12月度みんなのネット俳句会・互選結果発表
12月句会のトップは10点を集めたダイアナさんの「冬うらら」の句でした。次いであんのんさんの「除夜の鐘」の句で、1点差の9点でした。以下、ABCヒロさんの「寒紅」の句が7点、弥生さんの「十二月」の句が6点と続きました。
10点句 42 診察は旅の話しや冬うらら (ダイアナ)
9点句 5 除夜の鐘こころざし秘す十八歳 (あんのん)
7点句 52 寒紅を引きて女は強くなる (ABCヒロ)
6点句 19 広告に溢れるおもちゃ十二月 (弥生)
個人別総合では、ダイアナさんが16点でトップでした。
12月度みんなのネット俳句会・互選結果発表 特選2点、並選1点で計算。
1 早咲きの山茶花一輪短冊に (みにょん) 2 ◎えっちゃ、
2 よろよろと歩む姿は狂ひ花
3 畝間では白き肌魅せおでん酒 (和談) 1 ヨヨ、
4 亜米利加は未だ銃社会開戦日 (ABCヒロ) 2 ◎ちとせ、
5 除夜の鐘こころざし秘す十八歳 (あんのん) 9 ダイア、◎尾花、◎ラガー、◎森野、ふうり、アイビ、
6 片手ずつ手袋外し手を繋ぐ (玉虫) 4 茶々、にゃん、かをり、コビト、
7 冬日射す水飲み台に小鳥の像
8 初雪や音なく過る鳥の影 (馬渡谷) 2 えっちゃ、アイビ、
9 人は人吾は吾だと冬将軍 (コビトカバ) 2 ラガー、えっちゃ、
10 ほどほどの二年連用日記買ふ (ナチーサン) 4 ◎ヨシ、◎みにょ、
11 雪催ひしいんと生きる村の知恵 (かをり) 2 ダイア、森野、
12 枯草を束ねて結ぶ通学路 (尾花) 2 ナチー、森野、
13 未来とは後のことぞ日記買ふ
14 大阿蘇の枯れて尾花の風となる (森野) 4 ナチー、馬渡谷、◎にゃん、
15 炬燵中先に籠るや熊よりも (ヨヨ) 1 和談、
16 県境を超えれば一面冬紅葉 (ふうりん) 1 ヨヨ、
17 炬燵猫寄せる寒気に薄目開け (茶々) 1 えっちゃ、
18 蜜柑食べ掌談義始まりぬ (ヨシ) 2 玉虫、かをり、
19 広告に溢れるおもちゃ十二月 (弥生) 6 ちとせ、馬渡谷、◎ABC、◎コビト、
20 掃いたあと掃いたあとへと落葉かな (アイビー) 5 ちとせ、和談、弥生、ABC、みにょ、
21 冬の朝烏らは鳴き芥を出す
22 一日を炬燵を出ては戻る猫 (にゃんこ) 1 茶々、
23 ポトフ煮る厨の外は虎落笛 (ダイアナ) 2 尾花、ふうり、
24 電線に音符の響く寒雀 (茶々) 1 ヨヨ、
25 暮れ際のポインセチアの並ぶ店 (みにょん) 1 弥生、
26 しがみつき耐えて残る葉落葉風
27 寒いよーJapanの家は地獄かな (ラガーシャツ) 1 ふうり、
28 パリパリと音する夜道聖夜ミサ
29 先生の前いきなりの大くさめ (ABCヒロ) 3 尾花、玉虫、にゃん、
30 白駒の根上がりに苔雪化粧
31 埋火やあいまいに生くこれよりは (あんのん) 5 ナチー、玉虫、森野、かをり、ヨシ、
32 年の瀬や歌姫昭和の歌を吐く (ナチーサン) 1 和談、
33 陸奥の湯宿初雪にして根雪 (馬渡谷) 1 てつを、
34 当主にて終ふ湯やどの冬構 (かをり) 3 ◎馬渡谷、アイビ、
35 早朝のバス凩と共に待つ (コビトカバ) 1 ダイア、
36 枕木も朽ちて廃線冬ざるる (森野) 5 ◎ダイア、ヨヨ、ABC、アイビ、
37 葉ぼたんや日時計我の腹時計 (尾花) 1 弥生、
