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互選結果発表

互選結果発表
8月句会の結果を発表します。8月のトップはダイアナさんの「広島忌」の句で10点を集めました。続いて尾花さんの「風鈴」の句で7点、にゃんこさんの「原爆忌」の句、アイビーの「端居」の句、弥生さんの「新涼」の句が6点で並びました。以下、5点句には7句が並ぶ激戦でした。
10点句 10 小六の語り部ガイド広島忌 (ダイアナ)
 7点句 87 風鈴にふれてにこにこ抱つこの子 (尾花)
 6点句  4 サイレンへ風止まる街原爆忌 (にゃんこ)
 6点句 42 端居して世の喧騒と距離を置く (アイビー)
 6点句 64 新涼や新作パンの並ぶ店 (弥生)
個人別総合ではにゃんこさんが20点でトップでした。

8月度みんなのネット俳句会・清記一覧  特選2点、並選1点で計算。     7・8・14
1 止まらないポテトチップス秋涼し 
2 八十路来て良き汗かける幸せを (てつを) 2 ラガー、茶々、
3 迎え火の吠え出す犬と男の子 
4 サイレンへ風止まる街原爆忌 (にゃんこ) 6 ◎えっちゃ、◎ちとせ、かをり、アイビ、
5 鷺の首白き紋様青田原 (和談) 2 ◎ヨヨ、
6 しんがりの船鉾雨に悠悠と (尾花) 2 ちとせ、和談、
7 緑蔭へ漢孤独な翳を曳く (ナチーサン)
8 腹当は明日の元気を約束す (コビトカバ) 1 弥生、
9 夫運転私助手席雲の峰 
10 小六の語り部ガイド広島忌 (ダイアナ) 10 ふうり、えっちゃ、尾花、ちとせ、コビト、◎ヨシ、森野、茶々、ナチー、
11 好きな夢選べる未来水中花 (ヨシ)      1 玉虫、
12 平幕は元気はつらつ名古屋場所 (ラガーシャツ) 3 ◎ふうり、比延、
13 流星や幾人残る同級生 (玉虫) 2 ちとせ、ABC、
14 鉢植えに灯る夕菅ひと夜花  (森野) 1 みにょ、
15 しかけたりしかけられたり水鉄砲 (ABCヒロ) 1 比延、
16 極暑日に線香燻り香り立つ 
17 つかの間の生とも知らで蝉鳴けり (みにょん) 4 ふうり、えっちゃ、茶々、ヨヨ、
18 水の日に記録的雨皮肉かな 
19 鶏も卵を産まぬ極暑かな  (ふうりん) 2 ちとせ、ヨシ、
20 更衣逢ひたき奴は何処やら 
21 青芦の風を呼びたりあひびきし (かをり) 1 えっちゃ、
22 向日葵や凛と老人寄せ付けず (和談) 1 ヨヨ、
23
24 ほおずきやほの口をして吹き鳴らす (弥生) 2 ◎にゃん、
25 夕菅や湖に暮れゆく比良比叡 (てつを) 3 みにょ、森野、比延、
26 向日葵や人と違ふと吸えぬ息 (コビトカバ) 1 玉虫、
27 夕暮れへ秋は密かに紛れ込む (にゃんこ) 5 ◎てつを、森野、和談、弥生、
28 水着着て昭和モダンの砂スキー (アイビー) 1 和談、
29 鉾の輪に噛ませたる梃子木屑とぶ (尾花) 2 ダイア、アイビ、
30 立つ秋や季節は歪み飛来せず 
31 暑くなる予感小石に躓けり (ナチーサン) 4 尾花、ヨシ、玉虫、アイビ、
32 闇深き夫の故郷や天の川 (玉虫) 2 ラガー、ダイア、
33 今朝の秋雨は田畑を潤さず 
34 夏草は胸の丈までここ空き家 (ABCヒロ) 3 みにょ、てつを、ラガー、
35 運転は夫におまかせ雲の峰 
36 夢心地推しコンサート夏の夜 (みにょん) 1 えっちゃ、
37 玄関を出れば秋津の群るる空  (森野) 2 てつを、にやん、
38 熱風浴ぶ木々も疲るる40度 (ヨヨ) 5 ちとせ、◎みにょ、ヨシ、和談、
39 新盆の供物の礼の昔めく (比延) 1 森野、
40 長崎の鐘の復元盆供養 (茶々) 5 ふうり、えっちゃ、ABC、◎ナチー、
41 みんみんやとく眼帯のもどかしさ (かをり) 5 ちとせ、コビト、てつを、ヨシ、にゃん、
42 端居して世の喧騒と距離を置く (アイビー) 6 ダイア、◎ABC、◎比延、弥生、
43 蝉時雨背に一刀浴びにけり (和談) 2 玉虫、ヨヨ、
44 目を剥いて暑いと言ふや仁王像 (尾花) 3 ラガー、和談、比延、
45 今朝の秋ひこうき雲は茜色 
46 八月の悼みごころの靴並ぶ (えっちゃんあら)  3 コビト、かをり、ナチー、
47 句集編む時の流れや梅雨湿り 
