お吟さんの愛車はかなり古いので、年二回点検してもらう。朝一で車を預け中央図書館へ嬉々として行くと、ガーン!図書整理週間でお休みでした。本屋もカフェもまだ開いていなくて身の置き所がないので茶房のめぐちゃんに電話すると、いらっしゃいとのこと。ありがたいねえ、年若いのに実家のような優しさがある。チャイと手づくりのはっさくのジャムてんこ盛りのトーストを出してくれる。皮はピールに実はジャムにするいい子なんよね。
かくし湯のぬる湯にひとり日脚のぶ 中村苑子
お吟さんも猫髭さんと同じくエアコンが苦手なので、仕事部屋の電気ストーブと居間のオイルヒーターだけで凌いでいます。お客さんが見えた時も、オイルヒーターを近づけてあげるだけね。寒いと思う人は来なくてよろしい(笑)。
寒凪や薩摩切子も海のいろ 大立しづ
この前までは五時過ぎるととっぷりと暮れていたのにまだ暮れきっていないと「日脚伸ぶ」を実感する。寒さは室内が10℃前後だが着膨れればいいし、雪さえ降らなければ自転車は走れるから余り気にならないが、お客の部屋は暑いくらいだから鼻血が出そうで、俳人の端くれだから冬は寒いの当たり前でエアコンも付けないからわたくしの体感温度は低いのだろう、仕事を終えてきっぱり寒い大気にあたるとほっとする。暖房つけて炬燵に入って俳句詠むなよ。わたくしが風邪を引かないのもバカだからというのは多分にあるが、冬は寒いし夏は暑いという当たり前の暮らしに慣れているからだろう。エアコンの風は鼻の奥が痛くなる。
十両の朝乃山が大銀杏も結えないが期待の大型新人の金峰山に押し出されて負けて全勝はいなくなり、まだ千秋楽まで四日もあるというのに幕内は二敗力士が大関と平幕ふたりという、四敗まで優勝圏内という情けない優勝争いが続き、ほんとうに情けない。また、面白い映画やジャズで憂さ晴らしをしよう。
和裁の集まりの日。立派な証紙の付いた本場縞大島を縫い始めましたが、お吟さんの指が「こんなの大島じゃない」と言っています(笑)。
加賀友禅えがく百花や冬灯 楠久子
試飲OKの酒蔵さんに豆腐屋さん、ぴのこさんよかったですね♪
二日続きで倉敷の茶房に出没。お煎茶の席を設けてもらいました。茶花は師匠の庭の寒木瓜と寒菊と葉牡丹。どれもとても小作りなり。茶菓子は、梅のかたちの最中、梅に鶯の干菓子、松露。途中で常連さんがみえたのでお誘いしました。いかにも育ちのよさそうな初老の男性で、お祖父さんに教わったと、煎茶をよくご存知でした。この方、CDをキープしてあるのをお吟さん知っていたので、かけてもらうと、バロックというクラシックの初期のものでしたよ。バロックをBGMの初茶会と相成りました。
↓初茶会らしい華やかさでみえた美魔女さんに、件のトルコブブーの話をすると大うけ。京都は東寺の終い弘法でトルコブルーの布を手に入れたのは彼女でした。この布を八掛にして着物を仕立てます。
くれなゐの一反を抱く雪の町 中嶋秀子
