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互選結果

2026・6月度みんなのネット俳句会 互選結果

金賞 37 【ちとせ 】 立ち漕ぎの生徒眩しや更衣 (11点)
銀賞 33 【ヨ ヨ】 新茶入れ朱泥急須の淡緑 (9点)
銅賞 17 【弥 生】 歓声はきっと缶蹴り夏木立 (7点)
 々 23 【岩 宮】 子らの言ふじじ反抗期冷奴 (7点)
 々 25 【ふうりん】 忍冬咲いて愁眉を開きけり (7点)
次点 39 【にゃんこ】 父の日に黒いクレヨン画の眼鏡 (6点)
 々 73 【かをり 】 水無月や碁石をあらふ父の息 (6点)
 々 84 【てつを 】 捩花や断ちきりたきは負の連鎖 (6点)

※銅賞の3句はそれぞれ特選1のため同点としました。
※参考
 総合点
ヨヨ21点、かをり19点、ちとせ17点、弥生14点、アイビー12点

2026・6月度みんなのネット俳句会 互選結果一覧表
1 ✤ 1点 【岩宮】 明易し夢の続きは又今夜 ✤ 胴長おじさん
2 ✤ 2点 【あんのん】 鯵大漁釣果の報にうそ少し ✤ ダイアナ、アイビー
3 ✤ 0点 油虫探し求めて朝が来る
4 ✤ 2点 【ダイアナ】 ドアフォンの上に雨待つ雨蛙 ✤ にゃんこ、ふうりん
5 ✤ 1点 【ヨヨ】 行かないで心地よき風五月尽 ✤ ラガーシャツ
6 ✤ 3点 【和 談】 初孫の六月賞与初傲り ✤ ちとせ、◎ヨ ヨ
7 ✤ 5点 【かをり】 裏富士の雲ほどけたり桜桃忌 ✤ ちとせ、ヨシ、てつを、森野、アイビー
8 ✤ 3点 【アイビー】 えいやあと五句を投ぜり心太 ✤ ヨシ、弥生、コビトカバ
9 ✤ 1点 【コビトカバ】 お局の小言も交わす若葉風 ✤ ふうりん
10 ✤ 2点 【アイビー】 鬼平になつたつもりの鮎の飯 ✤ ラガーシャツ、岩宮
11 ✤ 0点 降りぐせの梅雨空罵りペダル踏む
12 ✤ 0点 カーテンの向こうに聞こゆ四十雀
13 ✤ 0点 燕子花あやめ菖蒲か紺光る
14 ✤ 0点 各駅の車窓に見つけ花柘榴
15 ✤ 1点 【てつを】 かはたれの雲の澱みて栗の花 ✤ ちとせ
16 ✤ 1点 【あんのん】 蚊遣香先を知りたし栞ぬく ✤ ダイアナ
17 ✤ 7点 【弥生】 歓声はきっと缶蹴り夏木立 ✤ ヨシ、◎てつを、にゃんこ、ナチーサン、ラガーシャツ、かをり
18 ✤ 1点 【茶々】 黄菖蒲の八重咲き揃ひ踊りかな ✤ ふうりん
19 ✤ 1点 【胴長おじさん】 貴婦人の頃が懐かしバナナかな ✤ ナチーサン
20 ✤ 0点 酷暑かな歳時記忘れた自然界
21 ✤ 1点 【ちとせ】 子育てらし威し鳴きすや夏烏 ✤ ふうりん
22 ✤ 0点 子燕の口犇めいて餌を求め
23 ✤ 7点 【岩宮】 子らの言ふじじ反抗期冷奴 ✤ ちとせ、にゃんこ、森野、ダイアナ、あんのん、◎ナチーサン
24 ✤ 3点 【ダイアナ】 彩雲の流れて初夏の十四夜 ✤ 森野、ヨ ヨ、岩宮
25 ✤ 7点 【ふうりん】 忍冬咲いて愁眉を開きけり ✤ 弥生、てつを、森野、ヨ ヨ、◎ダイアナ、岩宮
26 ✤ 1点 【てつを】 召集の命下りしかウリハムシ ✤ 和 談
27 ✤ 0点 焼酎瓶買物篭に鎮座して
28 ✤ 0点 樟脳の匂ふ押入れ衣更
29 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 初夏晴れに熊鈴の鳴る遊歩道 ✤ ちとせ、ふうりん
30 ✤ 3点 【ちとせ】 白壁に青田広がる散居村 ✤ ヨ ヨ、岩宮、かをり
31 ✤ 0点 白南風や部下のデートを目撃す
32 ✤ 2点 【ちとせ】 新じゃがを束子で擦るつるり膚 ✤ ふうりん、岩宮
33 ✤ 9点 【ヨヨ】 新茶入れ朱泥急須の淡緑 ✤ 胴長おじさん、ヨシ、てつを、◎和 談、ナチーサン、ラガーシャツ、◎茶々
34 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 素麺や喉ごしも良しその細さ ✤ 和 談、茶々
35 ✤ 2点 【森野 そぼつ降る泰山木の咲く寺苑 ✤ ヨシ、ヨ ヨ
36 ✤ 1点 【ふうりん】 ダービーを取つて競馬の二連勝 ✤ アイビー
37 ✤ 11点 【ちとせ】 立ち漕ぎの生徒眩しや更衣 ✤ 胴長おじさん、◎ヨシ、てつを、◎ふうりん、あんのん、◎アイビー、コビトカバ、ナチーサン
38 ✤ 4点 【ヨヨ】 頼りたき身内は遠く梅雨間近か ✤ 胴長おじさん、アイビー、和 談、ラガーシャツ
