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束束子さんへ

 束束子さんにはまんまとやられました。てっきり奥様の味覚の修業場と。私にはそこまでの体験はありませんがいつか努力が報われますよ。奥様に認められる日の近からんことを。
それから59の蛇を呑むの句も。鶏舎が蛇を呑むんですか。卵を狙う他の動物も。そうお聞きすると見方が替わります。愉快な句ですね。恐れ入りました。

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落穂拾い

今回の無選句は28句、出句85句の約33%である。平均1人約2句は無点句か。内10句を鑑賞した。いずれも私のメモにはチェックが 
 入っている。
6  ひと匙のスウプ眩しき桜桃忌
  桜桃忌はご存知太宰治の忌日である。誕生日が忌日だそうだ。桜桃は作品からとったとのこと。私も忌日の句には困惑している。
  付かず離れずが基本と思うが、故人を偲ばせる事実は容易に掴めない。掴めたとしてもそのまま使うと付き過ぎる。この句、ひと 
  匙のスープ眩しきと詠んでいる。きっと太宰治に心酔しているのだろう。でも句は付過ぎていない。句に教えられた。
9 鳥数多餌場失ふ青田風
  都市開発で自然が失われている。この傾向は田舎へも及びつつある。作者は日頃からこの風潮に心を痛めている。それが地元に及
  んできたのかも知れない。青田風が切ない。
10 稼ぎたる石工の吼えて月見草
  「石工の吼えて」と月見草が結びつかない。野村克也が長嶋茂雄を意識した言葉が月見草、向日葵を意識したが社会への抗議か。 
  「稼ぎたる石工」は解るが「吼える」は。深い意味があると思うが私を含めて共感を得られなかった。作者に意図を聞きたい。   
20 青蛙鳴き声届け銀の笛
  「銀の笛」がここでは問題と思うが、虫や動物の声を楽器にたとえている句は多い。ただ、動物の声とされる場合と楽器とされる
  場合が区分されている。さて、この句の場合はどうか。私は「銀の笛」が浮いているように見える。童話風に。
21 トマト煮る庫裡は味覚の修業場
  「味覚の修業場」とは言いえて妙。主婦の作と思われるが恐らく長時間の修行と思われる。「味覚」とあるから究極を求めての庫
  裡なのか。トマトに限らず次々と挑戦しているのだろう、永年。あやかりたいもの。
45 パレットへ筆たっぷりと青山河
  この句、私の次点句。どこがと言うわけではないが何となく。しいて言えば「筆たっぷり」かな。下5がしっかり受け止めてい
  る。
58 何かかや主婦忙しなき麦の秋
  上5が心地よい。何でもない日常だが何となく愚痴ってみたい心根が垣間見える。下5が句を絞めている。 
59 蛇を呑む鶏舎の横に卵売機
  この句無点句だが気になる句だ。多分実景だと思うがどうだろう。「蛇を呑む」とあるが「蛇の呑む」の誤りか。とすると実に
  面白い発想だ。いろいろと想像力が広がる。そんな句だ。
74 磯野家塀に凌霄かづらかな
  磯野家はサザエさんちですよね。昭和人間はサザエさんで育ったようなもの。凌霄かづらとの取り合わせもそれらしく思い出され
  てくる懐かしい風景。サザエさん、時折見かけるが復刻版?
75 栗の花しだれ厩舎の影崩れ
この句も次点。中7から下5の流れがジンと来る。しだれと影崩れが微妙に相関して心に迫る。最近
  栗の花を見る機会があったが(勿論ネットで)この句を見て膝を打った次第。

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ナチーサンさん、ありがとうございます。ナチーサンさんの仰る通り太宰治の小説が大好きです。

6  ひと匙のスウプ眩しき桜桃忌

このスウプの句は、『斜陽』の冒頭に出てくるスウプを飲む描写からです。
スウプを飲む描写がとても素晴らしくて真似て飲んでみたこともあります。太宰のどの文章も大好きです。
今回の桜桃忌は、お洒落に詠んでみようと思いました。

