7月のみんなのネット俳句会は、管理人の白内障の手術と日程が重なるため、中止します。楽しみにしていた方には申し訳ありません。8月句会は8月5日開幕です。奮って投句願います。
6月句会の互選結果の記事のピン留を解除しました。ご覧になりたい方は、no,5695の記事までスクロールしてください。
第1問 C
第2問 C
第3問 C
第4問 B
※ヒント活用率 25%
第4問 Cかも。
※先回の長閑(のどか)確認しました。有り難うございました。
30日の正解 ①―A ②―C ③―C ④―A 亀は季語ではありませんが、「のどかさよ」が季語です。というわけでえっちゃんあらさん、尾花さん、ヨシさん、ナチ―サンさんがパーフェクト。つまり全員がパーフェクト。まいった。
第1問 眠さうに暖かさうに観世音 星野椿
第2問 うららかや鯉太らせて濁る水 今井肖子
第3問 四万十の亀と生まれてのどかさよ 正木ゆう子
第4問 爪切つて手足さみしき目借時 鷹羽狩行
30日の俳句三択クイズ
お遊びの俳句三択クイズです。下記の設問の伏字のところに当てはまる言葉を三つの候補の中から選んで下さい。正解は明日の掲示板。
第1問 【①】暖かさうに観世音 星野椿
A眠さうに B慈悲深く C笑みうかべ
第2問 うららかや【②】濁る水 今井肖子
Aざりがに跳ねて B波紋広ごり C鯉太らせて
第3問 四万十の【③】と生まれてのどかさよ 正木ゆう子
A鰻 B鯉 C亀
第4問 爪切つて手足【④】目借時 鷹羽狩行
Aさみしき Bうれしき Cたのしき
ヒント①うーん、そう見えなくもない ②45キロという記録あり ③俳人は鳴かせます ④さっぱりしたけどど
1.A
2.C
3.C
4.A
今日もヒントを頼りに。
1―A
2―C
3―C
4―A
これでお願いします。
29日の正解 ①―C ②―A ③―A ④―B 前シリーズの好調を持続している尾花さん、見事パーフェクト。皆さん、第1問で躓きました。
第1問 客間とは誰もゐぬ部屋春の昼 片山由美子
第2問 ねむる子に北の春暁すみれ色 成田千空
第3問 にはとりのすこしとんだる春の暮 今井杏太郎
第4問 時計屋の時計春の夜どれがほんと 久保田万太郎
一番A 二番C 三番C 四番A お願いします🙇⤵️
29日の俳句三択クイズ
お遊びの俳句三択クイズです。下記の設問の伏字のところに当てはまる言葉を三つの候補の中から選んで下さい。正解は明日の掲示板。
第1問 客間とは【①】部屋春の昼 片山由美子
A花活ける B物を置く C誰もゐぬ
第2問 ねむる子に北の春暁【②】 成田千空
Aすみれ色 B赤々と C白々と
第3問 にはとりの【③】春の暮 今井杏太郎
Aすこしとんだる B餌をついばむ C卵を産みし
第4問 【④】春の夜どれがほんと 久保田万太郎
A地下街の出口 B時計屋の時計 C相場師のグラフ
ヒント①普段は使わない ②青にも赤にも見える ③鳥だったんだね ④昔は進んだり遅れたり
1.B
2.A
3.A
4.B
今日も晴れです。プランターに花を植えます(^∇^)
三択クイズに挑戦!
1-C
2-A
3-A
4-B
これでお願いします。
三択クイズ初参加です。
第1問 B
Aと迷いましたが、Aだと付き過ぎかなあ。
第2問 A
第3問 A
第4問 B
よろしくお願いします。
一番B 二番A 三番A 四番B 宜しくお願いします🙇⤵️
3月句会の互選結果の記事はピン留めを解除しました。ご覧になりたい方はno.3307の記事までスクロールして下さい。
明日の29日はプロ野球の開幕です。もうひとつ始まるものがあります。当掲示板名物の「俳句三択クイズ」も明日29日開幕です。
高校野球も大詰め。山梨学院が負けたので春連覇は消えた。東北1、関東2、近畿1の準決勝、明後日に。
大阪桐蔭を破った昨年の準優勝報徳学園が優勝すれば惜敗した名電は準優勝の価値ありと思うが如何。
プロ野球開幕!
