清記&選句
5月句会の清記一覧を発表します。投句された方は速やかに選句に入って下さい。
投句者は、えっちゃんあら、コビトカバ、ラガーシャツ、森野、弥生、ABCヒロ、夏蕨、ちとせ、ふうりん、ヨヨ、尾花、にゃんこ、和談、てつを、楽、ヨシ、ダイアナ、玉虫、ナチーサン、茶々、アイビー、板波の22名。(▼は選句済み)
選句要領
1 選句期間 5月11日(日)~5月13日(火)
2 選句数 8句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法 句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表 5月14日(水)
5 投句に参加しない方も選句することも出来ます。投句者全員の選句が終わっても、スケジュールの前倒しは行いません。
5月度みんなのネット俳句会清記一覧
1 万博へ値上り他所に皐月旅
2 新樹陰ブラスバンドの通りけり
3 別腹の珈琲ゼリー夏来る
4 愛されて我は育ちぬ子供の日
5 鳴りそうで鳴らぬ草笛初恋歌
6 そよ風のペダル漕ぐや柿若葉
7 豪快に風呑み下す鯉幟
8 試飲して衝動買いの新茶かな
9 アンネてふ大府育ちの薔薇二輪
10 青嵐ガラガラ唸る竹林
11 菖蒲湯に漬かりて唸る投句の句
12 初めての句会春潮に乗る気分
13 道中(みちなか)に飛べぬ野鳩や愛鳥日
14 鯉のぼり抱くたびに嬰重くなる
15 黒南風や老眼来たとぼやく友
16 藤垂るる終日風は紫に
17 神社横ペダル踏み込む花吹雪
18 開ききる牡丹に雨の月曜日
19 甲斐の宿武者人形に迎えられ
20 農業の苦労を学ぶ子どもの日
21 ゆたゆたと昇る乙女座春の宵
22 藤棚に老婆三人爆笑す
23 薔薇咲いてその白妙といふ白さ
24 蝶結び達成したる子供の日
25 鶴が追ふ機械起しや早苗月
26 見上ぐれば今咲き初むる花水木
27 破水せし娘乗せ深夜の代田道
28 新調の切子のグラス夏来る
29 筍の茹であがる香や夕刊来
30 柿若葉けふも予定の一つあり
31 風薫る漸く『山廬』訪ねられ
32 ゴンドラを降りて松蝉耳に先ず
33 妻の目の気になりつつも豆の飯
34 のんびりとテレビ三昧山笑ふ
35 子どもの日爺は福本清三に
36 廃屋の蔦の青さよ初夏の風
37 支持率は低下憲法記念の日
38 逝く春のにじむ彩りそのままに
39 汗の味涙の味を知る試合
40 花みかん香をのせ斜面すべる風
41 春眠や読経たゆたふ百カ日
42 身延山山門にへたり山笑う
43 万博のガイドブックや夏に入る
44 メーデーの帰りならんか家族連れ
45 福願ひ猫と頬張る柏餅
46 夏立つやリハビリ室のオルゴール
47 屋根だけが見えて若葉に埋まる宿
48 病持つ娘無事出産みどりの日
49 蚕豆のこれっぽっちを茹で上げて
50 行事踏むのこったのこった夏場所
51 母の日や八十路の母は幼き娘
52 単線は地平線まで麦の秋
53 子供の日目高ポロポロ卵産み
54 園児らの元気届けし若葉風
55 余花愛でて妻と歩きし上野城
56 庭下駄の鼻緒の緩み芝青む
57 献立を一品増やす子どもの日
58 あの恋は桜散る間に天国へ
59 車窓より山藤見しと来たる人
60 二年目のナース奔走青嵐
61 春一番吹かで異国の黄砂降る
62 豪商の土間通り過ぐ若葉風
63 新緑の道は快適ハイウエイ
64 メッシュフェンスは木香薔薇のためにある
65 鯖寿司や京の河原にふたりして
66 鈴なりの豌豆蔓を絡ませて
67 書に倦みて目をやる庭の樫落葉
68 鬣(たてがみ)を三つ編みされて祭り馬
69 野菜屑鳥啄む遅日かな
70 ゼッケンのある子と無い子青葉風
