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4月度「みんなのネット俳句会」開催について

4月度「みんなのネット俳句会」開催要領
1、投句期間   
 4月5日㈰~4月9日㈭
2、投句      
 当季雑詠 5句まで
3、清記発表    
 4月11日㈯
4、選句期間    
 4月11日㈯~4月13日㈪ 
5、選句      
8句まで(内特選1句・・・無しでも良い) 
6、成績発表 (表彰は今回は1句のみ・・・投句数が異なる可能性がある為)  
 4月14日㈫ 
投句、選句共に確認次第〚既読・ネーム〛を付けますので確認の上原則として個人で消去してください。
消去方法は別添で。 最終的にはアイビーさんが確認の上削除してくれます。
★句会開催中であっても一般の書き込みの制限はしません。
★5月句会は5月1日からになります。

1.投稿の削除(消去)手順
新規投稿フォーム上で
⑴タイトル⑵メッセージ⑶パスワード入力(小文字の英字、数字合わせて4文字以上である必要があります。
★「・・・」をクリックと画面が出る。消去の際必要になります。
⑷投稿(プレビューは自由)、⑸掲示板で投稿の確認
2.削除(消去)の手順
⑴掲示板の文面下の「・・・」をクリック ⑵「削除」をクリック ⑶「編集キー」欄でパスワードを入力
⑷「認証」をクリック ⑸「投稿NO・・・を編集」の場面を下にスライドさせると「この投稿を削除」の表示が出る。     
クリックする。
⑹掲示板で消去を確認
★パスワードの入力(規程に沿って任意に作成)

編集・削除(未編集)

アイビーの俳句鑑賞 その3

アイビーの俳句鑑賞 その3

お年玉ぽいと投げ捨て反り返る (古市)
お年玉を渡す際に、いちいち教訓を垂れる人がいる。作者はこれと真逆のタイプのようで、邪険にポンと放り、「欲しけりゃ持ってけ」という顔をする。照れ隠しというか、偽悪ぶりも極まった。お年玉を貰う方にしてみれば「またいつも儀式が始まった」ぐらいに受け止めている。孫への愛情が無い訳ではなく、愛情の裏返しの表現なのだ。

鶴万羽眠り付きゆく出水の野 (森野)
鹿児島県の出水市は、鶴の飛来地として知られる。万羽の鶴が眠るということだが、想像を絶する壮大さだ。視界すべてが鶴で白の世界が果てしなく、一大景色だ。特異な題材をうまく処理した印象。ただ、秋の季語・出水(でみず) と紛らわしいので、「出水」にルビを振ってはどうか。

初春や笑いが絶えない麻雀卓 (みにょん)
麻雀仲間を和気藹々と詠んだ句。ひと昔なら麻雀と言えば、賭け麻雀、テツマン、煙草の煙もうもうの不健全の代表みたいな扱いを受けてきたが、当節は様変わりだ。家庭の主婦を対象に、多くは自治体が音頭を取っての「麻雀ブーム」とか。楽しく健康的な麻雀を外連味なく詠んだ。

ハヤブサの如き自転車冬休 (ヨシ)
猛スピードでやってくる自転車、運転するのは中学生と思しき若者のようだ。何処となく精悍な表情をした若者だ。身のこなしでも俊敏そうだ。一体に物分かりの良さそうなマイルドな若者が増えた昨今珍しい部類の若者だ。こういう若者をハヤブサに喩えた。猛禽のハヤブサである。作者はそれを好ましいことと思っている。

百四歳に孫の献身年守る (ふうりん)
どういう状況か分からないが、104歳の老親族に懸命に尽くす孫。「年守る」は大晦日の夜、家族が揃って新年を迎えることを言う。孫も勿論、寝ずに夜を徹したに違いない。自分も連綿と繋がる家系の一員であることを確かめながら。そして、老親族の健やかな余生をな念じつつ。

まあ今月も無点句が出てしまった。どこをどう直せば良かったのか、皆さんと一緒に考えてみたい。
御慶とて烏にカアと申すなり (無点句)
この句がどうして無点なのか分からない。洒落っ気もあって、冗談が分かるおじさんのなぜいけないのだろうか。ま、俳句の正統派でないことは確かだろうが…。

