清記&選句
5月句会の清記一覧を発表します。投句された方は速やかに選句に入って下さい。
投句者は、▼えっちゃんあら、コビトカバ、ラガーシャツ、▼森野、▼弥生、▼ABCヒロ、▼夏蕨、▼ちとせ、▼ふうりん、▼ヨヨ、▼尾花、にゃんこ、▼和談、てつを、楽、ヨシ、▼ダイアナ、玉虫、ナチーサン、茶々、アイビー、板波の22名。ほかに選句のみ参加・▼かをり (▼は選句済み)
選句要領
1 選句期間 5月11日(日)~5月13日(火)
2 選句数 8句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法 句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表 5月14日(水)
5 投句に参加しない方も選句することも出来ます。投句者全員の選句が終わっても、スケジュールの前倒しは行いません。
5月度みんなのネット俳句会清記一覧
1 万博へ値上り他所に皐月旅
2 新樹陰ブラスバンドの通りけり
3 別腹の珈琲ゼリー夏来る
4 愛されて我は育ちぬ子供の日
5 鳴りそうで鳴らぬ草笛初恋歌
6 そよ風にペダルを漕ぎて柿若葉
7 豪快に風呑み下す鯉幟
8 試飲して衝動買いの新茶かな
9 アンネてふ大府育ちの薔薇二輪
10 青嵐ガラガラ唸る竹林
11 菖蒲湯に漬かりて唸る投句の句
12 初めての句会春潮に乗る気分
13 道中(みちなか)に飛べぬ野鳩や愛鳥日
14 鯉のぼり抱くたびに嬰重くなる
15 黒南風や老眼来たとぼやく友
16 藤垂るる終日風は紫に
17 神社横ペダル踏み込む花吹雪
18 開ききる牡丹に雨の月曜日
19 甲斐の宿武者人形に迎えられ
20 農業の苦労を学ぶ子どもの日
21 ゆたゆたと昇る乙女座春の宵
22 藤棚に老婆三人爆笑す
23 薔薇咲いてその白妙といふ白さ
24 蝶結び達成したる子供の日
25 鶴が追ふ機械起しや早苗月
26 見上ぐれば今咲き初むる花水木
27 破水せし娘乗せ深夜の代田道
28 新調の切子のグラス夏来る
29 筍の茹であがる香や夕刊来
30 柿若葉けふも予定の一つあり
31 風薫る漸く『山廬』訪ねられ
32 ゴンドラを降りて松蝉耳に先ず
33 妻の目の気になりつつも豆の飯
34 のんびりとテレビ三昧山笑ふ
35 子どもの日爺は福本清三に
36 廃屋の蔦の青さよ初夏の風
37 支持率は低下憲法記念の日
38 逝く春のにじむ彩りそのままに
39 汗の味涙の味を知る試合
40 花みかん香をのせ斜面すべる風
41 春眠や読経たゆたふ百カ日
42 身延山山門にへたり山笑う
43 万博のガイドブックや夏に入る
44 メーデーの帰りならんか家族連れ
45 福願ひ猫と頬張る柏餅
46 夏立つやリハビリ室のオルゴール
47 屋根だけが見えて若葉に埋まる宿
48 病持つ娘無事出産みどりの日
49 蚕豆のこれっぽっちを茹で上げて
50 行事踏むのこったのこった夏場所
51 母の日や八十路の母は幼き娘
52 単線は地平線まで麦の秋
53 子供の日目高ポロポロ卵産み
54 園児らの元気届けし若葉風
55 余花愛でて妻と歩きし上野城
56 庭下駄の鼻緒の緩み芝青む
57 献立を一品増やす子どもの日
58 あの恋は桜散る間に天国へ
59 車窓より山藤見しと来たる人
60 二年目のナース奔走青嵐
61 春一番吹かで異国の黄砂降る
62 豪商の土間通り過ぐ若葉風