39 ✤ 6点 【にゃんこ】 父の日に黒いクレヨン画の眼鏡 ✤ 胴長おじさん、ヨシ、◎弥生、岩宮、茶々
40 ✤ 1点 【胴長おじさん】 父の日や空白の文字のみ占めて ✤ 森野
41 ✤ 0点 夫剪定羽抜鶏ごと羅漢槙
42 ✤ 1点 【にゃんこ】 梅雨曇ますます重き貨車の列 ✤ ちとせ
43 ✤ 0点 梅雨間近繙いてゐる闘病記
44 ✤ 5点 【かをり】 手鏡に映る水無月風過ぐる ✤ 弥生、にゃんこ、森野、ヨ ヨ、あんのん
45 ✤ 1点 【アイビー】 でで虫のオブジェの上の蝸牛 ✤ にゃんこ
46 ✤ 0点 でで虫を見らば口つくあの唱歌
47 ✤ 0点 てふてふに蕾のあらば柿の花
48 ✤ 1点 【森野】 天国と思へる一歩冷房車 ✤ 弥生
49 ✤ 4点 【ヨシ】 剥く手間も美味しさのうち夏蜜柑  ✤ アイビー、ナチーサン、かをり、茶々
50 ✤ 0点 搭乗の手続はスマホかたつむり
51 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 登山帽ウェストン碑より動き出し ✤ ◎かをり
52 ✤ 2点 【ナチーサン】 樋伝ふ雫を染めて柿若葉 ✤ ふうりん、岩宮
53 ✤ 0点 夏風にだるだるせざるを得ない吾
54 ✤ 0点 夏蝶の色深まりて海賊旗
55 ✤ 1点 【和 談】 夏場所や土俵が命藤凌駕 ✤ 茶々
56 ✤ 0点 夏野菜紫小かぶカリカリと
57 ✤ 2点 【森野】 何にでも神宿りてか花は葉に ✤ ◎ラガーシャツ
58 ✤ 3点 【弥生】 なみなみと注ぐ地酒や江戸切子 ✤ あんのん、かをり、茶々
59 ✤ 3点 【ヨシ】 俳句本開いたまんま明易し ✤ コビトカバ、◎岩宮
60 ✤ 1点 【アイビー】 バイク見て柴犬吠ゆる夕薄暑 ✤ あんのん
61 ✤ 2点 【弥生】 博学なシニアガイドや街薄暑 ✤ アイビー、コビトカバ
62 ✤ 0点 初夏の藤無料ガイドの五稜郭
63 ✤ 3点 【かをり】 薔薇切るや呼ばれし気して振り向かず ✤ ◎あんのん、コビトカバ
64 ✤ 0点 昼下りエアコン洗い野球観る
65 ✤ 2点 【てつを】 壜に香を詰めて帰らむ花蜜柑 ✤ ◎にゃんこ
66 ✤ 1点 【弥生】 プードルがよく似合う場所薔薇の園 ✤ コビトカバ
67 ✤ 0点 深くまで木曽駒は碧夏の風
68 ✤ 1点 【岩宮】 襖戸の何やら重き梅雨入かな ✤ ヨ ヨ
69 ✤ 2点 【ヨシ】 故里の四方の山々新樹光 ✤ ◎ちとせ
70 ✤ 0点 細麺を食べて至福の涼夜かな
71 ✤ 1点 【ナチーサン】 またまたか横綱不在五月場所 ✤ 和 談、
72 ✤ 5点 【アイビー】 待つといふ揺るがぬ知略蟻地獄 ✤ ヨシ、てつを、あんのん、◎コビトカバ
73 ✤ 6点 【かをり】 水無月や碁石をあらふ父の息 ✤ 弥生、てつを、ダイアナ、あんのん、コビトカバ、ラガーシャツ
74 ✤ 3点 【あんのん】 満ち足りて留守居の夫に買ふ鰻 ✤ ヨ ヨ、ダイアナ、茶々
75 ✤ 2点 【森野】 耳遠き夫に老鶯届く今朝 ✤ 胴長おじさん、かをり
76 ✤ 1点 【ヨシ】 耳鳴のしては止まらぬ走り梅雨 ✤ 森野
77 ✤ 0点 ジメジメもめげぬ六月の花嫁は
78 ✤ 0点 山開き誰となく詠む俳句かな
79 ✤ 3点 【ヨヨ】 柔らかに万緑生みし大地かな ✤ 和 談、ラガーシャツ、岩宮
80 ✤ 1点 【茶々】 湯上りのあやめ紺染め浴衣かな ✤ 和 談
81 ✤ 0点 夕闇に皐月のあかり庭照らす
82 ✤ 1点 【コビトカバ】 幽霊海月毎日同じ事をして ✤ 弥生
83 ✤ 1点 【ヨシ】 よく見れば愛しき花よどくだみは ✤ 茶々、
84 ✤ 6点 【てつを】 捩花や断ちきりたきは負の連鎖 ✤ にゃんこ、◎森野、ダイアナ、アイビー、ナチーサン
85 ✤ 1点 【あんのん】 リズムごとつかず離れず夫婦生く ✤ 胴長おじさん、
86 ✤ 1点 【岩宮】 老鶯をしかと聞きたる木立かな ✤ かをり
87 ✤ 2点 【ナチーサン】 若葉風入れ墨の香の流れけり ✤ 弥生、にゃんこ
88 ✤ 1点 【弥生】 わんぱくの怖くて好きな蜥蜴かな ✤ ナチーサン
89 ✤ 2点 【胴長おじさん】 山滴る惚けないことは惚れること ✤ ダイアナ、アイビー
90 ✤ 4点 【ヨヨ】 数独を競ふ夫婦や走り梅雨 ✤ 胴長おじさん、てつを、和 談、かをり
91 ✤ 1点 【ダイアナ】 洞爺湖を見下ろすホテル五月晴 ✤ ちとせ、

