おはようございます(^^)
蕨狩へ行った人から蕨の酢漬けを、コハダをどっさり買った人からコハダの酢漬けをもらったので、今夜は手巻き寿司。酢飯のあったかいのが好み。
どこまでも海岸通り陽炎へり 如月真菜
倉敷は未明からざんざん降りで、お吟宅の古くなった樋から雨がざざ漏れで、早く止んでくれないかなあと思っていたら、あらあら、夕方は関東へ雨雲が移動したのね。
お吟さんを頼りにしてくれている、子供のアンティーク着物専門の若くて美しい貸衣装屋さんから、扇面ちらしが可愛いのだけれど、両袖のあちこちにひどい破れのある着物の写真を添えて、「どうにかなりませんか?」とのメール。「破れ部分を切り離して、よい部分だけパッチワークのように継ぎ合わせたら、短い袖になるが出来ないことはない。継ぎ合わせはミシンの方が綺麗です」と返事したら、彼女、ミシンは踏めるみたいで、居ても立っても居られなくて、自分でほどいて作業を始めたみたい。やる気のある女性は大好き。「自分でできることをどんどん増やすといい。直し賃も半額になるしね」と大いに励ましてあげました♪
観音の在す湖北の遅桜 岩崎照子
ここのところ風が強かったが昨日は地上だけで空にはいかにも春の雲という「霞む練習」(糸大八)をしているような形で微動だにせず浮いており、地上の風速10メートルはある強風とは無縁だったので車椅子を押しながら「空は暢気だねえ」と言っていたが、強風のお陰で電車が止ったらしく、いつもの二時間近く待たされる耳鼻科の待ち時間は2番目で10分と待たなかったので不幸中の幸いだった。今朝の風は昨日以上に強風で帽子も被れず、銀行の駐車場に停めた自転車はことごとく倒されており、わたくしの自転車は電動なのでかなり重いのだが金網に楔のように停めたつもりが金網ごと軋んで倒されたようで、車のバックドアを開けて荷物を出し入れしているお爺さんも強風によろけて飛ばされそうになり「凄い風だねえ」とお互いに苦笑いしたが、帰って天気予報を見たら東京は風速20メートルを超したそうな。寒冷前線の谷間だそうで、夕方から雨になり、夜は豪雨らしい。一気に持ち堪えていた櫻は一瞬にして葉櫻と化し、花水木のみになったが花水木は花ではなく葉っぱの擬態のようなものだから紫陽花と同じで散らずに揺れていた。河口聖さんは徹夜で月曜日からの句画展の額入れを昨夜やっていると言っていたが、この大風では電車は乱れるだろうし、ヘルプに行けないなあ。でも、出品作最後の
港灣の色なき風に象の藝 澤好摩
を組み上げていると言っていたから、前回のように額が間に合わず裸のままの展示にはならないだろう。
世の中の仕組みが、こんなに急速に変わるのはよくないと思うなあ。お吟さんは、頂いた仕立て代をすぐ財布に入れては、あちこち遊び歩いて財布から現金を出して支払うという仕組みが大好きなので、将来、現金支払いは二割増し、なんてことになっても平気の平左だわ(笑)。
今日は、牡丹ののびやかな柄の古い名古屋帯をもって見えました。20㎏太ったので、帯の丈が足りなくなったそう。切り離して作り帯にしてさしあげますよ。薄暗い茶室で映えますぞ。
小綬鶏に呼ばれどほしや昼の酒 矢島渚男
長女が小さい頃御巣鷹山の遠足で、ここはロッククライミングの名所でもあり崖沿いに海が広がるので親子同伴の遠足なのだが、わたくしが国際的な方向音痴のせいか好奇心が旺盛なのか親子で道に迷い捜索隊を出すかという心配をかけて顰蹙を買ったが、高校の時も筑波山に遠足に行って級友と歩いていて道に迷い、下山してまた登り直すという始末で、全校生を待たせてえらく怒られたが、この級友とは終生の友となった。今思うと、団体行動が取れないという性癖に加えて方向音痴と人生を道草のように思っていたのではないかと思える。一度だけの人生だからと仕事も一度で沢山で、同じ仕事は二度とやらないのでひとつの仕事でキャリアアップしながらということはなく、「和して同ぜず」で来たから、傍から見ると、「猫髭さんて分身が何人いるのですか」という孫悟空の分身の術のように「あ、それはね」とあらゆる分野に膨大な知識を持っていて、そのくせ誰もが当たり前に知っている常識を知らないという(新聞とTVのない暮らしを40年以上しているから)原始人かという、だから「生命体には動物と人間と猫髭がいる」と云われるのだが、人生の黄昏時を迎えても「ひとりで楽しむ時間を満喫する」ことだけは優先するだろうと思う。
そうそう、昨日、二年前の句画展の句画「方丈を吹き抜けてはや秋意あり 好摩」の額が大き過ぎて部屋に飾れず、荻窪の俳人バル「鱗kokera」さんに頼んで案内状と一緒に店内に飾ってくれないかと頼んで主に了承されたのでタクシーで運ぼうとしたら、早稲田通りで車の行き来は多いのに、タクシーが「回送」ばかりでいっかな「空車」が来ないので、さすがに40分風に吹かれて寒くなったので無線タクシーを呼んで、まだ7時なのに「回送」ばかりでやんなっちゃたと嘆いたら、それには訳があるとのこと。無線で呼ぶと300円の上乗せがある。アプリはそれが400円と100円高い。すると回数によってこの100円の差が月1万円になると塵も積もれば山となるで年間100万の差になるとかで、特に杉並区はアプリが都内で一番多い激戦区で、みなアプリが受信しやすい場所へ飛んでくので「回送」という偽装をするそうな。現に自分もアプリで羽田から帰って来て片道15000円ゲットでまた向かうところですとは、実に何とも、あらほんとに現代的だわね~。この間まで手を上げてタクシーを止めるというやり方がもう過去の風景になろうとは。いやはや、時代は変わる。