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無点句のうち2個は小生の駄句でして
> 21 トマト煮る庫裡は味覚の修業場
   実際は庫裡では無くて台所。  妻が3週間にも及ぶマイカーによる国内旅行に出かけてしまったので、あまり
  やったことの無い炊事・洗濯・掃除・庭の水やりなどの諸事を毎日やらねばならなくなった。ひとつのことをやれ
  ば必ずそれの後始末をしないと、どんどん「ごみ屋敷状態」になってしまうから必死である。 
  その中でも一番大変なことは炊事。 飯を食うのが面倒くさい性分なので、これまでは一人の時はカップラーメン
  や、具を入れない「素ラーメン」で済ましていたのですが、長期となるとそうはいかない。 
   5日目からは自分で調理して、最低でも2品は作らねばならないので、料理本やパソコンを開き、レシビを見て
  1時間前から俎を鳴かせなければならない。 スパゲチィを食べるためにトマトを煮るのだが、どれほどの時間煮
  るのかが分からない。一応2回分を作って手間を省きたいが、やってみると、ついつい余分に作ってしまう。 味
  見をすると妻の作るものとは全然違う。 何んだかんだと苦労の連続だ。 この句はその苦行の結果として出来た
  もので、小生にとっては極めて珍しい類の句なのです。 
     無点句なのは残念ですが、捨てることが出来ない1句なのです。
> 59 蛇を呑む鶏舎の横に卵売機
   カーマホームセンターなどでは鶏糞が1袋250円で売っている。ところが耕作地の近くに鶏舎があって、そこ
  では100円で買うことが出来るので随分お世話になった。更に農場の入り口には卵の自動販売機もあって、大中
  小の大きさ別  自分の好きな卵を選んで買うことも出来るので便利。  
   肥料を買いに行く途中、道を横切った蛇が鶏舎方向へ進んだが、恐らく卵を呑みに行ったのでしょう。 「入っ
  て行った」と作ると平明な句になってしまうので、大袈裟な表現だが鶏舎が蛇を呑んだように作ったが「やりすぎ」
  たか無点句になってしまった。 卵を呑もうとする蛇を鶏舎が呑み込んだのだ。鶏舎は蛇の他にもイタチや狐、タ
  ヌキやハクビシンなども呑み込むのです。 面白い句だと思うんだけどなあ。

 蛇さん、蛇さん 卵が欲しかったら卵売機で買ってー  何! お足が無い だって~~

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年07月25日 05:31)

teacup掲示板の閉板について

みんなのネット俳句会はかれこれ1年半、teacup掲示板のお世話になってきましたが、どうやらおしまいの時が来たようです。使い勝手の良い掲示板でしたが仕方ありません。本日をもって閉板とします。
今後はロケット掲示板で、今まで以上に充実した運営に努めたいと思います。皆様の一層のご指導、ご協力をお願いいたします。

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写真はパクリしてくるんです。

 あっちこっちを探すと結構 色んな写真やイラストがあります。 それをパクリしてくるんです。
パソコンで公開している写真やイラストは使うのには特別な許可は不要だと思いますのでね。
 ただし、個人の顔写真などは使いません。  また画素数の大きい写真などは貼り付けようと
すると受け付けてくれない。 一番いいのはイラストですね。 そう難しいテクニックじゃありませんよ。

下の「梅花藻」の写真などはぎりぎりセーフのケース。 画面が大きい写真だとアウトです。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年07月24日 20:38)