煩雑を避けるため、二つの記事を一つに纏めました。文責アイビー。

編集・削除(未編集)

3

81 水仙や家に嫁ぐといふ覚悟  (ヨシ) 6      ◎ウグイス、ABCヒロ、尾花、かをり、アイビー
............自由恋愛の結果として結ばれた私ども夫婦ですが、単身で鹿児島へ乗り込んで先方の父母に謁見して「妻として迎えたい」と告げた私。父親は「よろしく頼む」、
........母は「病弱の子だから一生面倒みて下さいね」とお願いされ、私は「はい 必ずそういたします」と固い契りを交わした。あれから55年。この間、さまざまな出
.......来事、夫婦の衝突があったが、離婚することも無く過ぎた。 夫婦の4割近くが離婚すると言われる時勢だが、女性にも「決心」というものがあり、覚悟して夫に
.......添い遂げることが大事。ヨシさんのこの句を見て、既に黄泉の世へ渡った義父母の顔が浮かんだ。 文句なしで特選で拾わせて頂きました。
------
29 空っぽの箱につまづく春浅し (えっちゃんあら) 4 ウグイス、ちとせ、てつを、ヨシ
........人生を渡る上で失敗、ずっこけは普通の人なら当たり前のこと。それが無ければとっくに会社の社長に納まっている。 日常の生活での「つまづき」というのも
......結構あるけれど、転倒となると問題だ。この句を見る限りでは転倒までは読み取れないが、「オットット」の状態であることはわかる。単調な景色を詠むよりも動き
......のあるほうが俳句としては面白みがあるのですが、中身の無い「空っぽの箱」というのが面白いですね。読んでみて面白いし、「えっちゃん」のうしろに「あら」と
......いうのも面白い。春浅しの季語の斡旋がいいと思いますよ。
------
72 雪解けてルフィ一味を縄打てり(アイビー) 1    ウグイス
..........面白そうなもの、喜怒哀楽などの感情を盛り込んだ句が皆さんの好みのようで、特に親子の愛情、自分の心境を詠んだ句が選ばれる傾向にありますね。 反対に
.......現代的な句やニュース性のある句を避ける傾向にありますが、私はそのような句でも「ビシバシ」と作っていきます。コロナ、戦争、殺人などの残虐なもの、憎し
.......み、鳥類の死骸などなど 公に発表をしないものの、相当際どい俳句も沢山あります。 阪神大震災や東北の大震災などでも沢山の句を作っておりますが、ルフィ
.......一味による老人を標的にした凶悪犯罪  これもそうしたニュース性の濃い俳句になります。  
................................アイビーさんは中日俳壇に沢山の句を入選させておりますが、着眼点が普通の人と異なるからです。上記の句は私だけが拾っていますが、皆さん
................................の心は動かなかったのでしょうかね。 