ドラゴンズの大方の予想はBクラス、何とか予想を覆がえしてほしいもの。巨人の大勢も復帰の兆し。
大相撲
待望の日本人横綱の兆しが見えて来た。今年の後4場所で何とか目星をつけてほしいもの。
そして
「俳句三択クイズ」
楽しみにしていました。お手柔らかにお願いします。
26 鶴引くを見守るがごと汀子句碑 (森野さん) 1
汀子と鶴の関わりは解らないが恐らく多くの鶴の句を残しているんでしょう。句碑の前に立って作者は改めて思いを巡らせこの句に出会ったんでしょう。この句から場所や風景も浮かんで来ます。句碑の句を知りたいものです。
51 啓蟄や水琴窟へ寄せる耳 (弥生さん) 3
不思議な世界ですね水琴窟は。耳を澄ますと別世界へと誘われます。傍に寄るだけでは飽き足らず耳を寄せたくなります。ただ季語に啓蟄を配したのが非凡。この季語が最適かどうか私には解らない。知りたい。
82 ミモザ咲く叱り上手な修道女 (玉虫さん) 6 ◎森野
季語を上手く活用した好感を持てる句です。中七が良いですね。おそらく厳しいベテランでしょうが初心者の扱いはお手のもの、硬軟織り交ぜて。ただミモザ咲くが夏季の季語のようですので今回は戴きませんでした。
96 陶狸淡雪暫し憩はせて (力丸さん) 1
徳利片手に太腹を突き出している大狸、怖いイメージは無く愛嬌すら感じます。その狸に淡雪が、暫しの逢瀬です。束の間の別れ、狸さんも心残りでしょうが一時の宿を借りたお雪さんも未練でしょう。また来年ねと。
102 矢ふすまに雑兵のこゑ鳥曇 (かをりさん)
座五が効いてますね。戦国時代の普段は農耕にいそしんでいる男たちが戦の度に徴収され前線に駆り出され命を晒す。雑兵の悲しさ。悲哀の象徴です。今世でも多くの傭兵たちが戦線に駆り出され銃弾に倒れています。ほとんどは個人的な恨みが無い者同士です。この世に戦が絶えないのは生き物(植物や微生物も)は種族保存と環境へのバランスをとるための必要悪なのでしょうか。
113 剪定や枝張り舞の所作に似て (てつをさん) 1
言われてみると確かに。舞の所作に似ています。枝張りは環境に適応するための自然の営みと思いますが剪定により人間の意図が加わり余分な枝が切り落とされその結果更に「舞の所作」と作者が感じ入る枝張りに落ち着いた。その思いを切り取った稀有な作品。剪定も作者の作品かも。
おをりさんへ
「二度美味しい歌」ですか。最高の誉め言葉ですね。いずれにしても一筋縄ではいかないのがかをり流。この持ち味は貴重な存在です。これからもよろしく。
ダイアナさんへ
角川の季寄せなど私の複数の季語におじぎそう(含羞草・ミモザ)として夏季になっていましたので当季雑詠から外れると思っただけのことです。この季寄せ昭和60年初版ですし青樹歳時記は57年初版です。このことと作品の価値は全く無縁です。この際歳時記買い替えも視野におきます。
花ミモザ、ミモザ咲く、どちらも春の季語です。ダイアナさんのご指摘の通りだと思います。
ミモザは春の季語で傍題は、花ミモザ、と私の角川の歳時記にありす。例句にミモザ咲き、と上五にあるので、82のミモザ咲く、は春の季語だと思うのですが。どうでしょう?