48 炎天や悲鳴を上げる室外機 (てつを) 1 ヨヨ、
49 炎暑果てほっと一息夕日観る 
50 無人駅風は青田を渡り来る (にゃんこ) 5 ふうり、みにょ、てつを、森野、比延、
51 炎暑なり荒れに荒れてる名古屋場所 (ラガーシャツ) 1 茶々、
52 寝室に蟷螂全身に寒気 
53 老犬の座り込みたる秋暑し
54
55 語り部の白髪三千丈原爆忌 
56 このセット取れば優勝蝉時雨 (ヨシ) 2 コビト、ダイア、
57 猛暑日も牌で鍛える古き脳 (みにょん) 3 えっちゃ、尾花、コビト、
58 迷い道して出会いたる花鬱金  (森野) 1 尾花、
59 母と見るプレバト俳句蚊遣香  
60 師の病快癒願ひて笹飾る 
61 原爆忌さらけ伝えよ世界中 
62 踏み上る崩れ石段花は葉に 
63 初めての町に既視感百日紅 (アイビー) 4 みにょ、ヨシ、ABC、玉虫、
64 新涼や新作パンの並ぶ店 (弥生) 6 てつを、ラガー、ダイア、◎アイビ、
65 すれ違ひざまに見上ぐる百日紅  
66 向日葵は今太陽に挑みたり 
67 雨の京都地につくほどに夏柳 (尾花) 3 ◎茶々、玉虫、
68 冷奴何も吸収したくない 
69 ペン胼胝の名残かすかに桜桃忌 (てつを) 2 ヨシ、弥生、
70 孫を待つアロハで変身米寿なり (和談) 1 ヨヨ、
71 蚊遣香持ちつつ移動庭仕事 
72 夢に入ることもできずに明易し 
73 憧れて届かぬ遠さ夏茜 (ヨシ) 3 にゃん、◎玉虫、
74 面痩せの何処に立ちても夕立かな (かをり) 1 ナチー、
75 溜息を繰り返しつつ夜の秋 
76 美しく儚きものに揚花火 
77
78 森更けてなほ蜩の鳴き止まず  (森野) 1 にゃん、
79 みちをしへ遥か先行く父の背ナ (玉虫) 4 ◎尾花、てつを、アイビ、
80 あれこれと歳時記片手に熱帯夜 (みにょん) 1 ラガー、
81 昼日向ビール三昧蝉時雨 
82 マスカット一房囲む甘さかな  (ふうりん)   3 かをり、茶々、弥生、
83 愛猫も興奮夏の甲子園 (茶々) 1 ABC、
84 手花火のじじと弾けてみな終る (かをり) 2 にゃん、玉虫、
85
86 表札はローマ字表記秋の薔薇 (弥生) 2 かをり、比延、
87 風鈴にふれてにこにこ抱つこの子 (尾花) 7 ちとせ、コビト、ヨシ、茶々、和談、◎弥生、
88 太陽のコロナ閉じ込めスイカ玉 (てつを) 4 コビト、かをり、ナチー、和談、
89 生き過ぎたといふ義父逝きし初の盆 (えっちゃ) 3 みにょ、◎コビト、
90 日を浴びて畑に向日葵凛と立つ 
91 なまくらなこの身を嗤へ蝉時雨 (にゃんこ) 4 ◎ラガー、ダイア、ABC、
92 寝室を出たらあちらに蝉王国 
93 蛍の点滅闇を争はず (ナチーサン) 2 にゃん、茶々、
94 御所東膳を揃えて生身魂 (ラガーシャツ) 1 かをり、
95 豊漁の鰯クレーンの網開く (ダイアナ) 5 えっちゃ、尾花、ABC、アイビ、弥生、
96 秋簾昭和の会話聞こえそう (ABCヒロ) 2 てつを、ナチー、
97 今の子に貧乏話終戦日 (アイビー) 1 弥生、
98 名は名古屋朝顔とあり江戸の鉢  (森野) 1 ふうり、
99 旅先で席譲られし冷房車 
100 盆唄や炭坑節を繰り返し 
101 熱波の水桶で伸びてる蛙の子 
102 古本の書き込み侘し夜の秋 (比延) 3 ◎森野、アイビ、
103 茄子馬で迎え火求め先祖来る (ヨヨ) 2 ◎和談、
104 ひまわりも俳句も好き麻雀も (みにょん) 1 ラガー、
105 万博リングそぞろ歩めば風涼し  (ふうりん) 2 尾花、ダイア、
106 夏場所や光る土俵に巨人舞ふ (和談) 1 ヨヨ、
107 ちはやぶる一生懸命蝉の声 (ラガーシャツ) 1 ふうり、
108 初穂の田雨渇望す地割れかな (ダイアナ) 2 ふうり、みにょ、
109 朝戸開く外に暑熱が横たふる (ちとせ) 2 ◎ダイア、
110
111 やわらかき野に膝をりて今朝の秋 (かをり) 3 尾花、森野、ヨヨ、
112 奪衣婆の乳房あらはに黴の堂 (アイビー) 3 かをり、ABC、ナチー、
113 唖蝉の不意に翔ちたる翅音かな 
114 藍浴衣男嫌ひをとほすかな (えっちゃんあら)  5 かをり、にゃん、ナチー、比延、アイビ、
115 雷鳴に居間を離れて長電話  

