5月句会を始めます。
下記開催要領に従い奮って投句願います。
現在までの投句者は、えっちゃんあら、コビトカバ、ラガーシャツ、森野、弥生、ABCヒロ、夏蕨、ちとせ、ふうりん、ヨヨ、尾花、の皆さんの11名です。
5月度みんなのネット俳句会・開催要領
1・投句期間 5月5日(月)~5月10日(土)
2・投句 当季雑詠 5句まで
3・清記発表 5月11日(日)
4・選句 8句選句 5月11日(日)~5月13日(火)
5・成績発表 5月14日(水)
6・その他 投句代行可、投句後の訂正、差し替えも可
投句内容は幹事が確認次第、非表示にします。
句会開催中であっても一般の書き込みは制限はしません。
投句後の訂正依頼のやりかた
(誤) 古池や海豚飛び込む水の音 バショウ
(正) 古池や蛙飛び込む水の音 バショウ
俳句三択クイズ
お遊びの俳句三択クイズです。下記の設問の伏字のところに当てはまる言葉を三つの候補の中から選んで下さい。正解は明日の掲示板。
第1問 少しづゝ【①】日短 下田実花
A日暮れ早まり B用事が残り C疲れがたまり
第2問 掛けかへし【②】めでたし用納 佐藤眉峰
A暦 B掛軸 C社訓
第3問 しんかんたる【③】歳暮れぬ 加藤楸邨
A赤坂離宮 B日比谷公園 C英国大使館
第4問 数へ日のどこに【④】を入れようか 仁平勝
A床屋 B歯医者 C旅行
ヒント①その日のことはその日のうちに ②毎年同じ手順 ③半蔵門の近く ④予約なしで行ける
1.B
2.A
3.A
4.C
今日もヒントを頼りに。
22 占ひに嵌まる女の神無月 (アイビーさん) 5
独創的な発想に先ずは脱帽。しかも季語から逆算するとちゃんと計算されている。今、季語の斡旋について試行錯誤しているがこの季語神無月は忘れられないものになった。古代の神秘な世界に引きづり込まれそうだ。
40 冬芽今静かに力溜めてをり (わかめさん) 4
さらっと詠んでいるが地球を支配している動植物にとっては冬季は最も重要な季節とか。熊の冬眠しか知らないが最も重要な役割を担ってきたのは植物だそうだ。植物は地中などで微生物を育て必要な酸素の供給源となっている。畑は耕さない方が土の中で微生物の活動が活発になり炭素等の吸収に役立つ。微妙なバランスの中での生存競争、独り勝ちはすべてを滅ぼす、昨夜のテレビで学んだ。
52 生くるとは忘るることよ木の葉髪 (てつをさん) 7 ◎ナチーサン
「生きるとは死ぬることと見つけたり」はどこでのセリフだったか定かでないが「生と死」は古今東西の大哲学者の永遠の命題だったらしい。作者はこのテーマに対してズバリ「忘れること」と断じた。言われてみるとなるほどと頷くしかない。除夜の鐘も間もなくだが今年も多くの煩悩を抱え込んだ。その多くは己のつまらぬ欲から出たもの。無心の境地を木の葉髪で言い得て妙。特選に頂いた。
55 蜜柑剥く夫花びらの形に剥く (ヨシさん) 4
私は紀州で育ったので蜜柑と言えば紀州みかん、甘くて酸味があって何個でも食べられた。甘皮は捨てたことはない。この句からご主人の人となりまで見えてくるから面白い。花びらの形だから本皮と思われるがその後実は筋まできちんと取るのだろう。蜜柑としては冥利に尽きるだろう。私など半分に割って実を取り出し筋など取らず口にポイ。乱暴この上なし。静かに見ている作者、良いお年を。
71 小春日や義理欠くことも処世術 (てつをさん) 3
昨年も年賀仕舞いが相次いだ。新任の折の宣言を未だに守っているが一時の500通ほどが次第に減り今は約半数になった。一時一部メールに変えたが元に戻った。やはり味気ない。賀状はソフトを使った画像に自作の句と一筆を添えたものだがここ2年ほどは喪中はがきが続ているので良い機会かも知れない、処世術と割り切った作者に見習って。A型の合理派家内からも決断を迫られている。郵便料金の値上げもあるし、悩ましい。また煩悩が増えた。
80 笹鳴や少女にも見ゆ阿修羅像 (尾花さん) 5
