◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
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季節の変わり目は
目薬が必要なくらい
視界がぼやけた
肩にカーディガンをかけて
chillyな夜明けを
一人で見つめ続けた 7年前
昔の男のことなんて
忘れてしまった方がいい
そう言って揶揄する友人達
あなたが悪戯に描いた
私の裸体の絵は
それでもなお憂いを帯びていた 5年前
新しい海にダイビングするように
真っ逆さまに落ちていった
若さだって思ってみたり
引きづる想いを無視しても
押し寄せる波があの頃の二人を
煌びやかに映しだした 3年前
紙切れのような恋だったと
燃やした振りをした 1年前
あなたとは確かに出逢って
そして恋をした
想い出に まだ
恋をし続けて いる
アルバイトでドラックストアの清掃の仕事をしていたのだが
今後は清掃の仕事はなくなるという
というわけで俺はレジ打ちとなった
パートのおばちゃんに付いて何時間か実習をした
横に付いてもらい実際にレジを通す
ポイントカードはお持ちですか
マイバックはお持ちですか
同じ商品はリピートを押せ
割引商品の場合は
野菜などを通す時は
豆腐、お肉、線香、化粧品は透明の袋に入れて
ビールは頭が4番のバーコードで読み取る
テープでいいですかの商品
商品券の処理の仕方
レジ袋に入れる時は固い物から柔らかい物へ
ありがとうございましたなにがしのお釣りになります
15番のアナウンスは釣銭切れの時に
クレジットカードの場合
ペイペイなど携帯決済の場合
焦ってパニックになる
なかなか声が出ない
いい歳とって(還暦過ぎだ)心のなかは泣きべそだ
パートのおばちゃんは親切丁寧に教えてくれる
自主レンがしたければ店長にいって
休みの日でも何時間か出てきてくれるそうだ
LINEの交換をした
妻にきょうあったことを話した
大変ですが何とかやってみます
夜、レジ打ちの夢をみた
三浦、横浜詩人会賞選考期間に入る為、下記の日程区間、いつもより評文が
少なくなる可能性があります。
7/1~7/4
7/15~7/18
7/29~8/1
ご賢察の上、よろしくお願い申し上げます。
光が光を追いかける
うっすらと点滅しながら
追いかける
光が光から逃げる
ゆっくりと息を吐く速さで
逃げていく
光が群れから離れ
翅を休ませている
すぐに光は群れへと戻る
誰かに呼ばれたからだろうか
光はまた何かを探し始める
それが美しいものとは限らないまま
眺めていないで、私も輪に入る
誰も逃げはしないけれど
誰も話しかけもしない
私に光はないからだ
けれど誰にも呼ばれたくない
私が光になれるまでは
此処にいて、連れ戻されたくない
このままじっと、光に混じって
一緒に空にのぼっていきたい
私は知っている
あれは星だよと
光に話しかけ、そして教える
貴方たちとは違うんだよと
よく似ているけれど
全然違うんだよと
光には私の言葉はわからないだろう
なぜなら言葉、それこそが私の光だからだ
それは私だけが発することの出来る光だからだ
光はそれでも空を目指す
私はそこへは一緒に行けない
光ではないからだ
光と同じ翅を持っていないからだ
私の中にある翅に、私自身が
まだ気付いていないからだ
私の光
名前を持つ光
他の誰とも違う光
別の光が呼んでいる
私を
私の名前を
強く引き寄せられる
まだ無口で、小さな光が
私の手の甲に触れる
帰りがけ、振り返っても
私にはもうわからない
さっきまでいたあの場所に見えるのが
星なのか光なのか
彼らもきっとそうなのだろう
遠くに見えるそれが光なのか
それとも他の何かなのか
わからない
自分たちのことでさえ
星なのか光なのか
美しいのか
そうでないのか
一際大きな二つの光が
群れから離れていくけれど
見送りながらも彼らは思うのだ
きっとまたすぐに
此処に戻って来るのだろうと
やがて結んだ手をゆっくりとほどきながら
もう一つの光は言った
雫みたいだね、と
その名の通り
彼の裸の頭は
ミュージシャン仲間では有名で
黒人はハゲない
という俗説を
賑やかに覆していた
「ヤツは柄にもなく頭を使い過ぎたのさ!」
そんなジョークさえ飛び交うしまつ
* EDDIE “CLEANHEAD” VINSON
頭の中をクリーンにして
ブルースを歌う
彼にとって人種の魂を歌う時
余念を捨て 髪を捨て(?)