泥棒とはおだやかでない。せめてパクリぐらいにしておいたらどうでしょう。

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束束子の特選句

83梅花藻や澄める流れに浮き沈み (ちとせ) 4 ◎束束子、淑子、ヨシ
   滾々と湧き出る水を集めた高地の小川などに育つ梅花藻。 富士の裾野:忍野八海や、長野:千曲川
   の上流で見ることができる。冷涼で流れのある清流にだけ育つが、初夏から初秋にかけてウメの花の
   ような白い花を水中につける。 清純な水中花ですが、その梅花藻が水の流れを受けて浮き沈みをし
   ているという。 美しい風景までもが思い浮かべられる達人級の一句。 特選で頂きました。
なお、私の母の名前は「ヨシ」  淑子、ヨシ と並んでいるのにびっくりしました

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毎回の投稿に写真を貼られておられますが、よくこんなお誂え向きの写真がありますねえ。梅花藻の写真など何処にもあるというものではないのですが。

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束束子さん、こんにちは。
お母様のお名前と同じとのこと、何だか嬉しくなりました。
ありがとうございます。


83梅花藻や澄める流れに浮き沈み (ちとせ) 4 ◎束束子、淑子、ヨシ

私は、醒ケ井の梅花藻を見に行ったことがあり水面に首をもたげるように浮き沈みしてる様を思い出しました。
本当に水が澄んでいて町中が甘いような水の匂いでいっぱいでした。
また行ってみたくなりました。
ありがとうございます。

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束束子さん有難う御座います。
思い出が脳裏を掠め句になりました。挿画の様な華やかではなく
2、3の花が流れに必死でしたが、これが梅花藻だわと、出逢いに
感謝でした。句が皆さんの心に其々に届き嬉しい限りです。
身に余る賛辞に戸惑っています。有難う御座いました。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年07月24日 11:20)

投稿後の編集、削除の仕方

投稿後に自分の投稿を編集したい、削除したいという時は記事の最後に、記事のナンバー、ハンドルネーム、投稿時刻が並んでいるその横に点点が三つあります。そこをクリックして編集キーを送信すれば編集画面になります。

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アイビーさん分かりました

編集の仕方やっと分かりました。投稿者、時間表示の後の画像をクリックすると、アナザースカーイ、ペイジが開けました。これでこのホームに変わっても遜色なく出来そうです。
これからも宜しくお願い致します。

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アイビーの感想その3

アイビーの感想その3

66刺青の袂を夜目に貸浴衣 (かをりさん)
その筋の人でなく、ファッション感覚でタトゥーを入れる若者。観光地や花火とかのイベントに貸衣装の和服で逍遥するカップルは普通に見かける光景だ。彼らは、浴衣の袂からタトゥーが見えていても全く気にしない。あくまでファッション感覚で、後ろめたい気持ちは微塵も無いのだ。これも一種の変身願望だろうか。むしろ私達旧年代の方がドギマギしてしまう。そんな現代の風俗を活写した一句。

68氷砂糖陽炎めきて梅酒かな (無点)
選句は一人7句なので選から洩れる句も多い。この句なども無点になったのは運が悪いとしか言いようがない。氷砂糖を陽炎に見立てる発想は、誰でも思いつく発想ではないように思うが。

71寝苦しや物価の上がる熱帯夜 (無点)
この句も無点句だが、我が意を得たりと膝を打つ人も多かったのではないか。ただ上五の「寝苦しや」で切れが入っているので、以下は一つながりになる。熱帯夜の間に物価が上がるという意味に、文脈上はなってしまう。勿論、作者の意図はそうでないわけだから、その辺りの不注意が惜しまれる。

72夏霧や眼前過るもの二匹 (無点) 
眼前を横切る物が何であるのか、作者も正体が分からない前提だが、二匹と言ってしまっては、作者には正体が分かっていることになる。夏霧で景色が朦朧としている様を表現したいのが作者の意図だから、最後まで分からないままを装いたい。

78非番には薬味たっぷり冷やっこ (ふうりんさん)
ふうりんさんの食べ物の句はどの句も美味しそうなところがよい。この句のように事実を淡々と記述しただけの句でも、読者の想像力を刺激して、食欲をそそられる。こういう句を無作為の作為、無技巧の技巧と言えないだろうか。