38 最後には玉子で〆るおでんかな (ふうりん) 3 弥生、ラガー、ABC、
39 小春日やまたひとり来て畦談義 (てつを) 3 あんの、コビト、みにょ、
40 群と呼ぶ数には満たず鴨の池 (弥生) 2 あんの、にゃん、
41 池鏡もみじ葉映す東山
42 診察は旅の話しや冬うらら (ダイアナ) 10 ちとせ、ナチー、◎てつを、◎弥生、ラガー、にゃん、ヨシ、アイビ、
43 コンビニのおでんと言へど侮れず (アイビー) 1 てつを、
44 真夜中に猫の入り来る蒲団かな
45 雪降ればちちははの声雪積もり
46 突つつけば海鼠のつそり復元す (アイビー) 4 ちとせ、尾花、玉虫、馬渡谷、
47 貫けずとても虚子には初昔 (ラガーシャツ) 2 ◎かをり、
48 大根の皮は剥かぬと諭されて (玉虫) 1 えっちゃ、
49 苔庭の日暮れ寂しき冬紅葉 (みにょん) 2 ダイア、和談、
50 初冬の夜道へ誘う電飾衣
51 補助具付け杖つく人や冬日燦 (ちとせ) 2 馬渡谷、アイビ、
52 寒紅を引きて女は強くなる (ABCヒロ) 7 てつを、◎あんの、ラガー、コビト、ヨシ、アイビ、
53 暗闇を燃やす晦日の熱気かな (コビトカバ) 1 みにょ、
54 長生きのめでたきことと言ふ冬日
55 綿虫や逢うて語るも易からず (かをり) 4 ◎玉虫、あんの、コビト、
56 襖絵の虎の眼や山月忌 (馬渡谷) 2 ◎ナチー、
57 日当たりて鴨一列に堰の上 (てつを) 4 ヨヨ、茶々、かをり、ふうり、
58 屑籠に師走の芥放り込む (ナチーサン) 1 尾花、
59 佇めば風吹き抜ける松手入 (ヨヨ) 3 ◎和談、森野、
60 冬晴の天守見惚るる竜吐水
61 百均で探すあれこれ年用意 (弥生) 1 ABC、
62 枯蔦や異人屋敷の跡と聞く
63 電飾の街や二人のクリスマス
64 着物着て外つ国人も紅葉狩 (ふうりん) 3 茶々、ヨシ、みにょ、
65 寒烏逢引きですか見つめ合ふ
66 豆炭の埋れて赤き火鉢かな
67 父の癖思ひだして冬至柚湯 (えっちゃんあら) 1 アイビ、
68 足音に日々の疲れや年詰まる (ヨシ) 2 ◎ふうり、
69 吾子の名の縫い取りありぬ吾の手套 (ダイアナ) 4 てつを、◎茶々、あんの、
*投句者は森野、えっちゃんあら、ラガーシャツ、ABCヒロ、弥生、コビトカバ、馬渡谷、ヨヨ、ちとせ、和談、玉虫、あんのん、ナチーサン、ふうりん、尾花、アイビー、ヨシ、てつを、にゃんこ、みにょん、茶々、ダイアナ、かをりの23名。
*間違い、その他不都合な点をご連絡下さい。
9 鬼灯の佛花となりてより赤し
わが家の墓は2か所あります。一つは跡継ぎの居なくなった家内の実家の墓。もう一つは七年ほど前に三重・志摩から改葬したもので家からはそれぞれ2~3Kmほどの距離にあります。家内の方の墓は造花が2割ほどですが、こちらは全て生花です。私は住職の許しを得ては鉢植えを置いています。日日草など随分持ちます。最近お墓を身近に感じるようになりました。月に二度は通っています。
この句は同じ年に建てられたお隣さんのお墓の鬼灯を詠んだものです。
25 蛇笏忌の蒼き山々遙かにす
飯田蛇笏は信州の俳人。ご子息の飯田龍太共々「青樹」時代に生活環境、人となりなどいろいろ教わりました。俳誌「雲母」は龍太に引き継がれましたが龍太の手により生前に廃刊、間もなく「青樹」も廃刊となりました。
