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夏のミニ句会を開催します

夏のミニ句会を開催します。下記の開催要領に従い奮って投句して下さします

2025夏のミニ句会・開催要領
1・投句期間  5月10日(土)~5月20日(火) 兼題句1句を含め当季雑詠4句
2・兼題    麦の秋 または「海」を詠みこんで
3・清記&選句 5月11日(水)~5月30日(金) 選句要領は後報
4・結果発表  5月31日(土)

編集・削除(編集済: 2025年04月25日 12:14)

アイビーの感想

野の風さんの思わぬアクシデントで、変則的な句会になりましたが、一日も早い復帰を祈念します。  
アイビーの感想です。

日輪もものうげにして黄砂降る  野の風さん 
黄砂が降ると中天にヴェールをかけたようになる。その様を「日輪が物憂げな」表情をしていると捉えた作者の感性は素晴らしい。

花吹雪あれよあれよといふ間かな   野の風さん
皆が待ち望んだ桜。ようやく咲いたと思ったら、もう散り始めた。なんと慌ただしいことよ。日本人の実感に即した一句。

集団に居て孤独なり大試験  泉也さん 
一つの会場に多くの受験生が集まっての試験当日。若者は「受験」という括りはあるものの、すべて他人で、恃むのは自分以外にありようがない。そこから厳粛で孤独な闘いが始まるのである。「集団に居て孤独」と言い留めた作者の眼差しは優しい。

鳥一羽流れに沿いて春の川 新之助さん
なんの鳥かは分からないが、川沿いに一羽飛んでいる。静止画の中に、動いている一羽の鳥。静と動、一瞬のシャッターチャンスを狙ったカメラマンの冷徹な目がそこにある。季語の「春の川」は動くようで動かない。

初蝶の吾が菜園にたづね來し てつをさん
菜園に初蝶がやってきた。農作業の合間に珍客の訪れは、農作業の疲れを癒し、「春になったなあ」と実感するひと時だ。日本人はこのようにして季節の移ろいを感じ、緩やかな時間の経過に身を任せることの至福を感ずるのである。

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選評

てつをです。
新之助さんの選評を楽しく拝見しました。
以下、小生の選評です。

 1、日輪もものうげにして黄砂降る(野の風)
    黄砂によってぼやけて見える太陽を「ものうげにして」と表現
  したところがこの句の要点ではないかと思いました。

7、集団に居て孤独なり大試験(泉也)
    当たり前のことを言っているのですが、受験生の心境をかくも
   ズバリ断定したことで成功したのではないかと思っています。
   70年も前に単身で上京、大学受験に挑んだ時のことを思い出
  しました。

15、鳥一羽流れに沿いて春の川(新之助)
   日増しに水の流れが豊かになっていく「春の川」の情景が目に
   浮かぶような写生句だと思います。鳥が一羽だけだったのか、
   沢山いる中で一羽だけが流れに沿うていたのか、私は後者の
   方を想像しました。

18、開け閉ての度に軋む戸春寒し(アイビ-)
   戸の軋む音と春寒しの取り合わせが絶妙だと思います。新之助
   さんが述べられているように「開け(あけ)閉て(たて)」と読ま
   せることによって句の格調が高まったのではないかと思いました。

 なお、小生の「21、大相撲寒の内外(うちと)に霾れり」は、春場所
 が行われている大阪府立体育館の外には黄砂が降り、館内ではモンゴ
 ル出身の力士が土俵を席巻している様を詠んだものです。
 独りよがりのところがあり、更なる工夫を凝らしてみたいと思って
 います。

                              以上
 
  
   

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御免

皆さん
泉也です
いつものの「泉也の俳句色々」投稿しようとして書き投稿したのですがURLが消えて投稿できなくなってしまい、ようやく先ほど復帰できました。機械オンチなのでパニックになり疲れました。少し日にちを経て投稿しますのでよろしくお願いします。

引用して返信編集・削除(未編集)

テスト

投稿できなくなったのでテストです

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選句の感想

新之助です。
今回は、幹事のてつをさんには、投句者の一人が病気のため、選句出来なくなりました中、
最後まで、本句会の運営を頂き有難うございました。

 それでは、小生がトップバッターで選句の感想を述べさせて頂きます。
 他の皆様も、続いて、感想など、お願いします。

☆春場所や郷土力士の大一番(野の風)
 多分、この力士は作者が青森の方なので、「尊富士」と推定されます。
 小生の妻も青森出身なので、この力士を応援していましたので、
作者が本句を詠まれた気持ちがよくわかります。

☆万里越へ海渡りくる黄砂かな(泉也)
 上5,中7の表現が黄砂の動きを巧みに表現していると思いました。

☆開け閉(た)ての度に軋む戸春寒し(アイビー)
 上5を「かいへい」といわず、「あけたて」と表現したため、
句の格調が上がったように感じました。

☆老梅の若枝育む力かな(てつを)
 小生が春に見ているのは、老木の桜の方ですが、このような老木の
若枝が花を咲かす力を「若枝育む力」と表現された点が成程と思いました。

