皆さん、おはようございます。
おかん…大阪弁で母親のことです。
わたくしはいつも青空掲示板、このB列車掲示板、うつくC掲示板とアガサ・クリスティの『ABC殺人事件』(「これはエルキュール・ポアロシリーズの中でも屈指の傑作)の順で回るのですが、青空掲示板でまだきっこさんが新酒を飲んでいらっしゃるので(笑)、もう三日酔いくらいなので、こちらが後の月のお月見をしているのでこちらから。
>鹿児島のトランスファーで新酒かな
>訂正しても「虎」つながりは存続するのでOKですね♪
はい、OKです。「transit」は通過するから来ていますが、「transfer」は乗り換えるという意味で、日本と違って海外は時間通りに発車することなどまずないし、途中で電車からバスへ「transfer」しろというアナウンスなどしょっちゅうで『オーロラ吟行』でも初日から、ハイここま~でえよで、有無も言わさずバス移動に換えさせられました。ドイツでは公衆電話がイギリスではホテルの自動販売機がコイン飲み込んだまま壊れているし、中国でもアメリカでもスイスでもシャワーは途中で止まるし、日本以外でホテルの水が煮沸せずに飲める国はひとつもなく、銀行のATMが壊れているのでクレームを言うと、隣の別の銀行のATMを使ってと、は~?ましてや電車やバスが時間通りに走り、数分でも遅れるものならニュースになる国は日本ぐらいで、大都会のレストランでも車は明るい場所に停めろとか、公園を女性がひとりで夜横切るようなことがあったら100%襲われるとか、いかに日本の治安がいいか驚くほどです。でも、海外は日本ではない。郷に入らば郷に従え。
でも、若いうちに海外へ行くのはとても勉強になります。異国の文化の違いに触れると言葉、皮膚の色の違いの壁が否応なくわかり、井の中の蛙にならなくて済むからです。世界は広い。それを知るだけでも勉強になります。わたくしは三十を過ぎてから海外を回ったので既に情報があり過ぎて感受性で外国を体験するには年を取り過ぎていました。まあ、その国の映画や音楽や文学に詳しいという雑学だけは豊富だったので、仕事よりもそっちの趣味で、仲良くなれたのはめっけもんでした。自分の国の映画や音楽や文学に詳しい異国人がいたら誰でも歓迎しますもんね♪
例えば、バーに行って、ギムレットというジンとライム・ジュースのカクテルを注文する時に、
It's a bit too early for a gimlet.(ギムレットを飲むには早すぎる)と云うと、
これはレイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』のキー・ワードになるセリフですからアメリカ人のハード・ボイルド好きなら誰でも知っていますので、このセリフ一発で、おお友よとなれるわけです。そこで、
This is the beginning of a beautiful friendship.(これが美しい友情の始まりだ)と続けると、
これは映画『カサブランカ』のハンフリー・ボガード(ボギー)の最後のセリフですから、このセリフを知らないアメリカ人はいないというほど有名なセリフなので、大変感激してくれます。というのは、アメリカ人は子どもに英語を教えるときにDr. Seussの『Green Eggs and Ham』という絵本をBeginner Booksとして読ませるからです。緑色の卵とハムは好きですかと相手を追い掛け回して最後においしいじゃないかと仲良くなる、その最後のセリフが『カサブランカ』のThis is the beginning of a beautiful friendship.なのです。
このDr. SeussとRichard Scarry's ABC Word Bookシリーズ(ビデオもあります)がアメリカ人が子どもに言葉や数字を教える絵本の定番ですから、わたくしの娘たちもこれらの本とビデオを見て遊びながら英語を学びましたので、ハリー・ポッターなど翻訳が遅いので長女は続きを原書で読んでいたくらいですから、英語を勉強するなら彼らが使っているBeginner Booksを使って楽しく学ぶにこしたことはないのです。This is a pen.バカか(わたくしの学生の頃)。