投句者は、ヨヨ、和談、コビトカバ、えっちゃんあら、ラガーシャツ、弥生、にゃんこ、ABCヒロ、尾花、森野、ふうりん、ヨシ、ダイアナ、ちとせ、みにょん、てつを、ナチーサン、アイビー、玉虫、茶々、比延、かをりの22名。

間違いその他不都合をご連絡下さい。
                                               

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29日の俳句三択クイズ

29日の俳句三択クイズ
お遊びの俳句三択クイズです。次の句の伏字のところに当てはまる文言を三つの候補から選んでください。正解は明日の掲示板で。

第1問 カステラに【①】ナイフや復活祭 片山由美子
A光る  B沈む  Ⅽ滑る

第2問 亀鳴くや男は【②】なるべしと 田中裕明
A無口  B陽気  Ⅽ頑固

第3問 すみずみに【③】行き渡るレタスかな 櫂未知子
A水  B日の  Ⅽ青

第4問 咲いてすぐ踏まるるものに【④】 稲畑汀子
Aクローバー  Bチューリップ  Ⅽ犬ふぐり

ヒント ①カステラは弾力性がある ②チャラチャラした男はどうも… ③ほとんどがこれで出来ています ④小さな花です

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1-B
2-C
3-A
4-C

今月もよろしくお願いします。

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1B
2A
3A
4C

とても気持ちの良いお天気です。
今日もヒントを頼りに。

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今日の三択クイズ

第1問 B
第2問 A
第3問 A
第4問 Ⅽ

 ★ヒント活用率50% 第2問Cかも

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選句候補作品鑑賞

18 偏屈の揃う句会や蝶生まる (ABCヒロ) 6
個性の強い仲間の集い、恐らく作者もその同類。飛び交うやり取り、けなしたり褒めたりお互いに楽しみながらの句会。そこに唐突と蝶の出現。さてどう解釈するか。意外な季語も偏屈のなせる業か。

37 菜の花と和して児童の黄帽子 (ABCヒロ) 10 ◎弥生、◎ふうり、◎茶々
下五は黄イ帽子と読みました。和しては他の言葉もありそうですがこの場合はすんなり溶け込んでいるのでは。菜の花と黄の帽子の
取り合わせの調和が多くの好感を呼びましたね。