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年02月17日 17:48)

選句鑑賞

  2 北窓閉づ老の塒を調へり (ちとせさん) 1
    中七に惹かれました。「老の塒」とは言いえて妙。私は寝る前に暖房を切ることにしていますが、まずは室温を整えること。
   私の場合ベットでないので蒲団を延べること、風呂、食事は済ませたはず。後は何があるんだろう。独り寝の場合衣類は枕元 
   に、念のため懐中電灯も。老いの塒ってこんなもんでしょうか。昨日火事で母屋が丸焼けになった友人夫妻の見舞いに行ってき
   ました。漏電だったとか。二人ともやけど程度で済みお元気でした。密集地なので類焼が無くホッとしたとのこと。風が無く
   運が良かったとも。戸締りと火の元には十分気を付けましょう。お互いに。

  9 下萌へを促すチェロの重低音 (菫さん) 4
    この句、上五と下五のマッチングに惹かれました。いかにもありそうな因果関係。野外演奏会がイメージされました。心に響
   く心地よい作品ですね。心が洗われました。

 35 紀の字もつ父と呑みたる建国日 (かをりさん) 3
   紀元節ですね。現在の建国記念の日。実は私もこの日に名古屋で生を受けています。大雪の日だったようです。お城の近くだっ
  たので三才時に亡くなった考がその年が寅年と言うこともあり加藤清正に因んで正清と付けたそうです。お蔭であまり勇ましくあ
  りません。ちなみに家康は寅年寅日寅刻生まれとか。「どうする家康」では、「兎」年を両親が数刻早め「寅」にしたとの描写が
  ありましたね。この句、紀元節の一字を貰った父との一献。作者の祖父母はどのような気持ちで名付けたのでしょうか。今と違い 
  昔の紀元節は価値があったようです。

 47 立春の光に濡れて鎖樋 (市原さん) 4
    鎖樋が解らずネットで検索しました。いろいろあるんですね。金属製ですので輝いている様子が見えます。それも立春の光。
一瞬目がくらっとする美しさでしょうか。貴重な一瞬をとらえた佳句と思い戴きました。

 69 狐火やいまよみがへる資本論 (てつをさん) 3
    今、アメリカの若者を中心に経済論が議論されているようです。格差の増大に加え過度のインフレが原因のようです。このまま
  ではいつ恐慌が勃発してもおかしくない状況、このことはノストラダムスの予言の中にも含まれているようです。我が国も蚊帳の
  外視できないゆゆしき問題です。作者は狐火の季語を借りてこの怪しい気配を表現しています。多様性の闊歩する時代、資本主義
  の有り方にも時代の波が押し寄せているようです。

◎90 日本を洗濯すべし菜の花忌 (アイビーさん) 3
    菜の花忌は、こよなく菜の花を愛し長崎を作家の根拠地とした司馬遼太郎の忌日ですが「龍馬がゆく」など幕末の戦乱の
作家の印象が強いですね。でも、今朝の読売新聞朝刊愛知版に「岡崎城・大樹寺」の見出しで「覇王の家」が紹介され、その中
  で 大河ドラマで渦中の徳川家康が主人公として描かれている本書にスポットを当てています。いずれにしてもこの作、日本の現状
  を踏まえ「日本を洗濯すべし」と言い切る潔さに圧倒され迷わず特選に戴きました。司馬遼太郎顔負けの骨太の作品ですね。

引用して返信編集・削除(未編集)

拙句 日本を洗濯すべし菜の花忌 を取り上げていただき有難うございます。坂本竜馬は筆まめな人で故郷の姉の乙女さんにあてた手紙の中に「もう一度日本を洗濯いたすべく候」との文言があります。

引用して返信編集・削除(未編集)

選句鑑賞 続き

8 所作美しき茶事の七則梅三分 (ウグイスさん) 8
  ウグイスさんの自句自解で裏千家の「茶事の七則」たるものを知りました。茶の心を伝える所作ですね。ひとつひとつ納得いく
 ものばかりです。しかも梅三分の下五が良いですね。迷わず戴きました。

引用して返信編集・削除(未編集)

アイビーの俳句鑑賞 その1

アイビーの俳句鑑賞 その1
今月は二物取り合わせの句に見るべき句が多かったように思われる。一概に二物取り合わせ言っても、形態に千差万別があるように思う。ごく穏当に季語のイメージがそのまま句の骨格となるケースと季語のイメージと即かず離れずの距離感を保つケース、最後がいわゆる二物衝撃というもので、まるで関係なさそうな二物をぶつけて化学反応させる手法があるが、取り上げた6句はいずれも即かず離れず句と言えよう。