初詣どつと神宮の最寄り駅 
全体に大人しすぎる印象だ。もっと踏み込んで良いと思う。「初詣神宮前で皆降りて」

七草や無病を祈る朝の粥 
「無病を祈る朝の粥」は歳時記のままを写した印象。季語を説明しても仕方がない。というより季語は、「七草粥の概念が全部含まれている」と考えれば良い。「季語を説明するな」という格言がある。

小晦日のし餅買ふて急ぎけり 
小晦日は旧暦の12月30日のこと。年末の用意をする日。少し前の時代から江戸時代を詠んだ句と思われる。庶民のその日暮らしが当然だった江戸時代と、現代の飽食の時代とでは、餅一つとってみても価値観が違う。餅が無ければ麺類でと、いう訳にはいかない。時代と分かる仕掛けが欲しかったように思われる。

初春や箸袋には鶴亀画 
目出度い鶴と亀。ややパンチ不足の感。「初春の箸袋にも鶴と亀」

賀状来る安全願ふ左馬 
お金が溜るようにと「左馬」の年賀状が来た。馬を左向きにさせ「うま」が「まう」
というシャレだが不発に終わった。肝心のシャレの意味が分からないことにはどうしようもない。

アイビーの俳句鑑賞:完了

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アイビーさん、ハヤブサの句を鑑賞して下さりありがとうございます。私は生き生きとした少年の姿が好きで、この時も車で信号待ちをしていたのですが、4、5人が自転車でピューっと来て全身から楽しさとエネルギーが感じられ見ている私までワクワクしました。うちは娘3人なので男の子に憧れがあります。
だけど思春期の少年限定です(⁠^⁠^⁠)

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アイビーさん、
鶴の句の鑑賞をありがとうございました。
万羽の鶴の飛来を受け入れるって凄い事ですよね‼  出水に住む夫の従姉妹に見に行こうって言ったら、鶴はわざわざ見に行くものではないよって言われましたが、いざ飛来地に行きましたら一言、凄いねって言っていました。 車で10分程の所に住んでいながら始めてなんて‼ そんなものなのかな~と‼ 夫も従姉妹も隣町育ちで子供の頃から見ていたそうで、そういえば鶴のついた地名がいくつかあるな~と思い出しました‼
汀子先生の句碑を写メにおさめながらこれが最後かな~と思い鶴を見て来ようと思います。
ご指摘のように「でみず」と紛らわしいときには「いずみ」とルビを振ったほうがいいですね。ありがとうございました。

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古市さん、
反り返るの句、私はご説明の通り受け取りました😃まだ、お年玉に興味ない年齢の子に渡して、その時機嫌が悪く反り返ったんだな~と😃
御慶の句、一読で笑えました❗️
候補に入れておいたのですが、六番目になりました😅🙏楽しかったです❗️

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参った。 お年玉ぽいと投げ捨て反り返る  お母ちゃんに抱かれている赤ちゃんにお年玉を握らせてやる。ありがとうはと言われて頭をこくんと下げる。それから持たされたお年玉の袋をちょっと見てポイと投げてお母ちゃんの腕の中で反っくり返る。あるあるの風景だと思ったけどなあ。こっちは反り返るとひっくり返りまっせ。それから 御慶とて烏にカアと申すなり
狭い芝生にカラスが着陸、サンルームのわてに向かってチョンチョンと来た。てっきり正月の挨拶に来たと思いおめでとうと言おうとしてカラスがわからないかもと カアといってやった。
烏は一瞬目を合わせ首を振って飛んでいった。世界はドラマに満ちている。

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王将戦第2局藤井王将が雪辱dタイに!

 将棋王将戦7番勝負第2局は、熱戦の末111手で先手番藤井王将が挑戦者永瀬九段を破り対戦成績を5分に戻した。次回第3局は、2月3日~4日東京は立川市で行われる。お互い先手番を優位に進めているのでいよいよ第7局までもつれ込む気配が濃厚になってきた。現在の棋界の頂点の一角を占める両雄の頑張りに期待したい。

