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互選結果

2026・6月度みんなのネット俳句会 互選結果

金賞 37 【ちとせ 】 立ち漕ぎの生徒眩しや更衣 (11点)
銀賞 33 【ヨ ヨ】 新茶入れ朱泥急須の淡緑 (9点)
銅賞 17 【弥 生】 歓声はきっと缶蹴り夏木立 (7点)
 々 23 【岩 宮】 子らの言ふじじ反抗期冷奴 (7点)
 々 25 【ふうりん】 忍冬咲いて愁眉を開きけり (7点)
次点 39 【にゃんこ】 父の日に黒いクレヨン画の眼鏡 (6点)
 々 73 【かをり 】 水無月や碁石をあらふ父の息 (6点)
 々 84 【てつを 】 捩花や断ちきりたきは負の連鎖 (6点)

※銅賞の3句はそれぞれ特選1のため同点としました。
※参考
 総合点
ヨヨ21点、かをり19点、ちとせ17点、弥生14点、アイビー12点

2026・6月度みんなのネット俳句会 互選結果一覧表
1 ✤ 1点 【岩宮】 明易し夢の続きは又今夜 ✤ 胴長おじさん
2 ✤ 2点 【あんのん】 鯵大漁釣果の報にうそ少し ✤ ダイアナ、アイビー
3 ✤ 0点 油虫探し求めて朝が来る
4 ✤ 2点 【ダイアナ】 ドアフォンの上に雨待つ雨蛙 ✤ にゃんこ、ふうりん
5 ✤ 1点 【ヨヨ】 行かないで心地よき風五月尽 ✤ ラガーシャツ
6 ✤ 3点 【和 談】 初孫の六月賞与初傲り ✤ ちとせ、◎ヨ ヨ
7 ✤ 5点 【かをり】 裏富士の雲ほどけたり桜桃忌 ✤ ちとせ、ヨシ、てつを、森野、アイビー
8 ✤ 3点 【アイビー】 えいやあと五句を投ぜり心太 ✤ ヨシ、弥生、コビトカバ
9 ✤ 1点 【コビトカバ】 お局の小言も交わす若葉風 ✤ ふうりん
10 ✤ 2点 【アイビー】 鬼平になつたつもりの鮎の飯 ✤ ラガーシャツ、岩宮
11 ✤ 0点 降りぐせの梅雨空罵りペダル踏む
12 ✤ 0点 カーテンの向こうに聞こゆ四十雀
13 ✤ 0点 燕子花あやめ菖蒲か紺光る
14 ✤ 0点 各駅の車窓に見つけ花柘榴
15 ✤ 1点 【てつを】 かはたれの雲の澱みて栗の花 ✤ ちとせ
16 ✤ 1点 【あんのん】 蚊遣香先を知りたし栞ぬく ✤ ダイアナ
17 ✤ 7点 【弥生】 歓声はきっと缶蹴り夏木立 ✤ ヨシ、◎てつを、にゃんこ、ナチーサン、ラガーシャツ、かをり
18 ✤ 1点 【茶々】 黄菖蒲の八重咲き揃ひ踊りかな ✤ ふうりん
19 ✤ 1点 【胴長おじさん】 貴婦人の頃が懐かしバナナかな ✤ ナチーサン
20 ✤ 0点 酷暑かな歳時記忘れた自然界
21 ✤ 1点 【ちとせ】 子育てらし威し鳴きすや夏烏 ✤ ふうりん
22 ✤ 0点 子燕の口犇めいて餌を求め
23 ✤ 7点 【岩宮】 子らの言ふじじ反抗期冷奴 ✤ ちとせ、にゃんこ、森野、ダイアナ、あんのん、◎ナチーサン
24 ✤ 3点 【ダイアナ】 彩雲の流れて初夏の十四夜 ✤ 森野、ヨ ヨ、岩宮
25 ✤ 7点 【ふうりん】 忍冬咲いて愁眉を開きけり ✤ 弥生、てつを、森野、ヨ ヨ、◎ダイアナ、岩宮
26 ✤ 1点 【てつを】 召集の命下りしかウリハムシ ✤ 和 談
27 ✤ 0点 焼酎瓶買物篭に鎮座して
28 ✤ 0点 樟脳の匂ふ押入れ衣更
29 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 初夏晴れに熊鈴の鳴る遊歩道 ✤ ちとせ、ふうりん
30 ✤ 3点 【ちとせ】 白壁に青田広がる散居村 ✤ ヨ ヨ、岩宮、かをり
31 ✤ 0点 白南風や部下のデートを目撃す
32 ✤ 2点 【ちとせ】 新じゃがを束子で擦るつるり膚 ✤ ふうりん、岩宮
33 ✤ 9点 【ヨヨ】 新茶入れ朱泥急須の淡緑 ✤ 胴長おじさん、ヨシ、てつを、◎和 談、ナチーサン、ラガーシャツ、◎茶々
34 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 素麺や喉ごしも良しその細さ ✤ 和 談、茶々
35 ✤ 2点 【森野 そぼつ降る泰山木の咲く寺苑 ✤ ヨシ、ヨ ヨ
36 ✤ 1点 【ふうりん】 ダービーを取つて競馬の二連勝 ✤ アイビー
37 ✤ 11点 【ちとせ】 立ち漕ぎの生徒眩しや更衣 ✤ 胴長おじさん、◎ヨシ、てつを、◎ふうりん、あんのん、◎アイビー、コビトカバ、ナチーサン
38 ✤ 4点 【ヨヨ】 頼りたき身内は遠く梅雨間近か ✤ 胴長おじさん、アイビー、和 談、ラガーシャツ