8 所作美しき茶事の七則梅三分 (ウグイスさん)
今回の最高点句。洗練の極みとして確立された茶事の七則と凛と咲く梅、しかも満開に咲かせるのではなく、敢えて三分に留めおいた絶妙の距離感を味わいたい。

22 薄氷や老母は孫の名を憶え (ふうりんさん)
66 薄氷や恋はいまだにオフライン (かをりさん)
何れも薄氷(うすらい)という難しい季語を持ってきた。両句ともこれが得も言われぬ効果を出している。両句とも季語+切れ字「や」で上五を切り、中七、座五を取り合わせているが、二物の間にある種の緊張感が漂っているのと私は感じた。それもこれも薄氷を季語に選択したことによる。

81 水仙や家に嫁ぐといふ覚悟 (ヨシさん)
水仙という植物は決して卑しい花ではないが、さりとて高嶺の花でもない。中七、座五の内容にまことに相応しい。この句の成功は「水仙」を見つけたことにあると言って過言ではないと私は思う。中七、座五が心象であるのに対し、季語の水仙ははっきり目で見えるから、具象と抽象の取り合わせも効果的だ。

87 ポケットにみすゞの詩集クロッカス (菫さん)
金子みすゞは26歳で夭折した詩人。文学的にも家庭的にも不遇で長く忘却されていたが、近年再評価された。
掲句はみすゞの詩集とクロッカスの取り合わせた。クロッカスの愛らしさと平易で親しみやすいみすゞの詩に通じるものがある。花言葉は青春で、夭折の詩人と相通じるものがある。

94 空セ貝手窪に並べ春隣 (ウグイスさん)
空セ貝はうつせがいと読む。虚貝とも表記するが、巻貝などで中身のない貝殻だけになったもの。砂浜で拾った空セ貝を手窪に並べてみる、別に意味のあることではないが、そこはかとなく海の香りがする。もうそこまで春が来ているのを実感する一時だ。

24 懐に子猫入れたる厨事 (玉虫さん)
この句は一物仕立ての句。猫俳句は茶々さんの専売特許かと思ったら玉虫さんからも出てきた。台所仕事をするのに子猫がまつわりついて来る、ままよと懐に入れる。微笑ましい猫馬鹿だ。子猫が春の季語で立派な俳句になった。ただ、「子猫入れたる」が重い感じがするので、「懐に子猫を入れて厨事」 と軽く流してはどうだろう。

92 中一に背丈抜かれし福は内 (ちとせさん)
一緒に暮らしていると子の成長はなかなか気がつかないものだが、特別の行事とか何かの折に並ぶと、つくづく成長したと実感させられる。節分の豆まきの時に一緒に並んでみて改めてその成長の早さに気づく作者。いつの間にか私の背丈を越えているではないか、頼もしく成長したものだとしばし感慨にふけるちとせさん。いきおい豆まきの声にも張りが出ようというものだ。

18 悪態をついて大根くれにけり (無点) 
無点句になったのが信じられないくらい面白い句だ。大根をくれる間柄だからよほど親しい仲だろう。会えば悪態の限りを尽くすのも何時ものことだ。つまり、大根をくれるのも悪態をつくの親愛の表現なのだ。それほどまでに気のおけない二人の間柄が微笑ましい。

(以下次号、不定期掲載)

引用して返信編集・削除(未編集)

自句自解・・・拙句を推薦していただいた方有難うございました。

 6 和紙透くる柔き光や春立ちぬ 8
  二月に入り寒波が襲って来た。当地は比較的穏やかだが北国は大変だ。このこ
 とは洋の東西を問わない。連日の戦火と寒波に怯える彼の国に思いが行く。振り返
 えるとこちらは小春日和の一日。申し訳ない気持ちを抱きつつ恩恵に浸る日々。

36 顔料を摺り込み春を紡ぎ出す 1
  これは画面を見ながらの作。顔料と言うことを初めて知った。染料との違いは溶
 剤に解けないことらしい。この特性を使って粒々を繊維に絡み付けて色合いを出す 
 ようだ。お化粧と同じらしい。この場面梅だったと思うが思わず所作に見入った。

54 お刺身が具から食み出す恵方巻 1
  多様性の時代を反映してか恵方巻にも変化が。具は七福神にちなんで七種類が基
 本のようだが色々。内容もドライカレーやエビフライ、焼きそばまであり商業ベー
 スがありあり。方角もあるようだがほとんどの人は無関心。末永い恵方巻の存在を
 願いつつ。

74 雪吊や金沢城の海鼠壁  0
「海鼠壁は北陸地方の城や民家に用いられる古来からの工法で、特に防火性、
  保温性、保湿性に優れている。主に四角形の平瓦を張り合わせその隙間を漆喰で
  固めたものでその様が海鼠に似ているところから名づけられた。」とネットで知
  った。雪吊が点在する金沢公園、その中に白亜の金沢城に張り付く海鼠壁(塀)、
  その壁は厚く防御、攻撃用の工夫も凝らされていると言う。