一月の川一月の谷の中(龍太)、をりとりてはらりとおもきすすきかな(蛇笏)など好きな俳句です。
56 風出でて草蜉蝣の翔透きぬ
「草蜉蝣はトンボを弱々しくしたような薄緑の虫で羽脈もうす緑」を歳時記で知りそれを予備知識として草蜉蝣らしきものを見つけた時の句です。名前に惹かれたわけですが目は金色でしたから多分草蜉蝣でしょう。なお、優曇華は草蜉蝣の卵だそうです。
67 呆けては風愉します芒かな
実は遊び心から昨年の秋に芒を1本残しそのまま部屋に飾りました。勿論水を与えましたが次第に吸わなくなりすっかり銀色に。間もなく1年になりますが心なしか威厳すら出て扇風機に身を任せています。何故か癒されています。
76 終戦記念日球児等の直立す
高校野球が好きで若いころは良く甲子園へ通ったものです。私は故郷が三つあるのでこの夏も三つのチームを応援しました。智弁和歌山の夏2連覇と大阪桐蔭の春夏連覇が掛かった大会でした。15日の正午になるとゲームを中断黙祷をします。これが何とも清々しい。
9月句会は皆様のご協力で無事に終わりました。厚く御礼申し上げます。
今回は最多の18名の投句があり、それぞれに個性豊かなレベルの高い作品が多数出句されており、喜ばしく存じます。
いつものように感想、自句自解、あるいは質問等、活発な書き込みをお願いします。
9月度みんなのネット俳句会の結果を発表します。
今回のトップはふうりんさんの天の川の句で8点でした。次いでナチ―サンさんの鬼灯の句で7点でした。
8点句 国境など小さなことよ天の川 (ふうりん)
7点句 鬼灯の佛花となりてより赤し (ナチ―サン)
6点句 掘るやうに担ぐがやうに踊りけり (ふうりん)
6点句 残る蚊に刺されて足で足を掻く (ABCヒロ)
6点句 敬老日棹物菓子を厚く切る (ABCヒロ)
個人別総合ではABCヒロさんが20点でトップ、次いでふうりんさんが17点でした。
9月度みんなのネット俳句会 互選結果一覧 ◎は特選 特選2点、並選1点で計算
1 秋の夜やラインメールはただ既読
2 辞表出す君へ檸檬の放物線 (かをり) 3 尾花、アイビー、えのころ草、
3 加齢てふ診断下る残暑かな (萩) 3 かをり、淑子、ナチ―サン、
4 これからが本番ですよ秋出水
5 いかずちや観音堂に雨宿り (ちとせ) 1 蓉子、
6 補聴器に秋鯖焼くる音高し
7 魂のあるを信じて盆の月 (ふうりん) 2 ゆめ、和談
8 丸き尾を振るプードルに草の絮
9 鬼灯の佛花となりてより赤し (ナチ―サン) 7 束束子、ABCヒロ、かをり、玉虫、◎てつを、淑子、
10 秋暑し不即不離とはいと難し (てつを) 2 ◎えのころ草、
11 感情はすぐにもつれて萩の花 (ABCヒロ) 1 ナチ―サン、
12 コンダクターゐるかに虫のコンサート (ヨシ) 2 森野、和談
13 淡き色狭庭に散らし秋海棠 (森野) 2 ナチ―サン、ふうりん、
14 よだれかけ線香の香り地蔵盆
15 虫の夜のソロよりやがてシンフォニア (えのころ草) 5 ちとせ、かをり、◎蓉子、ふうりん、
16 手伸ばせば届きさうなる秋の雲
17 夫もまた方向音痴ながれ星 (玉虫) 4 ゆめ、てつを、ヨシ、丹治、
18 県道に小蟹涸びて夏終る
19 客帰り厨に澄める虫の声 (ちとせ) 1 ふうりん、
