おはようございます(^^)
腹もくちくなったし和田堀公園のベンチで一服しながら池の軽鴨を見ていたらキーンという翡翠の声がして見ると翡翠がひゅんと飛んで行ったかと思うと鳩くらいの大きさの鳥が追いかけて行ったので鳩が追いかけるとは変だなと思ったら、カメラマンが来て「いまツミを見なかったか」という。ツミとは日本で一番小さな鷹で、「じゃあ今カワセミ追いかけて行ったのはツミか」と驚いた。カメラを見せてもらうと確かに猛禽類の鷹の顔つきのツミである。番いで二羽いるから繁殖で来ているのか、すばしっこくてなかなか止まってくれないと言っていたので、自分の馬鹿チョンでは追えないから見つけたら知らせると言って休んでいると、枝と葉を光が間隔を置いて伝わっている。池の水に光が反射する「水鏡」である。カメラに写るかと思ったら、動画だとわかるが静止画では言われないとわからない。横に伸びた枝の白い皮が剥けたような等間隔の白いところが水鏡が右から左へ伝ってゆく光で、葉の光って薄い色が水鏡の反射した光だが、言われても見ていないとわからない。あ、動画も撮れるんだった。って、今頃思い出すなよ。
水鏡枝葉を伝ひ秋空へ
水鏡ひときはゆるゝ法師蝉
秋空をながるゝ気まゝ風のまゝ
そろそろ自転車屋の近くに戻ろうかと立ち上がったらわたくしの上の枝から雀鷹が飛び出してもう一匹の雀鷹があとを追ったので、カメラマンにジェスチャーで知らせたが、中の島に飛び込んで森の中に隠れたのでカメラを構える暇もなかった。
自転車屋からも電話があり、タイヤ交換終了でしめて1万2千円。領収書を切ったけどと言うので何でと聞くと経費で落すと思ったらしい。そういう世情の知恵は全く縁がない。政治家にはなれないねえ。こうして猫さんの吟ぶらは終わったのでした。定点観測は堅苦しいし、「吟ぶら」ぐらいがちょうどいいかも自然体で。
様々の蝶の来て吸ふ曼珠沙華
を終えて、11時半過ぎてランチを食べようと自転車を押しながら和田堀公園前の武蔵野園にオムライスを食べに行った、途中、歩行介助で毎週二人のお客の同行をしていた時に良く顔を合わせる常連が居て、その一人チョコレート・ランナーと呼んでいるとにかくチョコレート色に日焼けしたジョギングの女性とばったり出会って、何年ぶりなのかとにかく十年前からの顔見知りで名前は忘れたが、お互いに元気なのを喜んだ。彼女のお母さんは91歳で一人暮らしで麦酒大好きという元気さで、わたくしも岡山のお婆ちゃんにこの撫子の浴衣の作務衣を作ってもらったと言うと、素敵ねえ、よく似合うわあと体に触るので、あわててさよならまたねと分かれたが、触られるの苦手。
武蔵野園は釣堀にジョーズの鮫の頭部が置いてある(TVドラマのロケでスタッフが記念に置いて行った)風景を見ながら食べるのだが、年中善福寺川が完成予定を大幅に超えて護岸工事しているので労務者たちが昼間から麦酒を飲んで定食を食っているという、自転車が無ければわたくしも生ビールの大ジョッキに砂肝の塩焼で一杯やりたいのだが、そうもいかずオムライスを頼む。800円くらいだったが世情がら1000円に値上げされていたが、ここのオムライスは鶏肉がたっぷり入っているので大好きなのだ。子どものころ、母が玉葱と豚肉の粗引きミンチで作ってくれたオムレツを醤油で食べるのがわたくしのソウルフードで、今でもオムレツと鶏の骨付き腿肉のハーブ焼はどんぶり三杯はいける大好物であるが、ケチャップのオムライスは武蔵野園が一番わたくしの好みに合う。ラーメンのスープ付きもいい。他のはお上品過ぎて、ここの昔ながらのぶっきらぼうな味わいがいいのである。
まさか影のよう噓のようなる黒揚羽まで来て吸い尽くすとは。うーむ、曼珠沙華の蜂蜜のありやなしや。調べると Lycoris(リコリス)というのが曼珠沙華の学名なのだが、
甘草の芽のとびとびのひとならび 高野素十
も実はLICORICE(リコリス)という名前で、コーカサス山脈があるアゼルバイジャン共和国の蜂蜜にLICORICE蜂蜜があるのです。たまたま名前が似ているだけで甘草はマメ科の甘味料や漢方薬に利用される別物とはいえ、脂肪を減らし筋肉を増やす効能がわかっており、まあ雑学のひとつとして面白い。なお、小室等の歌に「アゼルバイジャン・コニャック」という歌があり、かっこいいのでわたくしのお気に入りである。猫髭の雑学は果てしない。聞きたい(^^)猫髭の隣の矢印をクリック♪
揚羽蝶が先ず曼珠沙華の蜜を吸い始めた。気狂いしているかのように何頭も来てぴらぴら吸うのである。そのうち死ぬんではと思ったが、いやどっから湧くのか代わり番こに来ること来ること、一時間見ていたがぱたぱたぴらぴら蝶は気狂いしているのかマウイ~と喜んでいるのかわからないが死ぬ蝶はいなかった。
金蛇を見かけたが剪定作業で地面に草が多く、28℃あったせいか動きもすばしっこくて尻尾の影しか追えず、見上げると紅木槿が咲いていたが、底紅がない。十年毎週見続けていたのに一重の木槿の他に八重の紅木槿が隣にあったのに気づかなかったとは。
