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集団か個人か

ふとこんなことを考えました。

 スポーツを『集団競技』と『個人競技』に分けるとします。
 サッカーは集団競技ですが、もしも天才プレーヤーがいて、キーパーとしてキャッチしたボールを誰にもパスせずに一人でドリブルしてシュートを決めて勝ったとする。観客は(サッカーは個人競技だったのか?)と感じるでしょう。
 野球は集団競技ですが、もしも天才プレーヤーがいて、ピッチャーとして投げたボールを自分がキャッチャーとして捕り三振に仕留める。チームの全得点はその天才のホームランのみ。そんな試合を見た観客は(野球はいつから個人競技になったの?)と思うでしょう。

 サッカーと野球を『集団競技』たらしめているのは『ボールを渡す』ところにあるのかもしれません。
 キーパーはフォワードに渡す。
 ピッチャーはキャッチャーに渡す(時速150kmで)

 陸上競技は個人競技の色合いが強いのですが、『バトンを渡す』リレーは、集団競技の特性が強いのでしょう。

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年12月15日 20:18)

指導の言葉は

◎◎◎
 フォームの欠点は、指導者が指摘しないと小学生はなかなか自分では気づけない。 
 もちろん私達も指摘しています。  
 『副作用』ができるだけ小さくなるような言い方を考えながら。
◎◎◎
 3コマ前にこう書いておきながら、ではどんな言葉なら副作用が小さいのか、具体例をひとつも挙げていませんでした。

 ご紹介します。

「もう少しだけ、脚を上げてみて」
「ちょっとだけストライド(一歩の幅)を広げてみようか」
 『a little』は、どんなシーンにも自然に使えて効果のある言葉です。

 「シュッシュッと腕振りして」
 「ハードルをピョンと跳ぶのではなくて、ヒョンとまたぎ越す感じ」
 擬音語は、子どもの心に入りやすく、動きをイメージしやすいので、副作用は比較的小さくなります。

 「りんごをひざに乗せて」
 OJAC伝統のこのキーワード。腰を落とさずにひざがスッと上がるのです。見えない物をイメージすることが良いのでしょうか?(スイカでは大き過ぎて、シャインマスカットでは小さ過ぎて、りんごがちょうど良いのかも)

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12/16に練習を

12/16土曜に練習します。9:00〜11:00神崎山です。雨天中止の際は8:00までにお知らせしますので、確認してから出発してください。

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やはりリレーは眼を引く

12/2。リレー練習を中心にしました。
 第2コーナーで二人組でバトンパスを練習します。その場でペアを組むので、相手のことも、走るスピードもよく分からない様子。
 こわごわと走り、モソモソとバトンを渡します。やがてスピードに乗ってパスができるペアが出てくると、コーチはすかさず「みんな、このペアをよく見て!」と声をかけます。

 渡す選手は思い切りスタートを切る。
 もらう選手は相手がマーカーに到達するや前を向いて思い切り走り出す。
 前を向いたままバトンをもらう。
 もらうやいなや、グンと走る。

 そんなバトンパスを見ると、他のペアのレベルがグンと上がるのが不思議です。

 この日はリレーの通しにも挑戦。
 ペアとペアを合体させて「あなたは一走‥あなたは二走‥三走‥アンカー‥」と4人チームの役割を振っていきます。
 最後にコーチは、声を少し落として大事なことをみんなに告げます。
「実は、さっきまでの練習ではやっていないところがあります‥ニ走から三走へバトンを渡すところです。ニ走は左手でバトンをもらう。そのまま走って、三走の右手に渡す。練習はしてないけど、なんとかバトンをつなげよう」

 いざスタート。急造の6チームですから、追い抜いてしまったり、バトンを渡し終えたら後方を見ないでパッとレーンを横切ってしまったりとミスこそあれど、すべてのチームがバトンをつなげてゴールできたのです!

 もしもラッキーな偶然でバトンパスが完璧に出来ていたら(その時はうれしいですけど)どうすればいいか何も考えないでしょうから、この日のミスは『成長への宝物』
 そう思います。

 保護者の皆さんもリレーを走る選手の姿に注目。ジッと見つめていました。

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副作用はまだある

 これまでに幾度か書いてきました。
 小学生に陸上競技の動きを指導する言葉がもたらす『反作用』や『副作用』・・小学生に「リキむな」と言えば動きはぎこちなくなり、「ひざを上げて」と言えば重心が下がってしまう・・のことを。
 まだまだあります。(これまでに書いたことのない新作です)
 短距離走で、身体の前に着地するとブレーキがかかってしまうので「身体の真下に着地して」と言うと、(自分がどこに着地しているか見るために)首が下に向いてしまいます。
 「ストライド(一歩の幅)を伸ばして」と言ったら、後ろ脚が身体の後方に流れてしまう。
 「ハードルの遠くから跳んで、できるだけ近くに着地して」などと言おうものなら、(脚を引っ掛けるのじゃないか)と不安になり、たちまち1台も跳べなくなることはまちがいありません。
(ハードルの遠くから跳んで近くに着地する、というのは、ハードルを何年も練習してきた選手がやがてたどり着く境地であって、いきなり小学生に言うとコワがらせるだけです)
 でもフォームの欠点は、指導者が指摘しないと小学生はなかなか自分では気づけない。 もちろん私達も指摘しています。  
 『副作用』ができるだけ小さくなるような言い方を考えながら。

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