7月のみんなのネット俳句会は、管理人の白内障の手術と日程が重なるため、中止します。楽しみにしていた方には申し訳ありません。8月句会は8月5日開幕です。奮って投句願います。
6月句会の互選結果の記事のピン留を解除しました。ご覧になりたい方は、no,5695の記事までスクロールしてください。
管理人さん、割り込みます。嚶鳴庵俳句教室は25日(水)、13時からです。
兼題は、鹿、芭蕉忌です。兼題と当季雑詠の5句を12時50分までに提出してください。
嚶鳴庵の秋も進んでいるようです。足の悪い方には椅子も用意されています。万障繰り合わせの上お出かけください。
本名を書くわけにはいきませんが、第弐回天下布武岐阜俳句大会に入賞された方がみえます。
おめでとうを言わせてください。みんなで切磋琢磨して俳句の腕を磨きましょう、俳句の勉強は一人で、できるかも
しれませんが句会だけは、ある程度の人数がいないとできません。句会に出席することが俳句上達の近道だと思います。
来月には吟行会も予定されています。
25日に元気にお会いしましょう。
お邪魔いたしました。
私もクセになっているひとりでーす。残念ですが明日は欠席になりました(ゴルフの為)
先週土曜日に投句五句は嚶鳴庵に出してあります。
皆さん句会楽しんでください。天気は良さそうなので下手なゴルフ楽しんできまーす。
句会の運営方法は色んなやり方があります。この嚶鳴庵俳句教室は実にユニークな運営方法を採用してます。主宰者の飾らないお人柄もあって、一度参加すれば、それこそクセになります。俳句とはこうあるべし、などと難しい事を言う人はいません。それでいて、今年の芭蕉祭では4人が入選しました。ねんりんピックには特選を含む2人が入選。俳句上達の早道は嚶鳴庵に行くこと、ナンチャッテ。
藤井竜王に伊藤匠7段が挑戦している竜王戦7番勝負は、藤井八冠の2連勝を受けて明日から第3局が二日間の日程で北九州市で始まる。二人は同年で若手のライバル同士。藤井竜王が防衛に王手をかけるか伊藤7段が一矢報いるか興味は尽きない。
今朝の読売新聞朝刊に半田の新酒の初揚げ神事の記事が写真入りで紹介されました。
杉玉の掛け替えも。三重県産コシヒカリの新米新酒4号瓶3,500本が23日発売とか。是非手に入れたいもの。
またアイビーさんや束束子さんの句が楽しめそうです。
国盛の中埜酒造ですね。先だって、阿久比の丸一酒造(星いずみ)を見学してきました。国盛に比べればずっと規模が小さい蔵ですが、経営者自ら説明してくれました。新酒と言うことで言えば冬の寒造りの方が主体で、秋の新酒の仕込みは季節の話題づくり程度のことでした。
アイビーの俳句鑑賞 その3
例によって、アイビーの俳句鑑賞3原則に則っての駄文です。お気に障ったら平にご容赦。異見、反論大歓迎。
老世帯の路地に産声菊日和 (ちとせ)
私の住んでいる地域でも老人世帯と空家ばかりが目立つようになった。この路地の場合も少子化のご多分に漏れず、とんと子供を見かけなくなった。そんな中、数少ない現役世代の家庭に赤ちゃんが生まれたという。久しぶりに明るい話題で、町内もいっぺんに活気が戻ったようだ。折から、よく晴れて爽快な菊日和だ。読み手の気持ちまで明るくなる佳句。
また一つ神事消えゆく秋祭 (弥生)
本来、氏神様の行事である筈の祭礼が、地域起こしの客寄せとなった感がある。古老の嘆くのも無理は無い。住民の側も祭りの由来や意識が薄れ、単なる娯楽のひとつになっている。故事や由来に無関心だから神事を省略してもことさら異としない。そうした風潮を織り込んだ句だが、作者はこうした風潮に批判的だ。近く半田山車まつりがあるが、これなど神社とは全く関係が無い。
ややこしき十四歳や新松子 (尾花)