底紅の咲く隣にもまなむすめ 後藤夜半
遺句集『底紅』のタイトルになった句で後藤夜半の忌日を「底紅忌」と呼ぶ由縁の句だが、「も」を使うと焦点がぼやけるから絶対に使ってはいけない助詞だと教わって甘い句だと思っていた。
底紅のしぼみながらに紅を巻く 猫髭
の方が卍を描きながら一日で散る花の終わりを射止めていると思っていたが、二人の娘の父親になってみると、夜半の「も」の意味がわかった。我が家にも愛娘がいるという「も」だった。「も」を使うと焦点がぼやけるという俳人は「も」を使うには愛薄き人生しか見えていないのだろう。
今日は四連休の最後で昨日と同じく雲ひとつ無き快晴で、自転車が二年半でタイヤがつるつるになって危険なので、以前住んでいた善福寺緑地公園の傍の自転車屋に前後ともチューブごと交換に行った。四時間ほどかかるので、その間、善福寺緑地公園を吟ぶらすることにして予備の自転車を借りたが、電動アシストではないし、座高が低過ぎて運転出来ずふらふらで、しょうがないので押し歩きの吟ぶらである。
昨日も快晴で、これは本当の吟ぶらでアパートの傍の妙正寺池公園から妙正寺川を歩いて「サミット」まで買物をして帰って来た。
ヘリコプターの爆音低し石榴の実
花の名の札だけ残し律の風
棘だけの薔薇の木に来る秋の蝿
秋の日の亀甲羅干す親子亀
秋蝶の交尾を子ども囃しけり
蝶の交尾は交尾しようとする番いを見たことはあるが交尾した蝶を見るのは初めてで、幼稚園生の子どもが囃したてて追っていたのを何かと見れば蝶が縺れ合っていて最初はわからなかったが、母親が気づいたらしく棒で叩こうとした子どもを連れ去ったので、しみじみ見ると、蜻蛉のように尾に生殖器があるらしく交尾すると外れなくなるのか(蜻蛉の場合は強姦に等しい)子どもに追われて番ったまま逃げていたので、いなくなったら不思議な対称型の蝶の置物のようだった。普通は葉っぱの上で睦みあうのだろうが、子どものせいで地べたで交尾になってしまいかくの如き写真を撮られたというわけである。
今日の吟ぶらは介護で車椅子の歩行介助を長い間歩いた善福寺川だが、死北病院でお客を殺されて以来だからしばらくぶりで、実は来月から亡くなったお婆さんのお姉さんの歩行介助を頼まれている。こちらは俳人だそうな。三人姉妹の長女で亡くなった妹さんは次女でわたくしを気に入ってくれたことは三女が知っており、歩けなかった次女がわたくしの介助で歩けるようになったので長女の介助を頼まれたので、来月に心臓カテーテルの手術をするそうで、まあ、普通の介護センターは引き受けないがわたくしならということだろう。
善福寺川は紅白の曼珠沙華が満開で百日紅はもう終わっていた。曼珠沙華は鱗茎(球根)に強い毒性を有するため畦に植えて 害獣対策にすると言われているが、中国から日本に持ち込まれた染色体が基本数の3倍ある三倍体であり「種なし」なので人間が株を植えない限り繁殖はしないので桜並木で知られる善福寺川も都の職員たちが植えたもので以前は無かったが、本当に秋分の日に一斉に咲くので不思議な申し合わせのような花である。今日驚いたのは有毒植物だから蜜を吸う蜂はいないだろうと思っていたら、高野素十式に一箇所に腰を据えて俳句を拾うのもわたくしの吟ぶらの方法なのだが、いや様々な蝶が代り番こに蜜を吸いに来ること来ること、蝿まで来ていたのには驚き。細い反り返る花と一緒に雄蘂は六本、雌蘂が一本あって長く突き出るが、どこから蜜を吸うのか毒はないのか実に不思議な気分にさせられた。揚羽蝶も黒揚羽蝶も嬉々として吸っている。どうやら蜜に毒は無いらしいが興奮作用があるような蝶の乱舞である。写真を撮ったので、俳句と写真だけで善福寺川緑地公園の吟ぶらを御覧いただこう。
蔓茘枝(つるれいし)、いわゆる苦瓜、ごおやあをひとつ貰ったので早速漬物にしよう。甘いのは嫌いなので砂糖抜きで酒と醤油と鰹節と千鳥酢とチリメンジャコで作って飯のおかずにしよう。メインは鰤カマの塩焼きと納豆と蜆汁である。
>とにかく歩く歳時記で草花はじめ詳しい詳しい。
うらやましい~ おまけに猫八だなんて可愛がられて♪
「私失敗しないんで!」と俳句と和裁に関しては肩で風切って歩いているお吟さんが、失敗失敗。「を」は若さを「お」は老いを表す、、、言われてみればその表記ですよね。めげずに自分たちの事を「をみな」って詠んでますが(笑)。
若い時からボランティアで洋裁教えたり、端切れでつくった巾着を誰彼となくあげまくることで有名な叔母がいますが、89歳の今年も元気でゴーヤの佃煮こさえて持ってきてくれました。ゴーヤの始末に困った人々が叔母のところへ持ってくるのです。佃煮だけでは申し訳ないと、十八番のパインケーキを添えてくれます。こういう人は呆ける暇がないんだと思います。
この釜に炊けるかぎりを茸飯 久保のぞみ