63 新緑の道は快適ハイウエイ
64 メッシュフェンスは木香薔薇のためにある
65 鯖寿司や京の河原にふたりして
66 鈴なりの豌豆蔓を絡ませて
67 書に倦みて目をやる庭の樫落葉
68 鬣(たてがみ)を三つ編みされて祭り馬
69 野菜屑鳥啄む遅日かな
70 ゼッケンのある子と無い子青葉風
71 歳時記を閉ぢて新茶を淹れかへむ
72 真っ直ぐに生きる喜び燕子花
73 街燈の灯に透き若葉なほ淡し
74 足伸ばし仔犬とベンチ柿若葉
75 舫綱絡め甲烏賊目の当たり
76 鯉幟揚げてやりたやガザの空
77 青空へポプラ並木の新樹光
78 首夏の風うけて窓辺の読書かな
79 春深し居場所探しの綿毛旅
80 生涯に二度の万博夏近し
81 花菖蒲まつすぐ立ちて吾を呼ぶ
82 傘雨忌や寂しきときは句を詠みぬ
83 早や五月飛び去る如き日数かな
84 この家に住める限りと草を引く
85 裏庭のヒトツバタゴや銀世界
86 スタッフと麦茶分け合ふ風呂介助
87 民守り国を治める五月三日
88 米の値の騰がりに騰がる春の暮
89 鯉のぼり逆さ吊りするパリジェンヌ
90 蝸牛好きと苦手の中間点
91 高空を尾で打ってをり鯉幟
92 ごめんねと言へぬ夕餉の豆ごはん
93 卯の花や傘の雨音連れて行く
94 新茶淹れ策練り直す日曜日
95 柿若葉水場の花の水替えし
96 庭のもの眺めつ受くる風炉点前
97 精密に小さな巣を張る小さな蜘蛛
98 置かれたる筍メモの走り書き
99 小流れに白眩しきやカラー群れ
100 酒肴とて筍来るやお裾分け
101 真つ黒に灼かれた心黴の花
102 無風てふ風のありけり藤の花
103 あをあをと騒ぐは風か木々の葉か
104 この国はこの子に託そ菖蒲風呂
105 「爪切り」も長き道連れ昭和の日
106 雛罌粟(ひなげし)の一つ揺れれば百花揺れ
107 靴揃へ上がる古民家柿若葉
108 抱卵の烏は人を威嚇せり
109 新緑に句碑は包まれ下部かな
110 曼陀羅寺頬に触れゆく藤の波
間違いその他不都合な点をご連絡下さい。
アイビ-さん、句会のお世話をいただきありがとうございます。また、8月句会の最高得点おめでとうございます。
小生、仲間に入れていただいて未だ日が浅いのですが、大変楽しみにしています。
と言うのも、これまで参加していた句会がコロナ禍を契機に二つとも解散してしまいました。それまでから会員、
選者の高齢化と言った問題を抱えていましたが・・・。
この「みんなのネット俳句会」は、毎月開催されること、その上、何よりも投句、清記、選句、結果発表が極め
て短期間に行われるのが大変魅力的です。その分、担当していただいているアイビ-さんのご尽力は並大抵のも
のではないと思います。
WEB上の句会だけに、句仲間の顔が見えないこと、投句者や選句者の名前が時々明らかになるなどと言った難点
はあると思いますが、掲示板を使っての句会だけに止むをえないのかなあと思ったりしてます。
小生が、参加してから何人か増えたようで、毎月20人余の句会運営の作業は大変なことと思いますが、これから
もよろしくお願いいたします。
楽しみにしています。
てつをさんの年期の入った俳句、毎月楽しみにしています。コロナ禍で句会が二つも解散してしまったとのこと。時世とはいえ、残念なことです。もし、よろしければお仲間にもネット俳句会のことをご紹介ください。投句者の顔は見えませんが、それが却ってよい場合もあります。今後ともよろしくお願いいたします。