39 ✤ 6点 【にゃんこ】 父の日に黒いクレヨン画の眼鏡 ✤ 胴長おじさん、ヨシ、◎弥生、岩宮、茶々
40 ✤ 1点 【胴長おじさん】 父の日や空白の文字のみ占めて ✤ 森野
41 ✤ 0点 夫剪定羽抜鶏ごと羅漢槙
42 ✤ 1点 【にゃんこ】 梅雨曇ますます重き貨車の列 ✤ ちとせ
43 ✤ 0点 梅雨間近繙いてゐる闘病記
44 ✤ 5点 【かをり】 手鏡に映る水無月風過ぐる ✤ 弥生、にゃんこ、森野、ヨ ヨ、あんのん
45 ✤ 1点 【アイビー】 でで虫のオブジェの上の蝸牛 ✤ にゃんこ
46 ✤ 0点 でで虫を見らば口つくあの唱歌
47 ✤ 0点 てふてふに蕾のあらば柿の花
48 ✤ 1点 【森野】 天国と思へる一歩冷房車 ✤ 弥生
49 ✤ 4点 【ヨシ】 剥く手間も美味しさのうち夏蜜柑  ✤ アイビー、ナチーサン、かをり、茶々
50 ✤ 0点 搭乗の手続はスマホかたつむり
51 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 登山帽ウェストン碑より動き出し ✤ ◎かをり
52 ✤ 2点 【ナチーサン】 樋伝ふ雫を染めて柿若葉 ✤ ふうりん、岩宮
53 ✤ 0点 夏風にだるだるせざるを得ない吾
54 ✤ 0点 夏蝶の色深まりて海賊旗
55 ✤ 1点 【和 談】 夏場所や土俵が命藤凌駕 ✤ 茶々
56 ✤ 0点 夏野菜紫小かぶカリカリと
57 ✤ 2点 【森野】 何にでも神宿りてか花は葉に ✤ ◎ラガーシャツ
58 ✤ 3点 【弥生】 なみなみと注ぐ地酒や江戸切子 ✤ あんのん、かをり、茶々
59 ✤ 3点 【ヨシ】 俳句本開いたまんま明易し ✤ コビトカバ、◎岩宮
60 ✤ 1点 【アイビー】 バイク見て柴犬吠ゆる夕薄暑 ✤ あんのん
61 ✤ 2点 【弥生】 博学なシニアガイドや街薄暑 ✤ アイビー、コビトカバ
62 ✤ 0点 初夏の藤無料ガイドの五稜郭
63 ✤ 3点 【かをり】 薔薇切るや呼ばれし気して振り向かず ✤ ◎あんのん、コビトカバ
64 ✤ 0点 昼下りエアコン洗い野球観る
65 ✤ 2点 【てつを】 壜に香を詰めて帰らむ花蜜柑 ✤ ◎にゃんこ
66 ✤ 1点 【弥生】 プードルがよく似合う場所薔薇の園 ✤ コビトカバ
67 ✤ 0点 深くまで木曽駒は碧夏の風
68 ✤ 1点 【岩宮】 襖戸の何やら重き梅雨入かな ✤ ヨ ヨ
69 ✤ 2点 【ヨシ】 故里の四方の山々新樹光 ✤ ◎ちとせ
70 ✤ 0点 細麺を食べて至福の涼夜かな
71 ✤ 1点 【ナチーサン】 またまたか横綱不在五月場所 ✤ 和 談、
72 ✤ 5点 【アイビー】 待つといふ揺るがぬ知略蟻地獄 ✤ ヨシ、てつを、あんのん、◎コビトカバ
73 ✤ 6点 【かをり】 水無月や碁石をあらふ父の息 ✤ 弥生、てつを、ダイアナ、あんのん、コビトカバ、ラガーシャツ
74 ✤ 3点 【あんのん】 満ち足りて留守居の夫に買ふ鰻 ✤ ヨ ヨ、ダイアナ、茶々
75 ✤ 2点 【森野】 耳遠き夫に老鶯届く今朝 ✤ 胴長おじさん、かをり
76 ✤ 1点 【ヨシ】 耳鳴のしては止まらぬ走り梅雨 ✤ 森野
77 ✤ 0点 ジメジメもめげぬ六月の花嫁は
78 ✤ 0点 山開き誰となく詠む俳句かな
79 ✤ 3点 【ヨヨ】 柔らかに万緑生みし大地かな ✤ 和 談、ラガーシャツ、岩宮
80 ✤ 1点 【茶々】 湯上りのあやめ紺染め浴衣かな ✤ 和 談
81 ✤ 0点 夕闇に皐月のあかり庭照らす
82 ✤ 1点 【コビトカバ】 幽霊海月毎日同じ事をして ✤ 弥生
83 ✤ 1点 【ヨシ】 よく見れば愛しき花よどくだみは ✤ 茶々、
84 ✤ 6点 【てつを】 捩花や断ちきりたきは負の連鎖 ✤ にゃんこ、◎森野、ダイアナ、アイビー、ナチーサン
85 ✤ 1点 【あんのん】 リズムごとつかず離れず夫婦生く ✤ 胴長おじさん、
86 ✤ 1点 【岩宮】 老鶯をしかと聞きたる木立かな ✤ かをり
87 ✤ 2点 【ナチーサン】 若葉風入れ墨の香の流れけり ✤ 弥生、にゃんこ
88 ✤ 1点 【弥生】 わんぱくの怖くて好きな蜥蜴かな ✤ ナチーサン
89 ✤ 2点 【胴長おじさん】 山滴る惚けないことは惚れること ✤ ダイアナ、アイビー
90 ✤ 4点 【ヨヨ】 数独を競ふ夫婦や走り梅雨 ✤ 胴長おじさん、てつを、和 談、かをり
91 ✤ 1点 【ダイアナ】 洞爺湖を見下ろすホテル五月晴 ✤ ちとせ、

