おはようございます(^^)
猫髭さんの紹介文をもちまして、お吟の「新見道中膝栗毛」が完結しましたので、プリントして来週の句会で配りたいと思います。盗人お吟の名に恥じない行いよ(笑)。
京都は東寺の終い弘法で手に入れた着物や反物をもってみえました。美魔女さんが優雅に値切ってくれたそうですよ。人生で値切ったことのないお吟さんはあっけにとられるばかり。
白息の値切り合戦古都の市 美魔女
>雪のパブ永瀬清子の詩集など
以前も書きましたが、永瀬清子はわたくしが若い頃から彼女の全詩集、全短章集を集めて座右に置いていた詩人で、岡山というとわたくしは彼女を真っ先に思い出します。「亡き句友が惚れていたママがいるパブ」には永瀬清子の詩集が飾られていたのでしょう。『あけがたにくる人よ』『春になればうぐいすと同じに』は詩に疎いひとたちにもわかる詩集なので『短章集』とともに岡山の喫茶店やパブにはそれとなく置いてあるといいですね。それにしても良き旅をされたようで、「水鳥の川がつらぬく峡の町」に始まる旅吟もいいですねえ。美智子様は彼女の「あけがたにくる人よ」を愛して英訳と朗読もしたので、それを聞いた永瀬清子が「まだ私の詩をよしとする人がいた」とこの詩をタイトルとした詩集『あけがたにくる人よ』を編んだものです。『降りつむ 皇后陛下美智子さまの英訳とご朗読』も彼女の詩「降りつむ」をタイトルにしたものです。敗戦後昭和22年から23年にかけて詠まれた詩を集めた『美しい国』に収められています。以前、このあとに出た詩集『焔について』から「だまして下さい言葉やさしく」を紹介した記憶があるので、今回は「降りつむ」を紹介しましょう。
降りつむ 永瀬清子
かなしみの国に雪が降りつむ
かなしみを糧として生きよと雪が降りつむ
失いつくしたものの上に雪が降りつむ
その山河の上に
そのうすきシャツの上に
そのみなし子のみだれたる頭髪の上に
四方の潮騒いよよ高く雪が降りつむ。
夜も昼もなく
長いかなしみの音楽のごとく
哭きさけびの心を鎮めよと雪が降りつむ
ひよどりや狐の巣にこもるごとく
かなしみにこもれと
地に強い草の葉の冬を越すごとく
冬を越せよと
その下からやがてよき春の立ちあがれと雪が降りつむ
無限にふかい空からしずかにしずかに
非情のやさしさをもって雪が降りつむ
かなしみの国に雪が降りつむ。
ぴのこさん、ありがとうございます。昨日の県北行きは、年末大雪となったので延期になっていたもので、なんとも珍道中で、思い出し笑いばかりしています。
河口近くの川幅何百メートルもある高梁川添いをさかのぼる日帰りの旅でして、新見へ着くころは、川幅数十メートルに狭まっている。新見は山間の産業のない町で、芸術文化に力をいれているので、美術館と図書館がとても立派。
水鳥の川がつらぬく峡の町
寒禽や日本画展のしづけさに
朝が早く全員おなかが鳴りだしたので、パスタのお店へ。ピアノとドラムの置かれたステージの奥が冬木立の大玻璃になっている。みんなパスタを頼むので、お吟さんはピザを頼んでさっさと皆さんに一切れずつあげると、「ピザのチョイスがいい。ランチに慣れてる人は違う」と料理研究家のめぐちゃんに褒められる。
生ハムとルッコラのピザ雪催
ドラマーは居らず冬木の窓明かり
一番の目的の印刷所に寄らないとね。カーナビとスマホじゃ分からないので電話で位置を問い合わせるも、道順の教え方が下手で埒が明かないので、自力で行きますと電話を切る。仕事を貰う気があるのかねえ?
ぐるぐる同じところを回ってやっと着いて、女性五人が雁首揃えてお店に入る。こんな山間のこんな小さな印刷所に五人も押しかけること自体異常なんだけれど、事務所に客用の椅子が二つしかない。奥からかき集めてくれたので、申し訳ないと言いつつ座る。「ついこの間まで見本誌をここに並べてあったのだけれど、川が氾濫して水浸しになったので一冊もなくてすいません」と謝られる。お吟さん、こんな想定外が大好きなのよね。
山眠る裾に母子の印刷所
寒風を見送りくるる店の人
話がよい方向へ向かったので、亡き句友が惚れていたママがいるパブへ行く。「椿がすぐ咲いちゃうので、ストーブしか着けていないけど」と言いながら、大テーブルにこぼれている臘梅や南天の実をてのひらで寄せているママさん。美人だから絵になること絵になること。
古本をめぐらせパブの冬深し
カウンターに美しきママ寒椿
雪のパブ永瀬清子の詩集など
最初はつんつんしたママさんだけれど、帰りしな、「私が柚子を煮詰めてつくったジュースをどうぞ」と硝子のお猪口に入れてくださる。甘い飲み物が好きでないお吟さんがスルーしようとすると、「貴女まだ飲んでいないじゃない」と無理やり注いでくれる。いや、渋くて美味しいこと。夜は酒飲みにこれでカクテルをつくるのね。こりゃ、惚れるわ(笑)。
県北の新見へ行ってきました。美術館で日本画を見たあと、亡き句友が惚れていたママさんのいるパブを訪れました。アジトのようなお店ですが、ママさんがエキゾチックな美人で、見惚れながら暗がりで句会をしました。亡き句友が出入りしていた印刷所で遺句集出版の相談もしてきました。
襟巻にふつつりつぐむ思ひかな 中村汀女
おはようございます😃
何気なく昨年末に図書館で借りた本を手に取って読んでいたら、読始だと気づきました。素敵な本だったので、図書館にある本は買わない主義の私が、手元に欲しくなりつい購入してしまいました。買初だー。