アイビーの俳句鑑賞 その1
例によってアイビーの俳句鑑賞3原則に則っての俳句鑑賞です。もとより私は権威でも俳句巧者でもなんでもありません。ここに述べることは私個人の感想に過ぎません。従って、異論や反論も当然あることでしょうし、またそうなることを期待してもいます。皆さんの意見交換の呼び水になればと存じます。
アイビーの俳句鑑賞3原則
・作者作品へのリスペクトの気持ちを忘れず
・入点の少ない作品あるいは無点句でも取り上げるべきは取り上げる
・いわゆる仲間褒めに堕すことを戒める
73 この先も伝え行かねば終戦日 (森野)
私もそうだが、気がつけば周囲に年長者がいなくなってきた。戦争体験を話そうにも、体験そのものがないのだ。しかし、私たちの世代は何かと不如意な戦後の時代を経て、様々な戦争体験を聞く機会があった。この見聞は次の代に伝える義務はある。戦争をパーチャルなゲームのように捉えたり、人命の重さに実感のない昨今の風潮であるだけにその念は強い。
39 パパが来て蝉捕隊の指揮を執る (束束子)
59 ママにつき手真似する子や盆踊 (束束子)
両句ともパパとママが登場する。健康で明朗な家庭の一コマを巧みに詠んだ。特に39のパパの句は、子どもの遊びにつき合ったのはよいが、だんだん熱を帯び、自分自身が蝉捕り夢中になってしまった、比較的若い父親像をユーモラスに描写した。
9 じゃんけんで秋刀魚尻尾かはらわたか (ラガーシャツ)
近年は不漁の年が多く大衆魚の王座が危うい秋刀魚だが、かつては庶民の味方として食卓を賑わせたものだ。それでも兄弟の数が多かった時代、一人に一匹づつという訳にはいかない。そこで秋刀魚の頭か尻尾かを決めるのにじゃんけんで決めた。特に秋刀魚の腸となると、子どもには苦いだけで美味くもなんともないから切実だ。古き良き時代の家庭の一コマをユーモラスに描写した。
104 口中に秋風の吹くミントテイー (青胡桃)
季語の秋風にこういう使い方もあるんだと目を洗われる思いだ。ミントテイーを一口含んで秋風、なるほどすんなりと入って来る。という訳で、感嘆しきり。やはり常日頃から、何か俳句の材料が無いかと注意深く身辺を観察してきた成果だろう。
7 蚊遺火や地球儀回し祖父語る (えっちゃんあら)
作者のえっちゃんあらさんは、言葉の使い方がとても大胆新鮮で、発想が自由なことにいつも感心している。この句もそう。おそらく実際の体験に基づいた句であろうが、なかなかに蚊遺火と地球儀の取り合わせは思いつかないものだ。地球儀を教材にして孫たちに教えるおじいさんの息づかいまで分かるようだ。
3 猛暑日や娘(こ)らよりメ-ル外に出るな (無点)
惜しくも無点句になったが味のある句。老齢の親を案ずればこそメールを寄越したのだが、「無理するな」とか「こまめに水分補給を」と言うなら分らんでもない。それがなんと、外に出るそのこと自体を止めろと言ってきた。親としては苦笑するしかない。「外に出るな」は「とにでるな」と読めば定型におさまる。
以下次号 不定期掲載
指摘 ごもっともです。
アイビーさんに直接届けるには一番早い方法はメールでしょうね。
メールを公表して、各人がそこへ7句を届ける方法ならば解決する。しかし、公表すると迷惑メールが仰山押しかける
という難点があります。20名の投句を受け付ける、その何倍もの迷惑メールが毎日届くことになるでしょう。