確かによく見るとこの佛は少年にも少女にも見える。いかにも純粋で可憐だ。宗教心に乏しい私にも身近に感じられる。笹鳴りの季語がよくマッチして切ない。好きな句の一つだ。
81 電飾の街や師走の献血車 (にゃんこさん) 8 ◎アイビー
今回のトップ作品、なぜか集計に私の名前が無い。急遽クレーム。集計漏れと解り結果トップに。何とこの句アイビーさんの特選句だ。普通師走の街に献血車など思いも及ばない。実景だろうが緊急事態だ。昨日だったか新聞で日赤の血液不足が報じられた。正直言ってこの句8番目に近い句だが読み返してみて意外性と新鮮さ、改めて見直した次第。
89 なまこ壁続く蔵町石蕗の花 (弥生さん) 4 ◎てつを
なまこ壁のことを知り句にも挑戦したがうまくいかない。つい浮いてしまう。実際を見ていないからかも知れない。蔵町と石路の花、落ち着いた古風な風景が目に見えるようだ。心に残る句だ。
ナチーサンさん、ありがとうございます。
55 蜜柑剥く夫花びらの形に剥く (ヨシ)
毎年、有田みかんを食べます。
私は小さめの蜜柑が好きで、まず半分に割って大胆に皮を剥き2口で食べます。有田食いとか言われているらしいですね。
夫は必ず丁寧にお花の形に剥いて食べます。それが男女逆転やん!と思って面白くて句にしました。
ナチーサンさんも、良いお年をお迎え下さいね。
6月 蛍火の向うに父の大工小屋 (ヨシ)
アイビーさん、お纏めありがとうございます。
その月も特選にいただきましたが、涙が出ます。
蛍火が滲んでまいります。
7月の二句も大好きです。
かをりさん、ありがとうございます。めちゃめちゃ嬉しいです。
この句には大工小屋の情景と私の義父に対する色々な思いを込めています。
何か通ずるものを感じ取って頂きありがとうございます。
17音の俳句ではストーリー性のある大河ドラマは無理でしょうが、何か始まりそうな予感と言いますか、雄渾なドラマの一場面を切り取ったような俳句は稀に見ます。今年の中日俳壇の年間最優秀句2句もストーリー性がありました。かをりさんのご推奨のヨシさんの句も然り。と、言ってつくろうとして出来るものでもありませんが。
昨日の嚶鳴庵へお越しのみなさん、ありがとうございました。小学生のはやぶさ君もはやぶさ君のパパもありがとうございました。
今年も日程どおりに開催することができ、ほっとしています。少し個人的なことを・・・
何も知らない私に、一から俳句を教えてくださった常滑の吉田ひろし先生が11月に亡くなられました。いつかはこういう日が来る
とは思いつつ、ついにそのときが・・・俳句の指針を失ったようで淋しい気持ちでいっぱいです。30年以上お世話になりました。
日溜りのようなあたたかい人でした。89歳でした。本当に気持ちが萎えます。冥福を祈ることしかできません。
紅白歌合戦50回出場の北島三郎が、「つらいことがあっても12月31日は来る」と言っていました。
来年は、平和な一年でありますよう、祈念しています。どうぞよいお年をお迎えください。
追伸、来年の4月からの予定は決まり次第お伝えしていきますので、よろしくお願いします。
管理人さん、昨日の句会のおたずねに返信できなくて申しわけありませんでした。
吉田先生のご逝去 数え日を待たず旅立ち急ぐとは
半田文協主催の俳句大会に選者としておいで頂いた吉田先生の逝去 心からお悼みいたします。
鯉江一童子先生とともに常滑市の俳句界を背負っていて、温厚な性格を映して静かな句、分かりやすい句を慎重に選ばれているなあという思いを持ちました。 奇抜で仰天するような句ははじかれていたので、小生の句は拾って頂けなかったですが、大会で常勝の方も入賞していなかったのは痛快でした。 半田市は榊原二象先生、榎本黙子先生、高須のぶを先生、武豊町では大石硯司先生などの大御所が既に鬼籍に入ってしまってます。
素晴らしい先生方の逝去 南無阿弥陀仏です。
昨日はありがとうございました。
はやぶさ君は皆優しかった!
