文人墨客のぴのこさんははるばる東京へ行かれたんですね、あっぱれなおなごですこと♪
桜が散ってしまえば、もう浴衣用のアフリカの布がやってきました。柄が気に入って買ったものの、ワックスがけしてあったそうで、洗いに出さなければならないとか。110㎝の布巾では機械にかからないので、お吟さんが10寸巾に裁ってから悉皆屋さんへ出すそう。
菖蒲田の色をひつくり返す風 行方克己
おはようございます(^^)
僕も、お吟さんと同じく絵も句も難解なのですが、
絵や句にも、色々な世界があるのだなぁと感じ入っております。
念願の句画展に行きました。
句と画が生み出す唯一無二の三千世界。
ひとつひとつの作品の前に立ち尽くすのみでした。この空間にいられる幸せを、この作品達に出会えた喜びを、一人でも多くの方に感じてもらえたらと心から思います。
澤様。河口様。猫髭様。
かけがえのない時間を有難うございました。
不即不離の世界、鑑賞させていただいております。お吟さんにとっては、絵も句も難解なんですが、その都会的な感じや、個性的なお三人が作り上げたという空間に惹かれます。
夜勤明けに寄ってくれた着物のお客さんのお土産、「禁断のトマト」という名の、さくらんぼのような食感のトマト。
澤好摩(句)河口聖(画)展の動画が昨日完成したので遠方の皆様も鑑賞出来ますのでお楽しみくださいませ。
澤好摩句・河口聖画展 失われし時を求めて2023
以下の文章は五階入口に貼られた「猫髭贅言」です。
澤好摩(句)・河口聖(画)展 失われし時を求めて 2023
俳句と画を同じ額に納めて句画の響き合いを楽しむ句画展の第一回は、令和3年(2021)7月19日から7月24日まで銀座ゆう画廊で開催されました。この時は澤好摩の直近の句集『光源』(2013)と『返照』(2020)から二十三句が選ばれ、河口聖が画をつけて展示されました。
中国の唐代に発生した文人画が、画の上部の余白に漢詩の賛(さん)をつけて画趣とする慣わしとなり、やがて日本に禅宗とともに伝来して詩画軸として水墨山水図となる流れは、現代の詩歌が映像や音楽とのコラボから絵手紙に至るまで、アートから挨拶に至るまで、句画展と言っても漢詩が現代俳句になり山水画が抽象画に置き換わっただけで目新しい発想ではありません。
文藝に限れば、俳壇でも漢詩と俳句のコラボは古くは与謝蕪村の発句体、絶句体、漢文訓読体を駆使した俳体詩『春風馬堤曲(しゅんぷうばていのきょく)』を嚆矢(こうし)として、村上霽月(むらかみせいげつ)が漢詩からの感興を俳句で唱和する「転和吟(てんなぎん)」を大正9(1920)年に創始しており(夏目漱石の漢詩に俳句をつけてコラボ)、現代でも転和吟は漢詩だけではなく、短歌や詩や小説の一節や映画のセリフや歌など他の言葉による表現と並べることで言葉がミラーボールのように輝く瞬間の面白さを楽しんでいます。句画展も転和吟のヴァリエーションだと言えるかも知れません。
今回の第二回句画展は澤好摩が二十代の時に出した第一句集『最後の走者』昭和44年(1969、日時計の会)から一句、『印象』昭和57年(1982、南方社)から九句、『風影』平成20年(2008、書肆麒麟)から十句、前回の『光源』から一句の計二十一句の墨書短冊に河口聖が描いた画を対で額にした句画が二十一点展示されます。付き過ぎの相即不離(そうそくふり)ではなく、お互いが独立していながら照応し合う不即不離(ふそくふり)の半世紀に亘る交友をお楽しみください。
五階「印象」(第二句集)より十作品
謝肉祭(しやにくさい)ことに水夫へ地の明るさ
甕(かめ)抱(だ)きし双掌(もろて)を解(と)けば翼かな
ものかげの永き授乳や日本海
空高く殺しわすれし春の鳥
らふそくのあかりおもたし春の山
鳥帰る途中に天の澪標(みをつくし)
黄塵(くわうじん)やここに寂しき反乱ありと
山上を森動きゆく雨月かな
紺青(こんじやう)のわかれや月に月の暈(かさ)
三日月を三日見ざれば馬賊かな
六階「風影」(第三句集)を中心に十一句
着ぶくれ出勤の群衆 の中で 岬のこと
寒雲(かんうん)に片腕上げて服を着る
日とどかぬ雪庇(せつぴ)の内の幼戀(をさなごひ)
燃えながら日はつめたけれ凧(いかのぼり)
重ねたる硝子の水色快楽(みづいろけらく)かな
遠浅(とほあさ)に濤(なみ)なだめらる夏の果(はて)
遠泳(ゑんえい)の人らを波が消すあたり
素描そは雲か寂(さび)しい山猫か
日は月を月は日を追ふ墳墓(ふんぼ)かな
風に聴く遠潮騒(とほしほざゐ)の古き軍略(ぐんりやく)
港湾の色なき風に象の藝
今日のお客さん、白髪の美しい方です。ご自分で縫ったというワンピースは、若いころ着ていた結城紬だそう。小学生のころから『ミセス』を愛読していたというから、筋金入りのお洒落さん。
袷のざざんざ紬を単衣に直してほしいと見えました。蚕二頭がひとつの繭をつくる、玉繭というのを使った浜松の織物とか。ざざんざは、松風の音とか。こういうお話を、火鉢で沸いたお湯でお煎茶煎れながらするとですね、文人になった気分ですわ(笑)。
夏近き吊手拭のそよぎかな 内藤鳴雪
今日は夕方まで仕事だったので句画展に行くのはお休み。その代わり、句画「方丈を吹き抜けてはや秋意あり 好摩」の額が荻窪の俳人バル「鱗kokera」の建物が古くて大風に揺れて句画が落ちて画が外れたとのことで、これから修理にうかがうところ。
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