>ジローさんは超辛口のシェリーを薦めてくれました
>この時は普通のワイングラスで飲みましたが、ワインよりもアルコール度が高いので、あたしはクラッシュドアイスを入れたら美味しいだろうな、と思ったことを思い出しました
正解。ジローさんの飲み方はシェリーは酒精強化ワインですのでワイングラスで飲むのが正式な飲み方です。ピザを手づかみで食べるのはアメリカ人と日本人だけでイタリア人はナイフとフォークで食べるようなもので、アメリカ人の主婦はシェリーを飲みながら料理を作っているうちに肝臓が大きいので知らず知らずのうちにアル中になってしまうのですが、日本人は肝臓が小さいので酔っ払って気分を悪くするのでアル中にならないという話を聞いたことがあります。でも、ドライシェリーはクラッシュドアイスに合うのよねえ(笑)、映画「Days of Wine and Roses」はシェリーに溺れて身を滅ぼす夫婦のせつない話ですがいい映画です。ヘンリー・マンシー二が作曲した主題歌はアカデミー主題歌賞をとりジャズのスタンダードとなっているので皆さんも聴いたことがあるでしょう。今夜はジュリー・ロンドンの甘い歌声でどうぞ。猫髭の右の矢印をクリック。映画の最後は更正する夫役のジャック・レモンとアル中になったことを認めない妻役のリー・レミックのシーンが少し入ります。
写真は箱根仙石原の朝靄。
きっこさん、兎波さんみなさんこんばんは。
>ドロンジョのボインも揺るる十三夜
>本当は、こんなふうに詠みたかったのではありませんか?
な、なぜばれた(笑)きっこさんに見透かされてしまいました。
この句は
「貴金属だけの裸体や月の海」 のオマージュのつもりで、とっさにドロンジョのことが浮かび
頭にこびりついていました(笑)
月明かりと白いカーテンに浮かぶ女性の裸体、美しい構図です。
昨日のきっこさんの向日葵の御句、平和を願う気持ちとソフィアローレン、マストロヤンニのひまわりの
映画の情景と主題歌が鮮やかに蘇りました。
こんな句を詠んでみたいです。
>ドロンジョの裸体も揺るる十三夜 suzume
suzumeさん、ここは「なんでもあり」の座であり、遠慮は不要です。
自分で自分にブレーキを掛けることはありません。
ドロンジョのボインも揺るる十三夜
本当は、こんなふうに詠みたかったのではありませんか?
ここは、様々な俳句マニアが、皆さんと遊びながら自身の俳句の世界を広げて行くための「遊びながら上を目指す場」なのです。
「さすがにこの言葉はまずいかな?」などと考えずに、常に「自分の枠を超える表現」にチャレンジしてみてください。
いつか、必ずそれが自身の句作に役立ちますから♪
皆さん、こんにちは。
猫髭さん、空港で他の飛行機に乗り換えるのは「トランジット」ではなく「トランスファー」と言うのですね。
まだLCCがなかった時代、あたしは羽田空港から鹿児島空港までJALで飛び、特別の待合室で小一時間ほど待たされてから、JALの子会社の小型ジェットで徳之島へ渡ったのですが、その乗り継ぎのことも「トランジット」と言うのだと思い込んでいました。
鹿児島のトランジットで新酒かな
↓
鹿児島のトランスファーで新酒かな
訂正しても「虎」つながりは存続するのでOKですね♪
あたしが二子玉川のマンションに住んでいた時、すぐ近くにイタリア人タレントのパンツェッタ・ジローラモさんが住んでいて、あたしたちは「ジローさん」と呼んでいました。
ジローさんの奥さんも「きっこ(貴久子)」というニックネームで、中目黒でイタリア料理店のオーナーシェフをやっています。
あたしが「甘いワインは苦手」と言うと、ジローさんは超辛口のシェリーを薦めてくれました
この時は普通のワイングラスで飲みましたが、ワインよりもアルコール度が高いので、あたしはクラッシュドアイスを入れたら美味しいだろうな、と思ったことを思い出しました。
それから、ジローさんは「シェリーは英語、スペイン語ではビノデへレスと言うんだよ」と教えてくれました。