82逞しき生き様まざと姫女苑 (淑子さん)
姫女苑は外来植物だそうで、天敵が無いからみるみる繁殖する。同じように外来由来の背高泡立草が在来の生態系を破壊し疎まれているのに対し、姫女苑は姿かたちが可憐なだけにさほどではない。だが外見が可憐なだけに、その生命力の逞しさが際立つ。作者の淑子さんは、意外な姫女苑の生命力に瞠目する思いなのだろう。

アイビーの感想はこの稿で完

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アイビーさん、皆さん、こんばんは。
アイビーさん、いつもありがとうございます。
68氷砂糖陽炎めきて梅酒かな (無点)
梅酒の句を鑑賞してくださり、ありがとうございます。
梅酒を漬けて氷砂糖が溶けていく時に、ゆらゆらと陽炎のように見えるのが綺麗で句にしました。果実酒は楽しみですね。早く飲みたくて揺すっては眺めて、母がいろいろ漬けてくれました。

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あーーー、納得
「・・・帳を抜けし・・・」がいいですね!
ありがとうございました。

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萩さんの句でしたか。鹿とは面白い。季重りなど気にせずに鹿二頭あるいは親子鹿を出した方がずっと面白い句になったと思いますよ。上五で「夏霧や」と置いているのですから季語は夏霧で問題ありません。他人ごとながら惜しいことをしました。 萩さんのネタを横取りして作ってみました。   

夏霧の帳(とばり)を抜けし親子鹿

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アイビーさん、皆さん、こんにちは。

72夏霧や眼前過るもの二匹 (無点) 
これは私の句です。霧の中で見たのは大小の鹿2頭です。角はなかったので母鹿と子供鹿だと思いますが、鹿は秋の季語なので迷いました。伊吹山ドライブウエイを早朝4時頃走っていたのですが、頂上に近づくにつれ霧がドンドン深くなり、カーブの続く道路を歩く位のスピードで進んでいるとき、鹿に出くわしました。 鹿の親子にも感動したのですが、夏霧の模糊とした様子も捨てがたく、季重なりを避けるため、上の句にしたのですが思い切って 「夏霧や眼前よぎる鹿二頭」の方が良かったかなぁ・・・?

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追伸

16 ほうたるの灯はこの場合アイビーさんのお説をいただき火にします。蛍火、何だかぞくぞく感が増してきました。
  有り難うございました。

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自句自解

16 ほうたるの灯や怨霊の見え隠れ 
   山本健吉季語集から源三位頼政の怨霊の言い伝えがあることを知った。そんな目で見るとなんだか今までのイメージが覆されそ
   うだ。あくまでも言い伝え、ここは素直にほ~たるの雰囲気に浸りたい。

33 佛にも神にも依らず額の花
   曼珠沙華と異なり紫陽花は宗教色を持たない、ですよね。そんな句拝見したことありません。この花やはり人に寄り添う身近な
   花です。七変化、変わり身も人にそっくり。愛される所以では。

50 次の世は蝶に生れこよ火取り虫
   ちやほやされる蝶、疎まれる蛾。私も生まれ替わったら女性に生まれたい。専業主婦で多くの子の育児に専念したい。良いこ
   ともあったがやはり男はしんどい。こんな事言うと今の世叩かれるかも。

67 避難民受け入れし街梅雨に入る
   市の方針で大府市にもウクライナの避難民が入り始めた。最初の避難民は親類を頼って。近隣から支援の物品が届いていると
   の報道も。ある学校では筆を使った日本語指導も。地域のコミュニティでの支援も始まっている。いつか祖国へ送り出す日を願
   いながら。

79 絹の糸吐く運命なり蛾になれず
   50の火取り虫との連作です。本来蚕は蛾に変身、自然に帰るはず。それが人間のために絹の糸を吐く事を強いられた悲しい
   運命に。皇室でも飼われている。

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