71 歳時記を閉ぢて新茶を淹れかへむ
72 真っ直ぐに生きる喜び燕子花
73 街燈の灯に透き若葉なほ淡し
74 味伸ばす仔犬とベンチ柿若葉
75 舫綱絡め甲烏賊目の当たり
76 鯉幟揚げてやりたやガザの空
77 青空へポプラ並木の新樹光
78 首夏の風うけて窓辺の読書かな
79 春深し居場所探しの綿毛旅
80 生涯に二度の万博夏近し
81 汗の味涙の味を知る試合
82 傘雨忌や寂しきときは句を詠みぬ
83 早や五月飛び去る如き日数かな
84 この家に住める限りと草を引く
85 裏庭のヒトツバタゴや銀世界
86 スタッフと麦茶分け合ふ風呂介助
87 民守り国を治める五月三日
88 米の値の騰がりに騰がる春の暮
89 鯉のぼり逆さ吊りするパリジェンヌ
90 蝸牛好きと苦手の中間点
91 高空を尾で打ってをり鯉幟
92 ごめんねと言へぬ夕餉の豆ごはん
93 卯の花や傘の雨音連れて行く
94 新茶淹れ策練り直す日曜日
95 柿若葉水場の花の水替えし
96 庭のもの眺めつ受くる風炉点前
97 精密に小さな巣を張る小さな蜘蛛
98 置かれたる筍メモの走り書き
99 小流れに白眩しきやカラー群れ
100 酒肴とて筍来るやお裾分け
101 真つ黒に灼かれた心黴の花
102 無風てふ風のありけり藤の花
103 あをあをと騒ぐは風か木々の葉か
104 この国はこの子に託そ菖蒲風呂
105 「爪切り」も長き道連れ昭和の日
106 雛罌粟(ひなげし)の一つ揺れれば百花揺れ
107 靴揃へ上がる古民家柿若葉
108 抱卵の烏は人を威嚇せり
109 新緑に句碑は包まれ下部かな
110 曼陀羅寺頬に触れゆく藤の波
間違いその他不都合な点をご連絡下さい。
管理人さん、割り込みます。なにとぞお許しください。
嚶鳴庵俳句教室は明日です。吟行会です。吟行句と当季雑詠の合計5句を12時50分までに提出してください。(組み合わせは
自由です) みんなで初冬の聚楽園公園を楽しめたらと思い計画しました。
講師は、11時~11時30分頃まで、大仏さん前にいますのでわからないことがあれば、きいてください。
駐車場は8時30分に開きます。早めに来て、散策を兼ねて句を作るのも楽しいと思います。
昼食は各自でお願いします。どんな句に出合えるか、楽しみです。それでは、明日お目にかかりましょう。
一度でも参加した人は分かっていると思いますが、初めての方はよく分からないかも知れません。聚楽園の大仏さんのある公園で、見どころの多いところです。そこで吟行したのち、句会場の嚶鳴庵(公園敷地内の北部)に移って句会を行います。句会終了後、お抹茶をいただきます。参加費550円。肩の凝らない和気藹藹の句会ですので、私も参加させていただきます。
にゃんこです。
お世話になります。
取りまとめお疲れさまでした。
35ではなく、34を選んでいます。
見落としてました。すみません。
再確認したところ私のミスでした。訂正してお詫びします。今月2件目のミスです。猛省します。
アイビーさんからお誘いを受け、初めてネット俳句会に参加しました。
俳句はやはり難しいですね。でも、作句するのも、皆さんの句を読ませていただくのも、とても楽しかったです。
選んだ句について、コメントします。
19 富士山を揺らして零余子蔓を引く(束束子)
「富士山」まで突き抜けた大袈裟さに、ユーモアを感じました。
23 大蕪の総身に甘み詰まりたる (てつを)
みずみずしい大蕪の重さと旬の味を感じます。
◎32 親指を骨に沿はせて鰯裂く (ふうりん)
鰯を手開きする指に伝わる冷たさと肉の感触。「命をいただく」という実感があります。
34 青空を次々離れ朴落葉 (ABCヒロ)