20 Sサイズ着てもだぶだぶ案山子立つ (ABCヒロ) 4 束束子、萩、尾花、アイビー、
21 蓑虫や眉も描かずに籠りゐて (ヨシ) 3 ◎かをり、丹治、
22 大楠の踊り狂ゐし野分かな (丹治) 2 束束子、尾花、
23 風そよぐ白絨毯や茅道 (淑子) 2 和談、ナチ―サン、
24 二百十日刈られたる田のちらほらと
25 蛇笏忌の蒼き山々遙かにす (ナチ―サン) 3 ABCヒロ、かをり、アイビー、
26 算盤の音まちまちの夜学かな (ゆめ) 3 ABCヒロ、玉虫、ヨシ、
27 掘るやうに担ぐがやうに踊りけり (ふうりん) 6 ABCヒロ、ゆめ、◎玉虫、萩、アイビー、
28 早稲の架をこごまり往きぬ国訛り (かをり) 1 ナチ―サン、
29 名月を称ふ城址の陣太鼓 (森野) 5 ちとせ、◎萩、蓉子、淑子、
30 稲刈りの早やも済みたるそこかしこ
31 蜻蛉やあの日に君は朝鮮へ (てつを) 3 森野、かをり、尾花、
32 老い入れば老いたるように鯊を釣る (玉虫) 2 ナチ―サン、えのころ草、
33 果のなき闇を流るる天の川
34 若きかな水着で滑る砂スキー
35 冷ややかにヒールの音をたて去りぬ
36 残る蚊に刺されて足で足を掻く (ABCヒロ) 6 ◎束束子、ちとせ、萩、丹治、えのころ草、
37 サルビアや紅一色の身だしなみ
38 甲子園夏の幕退く優勝戦 (和談) 1 淑子、
39 観月の御酒置かれたる湯殿かな (萩) 3 ちとせ、アイビー、丹治、
40 国境など小さなことよ天の川 (ふうりん) 8 ◎ABCヒロ、森野、◎ゆめ、てつを、和談、ヨシ、
41 病室の母といっしょに眺む月
42 好物の枝豆食べて限りも無し
43 篠笛の澄みし城址や月の宴 (森野) 3 ◎淑子、◎ヨシ、
44 古城跡妣の愛した月見台 (淑子) 5 ◎森野、◎ナチ―サン、ふうりん、
45 路地へ出すこんろ秋鯖渋団扇
46 双角の子宮を月光濯ぎたり
47 耳たぶに秋色濃ゆきキャッツアイ
48 朝顔の紺をきはめし高みかな (アイビー) 1 蓉子、
49 天井まで積み上げてこそ今年米 (ABCヒロ) 3 ◎ちとせ、玉虫、
50 秋簾庭に一条光差す
51 篝火の弾けし城址月の客 (森野) 1 丹治、
52 窓に見て外にも出て見る今日の月 (てつを) 3 束束子、森野、蓉子、
53 霧沸きて山肌蒼く絵画めく (ちとせ) 2 森野、アイビー、
54 虫の音や旧家に今も釣瓶井戸 (束束子) 5 ABCヒロ、ちとせ、萩、てつを、えのころ草、
55 破芭蕉とうとう八方破れかな (えのころ草) 1 ヨシ、
56 風出でて草蜉蝣の翔透きぬ (ナチ―サン) 1 えのころ草、
57 先駆けて稲刈り終へし田の匂ひ (玉虫) 2 てつを、和談、
58 法師蝉別れを告げに山門へ (淑子) 4 ◎和談、ヨシ、ふうりん、
59 幾度も秋草の名を尋ねけり (ゆめ) 1 てつを、
60 移ろう季無言で告げし彼岸花 (和談) 3 淑子、◎ふうりん、
61 星飛んで無限の闇を彷徨へり
62 隠密の旅かもしれぬ虫時雨 (萩) 2 かをり、玉虫、
63 農高の圃場におばけかぼちゃかな (アイビー) 2 ゆめ、萩、
64 流れ星背負へば直に寝てしまひ
65 野分過ぐ風鈴元へ戻すべき
66 二百十日恋うる人の噂なぞ (かをり) 2 ◎尾花、
67 呆けては風愉します芒かな (ナチ―サン) 2 ヨシ、丹治、