今月のトップに並ぶ句。14歳というのが非常に微妙で難しい年齢だ。高校受験を控え、心が揺れ動き不安定な時で、反抗的な態度も取る。それが普通で、そういう過程を経て大人になっていく。座五に季語「新松子」を斡旋した。成長過程にある14歳を暗示しているようだ。
今日こそは番狂わせの夜長なれ (ラガーシャツ)
番狂わせとは何の競技だろうか。普通に戦えば実力上位の者が勝つが、作者は番狂わせを期待している。つまり弱い方を応援しているのだ。将棋の王座戦とすれば、藤井七冠ではなく永瀬王座を応援していたのだろうか。あるいはプロ野球か、大相撲の秋場所か、いやサッカー、ラグビーというのも考えられる。今年の秋の夜は何かとかまびすしい。
葬儀後の帰路や別れの秋の蝶 (ダイアナ)
知人の葬儀に参列した帰りに蝶を見た、言葉にすればこれだけのことだが、多くのメタファーを含んでいる。よほど親しい仲の友人かとも想像する。「別れの」は「秋の蝶」にかかっているが、その実は、故人との永訣の意であることは明白。そこに作者の故人に対する愛惜の念が見て取れる。
虫集く地球公転音幽か (ダイアナ)
地球は24時間かけて自転しつつ365日かけて太陽を一周する。これを公転というが、公転するのに音がするとは驚いた。考えてみれば、時速11万キロという途方もないスピードで公転しているのだから音もするだろう。その音が幽かにしか聞こえないほど、虫が集まった。奔放な想像力が生みだした不思議な味わいに魅かれた。
善も悪もこの星のもの鳥兜 (高田井)
鳥兜という植物は秋に紫色の花が咲き、見た目には美しい。が、如何せん、根の部分に猛毒があり、何年か前に「トリカブト殺人事件」もあった。このためおぞましいイメージで語られる植物だ。美しいけれど毒がある、このイメージを上五、中七のアフォリズムに擬えた。季語としても鳥兜は珍しく、一ひねりした趣向が共感を呼び7点の支持を集めた。
以下次号、不定期掲載
人形小路 菊まつりのご紹介
高浜市の吉浜駅前の人形小路で、菊まつり2023が開催されます。
期日 11月4日(土)~12日(日)
主なイベント
① 菊人形 「静の舞」菊師 神谷重明監修
② 市民菊花展
③ 菊の山車パレード 4日朝10時
④ 菊まつり 俳句会 会場各所に投句用紙が用意
投句は 投句箱、郵送、インターネットで
選者 中村正幸先生 (俳誌「深海」主宰、師系 加藤楸邨)
その他たくさんのイベントがあります。詳しくは主催者のホームページで。
https://www.ningyokomichi.com/←ここをクリック
アイビーの俳句鑑賞 その2
例によって、アイビーの俳句鑑賞3原則に則っての駄文です。お気に障ったら平にご容赦。異見、反論大歓迎。
秋彼岸入日赤々浄土透く (和談)
作者の和談さんはどこの情景を詠まれたのか知らないが、かなり広い例えば河川敷辺りかと想像する。彼岸の中日ともなると真西に日が沈む。その西の彼方にはお浄土があると言う。真っ赤な落暉のその先に浄土の存在を確信した作者。大自然の悠々たる営みの前に、人は敬虔な気持ちになる。
親離れ出来ぬ私と秋の空 (コビトカバ)
親離れ出来ない子もあれば、逆に子離れの出来ない親だってある。それが人間の自然な情愛と言うものだろう。聖賢ならぬ凡俗の私たち、無理に親離れ、子離れをすることはない。時が来れば嫌でも親離れ、子離れをするしかないのだから。季語に「秋の空」を持ってきたのは、作者自身もそんな自分を肯定する気分だろうか。
親しみし番組終る夜長かな (いちご)
毎週欠かさず見ていたテレビ番組が終わってしまった。さて来週から何を見ればよいのか。その辺りの気分のありようを「夜長」と表現した。「夜長」が利いている。しかし、考えようによってはテレビ番組ぐらいしか、懸案事項を持たないわが身の境遇に幸せを噛みしめている作者でもある。
雑草てふ名の草は無し草の花 (ふうりん)