煩雑を避けるため、二つの記事を一つに纏めました。文責アイビー。

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71の句の作成動機

「71 半夏生御陣乗太鼓響きあり」を選んで頂いたえっちゃん、てつをさんありがとうございました。ナチーサンから
お言葉をいただいたので、僭越ですがちょっと触れさせていただきます。
 深夜ラジオで「能登の御陣乗太鼓」のことを知った。早速、インターネットで検索したら、動画を見て驚愕した。太鼓の乱打と
鬼神のような振舞い...(古に上杉軍勢が攻めてきて夜の逗留を撃退する手段だったようです。)
 7・8月など上演もあるようです。(今は宿泊施設がないので・・・今後ご支援を賜りたいとのことでした。)
 動画を見たときの感動で俳句を投句いたしました。
 なを、蛇足になりますが「半夏生」は季語を兼ね 怖い姿もあるようですので結びの響き渡るの効果を想念しまし(茶々)

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茶々さん、貴重なお話をして頂きました。私もYouTubeで見たのですが、鬼がざんばら髪を振り乱して入れ替わり立ち替わりして太鼓を打つ様は異様でした。よくある太鼓ショーとは一味も二味も違います。

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選句候補作品鑑賞

4 汗の子をあやせる母も玉の汗 (白玉さん) 9 ◎てつを
発汗作用は人として生存する為の自然現象と割り切れば何とも味気ない。子の汗はそうだとしても母親の汗はそれだけではあるまい。泣きたい気持ちだろう。母親の愛情の発露と受け止めたい。

10 マネキンも服を脱ぎたる暑さかな (船町さん) 2
久しく行ってないが名古屋駅のナナちゃん人形も衣替えしたろうか。作者は面白いところに目を付けたものだ。
何度読み返しても面白い。そういえばコロナの時期にマスクしていたマネキンが居たのを思い出した。それにしても異常な暑さだ。洋の東西を問わないところに怖ささえ覚える。

33 放つとけと西瓜をがぶり妻の愚痴 (船町さん) 2
これも船町さんの句。何とも放っとけない句だ。妻の意見は有難いがときに鬱陶しくなる。中七の措辞が何とも言えない味だ。おのろけとまでは言わないが夫婦愛の深さを感じさせられる句だ。

71 半夏生御陣乗太鼓響きあり (茶々さん) 2
今回半夏生の句が何句か出た。実にむづかしい季語だ。7月2日(ときに3日)を指すが田植え時期で薬草名(半夏)もあるらしい。「初夏の浜御陣乗太鼓鬼神なり」が先回出たが(無点句)同一作者と思われるのでぜひ「御陣乗太鼓」について教えていただきたいもの。