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令和7年春の句会結果発表

皆さん、お待たせいたしました。
令和7年春の句会の結果を発表いたします。

   令和7年春の句会の結果

 今回は、野の風さんが途中でリタイヤすると言う思わざる残念な事
態になりました。
 このため、選句者が4人だけになり、あえて高得点者、高得点句を
発表するほどのこともないのではと思い、各人・各句の得点及び選者
のみを発表することにいたしました。
 これから先、皆さんの選評、感想など活発な交流をお願いいたします。

Aブロック 野の風  10点
1 日輪もものうげにして黄砂降る 新之助 てつを アイピ- 3
2 春場所や郷土力士の大一番    新之助 泉也 てつを   3
3 土手降りて斜面に座り蓬摘む    泉也   アイビ-     2
4 切りながらつまむや春の沢庵を 泉也 1
5 花吹雪あれよあれよといふ間かな アイビ-  1

Bブロック 泉也  9点
6 万里越へ海渡りくる黄砂かな ◎新之助     2
7 集団に居て孤独なり大試験    てつを ◎アイビ- 3
8 富貴草新芽鮮やか当麻寺     てつを 1
9 泉水の澱みに凛と菖蒲の芽    新之助 てつを アイビ- 3
10 茎立つや今年も元気白寿翁

Cブロック 新之助 7点
11 中国の今年も便り黄砂来る    泉也 アイビ- 2
12 紅梅や心燃やせと励まされ    てつを アイビ- 2
13 春立つや友との出会ひ笑顔にて
14 春の雪頬に優しく触れにけり    泉也 1
15 鳥一羽流れに沿いて春の川    てつを アイビ- 2

Dブロック アイビ- 10点
16 ウイグルの呻き混じりの黄砂降る  新之助 ◎泉也 てつを 4
17 公園の猫はまるまる水温む     新之助 1
18 開け閉(た)ての度に軋む戸春寒し  新之助 ◎てつを 3
19 行き場なき芥押しやる春の潮 泉也 てつを    2
20 老人と子どもとにだけ亀は鳴く  

Eブロック てつを 10点
21 大相撲館の内外に霾れり       
22 春耕や土ほこほこと悦びぬ     新之助     1
23 老梅の若枝育くむ力かな てつを ◎新之助 泉也 3
24 初蝶の吾が菜園にたづね來し     新之助 泉也 ◎アイビ-  4
25 雛祭嫁する気のなき孫娘 てつを 泉也  アイビ- 2

                                   以上

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非表示

てつをさんとアイビーの選句を非表示にしました。

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アイビ-さん、ありがとうございます。

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選句受領

泉也さん、新之助さん選句受領しました。
アイビ-さん、保存しましたので非表示にして下さい。

新之助さん、野の風さん体調が不調とのこと。残念ですが
ご本人の意向に沿い予定の日程通り進行させていただきます。

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泉也さん、新之助さんの選句を非表示にしました。

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令和7年春の句会の清記発表

てつをです。
 投句締め切りは本日ですが、皆さんの投句が出揃いましたので少し早いですが
清記しました。下記の要領により3月26日までに選句をお願いします。

        令和7年春の句会清記

<選句要領>
 1,各ブロックから2句ずつ、更に、全体の中から2句、合計
   10句選句する。(自句は除く)
 2,選んだ句の通し番号の前に良いと思った句に○印、特に
   良いと思った句には◎を付ける。但し、○印は省略しても
   かまわない。
 3,○印の句は1点、◎印の句には2点を付与する。

A
1 日輪もものうげにして黄砂降る
2 春場所や郷土力士の大一番
3 土手降りて斜面に座り蓬摘む
4 切りながらつまむや春の沢庵を
5 花吹雪あれよあれよといふ間かな
B
6 万里越へ海渡りくる黄砂かな
7 集団に居て孤独なり大試験
8 富貴草新芽鮮やか当麻寺 
9 泉水の澱みに凛と菖蒲の芽
10 茎立つや今年も元気白寿翁
C
11 中国の今年も便り黄砂来る
12 紅梅や心燃やせと励まされ
13 春立つや友との出会ひ笑顔にて
14 春の雪頬に優しく触れにけり
15 鳥一羽流れに沿いて春の川
D
16 ウイグルの呻き混じりの黄砂降る
17 公園の猫はまるまる水温む
18 開け閉(た)ての度に軋む戸春寒し
19 行き場なき芥押しやる春の潮
20 老人と子どもとにだけ亀は鳴く
E
21 大相撲館の内外に霾れり
22 春耕や土ほこほこと悦びぬ
23 老梅の若枝育くむ力かな
24 初蝶の吾が菜園にたづね來し
25 雛祭嫁する気のなき孫娘

                        以上

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非表示

てつをさんの投句を非表示にしました。

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