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アイビーさん拙句ご鑑賞ありがとうございます。

左向きの馬の句 アイビーさんのご指摘のとうりシャレの意味が通じなかったようですね。神社には絵馬が奉じられてあったり、また実際に馬が飼れていたりしました。童女による舞いも神事の大事な行事でした。最近村祭りも簡素化されましたので、舞い(まい):(まう)にすぐ思い至らなかったのは当然でしょう。
 作句にあたり、安全という視点を入れたのは次の理由による。馬の鐙(あぶみ)に思い当たる人に馬に乗る時の動作から、左足を鐙にかけるから馬は左向きが普通である。そうすれば安全に馬に乗れる。
*馬に乗り方 (パソコン検索)
 ①乗馬テキストには、ブリティッシュの乗馬法として 馬体の後方を向き(ウェスタンでは前方) 左足鐙に掛けて乗る、と書かれています。(初心者さん   に教えます)
  ②大学や競馬学校等では、左右の飛び乗り降りの練習をします。…私は俊敏性 脚力 腕力のトレーニングという認識。
  ③馬に負担を掛けない為に、踏み台を使用しますが、踏み台の無い場所では 左足を曲げ人に補助してもらい乗ります(競馬場での騎手の乗馬法)

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王将戦第2局明日開幕!

 待望の将棋王将7番勝負第2局が明日24日から京都伏見で行われます。藤井聡太王将に挑戦するのは永瀬拓矢九段。挑戦者先勝を受けての第2戦、先手番の藤井には負けられない一戦、接戦になること請け合い。過去に幾たびか先日手を演じている両者、その辺の駆け引きも見どころ。目が離せません。7戦までもつれ込むことも十分予想されます。大いに期待したいものです。

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アイビーの俳句鑑賞 その2

アイビーの俳句鑑賞 その2

靴跡の君追うて行く雪の道 (玉虫)
愛の告白にも読める句。むしろ、そう読むべきだろう。恋愛を歌にするのは短歌では当たり前(歌垣)のことだが、俳句では珍しい。俳句で愛とか恋とか表現するのは、この程度が限界とされる。一線を越えて愛欲の世界に踏み込むことは難しい。字数の制約もあるが、俳句の成り立ちからも明らかなように、俳句には「挨拶」「即興」「滑稽」という要素があるからである。多佳子、鷹女、真砂女の系譜はあるが、彼女たちの個人的な資質によるところが大であろう。一線を越えてみたい気もするが…。

元旦に大吟醸は光りをり (コビトカバ)
「大吟醸」から正月らしい豪華な印象を持った。個々には色々あるだろうけれど、新年が明けて目出度いムードに水を差すことは憚られる。何よりも「大吟醸」という語感が良い。大吟醸の基準は分からなくとも、語感からくるゴージャスな感じはいかにも正月らしい雰囲気を盛り立てる。正月の句はとにかく目出度く詠むに限る。

フリーズドライ混ぜて香も立つ七草粥 (ダイアナ)
七草はありふれたようで、七草全部揃えるのは難しい。いきおい、どれかが欠けることになる。スーパーなどでセットになって売っているが、あれは便利と言えば便利だ。そこで、フリーズドライを持ってきた。なるほど、フリーズドライとは良いところに目をつけた。ところで、野趣に富んだ七草の香りが、フリーズドライで立つのであろうか。

書初や低学年の「楽しい日」 (ちとせ)
低学年と断ってあるから、賑やかな書初風景が目に浮かぶ。上五からいきなり本題に入り、中七、座五で「低学年の「楽しい日」」と持ってきた呼吸が上手い。途中の説明を一切省略したのが、まことに効果的。やれ、墨で汚れたの、隣の子が邪魔をしたのとか、一向に捗らない様子が楽しい。かくて、先生、保護者の気苦労をよそに、作品を陳列して無事書初が終わった。

御仏に湯気立つ雑煮備へけり (尾花)
御仏は「みほとけ」と読ませる。先祖を敬うとか言いながら、合理化という美名の下に略されてきたのが現状だ。中七に「湯気立つ」としたあたりに作者の尊崇の気持ちがよく表れている。これが、「パック入り餅」では台無しである。ご都合主義に一矢報いた、敬虔な作者のありよう。雑事に紛れた日常、せめて一年に一回ぐらい、神仏を敬い、先祖に感謝する日があってもよい。それが正月だと私は思う。

白に赤ロゼも並びて女正月 (弥生)
女正月は本来の意味から離れ、女子会の雰囲気で軽く「ランチする」ぐらいに使われることが多いようだ。当該句はどちらの意味だか分からないが、正月らしく、お酒も用意されていつもより華やいだムードである。酒と言ってもワインが主で、そこに「女正月」の「らしさ」がある。