80 火を創るをとこの仕事鰻焼く (尾花さん) 3 ◎かをり
男女共同参画の時代、共働きは普通になった。それに伴って家事や育児またそれに伴う問題点が社会問題となってきている。それは兎も角この句、火創りををとこの仕事と断定している。しかも鰻まで焼かせている。こうなると作者の回帰志向か。ぜひ句意の紹介をお願いしたい。なお特選に採ったかをりさんの感想もお聞きしたいもの。

83 梅シロップ一気に飲み干す庭師あり(無点句) 
親戚に庭師がいるが最近は庭師を入れる家が少なくなり個人経営の庭師にとって大変な時代に直面しているとか。最近はシルバーセンター形式の行政の動きもあり手軽に依頼できるようだ。暑い中の作業だけに大変、出された飲み物を一気に飲み干したのだろう。作者にとっては意外な行為、驚いてお替わりしたろうか。上五が清々しい。

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取り上げていただき恐縮。マネキンの服を脱がせたり顎が外れるような西瓜の食べ方をしたりいろいろやってます。
夫婦仲が出てきましたがこれがまた都会なら110番何回かされてるでしょうねえ。物を投げたり手を出したりはしないけど向こうも難聴相手だから声を張り上げる。そばで聞いていたら明日は離婚届と思うでしょうけどケロリ。  雷も呆れ果てたる口喧嘩

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火を創るをとこの仕事鰻焼く

ナチーサンさん、この句の鑑賞ありがとうございました。
子供達、二家族と庭でバーベキュウをすることがあるのですが火を起こすのは息子の役目。 バーベキュウこんろに新聞紙を捩じって火をつけ、割り箸10本くらいに燃え移らせ、それから木炭を赤くしていく実に手際がいい。 鰻を焼いた時などはタレのいい匂いに孫達が集まって来て取り囲む。息子は汗止のバンダナをしてとても楽しそうに「鰻屋さん」をやっている。

また「火が好き」と思われる男性達の仕事を長く見てきました。
それは数年前まで、常滑の陶芸家で薪による窯焚きをされていた先生がいらしたのですが、それは大きな穴窯で作品も沢山入り、釉薬をかけて本焼きになると、2日間かけ40時間位焚きっ放しなので、当然交替の人は7~10人位。 そこに集まる人達は全て手弁当のボランティアで、窯の主が高校教師だったので、同僚、後輩の教師、元企業の社長さん、一線を退いた男性達で、窯の温度が1250度になるまで一丸となって取り組んでいる熱き男達でした。 ただ単に薪を焚き口に放り込めばいいと言うものではなく、還元焼成にするため煙突の煙の具合から薪の燃え具合を推測して温度計を常に見ながら(温度が下がることがあるので)薪を送り込むタイミングを誤らないよう神経を使う。 
その辺の難しさが達成した時の充実感になり窯焚きの魅力なのかなぁー? 皆さん煤に汚れながらとてもいい顔をしていました。
実は私もその魅力に取りつかれたうちの一人で、最初は主人について行っていたのですが主人よりも長く窯に取りつかれていました。
ついつい余計なことまで書きました。すみません。

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アイビーの俳句鑑賞 その4

アイビーの俳句鑑賞 その4

マネキンも服を脱ぎたる暑さかな (船町)
何ともとぼけた味わいの句だ。マネキンが衣服を脱ぐわけはないから、店員が脱がせたに違いない。が、あまりの暑さにたまりかね、マネキンが自分の意志で服を脱いだような言い方である。この強引さがよい。自信満々に言い切ってしまえば「言ったもん勝ち」である。くれぐれも怯んではいけない。

登園の子らはにぎやかミニトマト (にゃんこ)
毎朝、お母さんが保育園に送っていく光景を詠んだ。とにかく賑やかと言うか片時もじっとしていない幼児。成長の度合いによって大きい小さいがあるトマトではなく、粒の揃ったミニトマトに擬えたのは当を得ている。欲を言えば「にぎやか」がややパンチ不足で、具体的な行動に言及すればもっとよかった。

田の神てふ蛸の八ちゃん半夏生 (ナチ―サン)
半夏生という難しい季語に挑戦された。難しいと言うのは、例えば梅雨入りや初夏のように本意がはっきりした時候の季語と違い、半夏生には明確なイメージが湧かないからである。半夏生に田の神を配した意図は諒とするが、蛸の八ちゃんが分からない。その辺をご教示願いたいものだ。

七夕や三献酒盃友の幸 (茶々)
何時も感じてることだが、俳句における太陽暦と陰暦の扱いである。七夕は秋だが、保育園などは盛夏の7月7日にやる。これだと、梅雨が明けてないから肝心の星が見えない。掲句は新暦に依ったものと思われる。七夕と酒、取り合わせとしては悪くない組み合わせだが、句が三段切れになったのが惜しい。七夕なのか、三献酒盃なのか、友の幸なのか、何に主眼が置かれているのか分からない点が残念。

