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冬薔薇のすがれて君のコサージに

皆さん、ハイヒール句会について訂正があります。わたくしは第9回からの参加だったのでその前の句会は遡って参考までにログしていただけで俳句のいろはもわからなかったので句会に兼題があることも知りませんでしたので第3回から兼題句会になったと思っていたのですが、当季雑詠に混じってやけに初雀の句が多いなあとは思っていたのですが、ハイヒール句会は最初の2003年(平成15年)1月の第1回 新春初句会から当季雑詠句だけではなく、きっこさんが皆さんの俳句の上達のために兼題を決めるという明確な意図を持った兼題句会だったことに今頃気づきました。申し訳ない、「裏第四十四話 寒卵」できっこさんはこう述べていたのでした。

今回(平成16年1月)のハイヒール句会の兼題は、「寒卵」でした。これは、季語の兼題としては、難しい部類に入ります。
途中から句会に参加している人には申し訳無いのですが、ハイヒール句会の兼題は、毎月テーマを決め、少しずつステップアップして来ました。1年前の第1回の時は、「初雀」を兼題にしました。これは、とても扱いやすく、言うなれば、初心者向きの季語なのです。雀は、目に見え、鳴き声が聞こえ、空を飛びます。ですから、その姿を詠むことも、声を詠むことも、動いている状態を詠むこともできます。つまり、一物でも取り合わせでも、類想類句が発生しにくいのです。
しかし、「寒卵」は、目には見えますが、鳴くこともなければ、自分で動くこともありません。
そして、その姿も単色で単純な形をしているので、とても難しい対象となります。そして何よりも、卵と言うものに対しては、ほとんどの人が同じような先入観を持っています。ですから、こう言った対象の場合は、とても類想類句が生まれやすくなります。
今回、「寒卵」を兼題にしたのは、「写生力の強化」と「類想類句の回避」をテーマとしたからです。この2つは、とても密着した関係にあり、写生力がアップすれば、必然的に類想類句を回避できるようになって行きます。

驚くべき水先案内人としての緻密な計画で、各人のレベルに合わせた指導をきっこさんは行っていたのでした。そう言えば「や・かな・けり」の三大切字を覚えるとばかすか俳句が詠めるのでなんでもかでも「や・かな・けり」で詠んでたら、きっこさんから馬鹿みたいに切字に頼ることばかりでなく余韻を残す終わり方も学んでくださいと指導されたことを思い出しました。

というわけで再度ハイヒール句会を兼題句会として位置づけて第一回からタイトルなども訂正しました。
これから参加者も増え、ひよこ組だけではなく句集も出し、結社にも所属している中堅の俳人たちも続々と参加して来ますので、どうぞ御期待下さい。

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冬薔薇の花びら一つ反り返る

おはようございます(^^)

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冬桜ながめてしばし彦根城

 きっこさん、みなさんこんばんは。
猫髯さん、ハイヒール句会のアップありがとうございます。
旅先のベッドで小さなスマホの画面を夜中まで読み耽っていました。
無理をなさらずぼちぼちお願いします。

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山茶花を挟みてしばし歓談す

きっこさん、ハジメ2018さん、皆さんこんばんは。猫髭さん、ハイヒール句会のアップありがとうございます。今はお見かけしない懐かしいメンバーのお名前が並んでいますね。そのうち杜人の名前が出てくるのではないかと期待?しております。平成17、8年頃お仲間に入れていただいたと記憶しております(^^)。

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山茶花や手元しつかり一輪車

おはようございます。

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三輪車の微かな轍冬すみれ

おはようございます(^^)