数へ日やあれもこれもで何もせで (てつを)
旧臘の年末の句。気ばかり焦るがその実、何一つ出来ていない様子をユーモラスに描写した。座五で「何もせで」と「オチ」まで用意して、実に心憎いばかりだ。老境をかく詠みたいものと、念願しているが果たせていない。作者会心の作品。

百歳も五歳も興ず投扇興 (あんのん)
お座敷遊びの投扇興(とうせんきょう)に興じるのが、百歳と五歳という組み合わせに意表を突かれた。本式にやれば複雑なルールがあると聞くが、大衆化されて人気だそうだ。いい年をした大人も負ければ、ああでもないこうでもないと熱が入ってムキになる。まして幼児のこととて、偶々、命中しようものならやんやの喝采だ。正月らしい和やかな笑いが起こった。作者のあんのんさんは3句とも高点が入った。

以下次号、不定期掲載。

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アイビーさん、フリーズドライの句を鑑賞して下さってありがとうございます😃
生の七種のセットは結構お高いのですよ~😅それで、フリーズドライです😃はい‼️香り立ちます‼️
なかなか良いではないか!と一人満悦でした😃お試しあれ😉

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雪の道の鑑賞ありがとうございました。
雪の止んでる時間帯のほんの僅かの時間。
少し前を歩いて行く人の足跡。
尊敬する先輩だったり、同じ図書委員のクラスメートだったり。
雪国で暮らす女の子達の一度は経験した事。もしかして男子も?
雪が降ると一気に蘇ります。

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アイビーさん、
雑煮の句の鑑賞をありがとうございました。
お正月くらい家族が揃って卓を囲みたいものですが、なかなか全員揃うことなく、遠方であったり、仕事であったり、若い者はいろいろ忙しい。今年のお正月も集まった人だけでお雑煮をいただきました。もちろん一番に仏前にお供えして。

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アイビーさん、女正月の句の鑑賞ありがとうございます。
男性が手伝ってくれるようになったとはいえ年末年始はやはり女性は忙しいです。
「女正月」は「お疲れ様会」といったところでしょうか。
赤白ロゼと華やいだ雰囲気の女子会を句にしてみました。

弥生

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波乱の初場所

横綱大丈夫か?
  二日間(日曜日、月曜日)と国技館で観戦して来ました。
  日曜は横綱大関四人が負け月曜は横綱二人が連敗の不甲斐ない上位陣でした。
  2日共朝一番序の口から見ましたが幕下以下の若い力士の元気な相撲が多く
  見られました。41才の玉鷲38才の佐田の海の元気な取組みもあり
  満員御礼の会場の熱気も良いものでした。

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鑑賞ありがとうございます

アイビーさん投扇興の句の鑑賞ありがとうございました
お正月に娘一家が投扇興のお道具を購入したとかで一式持ってきました
はて私は何をどうして良いのやら分からず娘一家に聞きながらの挑戦となった次第です
年寄りもまだ幼い孫も一様に楽しめてとてもにぎやかなお正月となりました

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大吟醸の句

アイビーさん鑑賞ありがとうございます。

大吟醸、朝祝いで毎年いただきます。
一月一日のお酒はやはり特別美味しいと毎年思います。

大吟醸、私はちょっと溢したんです。
もったいないー!との事で、溢した句も書きました。

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日経俳壇入選㊗️おめでとうございます

ABC ヒロさんおめでとうございます🎊
  本日の日経俳壇 近松忌同性婚の世となれり
  

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大荒れの天覧相撲!
横綱、大関が総崩れ、戦後初の出来事とか。相撲好きの愛子内親王も笑顔で拍手されていましたが内心はどうでしょう。事前に公表されていたのでラガーシャツさんの姿を探しましたが見当たりませんでした。良く考えたらお顔知らないんですよね。月曜日も観戦とか特徴をお知らせください。ご贔屓の一山本は今日の王鵬で役力士との対戦を終えます。後半戦に期待しましょう。今日もかぶりつきの芸者さんが印象的でした。

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初句会楽しみですねー😊
  ABCヒロさん句会では楽しみな報告があります!
  只今両国に相撲観戦に来ております今日は天皇陛下ご夫妻と愛子様
  が来て見えました貴重な経験ができましたただ私一押しの一山本は
  今日も負けました明日も観戦しますから頑張れー。
  それでは句会でお会いできる事を楽しみにしております🙋‍♂️

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 ラガーさん、ありがとうございます。
 読んでいただき嬉しく思います。