見上げるような木なのでしょう。大きな朴の葉が「青空を」「離れ」て落ちてくるという表現が好きです。
67 鶏頭の紅は謀叛の旗印 (アイビー)
赤い鶏頭の花は炎のようにもみえます。群れて咲く鶏頭に不穏な美しさを感じます。
77 上方は燃えるが如く寒昴 (ラガーシャツ)
上方(かみがた)と読みました。夜景を思いました。遠くみる賑やかな街の明るさを映す低い空と、上空の澄んだ夜空にまたたく昴の対比がよいと思いました。
115 燃え尽きるまでの仔細や秋夕焼 (きんつば)
刻々と変化していく空を思いました。
これからもよろしくお願いします。
19 富士山を揺らして零余子蔓を引く (束束子) 6 にゃんこ、玉虫、◎きんつば、ナチ―サン、てつを
きんつばさんに特選を頂いたほか4名の方々に選をして貰い、辛うじて零点を免れることが出来ました。ありがとうございます。 「零余子飯が食べたいわ」と妻が言うものですから、近くの久米の森へと足を運びました。秋色にはまだ早くて、自然薯の葉が黄色く色づいていないので見つけ出すのに時間はかかりましたが、三角形の葉混みに足を止めて確認すると沢山の零余子。持って行った行楽用のビニールの敷物を丁寧に敷き終えて蔓を引くと「パラパラ」と大中小の零余子が敷物の上に落ちてくる。
少し高いところの物は小枝で叩き落とすが、それ以上の高い所は蔓を引きながら激しく揺さぶらねば落ちてこない。 というわけで蔓を引く。 そのたんびに「ゆっさ ゆっさ」と蔦叢は揺れ、樹林が揺れる。 そこで1句が浮かぶ。<久米山を揺らし零余子の蔓を引く> しかし久米山という山は地図上では無い。 それならば<久米の森揺らし零余子の蔓を引く> いや待てよ! そもそも「久米」という地名を誰が知っているのだろうか? と考えを巡らせながら更に「ゆっさ ゆっさ」
向こうに鈴鹿山脈が見えるから「鈴鹿嶺を揺らし・・・」 いや「伊吹山」ならどうかなあ まてよ
・・・・・・ と考えるうちに ついに「富士山」に到達した。 <富士山を揺らし零余子の蔓を引く>とすれば、どんな小さな山を持ってきて誰かが二番煎じの句を作っても「盗作だ」と主張できるな という結論に達したのである。
いい俳句、極め付きの句が多くの人を驚かすと、必ずそれを参考にし、誰かが関連句を作るので、「とどめを挿す」ような句でなければ勝てないのだ。
このような複雑な思考の末に出来上がったのがこの句です。 中部圏内の俳人が集まっているIT俳句会で「富士山」に共感してくれる方は少ないだろうと思ったのですが、5名の方に理解して頂いたのは嬉しかった。 ありがとうございます。
推敲の過程を公開していただき、ありがとうございました。
「富士山」まで突き抜けた大袈裟さに、ユーモアを感じました。
ありがとうございます。
久米→鈴鹿→伊吹→富士と嘘がどんどんエスカレートしていく過程がよく分かりました。嘘もこのくらいのスケールが欲しいですね。
11月句会は過去最多の24名の投句をいただき、無事に終了出来ました。厚く御礼を述べさせて頂きます。また何時ものように自句自解、感想等、活発な書き込みをお願いします。
弥生さん、この度はこの度はおめでとうございます。時間の問題で、要は早いか遅いかだけのことでした。
おはようございます。
とりわけ名句が並んだと思われる今回、多くの方に選んで頂き嬉しい限りです。
ありがとうございました。
秋を飛び越えて急に冬になってしまいました。
皆さま体調には十分気を付けてお過ごし下さい。
弥生
発表した互選結果に誤りがありましたので訂正します。ご迷惑をお掛けしました。発表記事は既に訂正しておりますます。
誤 65 柿落葉手に見てあれば愚図といふ (茜ヶ丘) 4 えっちゃんあら、玉虫、◎かをり、