39 春うらら百花百草陣屋跡 
寂れた屋敷跡を彩る草花、作者はこの光景に魅せられました。時も春たけなわ、時世を超えた一瞬を心に刻んでいる作者。18 偏屈の揃う句会や蝶生まる (ABCヒロ) 6
個性の強い仲間の集い、恐らく作者もその同類。飛び交うやり取り、けなしたり褒めたりお互いに楽しみながらの句会。
そこに唐突と蝶の出現。さてどう解釈するか。意外な季語も偏屈のなせる業か。

37 菜の花と和して児童の黄帽子 (ABCヒロ) 10 ◎弥生、◎ふうり、◎茶々
下五は黄イ帽子と読みました。和しては他の言葉もありそうですがこの場合はすんなり溶け込んでいるのでは。菜の花と黄の帽子の
取り合わせの調和が多くの好感を呼びましたね。

39 春うらら百花百草陣屋跡 
寂れた屋敷跡を彩る草花、作者はこの光景に魅せられました。時も春たけなわ、時世を超えた一瞬を心に刻んでいる作者。心豊かに。無点句ですが味わい深い句と思います。

42 石蹴りのケンパの丸や花吹雪 (玉虫) 4
ここには居ませんが子どもたちの歓声が聞こえてきそうです。恐らく吹雪が渦巻いているんでしょう。ケンバの丸を囲むようにして。
この遊びも昭和の遊びでしょうかなんて思わず思ったてしまいました。

47 青空をカンヴァスにして花盛り 
無点句ですが大きな句ですね。青空をカンバスに見立てています。満開の桜を画面いっぱいに。ひょっとしてはみ出しているかも。
夢が広がるこの句に一点献上。

55 揚雲雀ひこうき雲は描き足し中 (尾花) 8
この句迷いました。採ったり外したり下五に翻弄されて。カンバスにはひばりが高々と。そこへ現れた飛行機、長々と飛行機雲を曳いている。消えぬうちにと焦る子供画伯。飛行機は消えても飛行雲はなかなか消えません。このことを知るでしょう。描き終えてから。

86 春闘や利口な者は闘はず 
川柳っぽいですが頷ける句です。今年はすんなりいった春闘、成程、中七下五に納得。どうしても時事句は詩的要素が希薄にはなりますが、春闘の句に久しぶりに出会いました。無点句とは残念。

89 風に舞ふ純白ドレス雪柳 (ヨヨ)  3 ◎和談、
素敵な句ですね、迷った句です。季語の雪柳と純白ドレスの取り合わせにメロメロ。支持の少ないのが不思議。

96 紫荊東シナ海見遣る丘 (森野) 1
この句紫荊が分らてなく採りませんでしたが、紫荊・・・マメ科の低木で春に紅紫色の花を咲かせる。原産は中国。と知りました。
そこが分かれば句の鑑賞も一変、見方も変わってきます。点を入れられたお一人の方の感想を伺いたいものです。いずれにしても知らないことが多すぎます。反省猿。なお、呼び名は「ハナズオウ」。
心豊かに。無点句ですが味わい深い句と思います。

42 石蹴りのケンパの丸や花吹雪 (玉虫) 4
ここには居ませんが子どもたちの歓声が聞こえてきそうです。恐らく吹雪が渦巻いているんでしょう。ケンバの丸を囲むようにして。
この遊びも昭和の遊びなんて思わず思ってしまいました。

47 青空をカンヴァスにして花盛り 
無点句ですが大きな句ですね。青空をカンバスに見立てています。満開の桜を画面いっぱいに。ひょっとしてはみ出しているかも。
夢が広がるこの句に一点献上。

55 揚雲雀ひこうき雲は描き足し中 (尾花) 8
この句迷いました。採ったり外したり下五に翻弄されて。カンバスにはひばりが高々と。そこへ現れた飛行機、長々と飛行機雲を曳いている。消えぬうちにと焦る子供画伯。飛行機は消えても飛行雲はなかなか消えません。このことを知るでしょう。描き終えてから。

86 春闘や利口な者は闘はず 
川柳っぽいですが頷ける句です。今年はすんなりいった春闘、成程、中七下五に納得。
どうしても時事句は詩的要素が希薄にはなりますが、春闘の句に久しぶりに出会いました。無点句とは残念。