 次回の嚶鳴庵俳句教室は28日(水)もよろしくお願いします。
 ワイワイ、ガヤガヤ、初句会を楽しみましょうね、初句会は俳人にとって特別な思いがあります。
 初場所も始まりましたね、楽しいことがいっぱいありますように、祈念しています
 

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アイビーの俳句鑑賞 その1

アイビーの俳句鑑賞 その1

はしゃぎたきおさなをなだめ歌留多会 (ABCヒロ)
俳句の表記について考えてみたい。この俳句は座五の「歌留多会」以外、全部、平がな表記で統一されている。これは幼児が主役であることと無関係である筈がないと考える。俳句にも時と場合によって、表記を使い分ける周到さが望まれる。これについては、蛇笏の推敲が知られている。「おりとりてはらりとおもきすすきかな」この句は幼児は登場しないが、芒のしなやかさを強調するためにひらがな表記したと思われる。その意味をよく味わいたい。

年賀状添書の字を添書む (にゃんこ)
型通りの年賀状より、本音が窺える添書の方に熱心に読む。そんな心理を巧みに取り上げたのがこの句だ。実際、印刷された本文より、手書きの方の添書の方が読み応えがあって面白い。何よりも手書きのいうのが嬉しい。書いている人柄の温もりに触れるようで、懐かしさも一入だ。

これと言ふいさかいもなく初茜 (えっちゃんあら)
この作者にしては穏当な表現で、それが正月の厳かな気分にマッチしている。何事も起こらないのが最高。それに気づかされるのが正月だろう。こころ静かに越し方、行く末に思いをはせる時、平凡の有難さが身に染みる。

背広族行ったり来たりの五日かな (ラガーシャツ)
今年の仕事始めは5日というのが多かったのではないか。私にも経験があるが、仕事始めの日は仕事にならないことが多い。正月気分が抜けきらないのもそうだが、偉いさんの年頭挨拶があり、各社の年始回りを受けて、逆に取引先を年始回りをして、席を温める暇がない。世の「背広族」も大差なしであろう。事程左様に仕事始めは仕事にならない。そんな仕事始めの風景を軽妙に描写した。

風花やまず箸割るは鍋奉行 (かをり)
二句一章の俳句だが、最初「風花や」をポーンと置いて、あと徐々に本題に入る「二物衝撃」の手法を駆使した。季語と本題とが響き合えばよいが、さもないと無残に失敗するリスクがある。そこで、季語「風花や」と内容が、どう響き合っているのかが問題となるが、私自身も一票入れた。私はそう感じたが、感じない人もいるだろう。分かる人には分かる、分からない人には分からない。「二物衝撃」とは、そういうものと割り切る必要がある。

除夜の鐘飢えし日遠く米寿かな (和談)
一年が終わった。除夜の鐘を聞きながら、心静かに回顧するのは苦しかった戦中、戦後のことだろう。特に、年齢的に言っても食べ盛りの成長期と合致する世代で、寝ても覚めても食い物がチラつく強烈な思い出がある世代だ。飽食が言われる昨今の風潮からは想像もつかない。今昔の思いに耽る作者。一定の年齢以上に達した者にとって、堪らなく共感を覚える句だろう。

エアコンも主婦も忙しお正月 (ヨヨ)
なるほど、そういう見方もあったかと虚を突かれた思いだ。言われてみればその通りだ。「エアコン」と「主婦」を同列に置いたところがユニークなところ。作者は登場人物でありながら、どこか突き放した姿勢がみられる。冷静な観察者としての姿勢は大事なことだ。自分が感情移入するあまり、観察者の姿勢が疎かになになり勝ちだ。俳句実作者には貴重な資質ではないだろうか。

以下次号、不定期掲載。

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アイビーさん
拙句を鑑賞していただきありがとうございました。
年賀状も年々少なくなってきて少し寂しい気がします。添え書きの手書きの文字にほっとします。

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アイビーさん、鑑賞選句ありがとうございます。
中七以下はまあ、いかにもあるあるで、読み手に忖度、媚びた風情です。
風花という美しい季語をぶつけて、それを少しでも解消しようかと。
・風花や美しき夜に入らむとす 星野立子  のように読めればなあと。

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アイビーさん。これと言ふいさかいもなく初茜。。を鑑賞していただきありがとうございます。初茜に見とれてしまいました。

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