正 65 柿落葉手に見てあれば愚図といふ (茜ヶ丘) 5 えっちゃんあら、玉虫、ダイアナ、◎かをり、
互選結果発表
11月句会の互選結果を発表します。トップは弥生さんの「冬用意」の句で10点でした。以下、6点句が玉虫さんの「日向ぼこ」、束束子さんの「零余子蔓」、アイビーの「鶏頭」の句が同点で並びました。さらに5点句には10句が並ぶという大激戦でした。
10点句 26 年毎に省略増える冬支度 (弥生)
6点句 14 付き合ふてくれる人なし日向ぼこ (玉虫)
6点句 19 富士山を揺らして零余子蔓を引く (束束子)
6点句 67 鶏頭の紅は謀叛の旗印 (アイビー)
個人別総合ではアイビーの18点がトップ、続いてきんつばさんが17点、茜ヶ丘さんが15点、弥生さんが14点と続きました。
11月度みんなのネット俳句会 互選結果一覧 特選2点、並選1点で計算。 5/11/13
1 発表を終えて秋天高々と (ダイアナ) 1 島桜子、
2 飴色に古りし荒櫛木の葉髪 (きんつば) 5 エミ、島桜子、◎ナチ―サン、茜ヶ丘、
3 色褪せしカヌー立て掛け秋惜しむ (弥生) 1 ラガーシャツ、
4 収穫の田面に残る稲穂の香 (ヨヨ) 1 ちとせ、
5 山粧う介護施設にネパール人 (ABCヒロ) 1 えっちゃんあら、
6 沖縄のシークワサ滋味は緑よし
7 郷里より特Aランクの今年米 (ふうりん) 3 ヨシ、◎アイビー、
8 腹立ちを鎮めるように落葉焚く (茜ヶ丘) 4 エミ、きんつば、ABCヒロ、てつを、
9 まだすこし言ひたりぬ母けふの月(えっちゃんあら) 3 森野、ふうりん、茜ヶ丘、
10 秋の蚊はとてもゆつくり近付いて
11 神無月伊予路の旅のプロペラ機 (尾花) 2 束束子、玉虫、
12 お十夜のぜんざい目当て講話聴く
13 冬来たるアラビアータや絶品なり
14 付き合ふてくれる人なし日向ぼこ (玉虫) 6 えっちゃん、ラガーシャツ、ふうりん、◎ABCヒロ、ヨヨ、
15 平和なる知覧にばった追いし子ら (森野) 2 弥生、尾花、
16 秋天の淡海ゆったり鷲の舞ふ (ちとせ) 2 森野、アイビー、
17 下校児の路はにぎやか石蕗の花 (にゃんこ) 3 ◎ちとせ、ふうりん
18 ドライブや紅葉衣のくねり道
19 富士山を揺らして零余子蔓を引く (束束子) 6 にゃんこ、玉虫、◎きんつば、ナチ―サン、てつを、
20 ベビーカー犬が服着る寒露かな
21 一対の懸崖菊の大枝垂れ
22 冬耕の父の猪首は湯気荒し (かをり) 1 ナチ―サン、
23 大蕪の総身に甘み詰まりたる (てつを) 3 にゃんこ、コビトカバ、ちとせ、
24 ままごとにをの子も混じり赤まんま (アイビー) 1 ヨシ、
25 新海苔にピカピカの艶有りにけり
26 年毎に省略増える冬支度 (弥生) 10 エミ、コビトカバ、森野、島桜子、ふうりん、ABCヒロ、かをり、和談、◎茜ヶ丘、
27 鈴鳴りて茶房の戸風冬隣 (ダイアナ) 1 茜ヶ丘、
28 七五三母の好みの柄にして
29 柿一つ残すや鳥はほくそ笑む (ヨヨ) 3 茶々、◎ふうりん
30 初紅葉遠く瀬音を聴きながら
31 裏側で戦い止まぬ冬近し
32 親指を骨に沿はせて鰯裂く (ふうりん) 5 ◎にゃんこ、尾花、◎玉虫、
33 さもなくば月光吠えよ闇の道(えっちゃんあら) 1 ヨヨ、
34 青空を次々離れ朴落葉 (ABCヒロ) 5 にゃんこ、弥生、きんつば、ダイアナ、和談、
35 御雉子山てふ狩場のなごり虚栗 (ちとせ) 1 ナチ―サン、
36 外カフェの椅子三席や冬ぬくし (尾花) 1 ダイアナ、
37 鵙翔つや町内一のスピーカー (束束子) 1 ヨシ、