「雑草という名の草は無い」とは牧野富太郎博士の名言で、昭和天皇も同じ言葉を常々述べてこられた。先頃までNHKの朝のドラマでもやっていた。従って、季語の「草の花」にもきちんとした花の名を言うべきだ、と言われても困る。俳句の世界では名も無き草も千草も立派に通用する。それらを総称して「草の花」という。作者のふうりんさんもまた皮肉な季語を持ってきたものだ。
詰めるだけ詰めし馬鈴薯なほ詰める (ヨシ)
家庭の主婦目線の佳句で、私が特選にいただいた。17音の中に「詰め」ばかり3度も繰り返し使ったことで、そこはかとなくユーモアが漂い、リフレイン効果も出している。特に3回目の「なほ詰める」とダメ押ししたところが上手いと思った。
潮風の力も借りて烏賊を干す (ヨシ)
上五、中七の「潮風の力も借りて」としたセンスが秀逸。ただ、「烏賊」は夏の季語に分類され、秋の句会に出したのでは不利を免れない。
秋天やキリンとキリン首交わす (ABCヒロ)
同じ作者で案山子の句が6点を集めたが、この句を取り上げてみたい。動物園の複数のキリンがいて、長い首を交わらせている。読み手の注意を高い所に引き付けておいて、季語に秋天を持ってくる呼吸を見習いたい。手練れの句。
以下次号、不定期掲載
三句無点で、やっぱり僕は新入りだ。束束子さんのご指摘ありがとうございます。一部分弁解になりますが、私の思いを述べさせていただきます。
86の「コスモスや寿惠ちゃん笑みてそこに立つ」の句は、朝ドラの主人公の奥様です。ドラマを見ていないとこの句は伝わらないとのご意見も伺っていましたが、...
110の「名月やセミの抜け殻照らすなり」の句は、悠久の月,益々の耀き、それに比べて地上のセミ(でも、力の限り生きていた)今の私は…こんな想いは第3者誰も察知しませんよね。
セミは秋の季語になりませんか、みんなで探索するとよいですが。駄弁を弄して申し訳ありませんでした。
名月やセミの抜け殻照らすなり
セミの抜け殻は夏の季語でしょう。掲句は明らかに月が主題ですから、季重なりになるかどうかは微妙なところ。蜩やつくつく法師は初秋の季語ですが、セミの抜け殻は夏でしょうな、遺憾ながら。もっとも大先生と呼ばれるような大家は季重なりなんぞ屁のカッパですがね。
先生方が沢山いらっしゃるのでおこがましいけど、このまま何もしないで放置する訳にも
いかないだろうから、お節介だが私なりに感じたことを書かせて頂きます。
気分を害する方もあるでしょうが、悪く添削するのじゃないのでご勘弁下さい。
2 名月を招く狭庭の花を生け
これは「招く」に問題がある。名月を飾るに庭の花を切る としてはどうか
6 廃材を浮かべて暮るる秋の海
「廃材」が句の雰囲気を壊しているね。 世の芥浮かべて・・としては?
7 番頭の手の平ちょこの新酒かな
「の手の」が具合が悪い 番頭の手に平猪口の・・・ としては?
9 月見酒私以外は皆弱い
「私以外」「弱い」に難点 下戸ばかり集まったりな月見酒
10 名月や故郷の抹茶点て喫す
「点て喫す」に難 古里の抹茶を点てる月の夜ではどうか?
22 一位の実幼き恋よ故郷よ
「よ・・よ」 「よ」が強すぎるね。 「恋と」でいい 幼き恋と故郷よ
23 赤ちゃんのお尻テカテカ夜業の灯
これは自分の句なので触らないのだ。 これでいいのだ! だははははは
24 甦る記憶の香り金木犀
順番を変えてはどうか 金木犀記憶の香り甦る
26 期待の目一身に浴び秋刀魚焼く
「期待の目」が邪魔のような・・ みんなの目煙に集めて秋刀魚焼く ではどうだろうか
29 吾の知らぬ御馳走と言ふ蝗かな
これは意味は分かるのですが、なんか「ごてごて」していて添削のしようが無いね。
この蝗むかし馳走とは言うも 「吾の知らぬ」で引っかかったね。
35 栗和菓子大売出しの彼岸かな
「栗」「彼岸」に引っかかった。 栗和菓子大売り出しと客を呼ぶ ではどうか?