数十年のパソコン歴を経て、現在私はメールアドレスの設定をしていないのですが、理由は迷惑メールといじわるメ
ールの猛攻撃、加えてウイルス感染などにバンザイしたことにあります。 メール消去が追いつかないほどでした。
ただ、掲示板も難しいものがありましてね・・・
となると、現状のままで我慢するか、特別な掲示板を作るしかないでしょうかね。
私は現状のままに賛成します。
束様へ メールについて
私もメールの被害を受けているものの一人です。日に10件を超える迷惑メールが入ります。その消去が仕事始めです。
最近はアマゾンなど大手のメールが顕著です。そうかといってコミュニティの事務局を担当しているので解約も出来ません。今、セキュリティの設定は「中」にしてあります。「高」も考えましたが影響を思い自粛しています。
追伸・・・掲示板に対するご指摘有難うございました。お蔭様で事情が理解できました。(この掲示板間もなく訪問者が8万人になりますがこの数字は単に喜んでいいものでしょうか。最近疑問に思い出しました。)
8月度みんなのネット俳句会は無事終了出来ました。皆様のご協力に深甚なる感謝の意を表します。今回は真夏の夜の珍事というか怪奇現象というか、私アイビーがトップの栄に浴しました。多くのご支持をいただき、併せて御礼申し上げます。また何時ものように感想、自句自解など活発な書き込みをお願いします。
互選結果発表
8月句会の互選結果を発表します。今月のトップはアイビーの露草の句で9点でした。続いて7点句が3句、6点句が2句並びました。
9点句 露草や係累絶えし兵の墓 (アイビー)
7点句 植木屋のごつそり暑さ剪り落とし (てつを)
7点句 嫌としか言わぬ二歳児秋暑し (弥生)
7点句 夕菅やゆふべを遠い過去として (アイビー)
6点句 絽の小紋紅あしらひし傘寿かな (ヨシ)
6点句 あれもこれも忘れ爪切る夜の秋 (あかね坂)
個人別総合ではアイビーが20点でトップ、次いであかね坂さんとヨシさんが14点、青胡桃さんが13点で続きました。
8月度みんなのネット俳句会 互選結果一覧 ( )は作者名。◎は特選、特選2点、並選1点で計算。R5・8・14
1 棚経の順番を待つ堂混めり
2 雷鳥や見知らぬ人の指の先 (森野) 2 ABCヒロ、あかね坂、
3 猛暑日や娘(こ)らよりメ-ル外に出るな
4 誰よりも露出度多き水着買ふ (束束子) 2 ラガーシャツ、コビトカバ、
5 干梅を一つ所望と我が夫
6 垣ありて隣は隣百日紅
7 蚊遺火や地球儀回し祖父語る (えっちゃんあら) 2 かをり、あい、
8 大あくび極暑の日をも呑込まむ (あかね坂) 3 茶々、ふうりん、青胡桃、
9 じゃんけんで秋刀魚尻尾かはらわたか (ラガーシャツ) 1 ちとせ、
10 水兵の夢に故里ハンモック (玉虫) 1 ちとせ、
11 出汁汁を潜れば白き鱧の花
12 帰省の子正論ばかり巧くなる (ABCヒロ) 1 弥生、
13 天の川娘の彼氏登場す (コビトカバ) 5 ナチーサン、ヨシ、あい、玉虫、弥生、
14 掻き寄する熱砂敗者の甲子園 (ナチーサン) 3 茶々、あかね坂、和談、
15 石けんの匂ひする手や秋初め (青胡桃) 5 かをり、ナチーサン、あかね坂、◎ヨヨ、
16 骨切や鱧の湯引きを大皿に
17 岸壁に魚釣る人も遠花火 (尾花) 2 束束子、弥生、
18 縁側で仏具お磨き蝉時雨 (和談) 1 ふうりん、
19 平和待つ国の瞬き星月夜 (弥生) 1 ヨヨ、