38 ほろ苦き秋刀魚の腸の懐かしき (ナチーサン) 1 茶々、
39 厨の灯こぼれ狐の後ろ影 (玉虫) 2 ◎弥生、
40 園児らの声高らかに落葉踏む (森野) 2 茶々、ラガーシャツ、
41 凛として木守渋柿鴉舞う (茶々) 1 ヨヨ、
42 歳時記が今日立冬と騒ぎ居る (茜ヶ丘) 2 コビトカバ、ふうりん、
43 白薔薇の砂糖で炊ぐ新小豆 (ヨシ) 1 ふうりん、
44 あなた組みし裸火燵を点したり
45 湯船より先客の声今朝の冬 (アイビー) 1 ABCヒロ、
46 紅葉づれる先に散りゆく桜の葉
47 手繰り寄す昔昔や石蕗の花 (きんつば) 4 ヨシ、◎島桜子、かをり、
48 句作りの歩み留むや今朝の秋 (和談) 1 ヨヨ、
49 歳時記に付箋の数多秋深む (ABCヒロ) 2 かをり、てつを、
50 丁寧な医者の説明秋の虹 (弥生) 2 エミ、コビトカバ、
51 うんざりと顔に出ている大根引 (エミ) 1 てつを、
52 小春日や歳の離れた友出来て (コビトカバ) 4 ◎えっちゃんあら、尾花、玉虫、
53 寄り添いて雨月の道を傘一つ (ダイアナ) 3 茶々、えっちゃんあら、森野、
54 山車まつり果てて覚ゆる夜寒かな (アイビー) 5 ヨシ、ダイアナ、ヨヨ、◎和談、
55 三段目強くなれよと春を待つ
56 見惚れゐる空の赤さに秋を知る
57 冬空にタッチアンドゴーの練習機 (尾花) 1 束束子、
58 齧られし柿の転がる屋根の上 (ふうりん) 1 エミ、
59 冬浅し猫と目の合う硝子窓 (にゃんこ) 5 束束子、茶々、ちとせ、ラガーシャツ、ふうりん、
60 一人居のコスモス十を数へたり
61 ままごとの大人の会話秋日和 (きんつば) 3 森野、島桜子、ABCヒロ、
62 日を集め銀杏黃葉の散りし丘 (森野) 2 ダイアナ、和談、
63 冬の来るさまを遠見のちぎれ雲 (かをり) 3 ◎森野、尾花、
64 山茶花や垣根華やぐ古屋敷
65 柿落葉手に見てあれば愚図といふ (茜ヶ丘) 5 えっちゃんあら、玉虫、ダイアナ、◎かをり、
66 藤袴アサギマダラを呼び込みて
67 鶏頭の紅は謀叛の旗印 (アイビー) 6 ◎束束子、にゃんこ、尾花、ナチ―サン、てつを、
68 猪を見つ芦屋の坂のレストラン (ヨシ) 1 アイビー、
69 ゴッホなら今日の紅葉をどう描く (森野) 2 ◎ダイアナ、
70 しみじみと一世短し虎落笛 (玉虫) 1 きんつば、
71 認知症予防に俳句芭蕉の忌
72 秋鴉ハハハハと鳴きあざ笑う
73 ちょっと褒め脇芽をもらふ菊花展 (束束子) 1 玉虫、
74 変顔の写真ばかりや七五三 (弥生) 1 アイビー、
75 秋祭り回し呑みして逸りたる
76 今朝早く裏の八百屋に蕪の出て (コビトカバ) 1 ラガーシャツ、、
77 上方は燃えるが如く寒昴 (ラガーシャツ) 1 にゃんこ、
78 山に入る漢の料理きのこ汁 (ちとせ) 3 束束子、森野、茜ヶ丘、
79 切られけり深きに潜むさつまいも (てつを) 1 ヨヨ、
80 露の世に魔女を飛ばせしハロウィーン (尾花) 2 ◎ヨシ、
81 自然薯の長さほどなり悔やみごと (かをり) 5 弥生、ラガーシャツ、きんつば、アイビー、ナチ―サン、
82 どきどきの実験あとの青写真
83 灯台は直立不動鳥渡る (ABCヒロ) 2 和談、茜ヶ丘、
84 献体に馳せるを思ひや冬始め (ナチーサン) 2 ◎茶々、
85 酒臭きひよろつき鬼や秋祭 (ふうりん) 3 ◎コビトカバ、アイビー、
86 干上がりし魚道に這へる穴まどひ (茜ヶ丘) 2 束束子、尾花、
87 身に入むや娘嫁ぎし街の夜 (ダイアナ) 1 きんつば、