86 降る雪や矢絣滲む京版画  0
  ここ三か月ほど怪我で外出もままならずこの句も36の句同様テレビを鑑賞しなが
 らの句である。この句はある京都の伝統木版画工房を取材したもので、江戸期の浮
 世絵版画の版木発見やその後の京版画への取り組みなどが紹介されていた。矢絣は
 破魔矢と同じ縁起物で、江戸時代嫁ぐ娘に「出戻らないように」との思いで持たせ
 たとか。
※ やはり机上俳句は限界が。旨くまとめたつもりでも何か足りません。啓蟄の二月
 をそろそろ卒業、外へ。虫や鳥に会いに行きます。

引用して返信編集・削除(未編集)

今回の好成績、おめでとうございます。早いようでも三か月かかったのですね。これからは吟行でもどこでも行かれるとのこと、なによりです。期待してます。

引用して返信編集・削除(未編集)

メッセージ歓迎

ウグイスさん、かをりさんから早速にメッセージをいただきありがとうございます。句会もさることながら、あとの意見交換も大事なことです。生意気なようですが、人様の俳句をただ漠然と感心してるだけでは句力は向上しないと、私は思います。具体的にどこがよかったのか、自分ならこう詠むとか、自分の言葉で整理してみることも貴重な作業ではないでしょうか。皆様からの積極的な書き込みを期待します。

引用して返信編集・削除(未編集)

選句観賞

アイビーさん、お纏め、お疲れさまでした。
ありがとうございます。
では拙く、選句の感想を。

75 空をみて空にもどれぬ犬ふぐり (ABCヒロ) 3 ◎かをり、ヨシ
俳句は詩を575の形式に収めたものだなあと改めて感じました。
対象の立場に立って詠む、擬人法のお手本の句であり、何よりその詩心に感動しました。
完成度とその独創性、もちろん特選でいただきました。

3 臥しいても立ちいても山燕来る(えっちゃんあら) 1 かをり
並列の「も」の正しい使い方が効いております。
「木曽路はすべて山の中」で始まる藤村の「夜明け前」冒頭を地で行く一句。
完成度が憎いなあ。

43 ゆるゆると動く四温の風見鶏(菫) 2 てつを、かをり 
そのままゆるゆる暮れて行くような晩冬の一日を風見鶏に託されたのですね。
季語ともうひとつ句材があればこのようにシンプルに季節感に奥行きが出るのですね

67 けんけんぱ母は無心に牡蠣を剥く(市原) 2 玉虫、かをり
遊ぶ子と働く母の対比がいいですね。
遊びは子供の仕事です。別な所作、目的なれど、共通項に生き生きとしたリズムがある。
風景もばっちり目に浮かびます。

69 狐火やいまよみがへる資本論(てつを) 3 えっちゃんあら、ナチ―サン、かをり
百句あれば百花の賦、この句会ではぶっ飛びの句もいいですね。
マルクスだってハミングしながら、愛人宅でジャムを煮たかもしれない。私はこういう試みの句は好きです。

81 水仙や家に嫁ぐといふ覚悟(ヨシ) 6 ◎ウグイス、ABCヒロ、尾花、かをり、アイビー
未だに結婚式の招待状の主は親御様であります。
水仙という中性的な季語の斡旋でいただきました。楡家の人々、読了。

94 空セ貝手窪に並べ春隣(ウグイス) 1 かをり
海辺の早春の波音が聞こえてきませんか。
空セ貝、手窪、その和歌を思わせる手練の語彙に酔いました。私も勉強しなくては・・・

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年02月14日 21:03)

選を頂き 感謝。

所作美しき茶事の七則梅三分  ◎尾花、◎ヨシ、ちとせ、えっちゃん、ナチ―サン、ふうりん

 東海市の嚶鳴(おうめい)庵や西尾の近衛邸の茶室を訪れることがありますが、茶亭での亭主・客への所作はしきたりに則って粛々と進められます。
裏千家の四規は 和、敬、清、寂
    七則は
   茶は服のよきように点て
   炭は湯の沸くように置き
   夏は涼しく冬は温かに
   花は野にあるように
   刻限は早めに
   降らずとも雨の用意
   相客に心せよ
となっており、茶を点てて客をもてなす心構えを定めたものですが、客としても無作法を許されるものではなく、畳の縁を踏まないとか、出された菓子を一言もなく「むんず」と掴んで口に運ばないなどの最低限の作法は知っておくべきでしょう。
清楚な和服で茶を点てる亭主、その茶を客に運ぶ女性の所作をみることや、袱紗捌きには日本古来の侘び・寂びを感じるものです。尾花さん、ヨシさんから特選を頂き、四名の方から選を頂きまして感謝いたします。

