山茶花に刺す針供養というのは初めてみました。美しきサディズム・・・シュールだねえ。
一昨日はホウボウの刺身、粗汁、マグロ納豆、鶏手羽スープ用ボーンとふりそで(鶏の肩肉)と大根の煮付け(コラーゲンたっぷりなので冷めるとゼラチン質で固まるほど)で、食べ切れなかったホウボウを醤油漬にして翌朝山葵を載せてお茶漬、鶏出汁の大根も柔らかくて甘いのなんの、料理に砂糖入れる奴の気が知れない。素材の甘さが相殺されるだろうに。それにしても、新米、餅と炭水化物の摂取が馬だけでなく猫髭肥ゆる秋から新年で、66キロだったのがあっと言う間に76キロと10キロリバウンドしてしまった。月曜日の失調症の青年は178センチだからわたくしより3センチほど背高だが、OMRONの体重計が壊れているというので亡義父の会社の製品がそう簡単に壊れるかと設定ミスを直してやって体重比べをしたらわたくしの方が彼より5キロ重かったので、俺より低いのに俺よりでぶだと面白がって囃すので、本当にお前さん自律神経おかしいのと実に調子のいい今時の若いもんにしか見えない客である。働きたくねえから仮病じゃないのか。わたくしの馬鹿話をこれだけ面白がるということは、面白いと思えることには突っ込んでくるオタクだということだから興味があることには生き生きするということだ。
カウンターの向うから沢山のお客を見て来た喫茶店のマスターが言うことには誰でも狭くて深堀をする穴というか趣味というかこだわりが誰にでもあるが、猫髭さんの場合はその狭くて深い穴がた~くさんあるので、初対面でも相手が話に惹き込まれてつい打ち興じてしまうので、客たちから歓迎されるのだそうで、あんたがいるとお客の相手をしてくれるので楽だわということで、喫茶店の前にわたくしの自転車があると、あ、猫髭がいるとみんな顔を出してコーヒーと会話を楽しめるので、喫茶店冥利に尽きる客寄せ招き猫で、音楽のBGMがなくてもお客が退屈しないのだと言う。そう言えば鎌倉のジャズ・バー「IZA」の金曜日はわたくしが居るということでカウンターが埋まるので死んだマスターも金曜の夜が一番自分の家の茶の間にお気に入りの客が集まるようで楽しいと言っていた。どんな話題でも「あ、それはですね」とその道のベテランのように話を掘り下げて絡んでくれるので、おお、同好の士よと初対面でも「あの髭のひとはいつ来るの」と尋ねるそうで、この冬のように老人性乾燥症で痒い痒いとお悩みの老人たちは「サンドラッグ」で「ウルモア」を買って来て入浴剤に使って痒みから開放されたと来たら礼を言っておいてと喫茶店のマスターに伝言を残すといった猫髭情報が役に立ったと言われるわけだ。雑学もまんざら捨てたものではないということか。
あ、大根温めなおして食ってたらラスカル飛び越えた。
和裁の集まりの日。明日が針供養なので、一日早く、一年分の折れ針曲り針を山茶花に刺しました。堅い布地を扱うと、待ち針がぐにゃりと曲るので、消耗が激しいのです。お吟さんが持ち帰って庭に埋めます。
猫髭さんは、お年寄りだけでなく、精神科のほうの病気の方の介護もなさるのね。精神科医もヘルパーさんに変装して患者を観察した方がいいんじゃないかしら。百聞は一見にしかずですもんね。
針納めちらつく雪に詣でけり 高橋淡路女
今日は光熱費が倍になったので新しく統合性失調症の患者さんの面倒を見る仕事を請け負った。朝一練馬区の仕事を終えると杉並区の阿佐ヶ谷まで駆けつける仕事で、何とか五分前に辿り着くことが出来たが、どう見ても引籠りで掃除も出来ない障害者には見えなかった。TVはでかいのがあるし、2LDKの風呂もトイレも独立していて広々としていて縦長の一間に床が見えないほど本とLPとCDとビデオやステレオが山積になっていて机とベッドと衣服が窓が見えないほど垂れ下がる昔の漫画の「おとこおいどん」の部屋よりも乱雑としたわたくしの部屋に比べると実に小奇麗で、空き箱をばんばん潰して縛り上げると冷蔵庫と電子レンジと洗濯機以外は広々とした空間が広がり、ただのものぐさではないかとしか思えず、話してもこんな年寄りがまだ働かなければならないことに同情されるような感じで、よほど実家が金持なのか、なに不自由のない環境で、しきりにスマホをいじっていたから、付き合いがまったくないわけではなく、わたくしの話に笑えるから、笑えるのであれば症状の進行は防げると思われた。自分より変な老人がいると自分の統合性失調症など病気のうちに入らないと思えるようになればしめたものである。