68 藤の実や筋骨ていふ飛騨の路
69 秋高し丸々肥えし地域猫 (蓉子) 1 尾花、
70 新豆腐ぴりりと辛い韓国風 (ふうりん) 1 ABCヒロ、
71 女子会の話は続く秋日和
72 孫去りて虫の音浸かる老夫婦
73 葛の蔓切りて切りても切りもなや (てつを) 2 束束子、玉虫、
74 鬼やんままつすぐ飛んで目指すもの (えのころ草) 2 森野、萩、
75 台風の生きもののごと経路あり (萩) 1 束束子、
76 終戦記念日球児等の直立す
77 広前に神話聞きつつ月を待つ
78 新涼の寺の野仏赤き帽
79 有りがたや頭を垂れる稲穂哉
80 秋鯖の皮の焦げ目に手を打ちて
81 イケメンの案山子にぢっと見つめらる (アイビー) 1 てつを、
82 プレバドにそろそろ飽きて鉦叩 (束束子) 1 尾花、
83 音ひとつせざり留守居の秋彼岸 (かをり) 2 淑子、ふうりん、
84 吹き渡るポプラの風や秋彼岸 (玉虫) 2 ちとせ、和談、
85 野を行けば爽風あそぶ赤トンボ
86 枝豆の塩を利かせてよき色に
87 敬老日棹物菓子を厚く切る (ABCヒロ) 6 玉虫、蓉子、◎アイビー、◎丹治、
88 避難所へ行くも危ふし秋出水 (ヨシ) 1 ゆめ、
89 菜虫を殺めウイルスに怯えゐる (てつを) 1 えのころ草、
90 百幹の竹打ち合へる野分かな (えのころ草) 2 ゆめ、蓉子、
投句者はABCヒロ、森野、ゆめ、束束子、萩、玉虫、丹治、ふうりん、ヨシ、蓉子、ナチ―サン、かをり、アイビー、和談、淑子、ちとせ、えのころ草、てつをの18名。ほかに選句のみ参加が尾花。
お気づきの点をお知らせください。
9月句会の選句は順調に進んでおり、残り2名の方を除き選句が済んでいます。催促するわけではありませんが、本日中に選句を済ませていただきますようお願いします。
ABCヒロさん、ご指摘ありがとうございます。さっそく訂正しました。
9月句会の清記一覧が出来ました。投句者が18名となり、全部で90句になりました。ここから7句を選句するのも大変でしょうが、頑張ってお願いします。
9月句会の清記一覧を発表します。投句された方は速やかに選句に入って下さい。
今回の投句者は▼ABCヒロ、▼森野、▼ゆめ、▼束束子、▼萩、▼玉虫、▼丹治、▼ふうりん、▼ヨシ、▼蓉子、▼ナチ―サン、▼かをり、▼アイビー、▼和談、▼淑子、▼ちとせ、▼えのころ草、▼てつをの皆さんの18名です。(▼印のついている方は選句済み) ほかに選句のみ参加の▼尾花さん。
全員の選句が終了しましたので結果発表まで暫時お待ちください。
選句要領
1 選句期間 9月11日(日)~9月13日(火)
2 選句数 7句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法 句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表 9月14日 ただし進捗状況により早まることもあります。
5 その他 投句された方は全員、選句をして下さい。投句してない方も選句に参加できます。ただし、投句者全員の選句が終わった時点で締め切ります。
9月度みんなのネット俳句会 清記一覧
1 秋の夜やラインメールはただ既読
2 辞表出す君へ檸檬の放物線
3 加齢てふ診断下る残暑かな
4 これからが本番ですよ秋出水