20 鳥は木に魚は水に避暑の宿 (茶々) 3 ナチーサン、森野、弥生、
21 露草や係累絶えし兵の墓 (アイビー) 9 ABCヒロ、束束子、ヨシ、青胡桃、◎あかね坂、◎てつを、玉虫
22 吾父の西瓜投げたる力瘤 (あい) 1 ◎ヨシ、
23 夏休み駅にリュックの子のあふれ (ちとせ) 2 茶々、青胡桃、
24 植木屋のごつそり暑さ剪り落とし (てつを) 7 ◎かをり、◎ラガーシャツ、ナチーサン、あい、アイビー、
25 葦の間を縫って漕ぎゆく秋の水
26 太鼓音裸電球盆踊
27 蝉時雨輝き終えし天仰ぐ
28 夫昼げ残し総菜夕に食ふ
29 トッポキのタレも真つ赤や大暑の日 (ヨシ) 5 ラガーシャツ、ふうりん、尾花、弥生、アイビー、
30 花火師の三尺玉を語りけり
31 噴水のテレビ塔より高く吹き (玉虫) 2 ◎アイビー、
32 湯のような水を使いて墓洗う (ABCヒロ) 1 てつを、
33 子に残す言葉探すや銀河燦 (尾花) 1 青胡桃、
34 茗荷の子袋きついと我を呼ぶ
35 嫌としか言わぬ二歳児秋暑し (弥生) 7 束束子、ナチーサン、茶々、ヨシ、えっちゃんあら、あい、尾花、
36 予約券持ち鰻屋へ土用丑
37 緑陰に生あるものの集ひけり (茶々) 3 コビトカバ、森野、和談、
38 利尻富士はるか惜しみつ窓の秋 (森野) 3 ◎ふうりん、ヨヨ、
39 パパが来て蝉捕隊の指揮を執る (束束子) 4 ナチーサン、玉虫、アイビー、和談、
40 夏が去る海の夕日に手を振りて (あかね坂) 1 ラガーシャツ、
41 高き峰遥か昔の登山靴 (ラガーシャツ) 2 ◎森野、
42 片陰や路地の向かひも溜り蔵 (アイビー) 3 ◎青胡桃、玉虫、
43 駅前を車両封じて盆踊
44 夏草のまた会えたねと肘つきし
45 台風迷走偏頭痛増幅 (てつを) 1 コビトカバ、
46 大き花垂らし窯場の芭蕉林
47 桐一葉ちぢれしままに吹かれ来る (青胡桃) 2 森野、てつを、
48 携帯を翳して果つる大花火 (茶々) 1 ヨヨ、
49 おもひでの中に水着の我遊ぶ (あい) 2 コビトカバ、和談、
50 おしろいや天気占う下駄飛ばす (玉虫) 2 ◎ナチーサン、
51 ガイドする桶狭間史に法師蝉 (和談) 2 茶々、えっちゃんあら、
52 日焼して反骨精神まだ消えず (ABCヒロ) 3 ラガーシャツ、ヨシ、あい、
53 線香が一本きりの盂蘭盆会 (ラガーシャツ) 2 かをり、ABCヒロ、
54 盆供養妣追ひ越せぬちらし寿司 (ヨヨ) 2 青胡桃、あかね坂、
55 半生の豚汁馳走登山小屋 (森野) 1 尾花、
56 絽の小紋紅あしらひし傘寿かな (ヨシ) 6 かをり、コビトカバ、尾花、てつを、◎ちとせ、
57 和太鼓や昭和の響きここにあり (ナチーサン) 2 ふうりん、てつを、
58 海の家焼きそばに足す唐辛子 (ふうりん) 1 ヨシ、
59 ママにつき手真似する子や盆踊 (束束子) 3 ラガーシャツ、茶々、ふうりん、
60 あれもこれも忘れ爪切る夜の秋 (あかね坂) 6 かをり、ABCヒロ、束束子、尾花、◎玉虫、
61 大ぶりのコップの雫麦茶汲む (青胡桃) 1 コビトカバ、
62 放牧の牛点々と雲の峰 (ちとせ) 2 ◎束束子、
63 炎帝は鎮まれプーチン兵を引け
64 青薄夢はと問ふて風過ぎぬ (えっちゃんあら) 1 ちとせ、