頭をシンプルにする必要があったのだ
ハゲるに誠実な理由ではないか
痩身を直立不動にして
今日も歌う
アルトサックスも吹くが
まるでトウシロ(素人)のようなポーズ
歌う と 奏でる で
真面目に聴衆に
自分の音楽を並べてみせる
“GROOVE MERCHANT”
「お客さん いかが? どの曲もお買い得ですよ!」
* お前のお陰で
毛がなくなっちまった
毎日なでられ キスされ
すっかり すり切れた
髪などいらない
俺にはお前がいるぜ
夏はいい感じに日焼けして
女が俺を欲しがってるさ
あたしのツルツル・ダーリンはどこ?
―などと
ジョークにして歌ってしまう
( EVERYDAY I HAVE THE BLUES ) が
陽気に
抒情的に
彼の頭の中にある
髪の代わりに受け取った
ブルースパワーが常に
彼の頭の上にある
そのニックネームと共に―
* EDDI “CLEANHEAD” VINSON……テキサス州ヒューストン生まれ。
ジャズとブルースのクリーンな架け橋。
1988年 心臓発作で70歳没。
*「CLEANHEAD‘S BLUES」の歌詞一部対訳。
*******************************************************
明日、7月2日は、彼の命日。
「ハゲ」を調べたところ、ぎりぎり差別用語ではなく、放送禁止用語一覧にも掲載がありませんでした。
VINSON自身も自分の禿げ頭をネタに作曲し、レコーディングしているので、侮辱にはあたらないと判断、
作品として採用しました。「トウシロ」も同様です。
テッセンの花が咲いた
母が言う
けれどネットで調べたテッセンは
庭に咲いている花と
似ても似つかない
母が丹精込めて
手入れした庭は
ごちゃごちゃしている
植えている花も鉢植えも
ばらばら
寄せ植えなんか
めちゃくちゃ
色合わせも
バランスも
あったものじゃない
テッセンだという花は
ひょろり背が高く
空にのびて
まわりは背の低い花ばかり
異様に目立つ
もう少しバランス考えたら
言っても無駄だとわかっていても
一応、言ってみる
次はひまわりを植えようかな
聞こえなかったようだ
あの背の高い花は
本当はなんという名なのだろう
ありがとうっていえるひと
みんなにかんしゃのこころをもっている
ごめんなさいっていえるひと
わるいことをみとめるこころをもっている
がんばれっていえるひと
みんなをみとめるこころをもっている
すきだよっていえるひと
みんなにすきっていわれるこころをもっている
ありがとう ごめんなさい
がんばれ すきだよ
すなおなこころをもっているから
いえるんだよね
斎藤純ニ様、「光」に評をいただきありがとうございました。
まずこれをMY DEARに上げてよいものかどうか迷ったのですが、解釈はともかく言語的な意味だけは通っていると思えたので取り敢えず投稿させていただきました。
想定していた解釈とはちょっと違ったりするんですが、それはどうでも良くて「僕」の存在はともかく「君」という存在をもう一人の「僕」と捉えた解釈は見事といいますか、さすがあっぱれと唸りました。こういった自由な解釈が出来てしまうのが詩の本来の醍醐味のような気がします。
減圧に関しては確かに確かに、でもまあこの詩自体が息抜きみたいなものですから、と言って逃げてないで、風景描写みたいな遊びとかあると良かったかもしれませんね。ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。
齋藤様、「話し相手が欲しかったんだ」への評をありがとうございました。
書いた後に音読してるい時は、(自分では)軽やかに読んでいたので、ご指摘されてから改めて読んでみると…あ〜確かに。違う。このタイトルはズレてるかも。そんな気がして、早速、終盤の二連を書き換えました。
愉快な詩の世界を一緒に愉しんで頂けて、とても嬉しかったです!
今後も宜しくお願い致します!!
最近
歩き方を
忘れました
飛ぶことは
そもそも
できません
先日
人の褒め方を
教わりました
人を貶すことは
知らぬ間に
覚えていました
泳ぎ方は
知っていますが
泳いだことはありません
呼吸を
時々忘れます
恋と愛の違いが
分からないのは
人を好きになったことが
ないからかもしれません
二足歩行よりも
四足歩行が楽な時があります
何をし
何を覚え
何を忘れて
何のために
生きるのかは
知らないのに
今日も
しぶとく
生きている
僕は
僕だけど
僕ではない
ときどき
僕ではない僕が
僕になりすます
何年経っても
自分の携帯番号を
記憶できません
自分の名前を
すっかり
思い出せなくなりました
ですから
名乗れませんが
よろしくお願いします