5 いかずちや観音堂に雨宿り
6 補聴器に秋鯖焼くる音高し
7 魂のあるを信じて盆の月
8 丸き尾を振るプードルに草の絮
9 鬼灯の佛花となりてより赤し
10 秋暑し不即不離とはいと難し
11 感情はすぐにもつれて萩の花
12 コンダクターゐるかに虫のコンサート
13 淡き色狭庭に散らし秋海棠
14 よだれかけ線香の香り地蔵盆
15 虫の夜のソロよりやがてシンフォニア
16 手伸ばせば届きさうなる秋の雲
17 夫もまた方向音痴ながれ星
18 県道に小蟹涸びて夏終る
19 客帰り厨に澄める虫の声
20 Sサイズ着てもだぶだぶ案山子立つ
21 蓑虫や眉も描かずに籠りゐて
22 大楠の踊り狂ゐし野分かな
23 風そよぐ白絨毯や茅道
24 二百十日刈られたる田のちらほらと
25 蛇笏忌の蒼き山々遙かにす
26 算盤の音まちまちの夜学かな
27 掘るやうに担ぐがやうに踊りけり
28 早稲の架をこごまり往きぬ国訛り
29 名月を称ふ城址の陣太鼓
30 稲刈りの早やも済みたるそこかしこ
31 蜻蛉やあの日に君は朝鮮へ
32 老い入れば老いたるように鯊を釣る
33 果のなき闇を流るる天の川
34 若きかな水着で滑る砂スキー
35 冷ややかにヒールの音をたて去りぬ
36 残る蚊に刺されて足で足を掻く
37 サルビアや紅一色の身だしなみ
38 甲子園夏の幕退く優勝戦
39 観月の御酒置かれたる湯殿かな
40 国境など小さなことよ天の川
41 病室の母といっしょに眺む月
42 好物の枝豆食べて限りも無し
43 篠笛の澄みし城址や月の宴
44 古城跡妣の愛した月見台
45 路地へ出すこんろ秋鯖渋団扇
46 双角の子宮を月光濯ぎたり
47 耳たぶに秋色濃ゆきキャッツアイ
48 朝顔の紺をきはめし高みかな
49 天井まで積み上げてこそ今年米
50 秋簾庭に一条光差す
51 篝火の弾けし城址月の客
52 窓に見て外にも出て見る今日の月
53 霧沸きて山肌蒼く絵画めく
54 虫の音や旧家に今も釣瓶井戸
55 破芭蕉とうとう八方破れかな
56 風出でて草蜉蝣の翔透きぬ
57 先駆けて稲刈り終へし田の匂ひ
58 法師蝉別れを告げに山門へ
59 幾度も秋草の名を尋ねけり
60 移ろう季無言で告げし彼岸花
61 星飛んで無限の闇を彷徨へり
62 隠密の旅かもしれぬ虫時雨
63 農高の圃場におばけかぼちゃかな
64 流れ星背負へば直に寝てしまひ
65 野分過ぐ風鈴元へ戻すべき
66 二百十日恋うる人の噂なぞ
67 呆けては風愉します芒かな
68 藤の実や筋骨ていふ飛騨の路
69 秋高し丸々肥えし地域猫
70 新豆腐ぴりりと辛い韓国風
71 女子会の話は続く秋日和
72 孫去りて虫の音浸かる老夫婦
73 葛の蔓切りて切りても切りもなや
74 鬼やんままつすぐ飛んで目指すもの
75 台風の生きもののごと経路あり
76 終戦記念日球児等の直立す
77 広前に神話聞きつつ月を待つ
78 新涼の寺の野仏赤き帽
79 有りがたや頭を垂れる稲穂哉
80 秋鯖の皮の焦げ目に手を打ちて
81 イケメンの案山子にぢっと見つめらる
82 プレバドにそろそろ飽きて鉦叩
83 音ひとつせざり留守居の秋彼岸
84 吹き渡るポプラの風や秋彼岸
85 野を行けば爽風あそぶ赤トンボ
86 枝豆の塩を利かせてよき色に
87 敬老日棹物菓子を厚く切る
88 避難所へ行くも危ふし秋出水