65 雲の峰人其々の子育て論 (コビトカバ) 1 玉虫、
66 折鶴に野の花添へて原爆忌 (玉虫) 4 森野、えっちゃんあら、あい、尾花、
67 執行を待つ悪党も生身魂 (束束子) 1 ABCヒロ、
68 朝顔の紺の引き立つ白さかな
69 路地を出て祇園祭の人の波 (ヨシ) 1 えっちゃんあら、
70 天空に昇竜長岡大花火 (茶々) 3 ちとせ、◎和談、
71 寄り添ふて祭団扇の風送る
72 自転車に二人乗りせし星月夜 (尾花) 2 あかね坂、ちとせ、
73 この先も伝え行かねば終戦日 (森野) 1 アイビー、
74 十代のものわずかなり土用干 (ABCヒロ) 2 弥生、ヨヨ、
75 蚊を払ふ手踊りめける仕種かな
76 音に見る華やぐ夏の空の花 (和談) 2 ◎えっちゃんあら、
77 新しき人のもてなし避暑の宿
78 お醬油はほんの数滴新豆腐 (弥生) 3 ラガーシャツ、ふうりん、てつを、
79 夕立やウインブルドン傘の花
80 甚平を着たあの人が創業者 (アイビー) 1 ABCヒロ、
81 千屈菜や彩り添ふる先祖墓 (ヨヨ) 2 ちとせ、和談、
82 瓜の馬息子一人の新幹線
83 二人して八十路歩むも生身魂
84 風立ちて頬を打ち来る乱れ萩 (あかね坂) 1 玉虫、
85 墓掃除念入りにして客を待つ
86 夜店にはちゅるちゅるプリンなるものが
87 白南風や二番打者待つトランペット
88 髷結へぬ子らも戦う名古屋場所
89 吾包む如くに開く花火かな
90 別腹と言ひつつ梨の皮を剥く
91 法師蝉すぐに学校始まれり
92 満月の霞む長岡大花火 (茶々) 1 えっちゃんあら、
93 青春はなかったと言う生身魂
94 焼鮎は凛々しき姿態我が口に (ヨヨ) 1 和談、
95 揚げ茄子を添へてわが家のカレーかな
96 声揃へ和を乞ふ学徒原爆忌
97 アンカーの跣足で駆ける砂けむり (ヨシ) 2 束束子、森野、
98 原爆忌蝉の鳴き声鎮魂歌 (和談) 3 ◎茶々、ヨヨ、
99 夕菅やゆふべを遠い過去として (アイビー) 7 かをり、森野、えっちゃんあら、◎尾花、青胡桃、てつを、
100 起き抜けの外気好もし今朝の秋 (尾花) 2 あかね坂、ヨヨ、
101 城址へは一本道と野路の秋 (森野) 1 束束子、
102 星月夜社宅ぐるりとポプラの木
103 この星の燃え尽きるかもこの炎暑 (てつを) 3 ◎あい、アイビー、
104 口中に秋風の吹くミントテイー (青胡桃) 5 ◎ABCヒロ、◎弥生、アイビー、
105 怖々と座るベンチの灼け加減 (あかね坂) 3 ヨシ、◎コビトカバ、
投句者は、森野、束束子、ラガーシャツ、青胡桃、えっちゃんあら、あい、コビトカバ、ふうりん、ヨシ、ABCヒロ、玉虫、ヨヨ、てつを、和談、弥生、ちとせ、尾花、アイビー、ナチ―サン、茶々、あかね坂、以上21名(選句参加かをり)
間違い等、不都合な点をご連絡ください。
かをりさん、選句に参加して頂き有難うございます。選句に添えられて寸評がありましたが、現在選句中なので、選句が済み次第表示しますのでご了承ください。
先ずは無理と思うんですが・・・
投句はアイビーさんが確認消去するまで表示状態です。私は掲示板は日に2~3回は開きます。どうしても時間帯によっては投句が目に入ります。勿論作者は無視して選句しますが意識してしまいます。清記は無記名です。この意図を満たすためにも管理人さんだけに確認できる投句の方法は無いでしょうか。