ナチーサンさん、鑑賞ありがとうございます。
冬の松本城は足が冷たく、私も足軽の気分で読みました。
矢ふすまに雑兵のこゑ鳥曇 ドローンあやつる少年の笑み
歌会で3番手に選ばれました。主宰から二度美味しい歌と意味深コメントでした。
82 ミモザ咲く叱り上手な修道女 (玉虫さん)
中世の現代にの色を塗った感じ。艶のある物語の句、いつか詠みたい句とはこれですね。
アイビーの俳句鑑賞 その4
内裏雛ボーンチャイナの玉の肌 (ダイアナ)
ボーンチャイナとは製陶原料に牛の骨灰を混ぜて焼成した陶器で、同じ白でも質感と温かみのある白が特徴。お雛様の白い肌をボーンチャイナに肌理に喩えた。ちょっと思いつかない意外な取り合わせだが、言われてみればなるほどと首肯される。しっかりした写生あればこその比喩だろう。
廻り来る3.11凍返る (ナチーサン)
東日本大地震は2011年のこと。もう13年経ったかというのが正直な感懐だ。しかし、その爪痕はあまりにも大きく、今なお故郷に帰れない人々。今年もあの3・11が巡り来た。季語の「凍返る」が利いている。「廻り来る」は「めぐりくる」と読みたい。
敷島の春は西からひろひろと (かをり)
敷島は我が国の古称。句意は春は西の方からやって来るという、ただそれだけの意味だが、「ひろひろ」と擬態語を使ったところがこの作者一流の感性。「ふわふわ」でも「ほかほか」でもなく、あくまで「ひろひろ」なのだ。これが分からない人は、かをりワールドへのパスポートが得られない。
たんたんと進む葬儀や寒戻る (力丸)
かつて葬式といえば地域社会が総出で営むのが常だった。最近は葬儀社に一切お任せのスタイルが殆んどだ。隣組でやっていた時代の事を思えば格段にシステム化され、スマートに進行する。言葉は悪いが、ベルトコンベアに乗ってれば事は終わってしまう。かくて葬式は滞りなく終了したが、折からの寒の戻りが一入身にこたえる。作者の意図はどうあれ、現代の社会に対する文明批評にもなっている。
雛祭り母の温もり伊賀饅や (無点)
惜しくも無点となったが作者の意図はよく分かる句だ。座五に切れ字の「や」を置くのは事例が無いこともないが、一般的ではない。俳句の坐りが悪いような気がする。こういう場合は、語順を変えて見るのも一つの方法だ。伊賀饅に母の温もり雛祭
別ルート辿り眼福花ミモザ (無点)
カーナビの指示する道とは違う道を行ったため、思いがけずモミザの黄色い花が見事に咲いているのに出合わせた。この感動を句にしたが、惜しくも無点となった。欠点というほどの欠点は思い当たらないが、強いて言えば「眼福」が句を重くしているような気がする。思い切って軽いタッチで詠んでみると カーナビの教へぬ道に花ミモザ
アイビーの俳句鑑賞、完
かをりさんの句
敷島の春は西からひろひろと(かをりさん)
「ひろひろと」という措辞が素敵で心に残るのですが、その意味を説明できなくて、辞書にも載ってないし、最後まで迷ったあげく捨てがたく選句させていただきました。 アイビーさんの鑑賞『あくまで「ひろひろ」なのだ』ときっぱり言われると「あーそれでいいんだ!」と納得しました。
今朝(27日)の天気図を見ていて、低気圧の前線がずっと東へ去り、西から高気圧が日本列島をあまねく覆い、暖かそうな天気図。これを見て「ひろひろ」はこのようなことかな? と思い一人合点しております。素敵な句をいただきました。
アイビーさん、ほめすぎですよ。
敷島の春は西からひろひろと 韓国の陰青と知らざり
と77読みましたが、どうも敷島と韓国(からくに)と気持ちが分散してしまいました。
雛祭り母の温もり伊賀饅や (無点) 雛の膳煮しめに母の割烹着 かをり