引用して返信編集・削除(未編集)

幹事からお願い

2月句会は無事に終わり互選結果を発表したところですが、実はお一人の方が未選句でした。当初からスケジュールを立ておりましたもので、止むを得ず未選句のまま集計・発表をしました。句会は、投句と選句が一体となって初めて成立するものです。この度は、ついうっかりのことだと思いますが、今後はこのようなことの無いようお願いします。

引用して返信編集・削除(未編集)

2月度みんなのネット俳句会 結果発表

2月句会のトップはお二人が同点で、8点でした。ナチ―サンさんの「春立ちぬ」の句とウグイスさんの「梅三分」の句でした。次いでヨシさんの「水仙」の句が6点で続きました。次が4点句でなんと9句が同点でした。
個人別総合では菫さんが13点でトップ、次いでウグイスさん、ヨシさんが12点で並びました。
8点句 和紙透くる柔き光や春立ちぬ (ナチ―サン)
8点句 所作美しき茶事の七則梅三分 (ウグイス)
6点句 水仙や家に嫁ぐといふ覚悟 (ヨシ)

2月度みんなのネット俳句会 互選結果一覧  ◎は特選、特選2点、並選1点で計算
 1 どんどの火役終えダルマ舞い上がり (和談) 1 令淑、
 2 北窓閉づ老の塒を調へり (ちとせ) 1 ナチ―サン、
 3 臥しいても立ちいても山燕来る (えっちゃんあら) 1 かをり、
 4 コート脱ぎさつと出す腕接種の日 
 5 歴史継ぐ新病院の初仕事  
 6 和紙透くる柔き光や春立ちぬ (ナチ―サン) 8 ◎ちとせ、えっちゃん、◎令淑、ふうりん、いちご、市原
 7 春立つや春だ春ねと春を言ふ (玉虫) 1 いちご
 8 所作美しき茶事の七則梅三分 (ウグイス) 8 ちとせ、えっちゃん、◎尾花、ナチ―サン、ふうりん、◎ヨシ
9 下萌へを促すチェロの重低音 (菫) 4 尾花、森野、ナチ―サン、ヨシ、
10 雪解風かくしに去年のルージュ触れ (かをり) 1 玉虫、
11 頃合いに次の熱燗運ばるる (ABCヒロ) 2 茶々、玉虫、
12 風向きの変はりどんどの火の粉来る (尾花) 1 ABCヒロ、
13 鬼よりも人恐ろしき追儺かな (アイビー) 2 ちとせ、ABCヒロ、
14 月ケ瀬や土産手に手に観梅行 (ヨシ) 1 茶々、
15 夫婦して続く寒波に老いの愚痴 (令淑) 1 和談
16 春立つや枝に緋を含(ふふ)み部屋ほのと (てつを) 2 ◎ふうりん、
17 福豆を撒けば愛猫福が寄る 
18 一筋の煙と化して野火果てし (森野) 2 ウグイス、市原、
19 悪態をついて大根くれにけり 
20 今はまだ力貯めよと冬木の芽 (ヨシ) 2 森野、和談
21 豆まきの投げは大きく声低し (いちご) 1 令淑、
22 薄氷や老母は孫の名を憶え (ふうりん) 1 ヨシ、
23 なかなかに引っ込みつかぬ冬将軍 (ABCヒロ) 2 えっちゃんあら、和談
24 懐に子猫入れたる厨事 (玉虫) 2 茶々、アイビー、
25 水仙や茎折れつつも雪に耐え (令淑) 1 和談
26 寒禽よここに群れしか椋大樹 
27 坪庭に凛と一輪寒の梅 (和談) 4 ◎茶々、ふうりん、市原、
28 きりきりと二月の風に揉まれけり (菫) 4 ◎ABCヒロ、◎アイビー、
29 空っぽの箱につまづく春浅し (えっちゃんあら) 4 ウグイス、ちとせ、てつを、ヨシ、
30 リメイクの作務衣を纏ふ春隣 (尾花) 1 市原、
31 啓蟄や人盛りする百貨店 
32 石灰を撒かれし鶏舎の春浅し (ウグイス) 1 ちとせ、
33 春浅き散歩約せし友の逝く (市原) 1 いちご
34 一斉に笛を合図に野火走る (森野)  3 ちとせ、尾花、てつを、
35 紀の字もつ父と呑みたる建国日 (かをり) 3 森野、ナチ―サン、アイビー、
36 顔料を摺り込み春を紡ぎ出す (ナチ―サン) 1 てつを、
37 雪国の友より電話雪見舞 (いちご) 1 えっちゃんあら、
38 松葉杖の鹿のオブジェやスキー場 
39 番雑炊を少し焦がして夫の昼 (えっちゃんあら) 1 玉虫、