38 町の子のにぎやかに過ぐ秋の路地
問題なさそうだが「にぎやかに」は漢字にするほうがいい
41 天麩羅に揚げて開きぬ十五夜菊
「開きぬ十五夜菊」に手がすくんだ。 揚げたる菊の開くかに・・ ではどう?
特に「十五夜菊」が句の流れを壊しているようですね。
42 九代目は慶応ボーイ新松子
新松子の斡旋が悪い。 甲子園での慶応フィーバーがあったので「慶応ボーイ」が出て
きたのだろうが、全く繋がりの無い季語だ。 元気のいい慶応ボーイに斡旋する季語なら
「天高し」ぐらいにしたほうがいい。
46 寮生のおかわりの声秋涼し
「秋涼し」の季語の斡旋に問題がありそう おかわりをする寮生や栗の飯 ではどうか
直し過ぎといわれればそうだが・・
48 紅葉狩り初冠雪に遮られ
現実は確かにそうだろうが、「紅葉」「冠雪」を無理に収めてあるので没になっている。
「紅葉」は一句 「冠雪」は一句 としたほうがいい。
52 秋風鈴吊り格子窓古りにけり
「古りにけり」が邪魔 秋風鈴吊れる旧家の格子窓とするといい
60 タンカーは麒麟の国へ野分晴
「麒麟の国」? タンカーは外洋へ発ち野分晴 又は 外洋へ発つタンカーに野分晴
61 未だ青き柿の出てゐる直販所
ホトトギス歳時記では青柿は7月になっている。花から実になって未だ小さい実のことをさし
ているので10月句会では時期遅れになるから無点になったのでしょう。ここは「未だ熟れぬ」
ぐらいにとどめたほうがいい。「青」は不要ですね。
68 息を呑む秋色多彩弥陀ヶ原
「多彩」は分かるけど「秋色多彩弥陀ヶ原」と漢字が連なってしまい、折角の美しさが壊され
てしまっているが「多彩」が邪魔をしているようです。ここは
息を呑むほど秋色の弥陀ヶ原 と素直に表現したほうがよろしいでしょう。
72 畦道の蹠にやさし曼殊沙華
「蹠」はセキ、あしのうら と読むが、この句の場合はこれが大きな障害になっている。
「川岸の咲き誇っている曼珠沙華を踏みつけたらやさしかった」という句意になるので、
問題なく拾えない句である。 形容詞である「優しい」を直接持ってきてあるのも☓です。
斜面(なぞへ)に咲いているとしたほうが現実の情景を表すので、こう作り替えましょう。
【 畦道のなぞへに赤き曼珠沙華 】 どうですか?
77 名月や病室灯り一つ消ゆ
大きな病院の入院棟 その病室の一つが灯を落としたのを句に詠んだものでしょう。しかし
「病室灯り一つ」に違和感がありますね。 病室灯り一つを「病窓一つ」と短くし、全体の
バランスを考えて 【 名月や病窓一つ灯し消す 】ではどうでしょうか。
78 秋高し塾の初日はもう明日
「もう明日」というのは分かりますが、作者本人の塾じゃなく、子か孫のことなので、
若干ぼかしたほうが味わいが出てきそうに思います。
そこで こうしたらどうでしょうか。 秋高し塾の初日は明日らし とね。
79 天頂に登りて月の小さくなり
この句は選に入れようかどうしようか迷った句です。 上げて来る場合と、沈む時に
は月は大きく見えます。それが天頂に達する頃には最も小さくなります。 これは光の
屈折と対照物の有無(山または地平線など)に関わるからなのでしょうが、月そのもの
には増減はありません。
なので、原句のままでも十分なのですが、一人も共感者がいないということはどこか
に原因があるでしょうね。 天頂にありたる月の小さく見ゆ ならどう?