89 菜虫を殺めウイルスに怯えゐる
90 百幹の竹打ち合へる野分かな
16名ですか 全部出揃ったのかなあ
【新涼や満員電車発車前】
いろいろ手違いがあり、結局代理投句となりました。
あと一人は、今月はパスします・・・と言うことでした。
アイビーさん、首を長くして待ってて下さった方々、お待たせしました。
私もキリンさんになりました。
「待ち人点にあらはれぬ」
かをりさん、うまい!! 思わずうなる程うまい。登高は少し季節が外れても、そんなことは気になりません。
アイビーさん、お疲れさまです。
私は事前に作ることはできないので、遅いときが多いので恐縮です。
規定どおりに明日の24時まで待ちます。
登高や待ち人点にあらはれぬ
萩さんの見立てではあと一人は必ず投句するとのこと。待っていますが、当掲示板にたどりつけていない可能性もあるようで。前のteacupの時はGoogleで検索すればどれか当たりましたが、ロケットではそうはいきません。URLを打ちこんでアクセスして貰うしかないようです。ちなみに当掲示板のURLは https://bbs1.rocketbbs.com/haiku575 です。
もう少しお待ちください。
あと1名は必ず来ます。
もうあと1名は、もしかしたらたどり着いていないかもしれませんが?
こんな俳句教室あります。いろいろ企画を考えました。みんなで楽しみましょう! テーマは〇〇に挑戦
日 時 :令和4年10月20日(木) 「有季定型、575」に挑戦
11月17日(木) 「ミニ吟行会」に挑戦
12月8日(木) 「忌日俳句」に挑戦
令和5年 1月12日(木) 「新年の季語」に挑戦
2月9日(木) 「一字詠み込み」に挑戦
3月9日(木) 「競り吟」に挑戦
時間は、午後1時30分~3時30分
場 所 :東海市富木島町貴船14番地 富田公民館 2階 研修室
参加費 :無料
講 師 :斉藤 浩美 俳誌「若竹」同人、俳人協会会員、俳句甲子園審査員
持ち物 :必須…筆記用具 あれば・・・歳時記、電子辞書、国語辞典など
*資料印刷の都合もありますので、下記まで事前に申し込みをお願いします。
【申し込み・問い合わせ先】
富田公民館 052-604-0888 検温・マスク着用でご参加ください。
管理人さんはじめ、この掲示板のみなさん、Yさんも、いっしょに遊びましょ、
ぜひ、ご参加を、お待ちしております。
いろいろ楽しそうな企画が目白押しですね。まだまだいろんなことを考えられそうですね。ところでこういう企画はABCヒロさんが考えるのですか、それとも斉藤浩美さんが考えるのですか。私も何か思いついたら提案させてもらいます。
9月度みんなのネット俳句会は今日が投句締め切りです。下記要領に従い奮って投句願います。
現在までの投句者はABCヒロ、森野、ゆめ、束束子、萩、玉虫、丹治、ふうりん、ヨシ、蓉子、ナチ―サン、かをり、アイビー、和談、淑子、ちとせ、の皆さんの16名です。
9月度みんなのネット俳句会開催要領
1 投句期間 9月5日(月)~9月10日(土)
2 投句数 当季雑詠 5句
3 清記及び選句 9月11日(日)~9月13日(火) 7句選句
4 成績発表 9月14日(水)
5 その他 投句代行 可。投句後の訂正、差し替えも可。
進行状況によってはスケジュールが早まることもあります。
句会開催中であっても書き込には一切制限がありません。自由です。