40 恵方巻精一杯の口を開け 
41 三千里子猫探すや冬の月 
42 雪降りて樹木の描く楕円の美 (和談) 4 ウグイス、令淑、◎いちご
43 ゆるゆると動く四温の風見鶏 (菫) 2 てつを、かをり、
44 スポンジに小皿泣かされ春厨 (ウグイス) 1 ヨシ、
45 初場所や意気地見せたる貴景勝 
46 先々の日本見えねど菜の花忌 (ABCヒロ) 1 市原、
47 立春の光に濡れて鎖樋 (市原) 4 ウグイス、◎玉虫、ナチ―サン、
48 雪解や石炭殻を突き崩す 
49 曠野より処女のごとくに蕗の薹 
50 おりん打つ音も清けく寒の明 (ヨシ) 4 えっちゃんあら、尾花、和談、いちご、
51 藍染の空へ打ち出す鬼は外 
52 福寿草土を盛り上げ五つ六つ 
53 義母の味すなはち夫の納豆汁 (尾花) 2 玉虫、アイビー、
54 お刺身が具から食み出す恵方巻 (ナチ―サン) 1 茶々、
55 道々の雪にたはむる下校の子 (てつを) 4 ABCヒロ、◎和談、市原、
56 スキーの夜蒲団二枚に三人寝 
57 三年振りスキー出来たよ筋肉痛 
58 節分や揉みあう漢国府宮 (茶々) 1 ちとせ、
59 寒あやめ健気に咲くや雪の朝 (令淑) 1 和談
60 青空の入るアングル梅ふふむ (玉虫) 3 ABCヒロ、森野、令淑、
61 ママを守る鬼追ひかけて豆を撒く (尾花) 1 茶々、
62 寅さんを見送るさくら牡丹雪 
63 つつがなく日の渡りゆく寒牡丹 (菫) 2 森野、令淑、
64 臍曲げて爺の足蹴る春炬燵 (ウグイス) 1 ヨシ、
65 初伊勢やおはらい町をと見かう見   
66 薄氷や恋はいまだにオフライン (かをり) 2 ふうりん、アイビー、
67 けんけんぱ母は無心に牡蠣を剥く (市原) 2 玉虫、かをり、
68 菜の花を見ゆる丘より伊勢三河  
69 狐火やいまよみがへる資本論 (てつを) 3 えっちゃんあら、ナチ―サン、かをり、
70 山寺や陽光淡く節分草 (和談) 2 茶々、尾花、
71 庭に差す朝一の日や寒あやめ
72 雪解けてルフィ一味を縄打てり (アイビー) 1 ウグイス
73 決められぬ本音を置いて二月尽 (えっちゃんあら) 4 ◎森野、◎てつを、
74 雪吊や金沢城の海鼠壁 
75 空をみて空にもどれぬ犬ふぐり (ABCヒロ) 3 ◎かをり、ヨシ、
76 白葱のにゆつと飛び出て舌を焼く 
77 寒むさむさ雪高速道さむ寒むさ   
78 凪の海ごままきしごとかいつぶり (尾花) 1 てつを、
79 老いてなほ人の目集め濃紅梅 (森野)  1 令淑、
80 五十路なり出しては仕舞ふ春の服 
81 水仙や家に嫁ぐといふ覚悟 (ヨシ) 6 ◎ウグイス、ABCヒロ、尾花、かをり、アイビー、
82 コロナ癒え味染みわたる七日粥 (ふうりん)   3 てつを、◎市原、
83 我お尻着膨れ嬉し若き日へ 
84 猫膝に共に齧るや恵方巻 
85 ぱつと吐く楮打つ手に息白し 
86 降る雪や矢絣滲む京版画 
87 ポケットにみすゞの詩集クロッカス (菫) 1 いちご、
88 儺やらひや度し難き者それは吾 (てつを) 2 ◎えっちゃんあら、
89 払いても払いても睡魔目借時 (ABCヒロ) 2 ふうりん、いちご、
90 日本を洗濯すべし菜の花忌 (アイビー) 3 ABCヒロ、◎ナチ―サン、
91 祖母のいぬ居間に祖父いて春浅し (えっちゃんあら) 1 ふうりん、
92 中一に背丈抜かれし福は内 (ちとせ) 2 玉虫、アイビー、
93 草の芽や四方見渡せる山の寺 (玉虫) 2 ウグイス、森野、
94 空セ貝手窪に並べ春隣 (ウグイス) 1 かをり、
95 針供養小瓶に入れる針と塩 

投句者は、ウグイス、いちご、かをり、令淑、和談、尾花、ABCヒロ、えっちゃんあら、ふうりん、てつを、玉虫、森野、茶々、ナチ―サン、菫、アイビー、ちとせ、市原、ヨシ、以上の19名。
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