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逆光に一輪垂れし冬椿

今日はやっとこの快晴で、午前中の仕事を終えて洗濯と冬物へ「更衣」、って今頃。そうなのよ、めんどくさがりで、というのが大方の理由だが、自転車で走り回るし、車椅子を二時間押し捲る介護もあるしで、結構体を使うから着膨れると汗掻くのでヘルパーの衣替えは夏は早めで冬は遅めになりがちで、俳人は季節は肌で感じるもんだ、エアコン、ケッ夏は暑いし冬は寒いの当たり前、冬が暑いかバッキャロウ、暖房つけて冬の句詠めるか芭蕉が呆れるぞとばかりに痩せ我慢を通して来たが、俳句世間のしがらみからおさらばして早や五年、すっかり普通の老人になって、昨日のように朝晩の外気が4℃近くに冷え込むと室内も10℃を切るから、17℃がセーターを着るのに適温というのを思い出してセーターを探せど、積んどくだけだからどこの行李に入っているのかわからず、とりあえず防寒着が出て来たからそれを着て、TVドラマ、北大路欣也の車椅子の鬼塚一路警部補がいい『記憶捜査3』、『相棒』、『科捜研の女』、中井貴一がいい『トラベルナース』、『孤独のグルメ』を見る。リバイバルで『終着駅』シリーズや『必殺仕事人』『JIN-仁』も見る。『JIN-仁』は原作の漫画も全部買って読んでて面白かったが、TVドラマもTBS80周年記念だったかで豪華絢爛で武田鉄也の緒方洪庵がミスキャストだった以外は素晴らしい演技で、特に花魁の野風は絶賛だったのでもう正続10回以上見ているが何度見ても野風はいいなあ。映画は本と違って見てるだけでいいから楽。本はページをめくる手間と字を読む手間がある。まあ、それがしみじみとしていいから、また今日も句集やミステリーなど古本屋へ注文してしまった。電子本は生理的に駄目です。やっぱ紙と本の装丁でないと読んでる気がしない。その意味では映画は映画館の大画面で見るのが一番だが、前の奴の頭が邪魔で、一人で煙草を吸いながら酒を飲みながら35インチのディスプレイで見る自由で満足である。

わたくしの辞書には「飽きる」ということがない。十代の終りに家業の倒産というどん底に落ちて「飽きる」という贅沢な生き方が出来ず、板金工という肉体労働者として休みなく働き通しだったので、トンネルを抜けたら三十歳の中年だから、何かに入れあげると「飽きる」ことを知らないからずっと入れあげたままで、気が付いたら白髪のお爺さんで、御覧の通りである。

例えば、きっこさんに『ホトトギス雑詠選集』だけをずっと読みなさいと言われると、朝日文庫と角川文庫を買って来て半年だったか読んで、しかし、元になる大正四年から虚子が選び続けた全44巻の『ホトトギス雑詠全集』を全巻日本中の古本屋からコレクションして、なぜ虚子が膨大なホトトギス雑詠投句の中から精選したのかを辿ると、正直、「客観写生」だ「花鳥風詠」だのお題目や俳論などどうでもよくなる。良い俳句に出会う喜びに勝るものはないという作品だけが残る。きっこさんの指導を受けてわたくしがたどり着いたのはそういうひろびろとした場所である。そこにはこの写真のような美しい自然が微笑んでいてくれるかもしれない。

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旅人の憩へる館冬日影

きっこさん、ラスカルさん、皆さんこんばんは。新東名の駿河湾沼津サービスエリアは旅する人たちで賑わっていました。

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手のひらにあまたなる皺冬至風呂

おはようございます(^^)

猫髭さん、お疲れさまです。

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サンタクロース鬚をしごきて懐手

ハイヒール句会を第5回までアップしたが、つらつら考えてみるに、考えて見なくても、これひとりでやるなんてどう考えても人間業じゃないよね(笑)。なんか落語の「死神」みたいで命の蝋燭が燃え尽きるのとアップし終えるのとどっちが先よと思わんでもないが、編集し直していると淡々とやっているにも関わらず、きっこさんの情熱が蝋燭の炎をぽっと明るくするような瞬間があって、思わず手を止めて読み入ってしまうし、投稿者たちの当時はわからなかった思いも見えてくるようで、人生の実相鏡にかけて見る如しのようにも思えて面白いのが励みになる。ほぼ20年前の記録だから自分が年を取って経験した時間が見えることと失った若さ、と言ってもわたくしは52歳で御自由に生きようとたまたま仏壇に入る前に俳壇に立ち寄ったという本当に偶々に暑中見舞いに俳句の一句でもと鈴木茂雄さんの俳句のアンソロジーを見つけて、引用の許可をお願いしたのが「ハイヒール山」へ登る俳句の初山踏みだったから、今から二昔前の偶然とはいえ、死に時が近づいているのは火を見るより明らかなお年頃なので、これはもう宿命というか、腐れ縁というか(笑)、わたくしがやるしかないのだろうと観念した。「なくなったブログが蘇るなんて芸当は誰でもできるもんじゃない」と誰かさんが言っていたが(蘇らせたのは茂雄親方に撫子司書にsuzume一羽なんだけどねえ)、チャット句会や掲示板も12年分保存したのはわたくしだし、さっき見たら句会のBBCも残ってる回があったから、どこかで断捨離しながら進めないといけませんが、まあ、やれるところまで掘り進むしかないねえ。

いずれにしても、ハイヒール俳句秘密結社(だっけか)の会員にとって、ハイヒール図書館は最高の道標であることは間違いありません。現代版『俳句大要』と言えるでしょう。楽しんで自分らしい俳句を詠めるよう精進しましょう。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年12月07日 02:04)
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