帰りに行き付けの「音楽のない喫茶店」でモカ・エチオピアとブレンドを飲んで、今年のドラマでは高橋一生と橋爪功の「6秒間の軌跡」が面白いと言うので帰宅して見たら、その通りで花火師の高橋一生と死んで幽霊になって現れた父親の橋爪功の会話が実に洒脱で面白い。「大病院占拠」は主人公のアクション演技が実に稚拙なことに目をつむれば脚本の面白さで見させるドラマで、主人公の刑事役の櫻井翔は嵐というアイドルグループの一員で、松本潤が唯一演技は合格で、二宮和也のファンには申し訳ないがわたくしは彼が主演するドラマは見ていられない。アイドル歌手を主役にするには土台無理がある。萩原健一は例外だったと思うしかない。
さて、今夜は今年初めての刺身に出来る魚、ホウボウが出たのでいそいそと買いに行った。エビフライも大幅値引きで20匹ほど買ってきた。鮪納豆やシラス卸しも作れるからサイドメニューも豊富でやっとまともな日常の食事が戻ってきた。
写真は一輪見つけたイヌノフグリ。寒さの中にも春は確実に訪れている。
あ、投稿したら、お吟さんまたいでいた。
倉庫カフェに出没。広いカフェの奥側の壁には、油絵が趣味の、近所の方の作品をずらりと並べてある。百号のカラフルでのびやかな作風は、ここのカフェにぴったりだ。今日はそれらにご挨拶。あえてつきすぎの俳画に(笑)。
色紙の裏は白色春浅し 仲村折矢
年を取ると一日が早いなあ、には大笑い。朝一番にカーテンをあけるのですが、これが、早送りしているんじゃないかと思えるくらい、もう24時間経ったのかと、恐ろしい勢いであけています(笑)。
今日は倉敷の茶房に出没。おろした大根に片栗粉を混ぜて焼いた「大根餅」が、にんにく醤油をさっとかけただけで素晴らしく美味しく、お吟さん、肉も魚も要りません。この大根餅の中には、店主お手製の蕗味噌を忍ばせています。農家さんで買ったという紫人参とブロッコリーの付け合せは、野菜の力を感じます。味噌汁は、究極の塩分量。羽釜で炊いたご飯は、お吟さん、おかずと食べるのじゃなく、ご飯だけ目をつむって味わいます。奇跡のお店です。
漆器拭く如月の息吹きかけて 山本恭子
日本の色は西洋やアジアの中でもそうですがきつい色ではなく和の色という調和する淡い色合が絶妙です。料理も調和の和する味わいで、特に薄味では日本の繊細さは真似ができないと思います。
先週で出張修理は終わったので金曜日は娘の誕生日が近いので一年間聴いた中からピックアップしてコンピレーションCDを作成しようと編集を始めたところ、Анна Колчина(アンナ・コルチナ)というロシア連邦バシコルトスタン共和国のウファで生まれ育ち、サンクトペテルブルク国立文化芸術大学で学んだ後、ニューヨークへ移住したジャズ・ヴォーカリストの声にぞっこんとなり、彼女のCDやライブを追いかけていたら朝の9時になってて、土曜日はをさみ婆さんとの立春句会だったのを思い出して少し寝ようと思ったら夕方の4時まで寝てしまい慌てて出かけたらくたくたになってまた寝たら今朝はちゃんと6時に起きて添削のつもりが気分転換に映画を見たり、TVの「大病院占拠」(今年のドラマでは一番面白い)見たり、新作「葱・舞茸卵焼き」を作ったりしてたらもう夜の6時半だあ。年取ると一日が早いなあ。
バシコルトスタン共和国というどこにあるか初めて聞いた国のアンナ・コルチナさんの「 Autumn Nocturne」をどうぞ。ニューヨークの野外ライブらしいが、アカペラで歌う優しい声と歌に痺れました。
Anna Kolchina- Autumn Nocturne (Live at Seven Lakes, New York)
写真は、葱一本と舞茸を刻んで炒めて卵四個を溶いてまとめたもの。さっぱりして舞茸の香りと食感が楽しいがサイドメニューが主役になるほどでか過ぎたか。