夏霧に車中の夫の困り顔 (無点)
惜しくも無点句になったが、実体験に基づく一句。濃霧で見通しが悪く運転の夫が難儀をした。その事情はよく分かるのだが、どう困ったのか、具体的なワードが一つあれば大分印象が変わったと思う。

パパ友のあちこち園の溝浚へ (無点) 
この句も無点となってしまった。もともと器用で気のよい人だから、あちこちから応援の声がかかるのだろう。頼まれやすい人柄に焦点を当てるのも一案かなあ。「パパ友」は省いて構わないのではないか。

やっとかめ鏡に見入る夏はじめ (無点) 
「やっとかめ」は名古屋地方の方言で「久しぶり」の意。何故、鏡に見入るのか、その理由が分からない。久しぶりに自分の顔をつくづく眺め、その感想、例えば「我ながら老けたなあ」とか、感想を述べる手もある。

アイビーの俳句鑑賞・完

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にゃんこさん、ミニトマトでなければ成り立たない句ですね。感想はあくまでアイビー個人の感じたことですので、あまり真剣に思いこまないで下さい。

ナチ―サンさん、リプライ有難うございます。そう言えば、半夏生の日にスーパーへ行きますと、鮮魚売り場を大部分を占めて茹でだこを売ってます。

船町さん、コメントの一つ一つにとぼけた味があります。歳の功ですか。

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田の神てふ蛸の八ちゃん半夏生 (ナチ―サン)
推敲句
田の神てふ蛸の脚召す半夏雨
 アイビーさんの指摘を受け中七が言い過ぎと思い推敲しました。 ご指導いただければ幸いです。

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アイビーさん、ミニトマトの句を鑑賞していただき、ありがとうございました。
推敲のアドバイスをいただき、ありがとうございます。

家の前は通学路になっていて、小学生、幼稚園児が通ります。
今は夏休み。登校、登園の賑やかな声もしばらくお休みです。

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やっとかめ鏡に見入る夏はじめ (無点) ナチーサン
 普段鏡とは無縁の私ですが、この度30数年務めたコミュニティーの役を降りたことからメールも途絶え何か心に隙間ができたことに気づき思わず風呂上りに鏡を見た次第。(感想はアイビーさん指摘の通り)最近スマホで時々写真を撮りますが、自撮りの設定で自画像が出てきてその解除が解らず戸惑ったりしています。ピカソなど多くの画家が自画像を残していますがその気持ちがよくわからない。女の方はほぼ毎日見ていると思いますがその気持ちが知りたいものです。人それぞれでしょうが。私の場合は飲み過ぎたおりにむくみを確認する程度です。

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田の神てふ蛸の八ちゃん半夏生 (ナチ―サン)
 半夏生の数日前コンビニの鮮魚コーナーに半夏生に関する広告があるのを見つけました。その中に半夏生に関する解説があり以下のように書かれていました。「我が国の農村信仰の一つとして神様は田に蛸を遣わした。蛸はその足を使って田を守った。故に農民は稲作にとって大事なその時期感謝の気持ちを込めて蛸を食した。」
という事で蛸に敬意を込めて切り身を購入、晩酌の友としました。

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女の人の服を脱がせたことがないのでまあマネキンなら、そんなわけではありません。
マネキンが服を脱いだ現場はもっと深刻で50代前半の店主が亡くなり閉店やむなし。
それに伴う閉店セール中。マネキンが着ていたのが売れたのか裸になっていた。

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入選おめでとう

しばらくは雲を追いかけ捕虫網 東海市 斉藤浩美
7月22日 読売俳壇高野ムツオ選入選 おめでとうございます。丁度今ぐらいの季節にぴったりの句ですね。

同じ読売俳壇の矢島渚男選に「毛虫焼く彼はいまでもサユリスト」という句が入選していました。作者は栃木県のあらゐひとし氏で、新聞俳壇の常連。サユリストとは日活時代の吉永小百合の熱烈なファンのこと。思わずニンマリしてしまいました。

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選句鑑賞

1 民話閉じ闇に現る蛍かな (弥生さん) 1
この句、意外にも私だけの選。作者は民話の愛好家なのだろう。寝室で民話を読み終わり明かりを消しふっと心に浮かんだんだろう蛍火が。読んでいる民話とは直接関係ないかも知れないが何か心の襞に触れるものがあったんだろう。不思議な句だ。選から外せなかった。自解の欲しい句だ。

36 白玉やおんな同志の午後三時 (ABCヒロさん) 7◎ラガーシャツ
日常の何気ない情景を素直に詠んだ。後は読者の想像に任せて。上五の季語、白玉が効いている。後味の良い句だ。

