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ほめすぎです

 アイビーさんはじめ、この掲示板のみなさん、お世話になります。噴水の句、多くの方に採っていただき感謝です。  

 ただ、ほめすぎは毒ですよ、次回の8月句会の投句がこわいです。手が震えそうです。ほどほどにお願いします。
 

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実はひそかにホメ殺しを狙ってます、ナーンチャッテ。

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句会案内です

   嚶鳴庵俳句教室
  
 開催場所   東海市しあわせ村 茶室 嚶鳴庵
 講師     若竹同人 斉藤浩美
 参加費    550円/回 句会終了後に、お抹茶とお菓子をいただきます。
 日程 時間  7月27日  13:00~15:00頃  持ち物、筆記具(必須)、歳時記、国語辞典、電子辞書など

 兼題    「蚊」「夏布団」または当季雑詠合わせて5句を12:50までに提出。用紙については規定のものがありますので
        当日配られます。なお参加人数により、席題が出される場合があります。
        気の張らないみんなで俳句を楽しむ会です。気軽に参加してください。

        今後の予定について
        8月からは 月に一度の開催になります。日程と兼題は、下記のとおりです。開催場所、時間については変更あり     
        ません。
        8月24日     残暑   枝豆   または当季雑詠
        9月28日     秋彼岸  赤い羽根 または当季雑詠
        10月26日    鰯雲   案山子  または当季雑詠
       ◎11月16日    冬めく  冬眠   または当季雑詠
        12月28日    木枯(凩)仕事納  または当季雑詠
 2023年  1月25日     納豆汁  ラグビー または当季雑詠
        2月22日     節分 バレンタイン または当季雑詠
       ◎3月15日    四月馬鹿  桜餅   または当季雑詠

     注意  ◎11月と◎3月は繁忙期のため、会場の都合により日程変更となります。 
         第3水曜日になりますのでよろしくお願いします。

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7月句会結果のピン止め解除

7月句会の結果発表の記事のピン止めを解除します。結果を見たい人はno.66の記事までスクロールして下さい。

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アイビーの感想その2

アイビーの感想その2です。

28端居して妻の繰り言聞き流す (轟さん)
素十の名句「端居してただ居る父の恐ろしき」を持ち出すまでもなく、端居の主は寡黙で少し難しい人物像を思い浮かべる。この句の端居の主は随分したたかだ。細君の愚痴とも繰り言ともつかぬ話を聞いている振りを装い、その実聞いてない。ときおり相槌を打ったりして破綻しないのは、もはや名人芸の域。かくして家庭内に波風も立たず、細君もストレス解消できて八方丸くおさまった。

39心太黒蜜かけて好きになる (無点)
心太のタレは酢醤油にゴマというのが昔から決まっているが、別にどう食べようと勝手である。作者は酢醤油の代わりに黒蜜をかけたら、これが葛切りの食感に似ていけるのだ。惜しくも無点句になったが、少し表現が大人しすぎたかもしれない。アイビー流に詠めば  黒蜜をかけ病みつきに心太

41手放せば子は噴水へ走り出す (ABCヒロさん)
見事最高点に輝いた。途中まで祖母と手を繋いできたが、視野に噴水が入った途端、祖母の手を振り切るように一目散に駆け出した孫。写真で言えば絶好のシャッタ-チャンスを逃さず捉えた句。流石というべきか。

43涼しさや大放水の黒部ダム (束束子さん)
作者の束束子さんばかりでなく、ギャラリーの私たちまで涼しくなる句だ。何の説明も要らない。ただ涼感に浸り、雄大な黒部のダムを思い浮かべれば、居ながらに旅行気分になれる。

44子守唄小さく聞かす団扇風 (杏さん)
何といっても「小さく聞かす」の楚辞が素晴らしい。扇風機ではなく団扇、子守歌を小さな声で優しく歌う、母親の
細やかな愛情を表現して過不足がない。

53夏座敷北前船に富みし店(たな) (ちとせさん)
同じちとせさんの 「梅花藻や澄める流れに浮き沈み」の句は束束子さんの絶賛の鑑賞があるのでそれに譲りたい。 
掲句は北陸地方を旅行した際、廻船問屋の旧宅を訪れたのであろうか。栄華を極めた豪商の佇まいの残る店舗兼住宅、まさしく夏座敷というに相応しい端正な風格。しばしタイムスリップして往古の偲ぶ作者。