88 錦秋に暑さ増す日や猫欠伸
89 生くるには止まれぬ事情熊らにも (てつを) 5 ◎エミ、えっちゃんあら、◎ヨヨ、
90 石蕗やひっそり咲きし頑なに (和談) 1 えっちゃんあら、
91 秋天の下で輝く穂は黄金 (ヨヨ) 1 和談、
92 コスモスや辞めるのを止め背を正す
93 懐手犬に説教してるらし (玉虫) 3 ダイアナ、てつを、茜ヶ丘、
94 大熊手景気づけよと苦笑
95 お大事にと電話を切れば後の月
96 金色の甘薯バターと炊き込んで
97 神迎番手に剃りぬ祖父の髭
98 雨戸開け日差し目映し今朝の冬
99 海見える場所を選んで蜜柑狩り
100 ブギウギの陰は陽へと帰り花 (束束子) 2 茶々、かをり、
101 まだまだよ足りない補強竜の冬
102 真っ赤だね童もはしゃぐ秋夕日 (和談) 1 ちとせ、
103 幾万のコスモスなれどなみだかな(えっちゃんあら) 2 ちとせ、かをり、
104 貌かたちよきを選びて木の実独楽 (ABCヒロ) 1 コビトカバ、
105 湯気立てゝ頭皮目覚めるマッサージ (ふうりん) 1 エミ、
106 残り香のたゆたふ夕の藤袴
107 ブギウギはズキズキ楽し夜長かな (茶々) 1 アイビー、
108 犬の爪切つてけふより神無月 (尾花) 2 玉虫、かをり、
109 AIの功罪論議冬に入る (ナチーサン) 2 ヨシ、きんつば、
110 秋冷の飛騨の空突く槍穂高 (アイビー) 5 束束子、弥生、◎尾花、島桜子、
111 遠来の身内饒舌ひやおろし (ちとせ) 2 ◎ラガーシャツ、
112 半袖の闊歩する街冬隣り (茜ヶ丘) 2 ちとせ、和談、
113 フロントへ枯葉シヤツポに乗りて来る (てつを) 2 コビトカバ、ABCヒロ、
114 冬蝶の黃を踊らせる風のあり (森野) 1 弥生、
115 燃え尽きるまでの仔細や秋夕焼 (きんつば) 5 にゃんこ、島桜子、ABCヒロ、◎てつを、
116 爽やかや郵便受けまでの十歩
117 小春日やふとんは雲のやわらかさ (にゃんこ) 1 弥生、
118 立冬の厨に捜す蒸し茶碗 (玉虫) 1 ナチ―サン、
投句者・えっちゃんあら、束束子、コビトカバ、ラガーシャツ、ABCヒロ、森野、きんつば、尾花、エミ、弥生、和談、ヨヨ、ちとせ、アイビー、ヨシ、ふうりん、ダイアナ、ナチ―サン、かをり、てつを、茶々、玉虫、茜ケ丘、にゃんこ、の24名。島桜子(選句のみ)
間違い等、不都合があればご連絡下さい。
いい句が集まったから、現在のところ▲6名の誰にも拾ってもらってない。
もしかしたら今回は零点になっちまうかも。 えらいこっちゃ
私あ せっかちなもんで でへへへへ
また気の早いことを。始まったばかりですよ。
竜王戦藤井聡太竜王の3連勝を受けての第4戦、129手で藤井が挑戦者伊藤匠7段を破り防衛、八冠を守った。
この将棋投了後の手順の解説で最善手で10手程進めたが最終的に藤井の駒台には駒が残らない。確か第3戦でも又問題の永瀬拓矢王座との逆転の第4戦でも駒を使い切りきっちり詰めている。どこまで計算ずくめなのか。末恐ろしい天才が現れたもの。果たして最初にタイトルを奪うのは誰か。AIか。AIも味方にしてしまうほどの聡太、これから続く防衛戦から目が離せない。
まことに素人くさい感想ですが、プロの投了図を見て、これのどこが投了なのか、いつも不思議に思ってます。まだいくらでもチャンスがあるじゃないか、これからが勝負じゃないかといつも感じています。所詮、レベルが違うのですね。将棋はプロと素人の技量が隔絶しています。相撲もそう。野球にしたって、大谷の球を私が百回スウィングしたところで掠りもしないでしょう。俳句だけです、まぐれで傑作ができるのは。