38 水芭蕉分水嶺を越えて来し (尾花さん) 3
分水境は二つ以上の川の流れを分かつ境界、嶺は分水界をなしている山のみねのこと。この句非常に大きい句だ。水芭蕉がその分水嶺を超えて来たのだ。水の流れは自然のままに別れそれぞれの海に注ぎ込む。ここでは作者の立ち位置を問うのでなく作者の水芭蕉への思いを素直に受け止めたい。

69 ひと掻きで海開きゆく平泳ぎ (弥生さん) 12 ◎ダイアナ、◎ヨシ
この句迷わず選んだ。何気ない一瞬を見事に捉えた。その情景はいろいろに想像でき夢の広がる句になった。私は始めて海で泳ぐ子どもを想像した。プールで経験が見事に開花した一瞬。子どもの得意げな顔。ひと掻きが子どもの未来に繋がる。

79 蓮咲けり三河一揆の寺の堀 (森野さん) 6
三河一揆は歴史上でも重要な位置づけで、特にお寺との軋轢、駆け引きがポイントだ。作者は寺のお堀に注目した。古びた堀にはそんなこととは無縁とばかり蓮の花が。その完璧なまでの美しさがさらに作者の詩心を擽る。

97 鳶舞ふや限界集落栗の花 (和談さん) 6 ◎ナチ―サン
限界集落を調べると「65歳以上が人口の50%を超えた集落」とある。私の寒村は現在431世帯で1109人、内65歳以上は502人、45%だ。学校も廃校になり正に限界集落寸前だ。鳶舞ふと来た。漁村なのでピッタリ。季語も適切。この句読んでいて身につまされ特選に戴いた。歳時記の栗の花に鷹羽狩行の「罪は男に罰は女に栗の花」があった。

100 苑涼し琵琶湖疏水を巡らせて (白玉さん) 5 ◎ちとせ
疎水を辞書で引いたが「何らかの目的で土地を切り開いて作っ水路」とあった。作者は苑という特別な場所で涼を得ながらこの恩恵が自然から得られたこと、素を正せば琵琶湖との思いを巡らせながらかけがえのない時を過ごしているのだろう。味わい深い句だ。

107 黒揚羽真昼の夢へ誘はるる (にゃんこさん) 4
黒揚羽に出会う度に普通の蝶とちがった感慨に誘われるのは私だけかと思っていたらこの句に出会い思わず膝を打った。
「真昼の夢」の措辞に出会い誘われるように採らせて戴いた。心に残る句だ。

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ナチーサンさん
「黒揚羽」の句を鑑賞していただき、ありがとうございます。
コメントが大変遅くなり、申し訳ありません。

このところの暑さのせいか、街中では蝶も見かけることが少なくなりました。
あまり外にでかけることもなく、今はなかなか黒揚羽にも出会えないのを寂しく思います。

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あわてて間違ってしまいました。すみません。取り出して編みかけしもの。。。の俳句でした。

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アイビーさん取り出しで網のかけしもの。鑑賞して頂きありがとうございます。あっしまった😵💧冬の季語と夏の季語だと思ったんですが編みかけしものは荷造り紐の色つきで夏用のバックを90位作りました。手元に数個残して後はお嫁にいきました。そんな事を詠みました。まだ色つきの紐は沢山あります。

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ナチーサンさん、水芭蕉の句の鑑賞ありがとうございました。

ひるがの高原の思い出を句にしました。
ここには湿原があちこちにあり季節になると(ゴールデンウイークの頃)水芭蕉が咲いています。
湿原の木道を散策しながら水芭蕉の清楚な花に感動し、次に分水嶺公園に向かいます。ここには大日ケ岳から流れ来る清流が二手に分かれ、右日本海、左太平洋と書かれた石があり、まさに「分水嶺」を目の当たりにできました。

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弥生さん、このたびの最高点おめでとうございます。私も平泳ぎの句に一票を入れました。中七の楚辞が素晴らしいと思いました。

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ナチーサン、「蛍」の鑑賞ありがとうございます。
民話は現実と空想の間を行き来しているようで好きです。
最近「知多の民話」を読む機会がありまして益々民話の不思議な世界に惹かれました。
「蛍」もまた私を不思議な世界へいざなってくれます。
そんな事で、巧く説明できませんが「民話」と「蛍」に現実ではない何かを感じ詠みました。

「平泳ぎ」の句、たくさんの方に採って頂きありがとうございます。
これはきっと皆さんも子供の頃を思い出し、共感していただけたのだと思います。

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アイビーの俳句鑑賞 その3

アイビーの俳句鑑賞 その3

ひと掻きで海開きゆく平泳ぎ (弥生)
何と言っても中七の「海開きゆく」の楚辞が素晴らしい。ひと掻き毎に前に進む様子を海が開く表現したのが、まことに俳句らしい表現。泳法にはクロール、背泳、バタフライがあるが、ひと掻きごとに海が開ける感じは平泳ぎだろう。最高点を得たのは、そのあたりに共感する人が多かったのだろう。