80 老人の老人による老人の日
この句は好きじゃないですね。
リンカーンの名言に「人民の人民による人民のための政治」というのがあります。こ
の名言はあまりにも有名なので、俳句に取り込んだのは失敗だった。 皆さんは
このリンカーンの名言をすぐ心に思い浮かべたのでしょう。それがこの句を選ばなか
った理由だと思いますよ。
俳人は陶芸家や画家と同じで、わずか17文字のことですが、自分の言葉、語彙を
選んで作る作家でなければなりません。 新しい言葉を見つけたからと即座に引用し
て句を作るのではなく、その言葉を中軸にして全知全能を傾けて新作を発表するので
なければ、何時までもコピー俳句を抜けることは出来ません。
辛口でしょうが頑張って下さい。
81 気散じの川辺に寄せる曼珠沙華
「気散じ」は心の憂さを払拭する行為のことで、標準語ではありますが一般的には殆ど使
われていないですね。ここに皆さんは躓いたのかもしれません。素直に「気晴らしの」と
するのがいいでしょう。問題なのは「寄せる」です。
曼珠沙華のような動かない植物を「曼珠沙華が寄せる」としたところに問題があるのか
もしれません。 私なら<気晴らしの川辺を満たす曼珠沙華>とします。
花が心を満たしてくれた とするのですが、川辺を「心」としてもいいでしょうね。
82 秋晴のリフト降りたりベゴニア園
中7の「リフト降りたり」と、続く「ベゴニア園」の字余りが障害になってます。そこで
「ベゴニア園」を中7に持ってきて<秋晴やベゴニア園に着くリフト>とすればすっきり
します。 リフトを降りた までは言わなくてもいいのです。
86 コスモスや寿恵ちゃん笑みてそこに立つ
「笑みてそこに立つ」は言い過ぎのような気がします。ここはママも登場してもらって
<コスモスやママと寿恵ちゃん来て遊ぶ>とすると自然に「笑い・立つ」が浮かんでく
るのではありませんか。 立つ だけだと折角の動きが封じられてしまいますからね。
89 夜学生無口無口けふも麒麟
この句は添削しません。なぜなら定形になってはいるが内容が自由律俳句調だからです。
過去にこのような句を添削して作者と諍いが発生したことがあるので、今回はスルー。
92 秋晴れや鯉もゆらゆら水前寺
これは「秋晴れ」の「れ」を外すだけ。「あきばれ」という固有名詞には「れ」は不要
101 定演や徒歩にて帰る秋夕焼
限られた字数で一句をなすことからすると「徒歩にて帰る」は「帰宅の歩」と5文字で
済む。出来るだけ短く、省略を効かせることが大事ですから
<秋夕焼定演果てて帰宅の歩>とするといい。 定演は定期演奏会のことだが
同じような言葉に「トリセツ」がある。取り扱い説明書のこと。ただし、このような言
葉は分かる人には分かるが、分からない人にはチンプンカンプンなので注意が必要。
102 山の香を載せて初栗宅急便
字余り、字足らずは それに意味があるのならば良いが、出来るなら定形に収めたい。
中8はあまり気にならないが、最後の5文字にそれがあると、折角の良い句が壊れて
しまう。 この句の場合は「宅急便」がまずい。 宅配車なら5文字で収まる。
< 山の香の初栗乗せて宅配車 >とすると定形になる。
108 仙人掌の実美味なれば棘多し
「美味なれば棘多し」とは? おいしかったから棘が多い という句の作り方になっ
ているので具合が悪いのじゃないですか? 作るならば「おいしいけれど棘が
多いしなあ」としなければなりません。 しかし、この句の問題は「仙人掌の実」
が季語にあるかどうかです。仙人掌は7月の季語、仙人掌の花も夏の季語。しかし仙
人掌の実は季語にはありませんね。 とすれば、この句は7,8月の句ということで
10月句会への出句は時期遅れということです。100歩譲ってこれを活かして作り
変える必要があります。また「実美味なれば」と中6の字足らずになってましたから、
中7にするために「は」を入れて
< 仙人掌の実は美味なるも棘多し > としましょう。
110 名月やセミの抜け殻照らすなり
さて 最後の無点句です。 大きな失敗の原因は「月とセミ」の問題でしょうね。