61向日葵や出来るまでする逆上がり (玉虫さん)
一生懸命逆上がりの練習をする子。もう一寸のところで失敗を繰り返す子。あと一息で成功するのに。こうなったら途中で止められない。季語の向日葵との取り合わせが秀逸。
76綿羊の草食む大地雲の峰 (玉虫さん)
高点句。作者本人も気にしていたが、私は大地と雲の峰の取り合わせが正解だと思う。雲の峰を持ってきたのだから、大地という大きな舞台を用意すべきだろう。玉虫さんの二句は二句一章のお手本のような句だ。

以下次号、不定期掲載。

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 夏座敷北前船に富みし店
アイビーさんの感想、まさに富山港の岩瀬を訪ねた時の雰囲気を
もれなく解説して頂いて、ありがとうございます。
回船で栄えた問屋の住宅、梁の高い回廊、幾間も続く座敷、中庭
へと開け放たれて、しばし当時にスリップした感じでした。

 涼しさや大放水の黒部ダム(束束子さん)
訪ねた時のあの大放水を思い出し選句しました。
解説されたとうり涼しさが大放水です。

 綿羊の草食む大地雲の峰(玉虫さん)
いいですね、北海道の広い大地が目の前に広がり
そこに🐏🐏🐏雲の峰、清々しさに感服です。

結果発表の後の皆さんの感想や、アイビーさんの解説、感想、
色々な事を踏まえた温かな賛辞が楽しみです。有難う御座います。

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選句した句の感想

皆様のコメントを興味深く読ませていただいております。
アイビーさん、いつもありがとうございます。
私が選句した句の感想を書かせて頂きます。

5.夕立雲路上ライブのトランペット(ふうりんさん)
 西の空から夕立雲が現れ少し暗くなる、風が出てくる。 そんな時路上ライブのトランペットの音が流れる。 集まる人も日中の暑さから逃れ、夕方の心地よい風の中しばし聴き入る。 近年「名鉄太田川」の駅前で路上ライブをやっている所に遭遇したことがある。その時のことを思い出し、特選にいただきました。

13.ものおけば鬱増してくる夏座敷(ABCヒロさん)
 そうなんです。何も置かない、出来れば間仕切りさえも取り外して、広々とした風の通る夏座敷にしたい。 物が置かれれば、何か工夫して考えなければ・・・と思うもの。 これを、鬱増してくると言い切ったところに共感が持てます。

27.素のままの私で行かう菊挿芽(ヨシさん)
 ナチーサンさん、アイビーさんが感想を述べていらしたとおり、私も気取りがなくて素直な5・7・5に感銘を受けました。

32.雲海に富士の頂見惚れをり(森野さん)
 「雲海」という季語があることを今回初めて知りました。 富士山は大好きです。毎日眺められる所に住みたいとさえ思ったものです。 飛行機の窓から見る富士の頂は雲海の上に突き出ている。森野さんは歩いて登られたのか? 飛行機の窓から見られたのでしょうね。見惚れます。

41.手放せば子は噴水へ走り出す(ABCヒロさん)
 夏の子供は水が大好きです。噴水と見るとママの手を振り切ってでも走り出す。 噴水のしぶきを浴びたり、手を浸したりしたいのでしょう。光景がとてもよくわかり微笑ましい句です。

44.子守唄小さく聞かす団扇風(杏さん)
 子供を昼寝させるとき、団扇でそっと風を送り子守唄を唄う。母にとっても至福のひととき。遠い昔、私にもあったなぁーと感慨にふけるいい句です。

56. 花梯梧別離(わかれ)はいつも唐突に(アイビーさん)
 若いときの別れは、進路を異にするそれや、恋人と別れることもあるがそれほど悲壮感はない。 老年期になると永遠の別れになることが多くなる。 コロナ禍にあって親しかった知人、親戚の突然の訃報に接することが続きました。まさに「別離はいつも唐突に」です。 季語の梯梧の花は、花をつけてない時は素通りしそうな印象のない樹木ですが、真っ赤な花を咲かせると、はっとするほど惹きつけられる花です。心情にピッタリの季語だと思います。

 思いつくままに、これからもよろしくお願いします。

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アイビーの感想 その1

アイビーの感想です。例によって鑑賞3原則に則って。

7怠惰なる心を叱るはたた神 (蓉子さん)
天地が咆哮するかのような雷鳴。人事を超越した自然の営みに人は敬虔な気持ちになる。日常に狎れともすれば安易に流れるわが身への、神の叱咤ととらえた作者。共感の一句。