向日葵やコロポックルの住む迷路 (玉虫)
向日葵の群生するところにいると、自分がどこにいるのか分からないことがある。そこでこの句の解釈をどうするか。向日葵畑を巨大な迷路に見立てた。配するになんとコロポックルを持ってきた。このあたりが作者一流の想像力であり、自在に展開する。この際、素直にメルヘンの世界に遊んでみるのも一興。コロポックルはアイヌ社会の伝説に登場する小人のこと。一説にアイヌ民族以前の先住民族とも。

タッチパネル立てある神社夏祓 (尾花)
神社では「夏祓」の茅の輪を用意したり,本人に代わって難を受ける人形(ひとがた)を受け付けている。神社の方も合理化が進みタッチパネル方式で、名前、住所、性別などを打ち込むようになっている。便利と言えば便利だが、あまりに事務的で味気ない気もする。これも時代と納得しても、こんなことで本当に夏祓が出来るのかしらんと心配になる。捻りの視点で詠めば一種の文明批評にもなるのだが、そこまでは望むまい。

宇崎竜童に感涙夏フェスタ (ちとせ)
私の1点しか入らなかった。が、宇崎竜童と言えばダウンタウンブギウギバンドを率いて一世を風靡した存在。「ミナトノヨーコヨコハマヨコスカー」というフレーズに郷愁を覚える。なんといっても1946年生まれ、つまり私と同年代なのである。ちとせさんも熱をあげた口とお見受けする。最近噂を聞かなかったが、この句で、宇崎竜童健在と知ってつい嬉しくなった。

無位無冠それも人生草むしる (てつを)
人生の大半を過ぎ、しみじみ来し方を振り返る。無位無冠に終わったわが人生、顧みて悔いるところはない。これも人生と達観する作者。明鏡止水の心境とはこういうことか。座五の「草むしる」が味わい深い。

掛けたるもすぐ抱いており夏蒲団 (ダイアナ)
母としての、あるいは祖母としての句であろうか。寝冷えをするといけないから夏蒲団をかけてやるのだが、寝苦しいからすぐに跳ねのける、あるいは抱きついてしまう。それを根気よく何度もかけてやる作者。家族を思う母心、この場合は祖母であろうか、細やかな愛情の発露された句。

退屈な烏に見られハンモック (無点) 
惜しくも無点句となったが、なかなか着想自体は面白く雰囲気があると思うのだが。ハンモックに寝たのはよいが、それを烏が見ている。この烏を「退屈」と表現したところに作者のセンスが見て取れる。

以下次号に続く、不定期掲載。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年07月21日 20:24)

宇崎竜童に感涙夏フェスタ (ちとせ)
 アイビーさんに取って頂いて感謝です。あまり期待しないで行ったコンサート下手から舞台に出て来た宇崎さんに何か涙が出て来てしまいました。オーラにか自身の青春の思い出か、はたまた横須賀で生まれて横浜に住んでいたからかしら。その時の気持ちのままの俳句でした。分かって頂いて有り難かったです。

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お知らせ 二つです。

  管理人さん、割込みます。

 ①7月の嚶鳴庵俳句教室は24日です。
  兼題は腹当、サーフィン または当季雑詠です。組み合わせは自由です。合計5句を12時50分までに提出してください。
  投句用紙は規定のものがありますのでない方は当日に配ります。
  当日もかなりの最高気温が予想されています。体調管理に留意され、暑さ対策をしっかりしてお出かけください。

 ②下記のような俳句募集があります。検索してみてください。
  第25回こおりやま文学の森資料館 三汀賞
  令和6年7月1日~9月30日  自作 未発表のもの2句まで  WEB応募可、無料

  第17回十湖賞俳句大会
  令和6年7月1日~9月30日  自作 未発表のもの2句まで  WEB応募可、無料

  第24回たんば青春俳句祭
          ~9月27日  自作 未発表のもの2句まで  WEB応募可、無料
 
  三か所すべてが無理なら、二か所でも一か所でもぜひ、応募を・・・
  管理人さん、お邪魔いたしました。

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ご案内、有難うございます。暑い最中ですが頑張りましょう。公募俳句はいずれも投句料が無料ですので、ダメモトで参加して
も実害はないのですね。なお、当日は〝昭和のなづな〟さんは欠席されるときいております。

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王位戦渡辺明九段勝利!