リアル句会では無記名で出して、選句されたら名乗りをあげる。
名乗らない人が多そうなので、ここのネット句会では無理っぽいですですね。
成る程ね、了解しました。
ご苦労おかけしますがよろしくお願いしますね。
句会専用のプログラムをつくれば、投句者を隠せますが、私の知識ではできない相談です。無料レンタル掲示板を利用しての句会ですから、そこのところは我慢して下さい。名のある俳句結社が運営するインターネット句会(伊吹嶺、若竹など)は、専用のプグラムでやっていますが、当句会は無理です。
今回も20名を確保、100句からの選になります。良かったです。ところで最近何か投句での先陣争いが起っているようでたかが俳句と思っても気になります。今戦国ものを読んでいますが、先陣争いは戦国時代の名誉と恩賞を賭けての武士の生き甲斐だったようですね。一方「急いては事を仕損ずる」や「後の先」などその行為を諌めることばもあります。
「早起きは三文の得」や「残り物に福」など対比のことばも。いずれにしても人は経験や性格によりいろいろです。が、今回は転機を迎えている我が会を鼓舞するものとの認識で選句のトップを狙います。清記と選句投稿日は並列ですので特に問題は無さそうです。ただこのことに意味があるのか少し考えてみます。
いつもながら真面目なナチーサンさん、その真摯なお人柄があってこそ、かつての職場においても、地域社会でも、また俳句仲間でも等しく敬愛を集められている由縁かと拝察します。
当掲示板への先陣争いの如き風潮に違和感を覚えられた由、允にごもっともで、早ければ良いというものではありません。
しかし、あまり肩肘を張らず気楽にいわば「言葉のキャッチボール」を楽しんでいるとご理解頂ければと思います。
この掲示板も同好の士が集い、いろんな意見をたたかわせて、時には真剣勝負もあるでしょうが、基本は和気あいあいたる運営を心掛けたいと念願します。
その一環として例えば俳句三択クイズも然り。ゲーム形式をとり楽しみながら、少しでも句力アップにつながればこんな良いことはありません。
俳句は楽しくあるべきです。苦痛なら初めからやらない方がましです。楽しみながら知らないうちに技量が上がる、これを当掲示板のコンセプトにしたいと思います。
ナチーサンさんにおかれては、今後も当掲示板の主要な構成者としてご尽力いただければと念願します。
ははははは 早いもの勝ちなどの特典は何もありませんよ。
ただ、投句〆切は別に遅くなっても問題が無いのですが、選句の段階で〆切間際の夜になるまで自分の選句結果を
入れないようでは、取りまとめのアイビーさんが「やきもき」。 それを見るに忍びないので、陰から支援するつ
もりで「遅いことは誰でもするぞ!」とパッシングしただけのことです。
いい句が沢山並んでいるから「どれにしようか」と迷うのはどなたでも同じです。 清記が公表されたなら、せめ
て3日以内に選句7句をアイビーさんへ届けて頂きたいものです。
俳句会でも清記用紙が途中のどこかでエンコしているケースがありますが、そんな場合私は「お~い そこに貯め
ちゃいかんぞ! 1枚から1句か2句ぐらいにして早く回せ!」と喝を入れます。みんなと同じスピードがベター。
自分のところに5枚も溜めちゃいかんのです。 インターネット句会なら 100句中15句程度に◎をして、
それを更に絞れば7句 その中から特選1句を選べばいいだけのことですがね。 40分もあれば終わる。