この無点句をとりあげたアイビーさんの慧眼。常に母は偉いのです。母の温もりは色々できます。
追記 尾花さん、「ひろひろ」は春の大地の広がりとか風の緩やかさ(等圧線の幅もそうですね)、花、蝶のひらひらとか、記憶の潜在意識にぽっとでたオノマトペ。
オノマトペはありきたりだと逆に難しいですね。
オノマトペプラス「と」で落ち着きます。 後はお好みの季語を入れれば・・・
今日の私は てつてつと教材を編む菜種梅雨 かをり
アイビーの俳句鑑賞 その3
恋バナは盛った者勝ち桜餅 (弥生)
昔の恋愛を肴に会話が盛り上がっている。この手の話は尾鰭がついて大袈裟なぐらいが面白い。聞く方も座興と分っているし、傷つく人は誰もいない。その辺の機微を詠んだが、季語の桜餅とあっている。流行語風に「恋バナ」としたが、「恋バナ」が広く定着した言葉なら問題は無いが。未成熟の言葉を安易に使うと、俳句が直ぐに陳腐化するリスクがあるのだが。
故郷は墨絵の世界なごり雪 (ちとせ)
なごり雪だから季節は春、重苦しい陰鬱な空から降ってくる白い雪、色を失ったモノトーンの景色を作者は「墨絵の世界」と表現した。言い得て妙、説得力のある形容だ。ちとせさんの故郷を存じ上げないが、温暖な知多半島に住む私には、ちょっと思いが至らない。音も無く降り続く雪、墨絵のような音のない世界が広がる。風姿のよい句になった。
待ちわびし風をとらえて鶴帰る (森野)
森野さんは、掲句のほかにも引鶴の句を投句されたが、鶴の飛来地として知られる鹿児島県の出水かどこかで、実際に鶴を観察されたのだろう。上五、中七の「待ちわびし風をとらえて」は、実際にその場にいた人でなければ出てこない。観察者の強みだろう。臨場感にあふれ、説得力の一句で、私が特選にいただいた。
半眼の花粉症めく御大仏 (にゃんこ)
大仏にしても仏像にしても目は半眼に開いている。諸仏は瞑想に耽るため半眼にしているのだが、なんと花粉症と結び付けた。そう言われればそう見えなくもないから不思議だ。意外性となるほど感。身辺の誰も気づかないところでアイデアが閃く。それには常にアンテナを張りめぐらせていなければならない。大いに見習いたいものだ。
研修のベトナム人や麦青む (ヨシ)
コンビニや製造工場、最近は病院や介護施設などでも外国人の労働者をよく見かける。掲句の場合はベトナム人だが、一概にベトナムの人はひたむきでやる気があるという評価が定着している。かつての日本人がそうであったように。発展途上のベトナムの心意気に麦青むが適っている。
天命を生き抜く覚悟蜷の道 (てつを)
蜷は川に棲む細長い巻貝で、川底を移動する時に筋がつく。それを蜷の道と言い、俳句の句材によくされる。上五、中七の「天命を生き抜く覚悟」は勿論、蜷のことではなく作者自身の人生観を言っているのは明らかだ。「蜷の道」は「道」というワードが入るので、人の生き方に重ねて、掲句のように比喩的に使われる場合が多い。
電車バス乗り継いで行く大試験 (無点)
この時期、受験生は大変だ。掲句は惜しくも無点になったが、その辺りの受験生の苦労を、移動手段にスポットを当てた。その通りだが、電車とバスを乗り継ぐのは当たり前といえば当たり前で、読み手にはいま一つピンと来なかったのではなかろうか。別の観点から、例えば受験生の一寸したルーテインとか、お守りとかを描写すればよかったかも。
以下次号、不定期掲載。
恋すてふひよいと咥える桜餅 かをり
アイビーさんの鑑賞いいですねえ。
恋バナは俳句ではあれですけど、弥生さんが女子なら、こんな感じではないでしょうか。
渋いお茶と捨てたものの話など。
アイビーさん
鑑賞ありがとうございます。
今年は花粉症で2月の半ばごろから目がしょぼしょぼしていました。
ずっと外におられる方は大変だと思います。