89 風に舞ふ純白ドレス雪柳 (ヨヨ)   3 ◎和談、
素敵な句ですね、迷った句です。季語の雪柳と純白ドレスの取り合わせにメロメロ。支持の少ないのが不思議。

96 紫荊東シナ海見遣る丘 (森野) 1
この句紫荊が分らてなく採りませんでしたが、紫荊・・・マメ科の低木で春に紅紫色の花を咲かせる。原産は中国。
と知りました。そこが分かれば句の鑑賞も一変、見方も変わってきます。点を入れられたお一人の方の感想を伺いたいものです。
いずれにしても知らないことが多すぎます。反省猿。なお、呼び名は「ハナズオウ」。

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ナチーサンさん、一点献上ありがとうございます(⁠^⁠^⁠)
47番の句、花見に地元の城に行きました。お天気が良くって見上げると真っ青な空と桜の花だけでした。見たままカンヴァスに見立てました。類想が多かったかしら?と思いました。

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投句前にプレビューで確認したのですが何故かダブっての投稿になりました。申し訳ありませんでした。

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明日29日から俳句三択クイズ

4月句会の互選結果の記事のピン留を解除しました。ご覧になりたい方はno.5384の記事までスクロールして下さい。

明日29日から俳句三択クイズを始めます。

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鑑賞ありがとうございました

感情のなきAIや亀鳴きて

この句の鑑賞ありがとうございます
今の時代、人生の岐路に立った時や
悩める時など人ではなくAIに答えを求める人が増えているとか耳にします
それは私には何か割り切れないものがあり考えかたは一つではなくある意味柔軟な考え方を期待する自分がいます
そんな時この句が浮かびました 
亀鳴きて の使い方をすごく悩みましたがアイビーさんの鑑賞により
この季語を使っても良かったのだと思え心がスッとひらけました
ありがとうございました

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エラソウナことを言ってますが、内心は薄氷を踏む思いでやってます。俳句は、おっかなびっくりしながら句会に出しても、皆さんの評判が良ければ結果オーライです。逆に十分な自信があって満を持して発表してもボロクソの評価に泣くこともあります。そこが俳句の醍醐味と、割り切って臨んだ方が精神衛生上、好ましいようです。

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四月の余話

桜が多く詠われていた、4月度のみんなのネット俳句会も一段落。
桜前線も北上し、現在は北海道当りが花見とか。
とこで花見の起源とは?
  稲穂の実る様子が、桜の咲く様子に似ていることから、桜の木を穀物の神が宿る木とされ、豊作を祈る事が、花見の起源だと言われている。
 元々宗教的儀式だったと考えられる花見は、平安初期には宮廷貴族の遊びとなり、鎌倉時代以降は武士の間でもはやりだした。
 江戸時代になると、庶民の間でも盛んに行なわれるようになり、これが現代の花見につながっている。
 特に、江戸などの大都市では、女達はきれいに着飾り金持ちも貧乏人も夫々集団を作って弁当をもって出かけ、飲んだり大騒ぎをして楽しんだらしい。

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貴重なご教示、ありがとうございます。やはり、農耕民族ですから豊作を願う宗教的なものから始まったというのは卓見です。庶民が花見を楽しむようになったのは、徳川吉宗の頃と聞いたことがあります。上野の山に桜を植えたのだとか。もっとも豊臣秀吉の醍醐の花見というのもありましたっけ。

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アイビーの俳句鑑賞 その4

アイビーの俳句鑑賞 その4

惜しくも今月も少なからぬ無点句が出た。選句8句の制限があり、止むを得ないことではあるが、少し手直しをすれば入点が期待できる作品が数多くあった。どこを直せばよかったか、一緒に考えてみたい。ここに取り上げた句は全くのアイビーの独断で、アイビー流に詠めばこうなるという例を示したに過ぎない。当然、異論や反駁もあると思われる。忌憚のない意見を期待します。

笑み絶へぬ友のお持たせ桜餅 
「笑み絶へぬ」とあり、温厚な人柄であることは分かる。しかし、ありきたりの表現に留まるので、具体的な人物像が欲しい気もする。人柄でなくても、例えば遠方の友とか、色んなバリエーションが考えられる。「遠来の友に持たせる桜餅」

人の世にプラマイのあり春愁ふ
その時は損したとか得したとかあるが、トータルで見ればプラスマイナスが拮抗している、と私は解釈した。人生の機微を鋭くついた一句だが、季語はもっとよい季語がありそう。「人の世にプラスマイナス鳥雲に」