「蝉の抜け殻」は立派に夏の季語となってます。 理由は前句と同じ
蝉が駄目なら別なものが無いかを考えてみたところ、2文字で「栗」がありました。
<名月や栗のトゲトゲ照らすなり>でも面白そうです。 しかし、しかしですね、
こうすると「や・・かな」俳句になってしまう。 そこで更に進化させて
< 名月を栗のイガイガ突き刺せり >としました。
本来は時期が違う俳句は受け付けないのが普通ですが、無点句が嫌ならばこれだけの
荒療治をしないといけないということです。原形が残らなくなってしまいましたが、
10月なら10月の句、3月なら3月の句を出すのはルールですから、やむをえぬこ
とです。 毎月俳句会はあるのですから、このことはしっかりと頭に入れておくこと。
やれやれ これで無点全句を3日かけてやり遂げました。 口で言えば30分程度で終れるのですが、文章にすると3日もかかる。
高齢の吾輩にとっては重労働だ。 来月は4,5句にとどめます。
参考になったと思う方は何かかにかの声を下さい。 今後は「私、この句が無点だったのですが、どこが悪いのでしょう」との声があれば対応させて頂きます。 ながながと ありがとうございます。
十月の句会は、五打席二安打。
無点句に講評いただきまして、ありがとうございました。
22の一位の実の句の、恋よ、故郷よ。よが確かにくどかったです。
61の未だ青き・・直販所で見たままを詠みました。熟れていない柿。は、未熟な柿であって、青柿ではない。
私もホトトギスの歳時記を使っています。歳時記を使いこなせて居ないということでした。確認せずに一句を提出してしまった、ミスでした。
79の天頂に・・の句ですが登り始めた時から、真上に登ったときの月の小さく見えた事。
小さくなったね!の感想をそのまま。要点を絞り込む事に集中して作句したつもりでした。
何はともあれ、句会に提出出来るほどの俳句からは、遠いと思い知りました。
修行して出直しです!
ご指導ありがとうございました。
束束子さん、ありがとうございます‼️😆リフトの句、スッキリしました❗️また、アドバイスお願いいたします🙇😃
101定演や徒歩にて帰る秋夕焼 → 秋夕焼定演果てて帰宅の歩
添削ありがとうございました。 夕焼けの美しさと演奏会を終えて(演奏したのは私ではなく孫ですが・・)満足感にゆっくり歩いて帰った時のこと。 秋夕焼の季語を上五にもってきたほうがずっと良くなりました。ありがとうございました。
無点句がニ句のコビトカバです。
束束子さん、添削ありがとうございました。
月見酒の句は家族で強い(おそらく強いの部類)のは私だけなのでそのまま詠んだのですが、味わいの点で月見酒を活かせてないと勉強しました。
塾の句は通い出したのは私の子です。
古文の勉強もしたいのですがなかなか時間が足りないのと、口語での句の方がどうしても気持ちを入れやすいので、今後も口語で頑張りたいと思っています。
古文の勉強も時間を見つけ少しずつしていきたいと思っています。
今後も色々教えて下さい。
私もお願いします!
勉強させていただけるので、嬉しいです。(*^^*)
77番、なるほど、なるほど。まあ想定は
看護師さん、看護師さん、今日は名月じゃなあ。お月さんは拝めんけど電気消してもらえんじゃろか。
ええ月明りみたいじゃ。 散歩中に病院の灯りが一つ消えた。いろいろ規則もあるだろうけどあの日くらい
お月さんの見える病室電気消しましょかいう粋な看護師さんおらんかなあ。
是非お願いします。
お節介大歓迎です。無得点の私は寝ても覚めても俳句好きなのに推敲してもらつたらもっと素晴らしい句になります。自分で言うのも図々しいですが。良かったら宜しくお願いします🙇⤵️
藤井八冠の最初の防衛戦竜王戦第7番勝負第2局が明日開幕です。挑戦者は竜王戦予選準決勝で羽生9段を降した永瀬王座を決勝で破った佐々木匠7段。若手のエースです。18日夕刻決着の予定。1局目は藤井八冠(当時は七冠)が勝っています。
訂正
正 伊藤匠
誤 佐々木匠
お詫びして訂正いたします。