11城址へと続く片陰拾いゆく (森野さん)
高点句。城址へと続く城下町の街並み。旅人を癒してくれる日陰の有難さ。「片陰拾いゆく」の楚辞がまことに適切。

12川泳ぎふりちん子らは皆老いし (和談さん)
今でこそ分別盛りの老境に差しかかってはいるが、その上のガキ大将。愉快な句になったが、同時に戻ることのない少年時代が無性に懐かしい。
25夏草や夢幻の義元碑 (和談さん)
信長によもやの敗戦を喫した義元。現在の名古屋市緑区の桶狭間古戦場付近に義元碑はあるが、墓は全国に複数あると聞く。芭蕉の「夏草や兵どもが夢のあと」にも相通じる感懐を催す。夢幻は「ゆめまぼろし」と読むのだろう。

14熊野古道尖る鳥語と山百合と (萩さん)
特選にいただいた句。春の囀る鳥とは大いに趣を異にし、夏の鳥は、時鳥に代表されるようにけたたましく鳴く。作者はそれを「尖る鳥語」と表現したが、言い得て妙。「鳥語と山百合と」と畳みかける調子が心地よい。

16ほうたるの灯や怨霊の見え隠れ (ナチーサンさん)
蛍の灯に怨霊が見え隠れととらえた句は初めて接した。大胆な描写には賛否があるかも知れないが、作者の感性を尊重したい。怨霊を出したのであれば「蛍の灯」は「蛍の火」でもよかったように思うがどうだろう。

19退院の知らせ届きて飲むビール (あいさん)
身内のどなたかであろうか、闘病中のところ、ようやく退院の運びとなり待望の第一報が届いた。ビールが美味い。味のことに言及していないが、美味いに決まっている。素直な作句態度に好感。

27素のままの私で行かう菊挿芽 (ヨシさん)
菊挿芽とは珍しい季語を持ってきたものだ。「素のままの私で行かう」と言い切ったあたりの呼吸が小気味よい。そこにはもう迷いも躊躇もない。「行かう」と踏ん切りのついた作者を応援したくなる。

以下、不定期掲載

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アイビーさん、
熊野古道の句を特選に採ってくださってとても嬉しいです。
訪れたのは随分昔のことですが、行き交う人はほとんどない閑かな森の道。 時々笹百合を見かけます、森深い所にほっそりした笹百合は合いますね。 鶯も堂々と鳴いていましたが、時々甲高い声で鋭く鳴く鳥がいて、その表現方法を随分考えました。
結局「尖る鳥語」にしましたが・・・!  良かった、選句していただけてありがとうございました。

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コメント

ネット句会にて、沢山の素敵な俳句を拝見する機会を頂けて、アイビーさんに感謝しています。
今回、向日葵の俳句、綿羊の俳句。百合の香のと、三句を取って頂きました。
*百合の香の仄かにありし今朝の弥撒

聖堂にはいろんな匂いが有ります。蝋燭の香、古びた本の香等。
弥撒が果ててふと気が付く百合の香。朝一番の弥撒ならでは。

*向日葵や出来るまでする逆上がり

近くの小学校に、向日葵が沢山咲いています。
百葉箱、菜園、鉄棒の近く。
跳び箱は得意でしたが、逆上がりは出来ませんでした。
出来てしまえば、何故出来なかったのか?不思議に思えました。
手にできたマメを吹きながら、小さな達成感。
向日葵が見ていた逆上がり。

*綿羊の草食む大地雲の峰

そうです!
綿羊なんですよ~
この綿羊を何処に置くか?牧場?小屋?
大地に着地しましたが、良かったのか?
投句の度に悩みます。
手を引っ張られても、コメントの返事に尻込みしてしまいます。
遅くなってしまいました。お許しください。

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綿羊を大地に置いて正解だと思います。それでこそ季語の雲の峰と平仄が合います。