入学式やたら張り付くコンタクト
なぜコンタクトレンズが張り付くのか、普通に解釈すれば、もろもろの思いが交錯し、思わず目頭が熱くなった。不覚にも涙ぐんでしまった。照れくさいから、コンタクトのせいにした。こんな解釈をしたが、複雑すぎて読み手に伝わらないうらみがある。題材は面白いので、思い切ってデフォルメしてみる手はありそうだ。

参道の脇の小家や踊子草
上品な句だが入点が無かった。上品ではあるけれど、俳句に動きが無いのが、強いて言えば弱点かなあと思う。一句の中に動詞が沢山入るとゴチャゴチャするので戒めたいが、この句は動詞が一つもない。何かを光らせるとか、音がしたとか、動詞(用言)を使って動きを出してみてはどうか。
 
熱の花咲いて治まる春の風邪
「熱の花」という言葉がどれだけ定着しているのか、私のような旧式人間にはよく分からない。要は「熱の花」に、詠み手が共感したかどうかである。もし、共感できなければ、残念だがあきらめるしかないだろう。

山切れて見はるかす海うららけし 
一見して沢山の要素を盛り込み過ぎた感がある。欲張りすぎの句になってしまった。一番言いたいことに焦点を当て、ほかを切り捨てることは勇気のいることだが。俳句は所詮17音しかないのだから。

春うらら百花百草陣屋跡 
春の麗らかな雰囲気は出ているが三段切れの句。三段切れは句に纏まりがなくなり俳句では禁忌とされる。三段切れを解消するため、一工夫してみたい。「うららけし百草萌ゆる陣屋跡」

友よりのラインに満開の桜
SNSの発達は社会現象で、私たちの生活もSNS抜きには考えられない。この句もラインを取り入れて生活実感のある俳句に仕上がった。無点句となってしまったのは不運としか言いようがない。「満開の花の画像もラインから」

アイビーの俳句鑑賞:完

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からたちの花

アイビーさん、かをりさん、からたちの花の鑑賞、ありがとう御座いました❢  愛知こどもの国の中にからたちの花咲く一角がありまして三河湾よりの風にひと時を置く事が出来ました。柑橘類にはトゲのあるものが多々有りますが身を守る為のものでしょうか? 花は可愛く愛しさいっぱいなのですが❢

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枳殻も蜜柑も、一体に柑橘系の植物と海はよく似あいますね。名曲『みかんの花咲く丘』は伊豆の伊東がモデルのようですが、伊東に限らず全国の蜜柑の産地は海が近くにあります。森野さんの句は幡豆の「愛知子どもの国」でつくられたようですが、やはり柑橘類に海は相性が良いのでしょう。

みかんの花咲く丘 作詞加藤省吾、作曲海沼實、歌川田正子
みかんの花が 咲いている
思い出の道 丘の道
はるかに望む 青い海
お船が遠く かすんでる

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アイビーの俳句鑑賞 その3

アイビーの俳句鑑賞 その3

廃業を告げ来る電話冴返る (犬伏)
新派の舞台を見るような一句。電話で廃業を言ってくるほどだから、作者の友達か、よほど関係の深い間柄なのだろう。寄る年波からある程度、作者も予想していたかも知れない。「やっぱりなあ」と得心したことではある。止むを得ないながら、一抹の寂しさを覚える作者。折から、寒さがぶり返した。「今年はいつまでも寒いなあ」と一人ごつ作者なのであった。

揚雲雀ひこうき雲は描き足し中 (尾花)
高点を得た一句。揚雲雀を目で追っていくと、同じ高さに飛行機雲を見つけた。その飛行機雲をよく見ると先頭に機影らしきものが、雲を吐きながら進んでいる。そこを見逃さなかった作者の慧眼、観察力に敬意を表したい。かくして雲雀を詠んだものが、途中から飛行機雲に主役が変わったのである。面白いものを見つけたら、臨機応変に対処する柔軟さに拍手。座五に推敲の余地はありそう。「揚雲雀雲吐き進む機影あり」とか。

句会終へ神社に満つる夕桜 (ダイアナ)
句会は曜日を決めて月1回、稀に2回開催されることが多い。開催日が予め分かっているから、開催日までに自信作が出来ればよし、出来ていなければ焦る。さて句会当日、思いのほか点数が入り、やれやれと安堵の胸を撫でおろした。折しも桜が見事だ。帰りに見事な桜なら、往路も見事だった筈で、桜のことは眼中になかったのだ。余裕が無かったのだ。その辺の心理を「満つる夕桜」で表現した。特に時間的経過も分かるように「夕桜」としたところが上手い。