最後のお菓子が美味しかった!と喜んでおりました。
昨日の句会にいらっしゃった皆様、温かく見守って下さりありがとうございました。
ABCヒロさんの大切なお方が亡くなられたとの事でご冥福をお祈り致します。
吉田ひろし先生が亡くなられていたのですか。立派な人格者であられました。ご冥福をお祈りします。
明日の29日から明けて1月3日まで、俳句三択クイズを再開します。クイズに参加される方自体は少ないのですが、読者は結構いますので再開することとします。
9 雑炊の豊かな香り啜りつつ
雑炊と言えばあまり良い思い出はありません。戦中戦後の都会は配給制でコメを食い延ばすためとの戦いでした。お粥、雑炊で
腹を満たしたものです。雑炊の主役は南瓜、サツマイモ。七歳の育ち盛りの子供の容赦ないおねだりに親は切ない思いをしたこと
と思います。お菓子など甘いものも無く砂糖水が精いっぱい。おかげで虫歯がなく8020で市から賞状とトロフィを頂きました。医
師からは9020に挑戦するよう言われましたが果たして寿命が持つか。具沢山の雑炊を啜りながら感無量に浸っています。
39 年満つや終のお骨の喉仏 ・・・季語をアイビーさんのアドバイスで替えました。 冬菊や終のお骨の喉仏
年子の妹が10月に持病のため84歳で他界しました。神戸ですのでしばらくコロナの影響もあり東京に住む弟と神戸での再会が果
たせませんでした。19歳で田舎を出た後は大阪で10歳上の人と結婚、離婚したり自由な生活をしたので悔いのない人生だったので
は。晩年は一人娘とも別居、愛犬とも過ごせない寂しい独り暮らしだったようです。丸顔が母親の細面とそっくりな遺体に驚きま
した。焼却場で骨になった後、最後に娘が喉仏と称する小さい骨を挟み壺に収めたのが印象的でした。
54 虎落笛歌姫昭和の歌を吐く 1
私たち昭和二桁組は同世代の美空ひばりと共に育ちました。この度テレビで特集が組まれ東京ドームでのひばりの最後の姿が放
映されました。裏話を知っていましたので体を庇いながらも堂々と歌い上げるひばりの姿に感動しました。「歌を吐く」は実感で
す。この度作家の五木寛之氏が「文藝春秋」から「昭和のうた万葉集」を発刊すると公表されました。著名な作詞作曲者など音楽
関係者の選曲とのことですが一般の参加は?です。月2回の我が「サロン8」で歌う歌が選ばれるか楽しみです。故郷の漁村で良く
歌ったバタヤンの「帰り船」など期待大です。
83 屑籠に師走の芥放り込む 3
最近「身近なことをわかりやすく」と「季語の斡旋を」テーマに句づくりに心掛けています。この句は前者ですがちょっと粗雑
なような気もしないわけではありません。でもこの句の方が素直に表現できている気もします。
103 冬萌や孫より下がるスニーカー 1
スニーカーの譲り主孫娘は今高校の受験勉強の真っ最中、先日何と年賀状の依頼を。本来なら祖母の他界で喪中はがきだが子供と
いう事で年賀に。パソコンとソフトを駆使20枚ほど協力しました。甘いかな、この爺。
今日クリスマスイブは家内の生誕日、朝から恒例の「ご愁傷様」のコール。我が家の足である車の免許更新の岐路にある家内、運
転には昔から自信を持っていましたが。義母の死で4世代が3世代に、寂くなりました。
5年後の半田の山車祭りには孫娘の介添えであのスニーカーで出かける所存。その節はよろしくお願いいたします。
ナチ―サンさんの自句自解、興味深く拝見しました。ひとつお願いがあります。それは改行の仕方がおかしいので、折角の投稿が読みづらいのです。投稿をする前に、まずワープロでベタで打っておいて、しかる後に全文をコピペして投稿するやり方をお勧めします。
鑑賞その4で、和談の2句のを取り上げられ、有り難うございます。
齢草について、小春日和と菊の季重なりを避けるため、敢えて齢草を用いてみました。
季語集を見ても季語としては見当たらず、重季は避けられるのではないかと思ったからです。でも菊の別名には変わりないし・・・。しかし、あまり知られていないあだ名?だからそんなに重くはなさそうだし・・・。でもこんな使い方は誤りなのか知りたいとの思いもあり、恐る恐る投句した次第です。
アイビーさんは、私のこんな気持ちを見抜いてのご指摘だろうと感謝です。
お気持ちはよく分かりますが、実態は菊そのものですからねえ。季重なりは大先生と呼ばれる先生方は一向に気になさらずに使っておられます。大先生ならOKで、我々はNGというのは納得できませんね。ただ、小春が冬の季語、菊が秋の季語と季違えの季重なりは避けた方が無難でしょう。