僧侶は皆外国人という禅寺曹源寺の茶会へ。我らがお茶人の最年少のお弟子さん、十五歳の姿があまりにも可愛いのでパチリ。茶花は、酔仙翁・源平しもつけ・常山紫陽花。庭へひらけた美しい表書院なのに、亭主が膝が悪くて椅子を使っているのが申し訳ないと、お客全員にも椅子が用意されていたのには興ざめ。座敷が台無しである、、、と、作法はめちゃくちゃでも、何時間でも正座できるお吟さんが嘆いております。
熱き茶に暑き一日始まりぬ 宮原さくら
岡山出身のギタリスト高尾和樹の演奏を聴いてきた。ひとことでいえば、エレガント。目をつむって聴いていると、とても一人で奏でているとは思えない、こまやかな音色。クラシックギターやフォークギターもさることながら、ウクレレの「ダニーボーイ」とか、絶滅危惧種のハープギターの「コンドルは飛んでゆく」などもうっとり。有名人に興味のないお吟さんとしては、こういうこれからの青年のCDを買ってあげて、応援したい。
薫風や左官のラジオよりバッハ ふじわら紅沙
一度パクチーなる野菜を食べてみたいもの。パン屋さんで吉田牧場のチーズを売っていたので、迷わず買いました。大好物のカチョカバロがなかったので、ラクレットの薄切りを。「コダカ」は初めての味見だけど、どうかな~。以前、ここのカマンベールチーズを一口齧って、牛舎の匂いがするのに閉口したからなあ(笑)。
蕃茄にも尖れる頭朝ぐもり 中原道夫
今夜は「円錐」と「鬣」の俳人連と亀戸の「ふらの」という中華居酒屋で鰭酒を飲む予定だったが、普通の雨ならまだしも颱風2号におっぺされた暴風雨とのことで電車が不通になると仕事に差し障りが出るので延期となり、句集の構成を明日までに終わらせて日曜に届けることになっているので、疲れたら寝て、起きたら校正と適当に料理を作って食べては寝てと俳人の首を絞める夢を見たが、ひとりは死んで遺句集だし、もうひとりは死にかけていて最後の句集だし、わたくしも古稀を過ぎているから、なんか三途の川の手前でごにょごにょやっているようで実に辛気臭い、とはいえ、向う岸では「影庵」のかげおさんがおいでおいでしながら待っているので、彼は「きっこのハイヒール」の常連でもあったから、影庵句会とハイヒール句会のバックアップはわたくししか持っていないので17年分の資料をピックアップしながら季節と突き合わせる校正など、誰もやらないし、やってもタイポが多いので、わたくしひとりでやったほうが効率がいいということになるから是非ない。それにわたくしは仕事だと思えば飽きることなく淡々と最後までやりとげるし(仕事とはそういうものだ)報酬も要求しないから多少の口の悪さを我慢すれば重宝する。
それにしても颱風でもないのに妙正寺川の水位が上がるのは珍しい。今年も水害で被害が出そうだなあ。
今日はパクチーが山ほど200円で手に入ったので、牛肉と豚肉の粗挽きを酒と味噌で炒めて肉味噌を作り、これを洗ったパクチーの微塵切り山の上にどさりと乗せて食べると実にうまい台北料理が出来上がる。パクチーは実のコリアンダーはカレーに欠かせないが葉っぱは臭くて嫌いだったが、タイ料理のヌードルとこの台北料理でパクチーの熱帯での涼味に気づいた。しかし、パクチーは少量でも高いのでこういう見切り品に出会わないと作れない。半額男の面目躍如で、今日は大雨で客足が少ないのでまだ6時過ぎだというのに半額ワッペンを貼る店員の後ろを付いて回って2000円も買い物してしまった。
写真は二日前の晴れた午後の姫沙羅。
「能登上布の着物をあつらえたのだが、衿の部分がぶあつすぎるので見てほしい」と来客あり。確かに、これじゃ麻の魅力が台無し。何が縫いこまれているんだろうと、お客の前でほどいてみる。過去の経験では、必要以上の衿芯がごわごわに入っていたりしたが、あらら、普通の衿芯だ、はてはて?
さらにほどいて、理由が判明。最近は170㎝の女性もめずらしくないほど大きい人が増えたなあと思っていたら、いつのまにか、反物の幅も広くなっていたのだ。裄を長く仕立てられるのはいいけれど、衿の裁ち方が昔のままじゃ、縫い代がもたつくことになる。切り落として縫い直してあげよう。
お金貰って、いい勉強させてもらうことになるなあ(笑)。
更衣駅白波となりにけり 綾部仁喜
まあ、紫式部ゆかりの石山寺ではないんですね。そういえば、たしか、等身大の十二単の紫式部が座敷に鎮座していて、趣味が悪いなあと思ったのを覚えています。
花びらのひとひらあれど芥子坊主 竹南寺摩耶