感情のなきAIや亀鳴けり (うらら)
「感情」、ひっくり返して「情感」。どちらもAIには解せない。人間の領域は機械ごときが冒してはならないのだ。この句の主題に「亀鳴けり」を持ってくる発想が出色だ。なんとなく響きあうのだ。この「なんとなく」は俳句のミソで、理路整然と説明できないことが俳句には多いのだ。要は、分かるか分からないかである。身も蓋もない結論になってしまった。ところで「AI一茶」なる俳人が出現して久しいが、評判はどうであろうか。

整へし髪あらあらと桜東風 (ふうりん)
穏やかな日ばかりでなく、春は風の強い季節でもある。この作品は桜の頃の東風ということで、せっかく整えたヘアスタイルが、一陣の風で台無しになってしまったと嘆くユーモラスな句になった。特に私のように髪の毛が潤沢でない場合は悲惨なことになる。と言っても、髪の毛は髪の毛、命にかかわる話ではなく、その場限りの話題に過ぎない。「あらあら」に宛てる漢字によってニュアンスがガラッと変わる。

姿勢よく改札通る受験の子 (ヨシ)
少し前に受験シーズンも終わったが、悲喜こもごものドラマが展開されたことだろう。この句の場合、改札口を通る時でさえ姿勢が良いと言う。一事が万事、すべての挙措が自信に満ち、堂々としているのであろう。きっとこの受験生は見事に合格したに違いない。読み手に結果まで確信させるほど、場面の切り取りが上手かった。とりも直さず作者の手柄だ。

春雷や放浪愛猫怯えさせ (茶々)
愛猫家の茶々さんらしい一句。犬にしても猫にしても雷には弱い。普段は元気にしていても、遠くでピカッと光った途端、一目散に寝床へ逃げ込む。きっと犬猫の祖先も雷に弱かったのであろう。いわば太古からの種の記憶とでも言おうか。そんな猫の生態を句にしたが、欲を言えば怯えるにしても、寝床でブルブル震えていたとか具体的な描写があればなお良かったと思う。

以下次号、不定期掲載

引用して返信編集・削除(未編集)

35  春雷や放浪愛猫怯えさせの句
アイビー主幹さん、ふうりさん、有難うございました。
ソファーに腰掛けてテレビを見ていた春雷の夜のこと。雷の速度は時速約40分だから、まだ良いかと思っていたら急に
ドドンと我が家か、ピカッとしたのは前のアパート、落ちたのかと思った。雷が来るときは大概我が家に轟く。高圧線が近くを通っているので落雷するのかな。雷鳴で愛猫は私の足元へ、私は怖かったです。猫ちゃんを充分に見ていなかったので、アイビーさんのご指摘のとうり描写が不十分でした。現実度の高い句つくりを。有難うございました。

。 

引用して返信編集・削除(未編集)

入選おめでとう

水あらば覗きこむ性燕来る 武豊町 鳴海浅葱
中日俳壇(7.4.20) 高田正子選 一席特選

武豊町の鳴海浅葱さんは当ネット句会の常連投句者です。ハンドルネームで投句されますので、一応匿名扱いですが、分かってる人は分かっていることと思います。浅葱さん、おめでとうございます。

高柳克弘選で成田乱泊さんが入選されていますが、この人も筆者の知合いです。ちなみに乱泊さんは女性です。

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 浅葱さん中日俳壇トップ当選おめでとうございます。ト何方は特定出来ずもどかしいですが句友として嬉しい限り。年間賞に期待大。
成田乱泊さんのこと
 この方大府大福会の句友です。デザイナーのプロで毎年俳句入りのカレンダーを頂きます。白桃の誌友でもあり複数の句会にも入っており最近句集2冊目を刊行しました。張り切りガールです。

 

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ありがとうございます。
実は随分前に武豊町の堀川(海に繋がっていて海に近い所)にかかる橋から川を見ていると、「えい」が泳いでいて目を奪われました。
深い川ではなく干潮のときなどは川底が見えるくらいなのですが、そんな所に「えい」がいたのが驚きで、それ以来川、海、田んぼ、沼など水の中を覗くのが習慣になってしまいました。「何かいないかなー?」と思って。

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