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選句鑑賞

11城址へと続く片陰拾いゆく (森野) 6
   先ず季語の確認、片陰は夏の午後と。「拾いゆく」に感銘を受ける。ゆっくり目標に向けて歩を進める状況が目に見えるよ 
   う。城跡にたどり着き感慨にふける作者の姿も。
12 川泳ぎふりちん子らは皆老いし (和談) 3
   私は海育ち。年少時代は男女を問わずふりちん。突堤から突堤の100mほどが遊び場。漁船が行き来するので先輩が見張る。あ
   る時巻き込まれそうになったことも。皆ガキ大将の洗礼を受け自然に泳ぎを覚える。年長になるとふんどし姿に。セピア色の写
   真など見ながら感慨にふけっているのだろう。中には鬼籍に入った子も。ふりちんは辞書に無かった。
27 素のままの私で行かう菊挿芽 (ヨシ) 6
   「素のままの私」に惹かれたが下五の菊挿芽でストンと落ち戴いた。素直な句だが「私で行かう」に意志の強さが垣間見え
   る。味わえば味わうほど味の出る深みのある句と思う。
41 手放せば子は噴水へ走り出す (ABCヒロ) 9
   特選と迷った句。実に素直な句だ。情景そのままの句と思うが、親と子の心の繋がりが見事に生かされている。目に見えるよう
   だ。「手放せば」が心憎い。肉親だろうか。
44 子守唄小さく聞かす団扇風 (杏) 3
   「小さく聞かす」が団扇の柔らかい風と相応して生かされている。母親でないと作れない句だろう。何度つぶやいても胸に響く
   句だ。
70 口紅を奪ひしコロナ半夏生 (淑子) 5
    特選に戴いた。強い口調の中七が命。コロナに対する憤りが伝わってくる。女の象徴でもある唇、それを色採る口紅。全てマ
    スクが奪い取った。季語をみると「田植えの終期で梅雨の末期、豪雨を警戒する。」とある。不安な気持ち、適切ではない
    か。
82 逞しき生き様まざと姫女苑 (淑子) 1
   季語姫女苑は別名「犬よめ(女編に取る)菜」。とにかく名前に似合わず繁殖が強いと聞く。実景を詠んだものと思われるが「逞
   しき生き様」にその美しさとは別の強さがよく出ている。

6 1 向日葵や出来るまでする逆上がり(玉虫)4
   最後まで候補に残った句。何度読んでも良い句だ、元気が出る。孫のことが思い出された。こちらは自転車だったが。

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コメント待ってます

かをりさんから感想をいただきました。有難うございます。ABCヒロさんが2句、森野さんが2句、玉虫さんが2句。
今回の句会で好成績を収められた方と完全に一致します。ここはどうしてもお三方からコメントをいただかないことには、おさまりがつきません。名前の出なかったヨシさんも。

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7月のみんなのネット俳句会に寄せて

皆様、今晩は。
そして引越し、おめでとうございます。
なにげに寡黙にアイビーさんは成し遂げられましたが、その若きエネルギーに感謝申し上げます。
では、選句に一言、添えさせてくださいませ。

◎11城址へと続く片陰拾いゆく(森野)
拾うがいいですねえ。片蔭に沿ってゆっくりと歩く作者の姿を描き出してくれます。
城下町の盛夏の風情の秀句です。
そうそう、城址での一句も知りたくなりましたよ。

35 だちかんがビールが冷えてをらんがや (アイビー)
だちかん、この方言がばっちり。「が」もまた引き立ちます。
押しの強さ、エナジーが目立ちますが、実は丁寧に作られているのですね。
うーん、見習いたいです。

41 手放せば子は噴水へ走り出す (ABCヒロ)
幼子の元気と噴水の勢いがよく合いますねえ。
可愛さが甘くなっていないくて、幼子を詠む句のお手本です。(私は甘い句も好きです)

52 仏壇の中へ涼風入れておく (ABCヒロ) 
”おもいやり”と”大切”が感じられて、すぐにいただきました。
ご先祖様はさぞ喜んでおられるとおもいます。
ABCヒロさん、好調ですね、ご先祖様のご加護あれ。

61 向日葵や出来るまでする逆上がり (玉虫)
これは頑張る子供さん、熱い。今は自堕落な自分もそうでした。
出来るまでならひまわり、出来てしまえば鰯雲、季語は動きません。
今回は投稿されたみなさまのお人柄を間接的に句で知ることができました。

65 どの道も我が家へ青田風のあり (森野)
私は青田風という季語が大好き。日本の田園風景ですもん。
私、どの道より、いっそ、(あの道も)この道も我が~  とした方がもが眼前に出てく生きるような気がします。
「も」と「に」にうるさいかをりですが、大好きな季語の句、ありがとうございます。

76 綿羊の草食む大地雲の峰 (玉虫)  
綿羊がいいのよ、玉虫さん、メリーさんの羊ですもん、メリヤスですもん←ここは酔ってます。
さてさて、北海道でしょうか、純な羊、北の大地の雲の峰、読み終わってみれば玉虫さんの堂々とした大景の句となり。
はい、この句に搔きたてられて夏の旅の計画を立てたく、ここで選句の観賞を終えさせていただきます。

ますます、みんなのネット句会が盛会となりますように。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年07月14日 21:50)

私の句を取り上げていただき光栄です。某家の主の某氏の台詞をそのまま俳句にしました。少しデフォルメはしてありますが。

引用して返信編集・削除(未編集)
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