患者さんは、全てPTSDの傾向があると言っても良いでしょう。
(それを複雑性PTSDや発達性PTSDと呼んでいる先生もいますよ。)
発達障害の外傷治療の基本は、向き合わない現実逃避と日々忙しくすることです。
発達障害の人は、被害念慮や強迫観念が強いので、過去を思い出すことで、タイムスリップし、
時系列がおかしくなり、2つの事象が混ざったり、悪い方に改ざんしてしまうこともあるんですね。
(本人に悪気はありません)
さらに引き籠ることで考える時間が増え、思考の多動が酷くなり、
過去の嫌な記憶がグルグル回る、フラッシュバック
人間不信が悪化し、ますます外に出れないという悪循環をきたします。
それを断ち切るために
とにかく家に居ないこと、忙しくすること、何かに没頭すると良くなりますよ。
人生において一番大事なのは時間であり、それには限りがあります。
傷つくことがあって、落ち込む時間も、大事な時間だとは思いますが、
それに何年も費やすのは勿体なくないですか?
それよりも無理矢理にでも動いて、楽しい時間を過ごすこと・・
綺麗な景色を見る おいしいものを食べる
面白い映画や動画を見て笑う 二度寝する
自分と同じ趣味や価値観の人に出会う 異性とデートする
一生懸命に仕事や運動をした後に入浴して、ビールを飲むとか、
一瞬でも良いので幸せな時間は作ろうと思えば作れるはずです。
貴方の言うようにタイムロスは勿体ないですよ。
頑張って色々と探してみてはどうでしょう?
No.262dr2023年11月18日 19:08