https://twitter.com/fukuchi_mami/status/1778043097278251416?t=eTtqovcAvourRd01Y72_Lw&s=19
親自体が発達障害や癖のある人と思っている患者の一人です。
ツイッターから興味深いコラムを見ました。
その本も検討しますが、精神的親殺しについて
竹川先生なりの方法やテクニックがありましたら伺いたいと思いました。
こんにちは、いつも受診ありがとうございます。
親に発達障害があって、精神的親殺しとは、
子供の方から子離れが出来るように促す方法が知りたい
ということですよね。
親が子供を心配するのは当然のことですが、
それでずっと外に出さないのは間違っています。
心配する=信用していないということですから、
まずは「自分を信じて欲しい」とお願いしてみてはどうでしょう?
信用されていない場合は、定期的に仕事 アルバイト 学校などに行けている。
時間の管理が出来る、清潔管理 金銭管理が出来る
市役所や銀行で手続きが出来る 一人で旅行出来る
などを行動で示しアピールするのも大事ですね。
発達障害は遺伝的なものですので、親子に発達障害があると、
お互いが感情不安定で、仲の悪い親子が圧倒的に多いのですが、
それでも子供を手放さず、いわゆる8050問題に
発展しているケースも多いです。
私がそのような親子に対面した時に、まず気になるのが、親の資産額です。
親が死んでも、子供が一生食べていけるだけの資産を
貯金や不動産で持っているのであれば、無理に外に出なくても良いでしょう。
子供が結婚せず独身で、ある程度金銭管理が出来ると仮定して、
残り30年くらい生きるとしても
最低6000万円くらいは欲しいですね。
私の患者さんでも、親の経営するアパートの不労所得で、
外で仕事しない人は沢山居ますよ。親の財力は非常に大事です。
もし、現在親がそれだけの資産を持っていない 今後も獲得できる可能性が低いのであれば、
親が死んだ後に子供はどうやったら食べていけるのか?
それを考えなければなりません。
待っていれば、いつかわが子は仕事を始めてくれる
心を入れ替えてくれるという幻想を信じている親も多いですが、
普通に考えて何年も仕事をしていない人が、いきなり仕事を始めることはありません。
朝起きることから始めないといけないですよね。
その現実を突きつける事、現在は危機的状況であると認識させることが
親離れ 子離れの第一歩だと思います。
よろしければ以下のページも読んでみて下さい。
http://www.niwaiin.com/C4_15.htm#12
まあ日本には生活保護という制度もありますので、
飢え死にすることはありません。
親が死んだ後に、財産 貯金を使い切り、
アパートに引っ越しをすれば受けることは可能です。
税金や医療費は全額免除になりますが、
家賃の上限が決まっている ローンが組めない
親族に連絡が行く、毎月ケースワーカーが自宅に訪問し、
住んでいる形跡や贅沢品の有無を確認しに来るなど
面倒なことも多いですよ
人生というのは本人が決める事ですので、
どんな選択をしても自己責任で切り開いて欲しいですね。
成人まで衣食住を提供してくれた、親を納得させることも大事ですよ。