 将棋王位戦七番勝負第2局は藤井王位の先勝を受けて函館市で行われ先手番渡辺九段が97手で藤井王位を降し1勝1敗とした。この将棋終始渡辺明九段が先行し藤井聡太王位の反撃を許さなかった。次回第3局は7月30~31日、四国徳島市で行われる。

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 羽生さんも七冠を維持したのはわずかの期間で(1年未満)二度と七冠に復帰することはありませんでした。
藤井が八冠を維持したのは羽生さんより少しは長かったですが1年持ちませんでした。ですから「永世」となると大変なことです。連続と通算などありますがそれを羽生さんは七冠全てに成し遂げたんですから超人です。 
一方渡辺明九段は、羽生⑦)、大山⑤、中原⑤に次ぐタイトル保持者で竜王、棋王の永世称号を受けています。
藤井七冠は棋聖の永世保持者で、渡辺明九段と闘っている王位戦は現在4連勝中で後一つで二つ目の永世となります。

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将棋は門外漢ですが、藤井七冠はちょっと疲れ気味ではありませんか。第一戦も渡辺さんの見落としがあり勝ちを拾いました。調子は、下降局面に入ったのではないでないでしょうか。入れ替わり立ち替わり〝打倒、藤井〟でやってくるのですから無理もありません。

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藤井王位完敗でしたねーここのところ調子を崩しているのか
それとも挑戦者の藤井さん対策が進んでいるのか次の王位戦は
先手ですので楽しみです藤井王位ゆっくり休んで次の戦い
頑張ってください!

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選句点

造語です。たまたま私の選んだ句が最高点、次点になっていたのでひょいと選句した点の合計をしてみた。
48点だった。ついでにちょっと数えてみたらダイアナさんが51点、ラガーシャツさん49点、
こんな銅メダルあるのかなあ。

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今まで選句の合計点など考えてもいませんでした。
面白いですねー私は選句は銀メダル投句は予選落ちでした。
次は投句メダルを目指さなくてはなんて考えてまーす。

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うふふ、それ私も考えた事あります😃自分が頂いた句の得点の合計ですよね❗️今回私は一番に選句したので選句の真っ先に名前が出てますよね。だから数え易いですね😃自作の成績はいまいちでも選らんだ句の評価は良かった❗️一番かどうか分かりませんが選句はメダル級かな❓️😆

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アイビーの俳句鑑賞 その2

アイビーの俳句鑑賞 その2

庭に出で苛立ち鎮め合歓の花 (ヨヨ)
何かの理由で苛立つことがあったのだろう。見事に咲いた合歓の花に何時しか苛立ちも消えた。心の内面の苛立ちに、目に見える合歓の花を持ってきたのは俳句の手法の理にかなっている。ただ、上五の「庭に出で」は無くても意味が通る。17文字しかない俳句、省略できるものは省略したい。

O型の血は甘いらし蚊の来襲 (ヨシ)
血液型に性格判断は、専門家によれば根拠がないそうである。しかし、日常会話で「彼はA型だから几帳面」などと普通に出てくる。「さっきから蚊に喰われるのはわたしばかり」とぼやく作者。よほど「O型の血は甘いのかしら」と,更なるぼやきが聞こえるようだ。

炎天の大工の声と土埃 (エミ)
炎天下、建築現場に働く職人は大変だ。汗にまみれ土埃にまみれながらの作業である。作者はそんな重労働に明け暮れる大工、その他の職人に対し、労わりと敬意をこめて詠んだに違いない。上五は「炎天や」と切ってみたらどうだろう。きっと別の景色が見えるような気がするのだが。

父のため鯵の小骨を抜いておく (ふうりん)
季語は鯵。年中出ている魚だが夏の季語とされる。作者が年老いた父親のために、鰺の小骨を抜いておいてやる、という美しい情景が目に浮かぶ。ヒューマンなあとあじのよい句になった。事実とは違うかも知れないが、私の俳句解釈としてはそうなる。俳句は一たび発表されたら解釈は読み手に委ねられる。

ひとまずはカツカレー食って暑気払い (ラガーシャツ)
色々やらねばならぬことは多いが、その前に先ずは腹ごしらえだ。そんな状況が思い浮かぶ。なんといっても食べたのがカツカレーというのがよい。これがほかの、例えば刺身定食では気分が出ない。冷奴でもいけない。あくまでカツカレーでなくてはならない。暑気払いとカツカレーの相性がよいとは初めて知った。

取り出して編みかけしもの梅雨来たる (無点)
惜しくも無点となったが、なかなかに雰囲気を持った句だと思う。連日の雨、することがないから、編みかけてそのままになっていた編み物を引っ張り出してきた。季重なりは、この句の場合は気にならない。むしろ座五の「梅雨来たる」より「梅雨長し」あたりを考えたい。

以下次号に続く、不定期掲載。

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